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ある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを描いた衝撃のサスペンス・ドラマ。同名グラフィック・ノベルを鬼才D・クローネンバーグ監督が映画化。インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトムは、妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店を拳銃を持った2人組の強盗が襲撃する。しかしトムは一瞬にして2人を倒してしまう。一夜にして町のヒーローとなるトム。だが、彼の過去を知るギャングの男が店に現われたことで、トムの生活に暗雲が垂れこめ始める。
製作年: |
2005年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
A HISTORY OF VIOLENCE |
受賞記録: |
2005年 NY批評家協会賞 助演男優賞
2005年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
デビッド・クローネンバーグ 、 デイヴィッド・クローネンバーグ |
---|---|
製作: |
クリス・ベンダー 、 デビッド・クローネンバーグ 、 J・C・スピンク |
製作総指揮: |
ケント・オルターマン 、 トビー・エメリッヒ 、 ケイル・ボイター 、 ジョシュ・ブラウン 、 ジャスティス・グリーン 、 ロジャー・ガース 、 トビー・エメリッヒ |
出演: |
ヴィゴ・モーテンセン 、 マリア・ベロ 、 エド・ハリス 、 ウィリアム・ハート 、 スティーヴン・マクハティ 、 マリア・ベロ 、 アシュトン・ホームズ |
脚本: |
ジョシュ・オルソン |
原作: |
ジョン・ワグナー 、 ヴィンス・ロック |
撮影: |
ピーター・サシツキー 、 ピーター・サシツキー |
音楽: |
ハワード・ショア 、 ハワード・ショア |
ある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを描いた衝撃のサスペンス・ドラマ。同名グラフィック・ノベルを鬼才D・クローネンバーグ監督が映画化。インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトムは、妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店を拳銃を持った2人組の強盗が襲撃する。しかしトムは一瞬にして2人を倒してしまう。一夜にして町のヒーローとなるトム。だが、彼の過去を知るギャングの男が店に現われたことで、トムの生活に暗雲が垂れこめ始める。
製作年: |
2005年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
A HISTORY OF VIOLENCE |
受賞記録: |
2005年 NY批評家協会賞 助演男優賞
2005年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
デビッド・クローネンバーグ 、 デイヴィッド・クローネンバーグ |
---|---|
製作: |
クリス・ベンダー 、 デビッド・クローネンバーグ 、 J・C・スピンク |
製作総指揮: |
ケント・オルターマン 、 トビー・エメリッヒ 、 ケイル・ボイター 、 ジョシュ・ブラウン 、 ジャスティス・グリーン 、 ロジャー・ガース 、 トビー・エメリッヒ |
出演: |
ヴィゴ・モーテンセン 、 マリア・ベロ 、 エド・ハリス 、 ウィリアム・ハート 、 スティーヴン・マクハティ 、 マリア・ベロ 、 アシュトン・ホームズ |
脚本: |
ジョシュ・オルソン |
---|---|
原作: |
ジョン・ワグナー 、 ヴィンス・ロック |
撮影: |
ピーター・サシツキー 、 ピーター・サシツキー |
音楽: |
ハワード・ショア 、 ハワード・ショア |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語印 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | NKDF2121 | 2006年09月08日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
19枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語印
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
R-15
記番:
NKDF2121
レンタル開始日:
2006年09月08日
在庫枚数
19枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語印 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | NKDF2121 | 2006年09月08日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
19枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語印
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
R-15
記番:
NKDF2121
レンタル開始日:
2006年09月08日
在庫枚数
19枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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しているのかと思ったら意外とアッサリ。クローネンバーグ監督の作品だからかなり気合を入れて見たんですがそういう意味では期待を裏切られましたが、でもかなり面白い映画です。クローネンバーグ監督も円熟してきたのでしょうか。人間の内面に潜むフェティシズムを偏執的に描くこれまでの姿勢をなんとなくオブラートに包んではいるが、やっぱりこだわっているというか。顔を潰された男や頭を打ちぬかれた男がヒクヒク動いてるところなどはああクローネンバーグだと感じさせるところでしょうか。
緊張感溢れる長まわしファーストシークエンスから前半は意外性の物語になっています。最初に登場する二人の男がこの物語でどうヴィゴと絡んでいくのかと思いきや・・・、アレそうくるか。で続いて怪しげな3人組・・・ありゃりゃ。そうして物語の全容が見えた後半に突入すると、あとは惜しげも無くバッタバッタと人が死んで行きます。
この映画人間の2面性を描いた映画としてはかなり異色だけど、かなり本質を突いているのではないでしょうか。決して主人公は無理をして自分を変えたのでは無いし、そのどちらもが本当の彼なのでしょう。この映画でその2面性を見せるのは主人公だけではありません。コスプレをしたり、夫の過去にふれ欲情する妻、イジメられっこの息子の豹変、またいじめっ子のだめっぷり。映画中いたるところで人間の2面性が語られています。
ただし監督自身はこの2面性のどちらともを肯定もせず、否定もせずあくまで淡々と描く姿勢を貫いているので、見方によって不安定で落ち着きの無い印象を与えます。しかしこの不安定性さこそがこの映画の狙いなのではないでしょうか。
そうした視線でこの映画を観るとき、最後の家族での夕食のシーン、私には単に家族が再生する感動のシーンには思えず。何故か娘が父を受け入れたその瞬間に背筋にゾクッとするものを感じたのです。無垢に見える少女の中に潜むものが私に恐怖を感じさせました。そして息子、妻と父の2面性を受け入れこれまで通り善良な家族として暮らしていくのでしょう。また2面性を発揮する場面に遭遇するまでは・・・。
クローネンバーグのアクの強さがそれほど無いけど、一枚皮を向けばクローネンバーグが潜んでいる恐ろしい映画です。
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始めにお断りですが、本作はサスペンスでは無い。例によってDISCASのイントロで期待なさると、低評価になる恐れが有る為お断りを。私は勇気を持って「コメディ」と言いたい(良い意味で)因みに似た作風として「シン・シティ」を挙げたい。David Cronenberg監督は一貫して様々な「悪夢」を描く映像作家として知られてるが(スキャナーズ・ヴィデオドローム・デッドゾーンetc)本作もバイオレンスとその対極に有る筈のコメディを見事に織り交ぜ、夢オチや一発オチでは無い現実の「悪夢」を見事に描き切っている。脚本的には西部劇で使い古された内容である筈なのに、本作は私の目にはとても新鮮に映る。監督の事を映像作家と前述した理由がここに有る。小説やアニメでは描けない映画本来の素晴らしさを具現化してる、まさにノワールな作品です。主演のViggo Mortensenの存在感が作品を引き締めるが、Ed Harrisの演技も素晴らしい。本作でOscar候補のWilliam Hurtも見事。日本では映倫が出動する事間違いないシーンでMaria Belloも熱演。貴方も本作を見て自分の「内」に秘めた暴力性を自覚する事になるだろう、そして往年のファンはエンディングで監督の作品である事を実感出来ると思う。
唐突に終わるラストが余韻を残す、いい作品です。私は96分がアッと言う間でした。
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冒頭の長回しから、映画の緊迫したリズムに乗る。面白い。
いじめっ子が殺人者と接近遭遇して、虚無な眼差しにひるむシーンなんて、うまいなあ。まるでヒチコックのよう。
息子を人質に取られて、ついに殺人者というスイッチを入れる。わずかに微笑んだモーテンセンのクロースアップ、一瞬の風が髪を揺らす。そのとき殺人者ジョーイは生き返った。ついに時空は歪んで、暴力の過去と現在がつながったのである。
ここまでは本当に文句のつけようがない。
しかし・・・。
おそらく15年以上は良い夫、良い父親であった男、そして身を呈して家族のために闘った男である。その夫を、いくらひどい過去を隠していたからといって、自分の名字がインチキだったからといって、妻や息子はああまで激しく、性急に拒絶するだろうか? うそつきだと非難するだけだろうか? じっくり話して理解しようとするんじゃないか?
戯画化しすぎだなあと、そこに僕はひっかかってしまった。
しかし・・・また考えてみると。
夫が「知らない男」であったことに妻は激しく欲情している。ギャングの血を受け継いだ息子は内なる暴力衝動を抑えきれなくなっている。なんのことはない、妻も息子も、夫の暴力の過去に強く惹かれているのだ。きっと、それを認めたくないから、夫のウソを糾弾するのである。
では正体を明かして以後の主人公は?
暴力を再び楽しんでいるか? 少しだけそんな感じ。
過去を悔いているか? 別に。
家族に対しては? ちょっと悲しそう。
起伏が薄くて、無敵。この人は、怖い。
ジョーイが生き返ってから、田舎町の日常は、すっかりヘンテコな暴力世界と地続きになってしまい、みんなおかしくなってしまった。だから、最初の三分の二(上質なサスペンス部分)と、最後の三分の一は、違う世界を描いているのだ。前半の常識は、後半には通じなくなっている。みんなが呆然としている見事なラストも含めて、どちらかといえば、後半がクローネンバーグらしさに溢れていると思う。
ただ、その変質に僕が困惑したというだけのことだったような気がしてきた。80点。
このレビューは気に入りましたか? 21人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
もう1度ちゃんとみてからレビューを書こうと、予約リストの1位にしてましたが、借りられませんでした。所有枚数Aレベルでは当分回ってこないかもしれないので、映画館で1度みただけのレビューです。
96分と短めだけど、余分な部分をそぎ落として、中身の濃い映画になってます。み終わっていろいろ考えてしまいました。
人は暴力の履歴(タイトルのHistoryは歴史じゃなく、履歴、過去ですね。)を消し去って、新しい人間になれるのか?忌まわしい過去を捨てて、生まれ変わることができるのか?特に、この映画の主人公のような殺人の過去を消し去ることは、果たして許されるのだろうか?
個人的にはヒューゴ・モーテンセンって影が薄くて、あまり評価していなかったのだが、この映画で見直しました。温厚な夫であり、信頼できる父であるトムから、数々の殺人を犯してきたジョーイに変わる瞬間の演技には、目をみはるものがあった。
また、妻の立場からみると、信頼していた夫が自分の思っていたのを全く別の人間だったことを知る恐怖、そして知らないうちにとてつもない暴力に巻き込まれていく恐ろしさに背筋が凍った。
ラストの食卓のシーンに希望を見出せるのか、それとも破滅の予兆を感じるのか、人それぞれでしょうね。
このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています
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ユーザーレビュー:121件
投稿日
2007/08/03
レビュアー
JUCE※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
しているのかと思ったら意外とアッサリ。クローネンバーグ監督の作品だからかなり気合を入れて見たんですがそういう意味では期待を裏切られましたが、でもかなり面白い映画です。クローネンバーグ監督も円熟してきたのでしょうか。人間の内面に潜むフェティシズムを偏執的に描くこれまでの姿勢をなんとなくオブラートに包んではいるが、やっぱりこだわっているというか。顔を潰された男や頭を打ちぬかれた男がヒクヒク動いてるところなどはああクローネンバーグだと感じさせるところでしょうか。
緊張感溢れる長まわしファーストシークエンスから前半は意外性の物語になっています。最初に登場する二人の男がこの物語でどうヴィゴと絡んでいくのかと思いきや・・・、アレそうくるか。で続いて怪しげな3人組・・・ありゃりゃ。そうして物語の全容が見えた後半に突入すると、あとは惜しげも無くバッタバッタと人が死んで行きます。
この映画人間の2面性を描いた映画としてはかなり異色だけど、かなり本質を突いているのではないでしょうか。決して主人公は無理をして自分を変えたのでは無いし、そのどちらもが本当の彼なのでしょう。この映画でその2面性を見せるのは主人公だけではありません。コスプレをしたり、夫の過去にふれ欲情する妻、イジメられっこの息子の豹変、またいじめっ子のだめっぷり。映画中いたるところで人間の2面性が語られています。
ただし監督自身はこの2面性のどちらともを肯定もせず、否定もせずあくまで淡々と描く姿勢を貫いているので、見方によって不安定で落ち着きの無い印象を与えます。しかしこの不安定性さこそがこの映画の狙いなのではないでしょうか。
そうした視線でこの映画を観るとき、最後の家族での夕食のシーン、私には単に家族が再生する感動のシーンには思えず。何故か娘が父を受け入れたその瞬間に背筋にゾクッとするものを感じたのです。無垢に見える少女の中に潜むものが私に恐怖を感じさせました。そして息子、妻と父の2面性を受け入れこれまで通り善良な家族として暮らしていくのでしょう。また2面性を発揮する場面に遭遇するまでは・・・。
クローネンバーグのアクの強さがそれほど無いけど、一枚皮を向けばクローネンバーグが潜んでいる恐ろしい映画です。
投稿日
2006/09/08
レビュアー
masamune※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
始めにお断りですが、本作はサスペンスでは無い。例によってDISCASのイントロで期待なさると、低評価になる恐れが有る為お断りを。私は勇気を持って「コメディ」と言いたい(良い意味で)因みに似た作風として「シン・シティ」を挙げたい。David Cronenberg監督は一貫して様々な「悪夢」を描く映像作家として知られてるが(スキャナーズ・ヴィデオドローム・デッドゾーンetc)本作もバイオレンスとその対極に有る筈のコメディを見事に織り交ぜ、夢オチや一発オチでは無い現実の「悪夢」を見事に描き切っている。脚本的には西部劇で使い古された内容である筈なのに、本作は私の目にはとても新鮮に映る。監督の事を映像作家と前述した理由がここに有る。小説やアニメでは描けない映画本来の素晴らしさを具現化してる、まさにノワールな作品です。主演のViggo Mortensenの存在感が作品を引き締めるが、Ed Harrisの演技も素晴らしい。本作でOscar候補のWilliam Hurtも見事。日本では映倫が出動する事間違いないシーンでMaria Belloも熱演。貴方も本作を見て自分の「内」に秘めた暴力性を自覚する事になるだろう、そして往年のファンはエンディングで監督の作品である事を実感出来ると思う。
唐突に終わるラストが余韻を残す、いい作品です。私は96分がアッと言う間でした。
投稿日
2006/10/21
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
冒頭の長回しから、映画の緊迫したリズムに乗る。面白い。
いじめっ子が殺人者と接近遭遇して、虚無な眼差しにひるむシーンなんて、うまいなあ。まるでヒチコックのよう。
息子を人質に取られて、ついに殺人者というスイッチを入れる。わずかに微笑んだモーテンセンのクロースアップ、一瞬の風が髪を揺らす。そのとき殺人者ジョーイは生き返った。ついに時空は歪んで、暴力の過去と現在がつながったのである。
ここまでは本当に文句のつけようがない。
しかし・・・。
おそらく15年以上は良い夫、良い父親であった男、そして身を呈して家族のために闘った男である。その夫を、いくらひどい過去を隠していたからといって、自分の名字がインチキだったからといって、妻や息子はああまで激しく、性急に拒絶するだろうか? うそつきだと非難するだけだろうか? じっくり話して理解しようとするんじゃないか?
戯画化しすぎだなあと、そこに僕はひっかかってしまった。
しかし・・・また考えてみると。
夫が「知らない男」であったことに妻は激しく欲情している。ギャングの血を受け継いだ息子は内なる暴力衝動を抑えきれなくなっている。なんのことはない、妻も息子も、夫の暴力の過去に強く惹かれているのだ。きっと、それを認めたくないから、夫のウソを糾弾するのである。
では正体を明かして以後の主人公は?
暴力を再び楽しんでいるか? 少しだけそんな感じ。
過去を悔いているか? 別に。
家族に対しては? ちょっと悲しそう。
起伏が薄くて、無敵。この人は、怖い。
ジョーイが生き返ってから、田舎町の日常は、すっかりヘンテコな暴力世界と地続きになってしまい、みんなおかしくなってしまった。だから、最初の三分の二(上質なサスペンス部分)と、最後の三分の一は、違う世界を描いているのだ。前半の常識は、後半には通じなくなっている。みんなが呆然としている見事なラストも含めて、どちらかといえば、後半がクローネンバーグらしさに溢れていると思う。
ただ、その変質に僕が困惑したというだけのことだったような気がしてきた。80点。
投稿日
2006/09/08
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
もう1度ちゃんとみてからレビューを書こうと、予約リストの1位にしてましたが、借りられませんでした。所有枚数Aレベルでは当分回ってこないかもしれないので、映画館で1度みただけのレビューです。
96分と短めだけど、余分な部分をそぎ落として、中身の濃い映画になってます。み終わっていろいろ考えてしまいました。
人は暴力の履歴(タイトルのHistoryは歴史じゃなく、履歴、過去ですね。)を消し去って、新しい人間になれるのか?忌まわしい過去を捨てて、生まれ変わることができるのか?特に、この映画の主人公のような殺人の過去を消し去ることは、果たして許されるのだろうか?
個人的にはヒューゴ・モーテンセンって影が薄くて、あまり評価していなかったのだが、この映画で見直しました。温厚な夫であり、信頼できる父であるトムから、数々の殺人を犯してきたジョーイに変わる瞬間の演技には、目をみはるものがあった。
また、妻の立場からみると、信頼していた夫が自分の思っていたのを全く別の人間だったことを知る恐怖、そして知らないうちにとてつもない暴力に巻き込まれていく恐ろしさに背筋が凍った。
ラストの食卓のシーンに希望を見出せるのか、それとも破滅の予兆を感じるのか、人それぞれでしょうね。
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ヒストリー・オブ・バイオレンス
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