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それでも生きる子供たちへ

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それでも生きる子供たちへ / オムニバス洋画

全体の平均評価点: (5点満点)

54

それでも生きる子供たちへ /オムニバス洋画

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「それでも生きる子供たちへ」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 “世界中の子供たちの窮状を救うため”というイタリアの女優マリア・グラツィア・クチノッタの呼びかけにユニセフと国連世界食糧計画が賛同、7ヵ国から7組8人の映画監督が参加し実現した社会派オムニバス・ドラマ。エミール・クストリッツァ、スパイク・リー、ジョン・ウーら世界的監督たちが、それぞれの国の子供たちの過酷な現実を独自の視点で描き出す。

「それでも生きる子供たちへ」 の作品情報

作品情報

製作年:

2005年

製作国:

イタリア/フランス

原題:

ALL THE INVISIBLE CHILDREN/LES ENFANTS I

「それでも生きる子供たちへ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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1〜 5件 / 全54件

玉石混合のオムニバス ネタバレ

投稿日:2008/01/12 レビュアー:parole

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

●『タンザ』メディ・カレフ
ルワンダの内戦を舞台とした作品で、ツチ族の反政府ゲリラに徴用されたタンザという少年が主人公の物語。一連のルワンダ虐殺事件では余り表に出ることがない反政府軍が主体であることに興味を感じたが、彼らもまた政府軍(つまりフツ族の一派)およびその傘下にある一般住民に対してテロリズムを行っているという事実を目の当たりにして改めて自分の認識の甘さを思い知らされた。

フツ族至上主義者が100万人とも言われるツチ族およびフツ族穏健派を殺害したことは批判と糾弾されるべきだとは思うが、ならはツチ族の反政府ゲリラが正義の天使たちかというと、簡単にそう言いきることができない側面もまたあるのだと思う。メディ・カレフがどちらの「陣営」に位置する人物なのかはわからないが、少なくともツチ族を赤裸様に悪し様には描いておらず、無垢な子供が結局は犠牲になってしまうと言う観点でしか描いてはいないので、恐らく中立的な人物なのだろうと思う。

●『ブルー・ジプシー』エミール・クストリッツァ
私が一番のお目当てにしていたパートで、予想通りのクストリッツァらしい楽しくもの悲しいパートだった。ファーストショットから『アンダーグラウンド』や『黒猫・白猫』でおなじみのジプシー・ミュージックが流されその軽快さに思わず体を揺らしてしまったし、主人公である少年が収監されている少年院のメンバーはこれまた他の作品同様のおかしみを感じさせるメンバーがおり大いに笑わせてもらったが、本作のテーマである被害者としての子供の視線も忘れることなくきちんと取り込まれており、まさに笑いあり涙ありと言った感の作品と言えるだろう。

●『アメリカのイエスの子ら』スパイク・リー
私が一番良いと思ったのはこのパート。湾岸戦争帰りの退役兵の父親といわゆる専業主婦である母親が共に麻薬中毒者でありHIVキャリアであることが示唆されている少女が主人公で、彼女自身もキャリアである疑いが強い。両親はジャンキーであることを子供にはひた隠しにしているが、学校ではそのことを指摘され更にはエイズ患者であるとして酷いいじめに遭う。しかし、両親は娘への愛情を絶やすことがないため、悲惨な状況に置かれた少女の物語であるにもかかわらず救いのようなものが感じられる。

少女は結局エイズ・キャリアの救済施設に入所するのだが、ここで行われるメンバーの自己紹介がとても感動的だ。皆いわゆるエイズ・ベイビーと呼ばれる子供のキャリアで、各々の境遇はそれぞれ悲痛なものなのだが、一様に自分経歴を淡々と語る。いよいよ主人公の少女の番になるが、それを語らせることなく正面からの彼女のフィックスで幕は閉じる。フィックスで捉えた真正面の表情の強度をまざまざと知らしめてくれる作品だった。

●『ビルーとジョアン』カティア・ルンド
サンパウロの貧民層に住む幼い兄妹の切ない物語。彼らがクズ拾いをして生計の一助としている様を描いた作品で、そんな境遇を特に悲嘆もせずに淡々と受け入れている兄妹の姿が悲しく切ない。

●『ジョナサン』ジョーダン・スコット/リドリー・スコット
クレジットではリドリーとジョーダンの父娘の共同監督となっているが、実質的には娘であるジョーダンの作品と推定される。5番目ということで疲れが出てきたせいもあったが、作品が余りに退屈だったため観ていてイライラのし通しだった。どうやらミュージック・ビデオが活動の主軸らしいが、その悪い側面ばかりがせり出してしまった酷い作品であったように思う。

●『チロ』ステファノ・ヴィネルッソ
ナポリの物盗り少年の物語。『ジョナサン』で一挙に疲れてしまったため、このパートもその影響を受け余り楽しむことができなかった。他の子供たちに比べ遙かに恵まれていると言うことも作品に集中できなかった原因だとも思う。ただし、ヴィトリオ・ストラーロの手なる撮影は非常に素晴らしく、良い意味での絵画的な映像を楽しむことはできた。絵柄、撮影の美しさはこのパートが一番だと思う。

●『桑桑と小猫』ジョン・ウー
アクション映画の監督として有名なジョン・ウーのパートだったため果たしてどうなるものかと不安だったが、それを見事に裏切ってくれるような力作だった。夫婦関係が不和な大金持ちの少女(桑桑)ともの拾いを生業とする老人と二人でバラックに住む少女(小猫)が主人公の物語で、桑桑が捨てたフランス人形を蝶番として二人の対比が描かれている。二人とも大変な美少女であり、設定や物語の進行があざとさを感じさせるほど露骨であるため泣かせの意図が赤裸様に感じられるのだが、微妙なバランスで収めているため許容範囲団と感じた。女房は大粒の涙を流していたし、恐らくこのパートが一番一般ウケすると思う。だからこそラストに持ってきたのだろう。

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世界は、繋がってる ネタバレ

投稿日:2008/01/04 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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私の勤務先に地域連携課なる全国の様々な組織とのパイプ役を果たすセクションが有り、その活動に映画の紹介も有る。この作品もポスターが待合室に飾って有り、興味を持った。因みに今は吉永小百合さんの「母べえ」が貼って有る。課長のセンス、恐るべし・・・(笑)。

内容はシリアスで、多くの啓示を指し示す社会派オムニバス。しかし、堅苦しさとは無縁なので、是非とも多くの人に見て欲しい。そして世界と私達は常に何処かで繋がってるのだ、と強く感じた。
更に映画好きなら是非見るべき、と思う。そんな能動的アクションを蜂起するに十分な資質も兼ね備える。

制作は「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」(普通は「イル・ポスティーノ」を紹介するだろ(笑)、イタリアの名花・Maria Grazia Cucinottaの提唱をUNICEFとWFPが賛同して完成。
7つのストーリを、7組の監督が綴った短編集。世界中の子ども達の陰惨な状況を描く為に、「陰と陽」とも言うべきメリハリの付いた構成で見易くなった。

「タンザ」
アフリカで問題視される少年兵がテーマ。ルワンダについては他の作品でも随分と取り上げられたが、この短編は演出が稚拙な点がチト辛い。映像のメリハリの無さは、最後のシーンで救われる。

「ブルー・ジプシー」
冒頭から頭をハンマーで殴られたかと思えば、次は一転してコメディ。此方は無駄な描写が少ない分、短編らしい適度に詰め込まれた作劇も楽しめる。シニカルさとアイロニーが巧みに交叉する好編。

「アメリカのイエスの子ら」
Spike Lee監督作、再びシリアス・モードへ。米国の闇を本作のテーマと重ね合わせた作品。流石に短時間で端的に語る術を心得てるが、逆にインパクト不足な気も。NHKの様な肌触りは意見が割れると思う。

「ビルーとジョアン」
期待外れな作品の次は、意外な拾い物。心に響く、と言う意味では一番かもしれない。監督は「CITY OF GOD」の、Katia Lundだが作風は真逆に近い。その対比も実に鮮烈で秀逸なのだ。

「ジョナサン」
Ridley Scott監督と、実娘のJordan Scottの共作。監督の手法に理解ある私は(笑)、存分に楽しめた。リアル感が全作品で最も薄いが、其処は熟知した演出の成せる技。物語の起伏の付け方も悪くないし、フェイクとリアルのクロスオーバーは本作の様な短編でも揺ぎ無い。

「チロ」
全体のトーンは悪くないが、ここまで短編が続くとテーマがダブって見えるのは順番の問題か?コメディも空回りで滑り気味。ラストへ繋ぐ序章と前向きに捉えたい。

「桑桑と小猫」(ソンソンとシャオマオ)
最後はアジアを代表して、John Woo監督作。この作品をラストに持ってくるのは正直、憎いね(笑)。監督の作品とシンジラレナイほど作風は異なるも、これも短編ならではのテイスト。お決まりのストーリーをベタに作るのは意外に難しい。タイトルの「それでも生きる子供たちへ」に繋がるラストで締める辺りは流石と褒めたい。

何れも粒揃いだが、作風が個性的故に評価も人其々と思う。問題なのは作品の優劣や順位では無く、見た事で何を感じ?どう思ったか、だから。
先ずは御自身の心の目で感じ取って下さい。心に残る作品が、必ず有る筈です。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

現実を受け止め生きる子供たち

投稿日:2010/10/05 レビュアー:Maru

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ありがとう

投稿日:2008/01/24 レビュアー:カプチーノ

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懸命に生きる子供たち ネタバレ

投稿日:2008/02/10 レビュアー:パープルローズ

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映画館でみたあと、ものすごく強烈に印象が残っているものがある一方、どんなストーリーだったのかも覚えていないものもあるという、両極端なオムニバス映画でした。

まず最も強く印象に残ったのが第3話のスパイク・リー作品。
麻薬中毒でHIVキャリアの両親を持つ少女の物語。悲惨な話ではあるが、「トンネルの向こうには必ず光がある」というように、少女が救済施設で力強く自己紹介するラストシーンが印象的。

次に第4話のカティア・ルンドと第7話めのジョン・ウー。
ブラジルのスラムで力強く生きる兄妹の話と、全く正反対の境遇の中国のふたりの少女の話。
どちらも、裕福なものと貧しいものの激しい格差に心が痛んだ。
どちらかといえば、雑草のようにたくましく生きるブラジルの兄妹の話の方が好きだった。

全く印象に残らなかったのは、第5話のスコット親子の作品と、次のヴィネルッソ作品。
再見してみると、第5話は戦場カメラマンの主人公が精神に異常をきたし、子供の頃の自分に戻るという内省的なストーリーで、他の作品とは異質。私の好きなケリー・マクドナルドが出てたのに、これほど覚えていなかったとは。
この第5話にひきずられたのか、第6話も印象が薄かったのだが、見直してみるとこれはなかなかよかった。
ナポリの街で窃盗を繰り返す少年の、ひそやかな楽しみ。ラストシーンがなかなか素敵でした。

どんな境遇にあっても、子供たちはみんなそれぞれ力いっぱい生きている。
悲しい境遇の子供がひとりでも減るよう、願わずにはいられない。
そんな中、第2話で出てきた子供に盗みを強要する親というのはどうしても許せない。クストリッツァ独特のにぎやかな映像なのだけど、この部分は好きになれなかった。

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玉石混合のオムニバス

投稿日

2008/01/12

レビュアー

parole

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●『タンザ』メディ・カレフ
ルワンダの内戦を舞台とした作品で、ツチ族の反政府ゲリラに徴用されたタンザという少年が主人公の物語。一連のルワンダ虐殺事件では余り表に出ることがない反政府軍が主体であることに興味を感じたが、彼らもまた政府軍(つまりフツ族の一派)およびその傘下にある一般住民に対してテロリズムを行っているという事実を目の当たりにして改めて自分の認識の甘さを思い知らされた。

フツ族至上主義者が100万人とも言われるツチ族およびフツ族穏健派を殺害したことは批判と糾弾されるべきだとは思うが、ならはツチ族の反政府ゲリラが正義の天使たちかというと、簡単にそう言いきることができない側面もまたあるのだと思う。メディ・カレフがどちらの「陣営」に位置する人物なのかはわからないが、少なくともツチ族を赤裸様に悪し様には描いておらず、無垢な子供が結局は犠牲になってしまうと言う観点でしか描いてはいないので、恐らく中立的な人物なのだろうと思う。

●『ブルー・ジプシー』エミール・クストリッツァ
私が一番のお目当てにしていたパートで、予想通りのクストリッツァらしい楽しくもの悲しいパートだった。ファーストショットから『アンダーグラウンド』や『黒猫・白猫』でおなじみのジプシー・ミュージックが流されその軽快さに思わず体を揺らしてしまったし、主人公である少年が収監されている少年院のメンバーはこれまた他の作品同様のおかしみを感じさせるメンバーがおり大いに笑わせてもらったが、本作のテーマである被害者としての子供の視線も忘れることなくきちんと取り込まれており、まさに笑いあり涙ありと言った感の作品と言えるだろう。

●『アメリカのイエスの子ら』スパイク・リー
私が一番良いと思ったのはこのパート。湾岸戦争帰りの退役兵の父親といわゆる専業主婦である母親が共に麻薬中毒者でありHIVキャリアであることが示唆されている少女が主人公で、彼女自身もキャリアである疑いが強い。両親はジャンキーであることを子供にはひた隠しにしているが、学校ではそのことを指摘され更にはエイズ患者であるとして酷いいじめに遭う。しかし、両親は娘への愛情を絶やすことがないため、悲惨な状況に置かれた少女の物語であるにもかかわらず救いのようなものが感じられる。

少女は結局エイズ・キャリアの救済施設に入所するのだが、ここで行われるメンバーの自己紹介がとても感動的だ。皆いわゆるエイズ・ベイビーと呼ばれる子供のキャリアで、各々の境遇はそれぞれ悲痛なものなのだが、一様に自分経歴を淡々と語る。いよいよ主人公の少女の番になるが、それを語らせることなく正面からの彼女のフィックスで幕は閉じる。フィックスで捉えた真正面の表情の強度をまざまざと知らしめてくれる作品だった。

●『ビルーとジョアン』カティア・ルンド
サンパウロの貧民層に住む幼い兄妹の切ない物語。彼らがクズ拾いをして生計の一助としている様を描いた作品で、そんな境遇を特に悲嘆もせずに淡々と受け入れている兄妹の姿が悲しく切ない。

●『ジョナサン』ジョーダン・スコット/リドリー・スコット
クレジットではリドリーとジョーダンの父娘の共同監督となっているが、実質的には娘であるジョーダンの作品と推定される。5番目ということで疲れが出てきたせいもあったが、作品が余りに退屈だったため観ていてイライラのし通しだった。どうやらミュージック・ビデオが活動の主軸らしいが、その悪い側面ばかりがせり出してしまった酷い作品であったように思う。

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●『桑桑と小猫』ジョン・ウー
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内容はシリアスで、多くの啓示を指し示す社会派オムニバス。しかし、堅苦しさとは無縁なので、是非とも多くの人に見て欲しい。そして世界と私達は常に何処かで繋がってるのだ、と強く感じた。
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アフリカで問題視される少年兵がテーマ。ルワンダについては他の作品でも随分と取り上げられたが、この短編は演出が稚拙な点がチト辛い。映像のメリハリの無さは、最後のシーンで救われる。

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Spike Lee監督作、再びシリアス・モードへ。米国の闇を本作のテーマと重ね合わせた作品。流石に短時間で端的に語る術を心得てるが、逆にインパクト不足な気も。NHKの様な肌触りは意見が割れると思う。

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全体のトーンは悪くないが、ここまで短編が続くとテーマがダブって見えるのは順番の問題か?コメディも空回りで滑り気味。ラストへ繋ぐ序章と前向きに捉えたい。

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最後はアジアを代表して、John Woo監督作。この作品をラストに持ってくるのは正直、憎いね(笑)。監督の作品とシンジラレナイほど作風は異なるも、これも短編ならではのテイスト。お決まりのストーリーをベタに作るのは意外に難しい。タイトルの「それでも生きる子供たちへ」に繋がるラストで締める辺りは流石と褒めたい。

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まず最も強く印象に残ったのが第3話のスパイク・リー作品。
麻薬中毒でHIVキャリアの両親を持つ少女の物語。悲惨な話ではあるが、「トンネルの向こうには必ず光がある」というように、少女が救済施設で力強く自己紹介するラストシーンが印象的。

次に第4話のカティア・ルンドと第7話めのジョン・ウー。
ブラジルのスラムで力強く生きる兄妹の話と、全く正反対の境遇の中国のふたりの少女の話。
どちらも、裕福なものと貧しいものの激しい格差に心が痛んだ。
どちらかといえば、雑草のようにたくましく生きるブラジルの兄妹の話の方が好きだった。

全く印象に残らなかったのは、第5話のスコット親子の作品と、次のヴィネルッソ作品。
再見してみると、第5話は戦場カメラマンの主人公が精神に異常をきたし、子供の頃の自分に戻るという内省的なストーリーで、他の作品とは異質。私の好きなケリー・マクドナルドが出てたのに、これほど覚えていなかったとは。
この第5話にひきずられたのか、第6話も印象が薄かったのだが、見直してみるとこれはなかなかよかった。
ナポリの街で窃盗を繰り返す少年の、ひそやかな楽しみ。ラストシーンがなかなか素敵でした。

どんな境遇にあっても、子供たちはみんなそれぞれ力いっぱい生きている。
悲しい境遇の子供がひとりでも減るよう、願わずにはいられない。
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