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サイはディスカウントショップの一角にある写真現像カウンターに20年以上勤める仕事熱心な男。1枚1枚の写真を真心を込めて仕上げ、お客には常に笑顔で対応する。中でも常連客のニーナとその家族はサイにとって特別だった。彼女は夫ウィルと一人息子のジェイクとの3人で何不自由なく幸せに暮らしている。それはサイが現像する写真からも見て取れた。サイはこの家族がこれまでに現像した写真を密かに自宅に飾っていた。孤独なサイは、彼女の家族に理想を抱き自分を重ね合わせるようになっていた。やがて、その思いはエスカレートしていき次第に常軌を逸していく…。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
ONE HOUR PHOTO |
監督: |
マーク・ロマネク 、 マーク・ロマネク |
---|---|
製作: |
パメラ・コフラー 、 クリスティーン・ヴェイコン 、 スタン・ヴロドコウスキー 、 クリスティーン ヴァション |
製作総指揮: |
ジョン・ウェルズ 、 ジェレミー・W・バーバー 、 ロバート・B・スターム 、 ジョン・ウェルズ |
出演: |
コニー・ニールセン 、 ロビン・ウィリアムズ 、 ミシェル・ヴァルタン 、 エリック・ラ・サル 、 ゲイリー・コール 、 ディラン・スミス 、 エリック・ラ・サール 、 ミシェル・ヴァルタン |
脚本: |
マーク・ロマネク |
撮影: |
ジェフ・クローネンウェス |
音楽: |
ラインホルト・ハイル 、 ジョニー・クリメック 、 ラインホルト・ハイル 、 ジョニー・クリメック |
サイはディスカウントショップの一角にある写真現像カウンターに20年以上勤める仕事熱心な男。1枚1枚の写真を真心を込めて仕上げ、お客には常に笑顔で対応する。中でも常連客のニーナとその家族はサイにとって特別だった。彼女は夫ウィルと一人息子のジェイクとの3人で何不自由なく幸せに暮らしている。それはサイが現像する写真からも見て取れた。サイはこの家族がこれまでに現像した写真を密かに自宅に飾っていた。孤独なサイは、彼女の家族に理想を抱き自分を重ね合わせるようになっていた。やがて、その思いはエスカレートしていき次第に常軌を逸していく…。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
ONE HOUR PHOTO |
監督: |
マーク・ロマネク 、 マーク・ロマネク |
---|---|
製作: |
パメラ・コフラー 、 クリスティーン・ヴェイコン 、 スタン・ヴロドコウスキー 、 クリスティーン ヴァション |
製作総指揮: |
ジョン・ウェルズ 、 ジェレミー・W・バーバー 、 ロバート・B・スターム 、 ジョン・ウェルズ |
出演: |
コニー・ニールセン 、 ロビン・ウィリアムズ 、 ミシェル・ヴァルタン 、 エリック・ラ・サル 、 ゲイリー・コール 、 ディラン・スミス 、 エリック・ラ・サール 、 ミシェル・ヴァルタン |
脚本: |
マーク・ロマネク |
---|---|
撮影: |
ジェフ・クローネンウェス |
音楽: |
ラインホルト・ハイル 、 ジョニー・クリメック 、 ラインホルト・ハイル 、 ジョニー・クリメック |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語・英語・日本語吹替え用 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR22851 | 2003年06月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
FXBR22851
レンタル開始日:
2003年06月19日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語・英語・日本語吹替え用 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR22851 | 2003年06月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
FXBR22851
レンタル開始日:
2003年06月19日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
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ロビン・ウィリアムズ …
やっぱり上手いのかなぁ…
彼でなくても…と思ってしまった。
孤独な男性サイ。スーパーのDPEショップに勤めて20年。
現像という技術に誇りを持ち毎日を淡々と真面目に生きてきた。
しかしそんなサイには秘密が…
もう何年もプリントに来る一組の家族。
現像される写真からは家族の幸せが溢れていた。
孤独なサイはその家族の写真の中に自分の理想を見つけ、いつしか自分自身もその中に重ねるようになっていた。
彼が孤独であればある程その思いは募り、親しくなりたいがため、妻に、夫に、息子にと、近づこうとする…
ごく自然に、当たり障りなく、静かに…
プリントを勝手に自分用にも現像し、家に持ち帰り壁一面に飾る。
なんとも異様な光景だ…
しかしその家族はサイが思うような幸せな家族ではなかった。
夫婦仲はぎくしゃく、お金のことでもめ、喧嘩も絶えなかった。
そんな時、他の客から頼まれたプリントの中から「夫の浮気」写真が出てきた。サイにとっての理想の家族が崩れた瞬間だった。
たまたま職務規定を犯したということで仕事も解雇。
大好きな現像の仕事まで失くしたサイ。
理想の家族まで崩壊。そんなサイにとってこの浮気の写真は許せるものではなかった。
ここからサイの常軌を逸した行動が始まる…
とまあ、余計なお世話のお話。
一人の男の勝手な行動、勝手な妄想が起こす事件。
いくら孤独だが、いい人。と言われても許せることではない。
思えば、何気なくプリントに出す。全くの赤の他人が自分の写真を見るわけだ。なんとも妙な気分。
これが下町のよく知っている写真屋さんならともかく、全くの他人にその中身について語られたりしたらぞっとする!
「最近ご主人太りました?」
「娘さん、女らしくなりましたね」
「今年の水着、去年のとは違いますね」
なんて言われたら、「あんた、どこまで知ってんのよ!」の世界。
DPEショップの人たちは決してそんなことは言わないから信頼関係でお任せできたんだ。まあ、人の写真ほど面白くないもんはないけど。家族写真を見せられてもねぇ。
仕事に誇りを持っているにしては?の部分もあった。
くびの原因。売上とプリント枚数が合わない!ていうとこ。
そうだよねぇ。10年間もいつも余分に焼き増ししてて、雇われの身でそんなこと…って心配になったけど、やっぱしね。おおばれ。
その分自分で払えよ!店長に妙な写真で脅すなんてお門違い。
てか、その写真がもとで警察が登場するし、自分で墓穴掘ってるし。
もひとつ、理想の家族の親子が大好きなのに、その写真の中に「浮気写真」をわざと入れて、母子に見せるなんて…信じられへん。
妻だけならわかるけど、息子も目にするし…
そして、ナイフを手に夫と浮気相手を追い詰めて…
最後、復讐なのか、夫への罰なのか…とんでもない写真を撮ったサイ。彼らにとってはいい薬になっただろう…
が、現実は違った。取調室で自分が撮ったとんでもない写真を見つめるサイ…
やっぱり、写真を愛していたんだ…
「何にもしてない!写真を撮っただけだ」と言ってたサイの言葉。
なるほどね、と思えるとこだが、なんか胸に残る作品。
そして、もちろん妄想と願望だろう。
家族の中にサイが一緒に写った写真。みんな微笑んでいる…
結局、この家族をばらばらのピースにしてしまったのはサイ。
どこにでもあるような夫婦の傷。時とともに癒えたかもしれないのに、その傷をえぐり、深くしてしまった。君の罪は重いよ…
なんか切ない作品でした。でも、ある意味怖い!!
あっ、ジャケ全然違うから、シャイニングじゃあるまいし。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
プライベートな写真をアカの他人に見られるって、考えてみれば個人情報漏洩もいいとこだ。今はデジカメで自宅でプリントアウトする人も多いと思うけど、今後はますますそうなると思う。怖い世の中ですもんね。
思ったけど、何年も同じDPEショップに通い、そこの店員さんとすっかり顔なじみになって、息子の成長を写真を通して知るその親切なおじさんに「お誕生日会、楽しそうだったね、9歳になったんだろ?」なんて声をかけてもらう人間関係は、なんとも素敵じゃあないだろうかと。
ところが、ヒロインのニーナはこの時、ほんの一瞬、顔が曇る。「えっ?なんで、この子の歳まで知ってるの?この人?」って恐怖に似た驚きの表情を見せるのだ。でもって、私も観ててやっぱりニーナと同じ感情を持った。まぁ、そこんとこは筋書きを分かってる「偏見」もあるかもしれないけど、でもやっぱり、年齢とか個人的なことを大して親しくもない他人が知ってるって、少々不快感を覚える訳で、ここがこの作品の要かなと思った。たぶん“今という時代に特有の恐怖”なんだろな、これって。同じシチュエーションが「3丁目の夕日」で出てきても、ちっとも怖くないでしょ、きっと。
サイという孤独な男(R・ウィリアムス)が、幸せそうな家族写真に自分の理想を重ねて、「自分もその一員だったら・・・」という妄想を膨らませ、狂気の行動に走っていく、そういう物語。その狂気が常軌を逸した凶悪犯罪、とまでは行かないところがイイ。そういう映画仕様のファンタジックなキャラでは、普遍的な“恐怖”に成り下がってしまう。
ところが、この作品はとてもストイックだ。個人情報漏洩(この場合はDPEショップでプライベート写真を見られてしまうこと)に潜む危険・・・現代に生きる私達にとって、そういう不安を抱くことは決して過剰な反応ではなく自然な感情と思える。そんな“現代の恐怖”をすくい取って見せることだけに集中して、決して猟奇的なエグさを見せ場にしようとはしないこの作品に、私はちょっと感心した。
サイが写真現像の仕事を選んだのも、きっと他人の幸福にあやかりたかったからじゃないかと思う。彼のモノローグにあるように、人が写真を撮るのは、その一瞬の時を止めておきたい、いつまでも手元に取って置きたいと願う、そういう瞬間なのだ。それは幸福な想い出でしかあり得ない。もう一つ彼が「幸福な写真」にこだわる理由があるが、これは重要なネタバレになるので書かないでおきます。
彼は自分を裏切った人々に対して写真を使って復讐をする。上司を脅す手口など、背筋がぞっとする。写真に映っているものが平凡で穏やかな情景だけにコワイのだ。刃物で脅されるより怖いよ、これって。こういう写真の使い方が上手い。クライマックスも絵的に怖くない、マイルドな復讐の仕方だが、やられた本人たちにしたらどうだろうと思う。そして、この復讐が相手に最大の傷を負わせられるとサイが考えていることに意味があるのだ。サイという男が心に深い深い傷を負っていることが最後に明かされ、彼が何故あんなことをしたのかが分かる。なんとも哀しい結末。
けっこう熱く語ってしまったが、実のところ、映画作品として今イチな感じは否めなかった。多くの指摘があるようにプロダクション・デザイン(美術)は凝っているし、相当に狙ったカメラワークなど絵作りにこだわりが感じられ、決してだらしない作りではないのに何故?・・・っと思ったら、音楽がやっちゃってましたねぇ。TVドラマ調のチープな音楽が全編垂れ流し状態。脚本も手がけてる監督さん、ミュージック・ビデオ出身だっていうのに、なんとも残念な・・・。
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ユーザーレビュー:68件
投稿日
2009/04/07
レビュアー
mitamita観た〜!!※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ロビン・ウィリアムズ …
やっぱり上手いのかなぁ…
彼でなくても…と思ってしまった。
孤独な男性サイ。スーパーのDPEショップに勤めて20年。
現像という技術に誇りを持ち毎日を淡々と真面目に生きてきた。
しかしそんなサイには秘密が…
もう何年もプリントに来る一組の家族。
現像される写真からは家族の幸せが溢れていた。
孤独なサイはその家族の写真の中に自分の理想を見つけ、いつしか自分自身もその中に重ねるようになっていた。
彼が孤独であればある程その思いは募り、親しくなりたいがため、妻に、夫に、息子にと、近づこうとする…
ごく自然に、当たり障りなく、静かに…
プリントを勝手に自分用にも現像し、家に持ち帰り壁一面に飾る。
なんとも異様な光景だ…
しかしその家族はサイが思うような幸せな家族ではなかった。
夫婦仲はぎくしゃく、お金のことでもめ、喧嘩も絶えなかった。
そんな時、他の客から頼まれたプリントの中から「夫の浮気」写真が出てきた。サイにとっての理想の家族が崩れた瞬間だった。
たまたま職務規定を犯したということで仕事も解雇。
大好きな現像の仕事まで失くしたサイ。
理想の家族まで崩壊。そんなサイにとってこの浮気の写真は許せるものではなかった。
ここからサイの常軌を逸した行動が始まる…
とまあ、余計なお世話のお話。
一人の男の勝手な行動、勝手な妄想が起こす事件。
いくら孤独だが、いい人。と言われても許せることではない。
思えば、何気なくプリントに出す。全くの赤の他人が自分の写真を見るわけだ。なんとも妙な気分。
これが下町のよく知っている写真屋さんならともかく、全くの他人にその中身について語られたりしたらぞっとする!
「最近ご主人太りました?」
「娘さん、女らしくなりましたね」
「今年の水着、去年のとは違いますね」
なんて言われたら、「あんた、どこまで知ってんのよ!」の世界。
DPEショップの人たちは決してそんなことは言わないから信頼関係でお任せできたんだ。まあ、人の写真ほど面白くないもんはないけど。家族写真を見せられてもねぇ。
仕事に誇りを持っているにしては?の部分もあった。
くびの原因。売上とプリント枚数が合わない!ていうとこ。
そうだよねぇ。10年間もいつも余分に焼き増ししてて、雇われの身でそんなこと…って心配になったけど、やっぱしね。おおばれ。
その分自分で払えよ!店長に妙な写真で脅すなんてお門違い。
てか、その写真がもとで警察が登場するし、自分で墓穴掘ってるし。
もひとつ、理想の家族の親子が大好きなのに、その写真の中に「浮気写真」をわざと入れて、母子に見せるなんて…信じられへん。
妻だけならわかるけど、息子も目にするし…
そして、ナイフを手に夫と浮気相手を追い詰めて…
最後、復讐なのか、夫への罰なのか…とんでもない写真を撮ったサイ。彼らにとってはいい薬になっただろう…
が、現実は違った。取調室で自分が撮ったとんでもない写真を見つめるサイ…
やっぱり、写真を愛していたんだ…
「何にもしてない!写真を撮っただけだ」と言ってたサイの言葉。
なるほどね、と思えるとこだが、なんか胸に残る作品。
そして、もちろん妄想と願望だろう。
家族の中にサイが一緒に写った写真。みんな微笑んでいる…
結局、この家族をばらばらのピースにしてしまったのはサイ。
どこにでもあるような夫婦の傷。時とともに癒えたかもしれないのに、その傷をえぐり、深くしてしまった。君の罪は重いよ…
なんか切ない作品でした。でも、ある意味怖い!!
あっ、ジャケ全然違うから、シャイニングじゃあるまいし。
投稿日
2008/04/10
レビュアー
ポッシュ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
プライベートな写真をアカの他人に見られるって、考えてみれば個人情報漏洩もいいとこだ。今はデジカメで自宅でプリントアウトする人も多いと思うけど、今後はますますそうなると思う。怖い世の中ですもんね。
思ったけど、何年も同じDPEショップに通い、そこの店員さんとすっかり顔なじみになって、息子の成長を写真を通して知るその親切なおじさんに「お誕生日会、楽しそうだったね、9歳になったんだろ?」なんて声をかけてもらう人間関係は、なんとも素敵じゃあないだろうかと。
ところが、ヒロインのニーナはこの時、ほんの一瞬、顔が曇る。「えっ?なんで、この子の歳まで知ってるの?この人?」って恐怖に似た驚きの表情を見せるのだ。でもって、私も観ててやっぱりニーナと同じ感情を持った。まぁ、そこんとこは筋書きを分かってる「偏見」もあるかもしれないけど、でもやっぱり、年齢とか個人的なことを大して親しくもない他人が知ってるって、少々不快感を覚える訳で、ここがこの作品の要かなと思った。たぶん“今という時代に特有の恐怖”なんだろな、これって。同じシチュエーションが「3丁目の夕日」で出てきても、ちっとも怖くないでしょ、きっと。
サイという孤独な男(R・ウィリアムス)が、幸せそうな家族写真に自分の理想を重ねて、「自分もその一員だったら・・・」という妄想を膨らませ、狂気の行動に走っていく、そういう物語。その狂気が常軌を逸した凶悪犯罪、とまでは行かないところがイイ。そういう映画仕様のファンタジックなキャラでは、普遍的な“恐怖”に成り下がってしまう。
ところが、この作品はとてもストイックだ。個人情報漏洩(この場合はDPEショップでプライベート写真を見られてしまうこと)に潜む危険・・・現代に生きる私達にとって、そういう不安を抱くことは決して過剰な反応ではなく自然な感情と思える。そんな“現代の恐怖”をすくい取って見せることだけに集中して、決して猟奇的なエグさを見せ場にしようとはしないこの作品に、私はちょっと感心した。
サイが写真現像の仕事を選んだのも、きっと他人の幸福にあやかりたかったからじゃないかと思う。彼のモノローグにあるように、人が写真を撮るのは、その一瞬の時を止めておきたい、いつまでも手元に取って置きたいと願う、そういう瞬間なのだ。それは幸福な想い出でしかあり得ない。もう一つ彼が「幸福な写真」にこだわる理由があるが、これは重要なネタバレになるので書かないでおきます。
彼は自分を裏切った人々に対して写真を使って復讐をする。上司を脅す手口など、背筋がぞっとする。写真に映っているものが平凡で穏やかな情景だけにコワイのだ。刃物で脅されるより怖いよ、これって。こういう写真の使い方が上手い。クライマックスも絵的に怖くない、マイルドな復讐の仕方だが、やられた本人たちにしたらどうだろうと思う。そして、この復讐が相手に最大の傷を負わせられるとサイが考えていることに意味があるのだ。サイという男が心に深い深い傷を負っていることが最後に明かされ、彼が何故あんなことをしたのかが分かる。なんとも哀しい結末。
けっこう熱く語ってしまったが、実のところ、映画作品として今イチな感じは否めなかった。多くの指摘があるようにプロダクション・デザイン(美術)は凝っているし、相当に狙ったカメラワークなど絵作りにこだわりが感じられ、決してだらしない作りではないのに何故?・・・っと思ったら、音楽がやっちゃってましたねぇ。TVドラマ調のチープな音楽が全編垂れ流し状態。脚本も手がけてる監督さん、ミュージック・ビデオ出身だっていうのに、なんとも残念な・・・。
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ストーカー