プランケット＆マクレーン

akiraさん、過分な励ましの言葉をいただき、ありがとうございました。嬉しくてこれからも頑張ってレビューしよう！という気になりました。akiraさんも１００本レビュー達成、おめでとうございます。これからもお互いたくさん映画を見ましょうね。

「ニューワールド」ではakiraさんと私の評価が分かれてしまいましたが、レビューを読ませていただいて、ひとつ共通点を発見！それはふたりともロバート・カーライルのファンだっていうことです。
Go Nowいいですよね！でも、Go NowとかFaceとかカルラの歌とか、カーライルのおいしいところは、全くｄｉｓｃａｓにないって、悲しいですよね。
年末公開の「エラゴン」に出演しているようなので、ちょっとみたいな〜と思ってます。

この作品は印象薄くてよく覚えていません。たいしたことなかったような気がします。あと、私も リブ・タイラーは嫌いです。

リヴが出ているというだけでこれといった理由もなしにおもしろそうだなと勝手に決め付けて観てしまった作品ですが、残念ながらいまひとつ引き込まれることもなく胸が熱くなることもなくほどほどで終ってしまった微力作品です。世間への復讐のために悪事に手を染める男と悪事に魅力を感じながらも紳士的行動を捨てきれない中途半端な（いえ、どっちかというとひ弱？小心者？？な）男の犯罪劇なのだけれども、なんだかキャラがどちらも突き抜けていないせいか、ストーリーの奥深さに追いついていないといった残念な感触。奴隷扱いをされていた二人が牢から出て贅沢三昧の生活を楽しんでいる貴族を相手に悪事を働くのだが、まんまと成功した二人の爽快感というかすっきり感が全然こちらに伝わってこず、尻すぼみ。たぶん、強盗が意図的で計画的に行われていながらどこかに穴があることで結果痛いめにあうという肩すかしが待っているかもしれない。それでも、相手に危害は加えないというこだわりを持ちながら、しっかり自分たちは危害を加えられているという結構笑える展開も随所に見うけられるし、貴族の豪華絢爛たる衣装は見ごたえ十分。
ただ、この作品を一台の車と例えれば、リヴの存在感と演技力がその車のひとつの車輪として他の車輪（他のキャラ）と上手くバランスを取ることが出来なかったのではないか？？そしてそのバランスの悪さが、この作品をいまひとつ突き抜けたものに出来なかった原因のひとつだったのでは？？・・・そんな思いにかられたのですが・・・。まあ、感想は人それぞれだとは思いますが、結果的におもしろくなりそうでおもしろくなりきれなかった微妙に残念な作品でした、はい。興味があったら一度お試しくださいませ。

この人を初めて知ったのは「ゴー・ナウ」という作品(DISCAS未入荷、そもそもDVDになってんのか？)。
とても普通の人を、とても自然に演じていて好感が持てた。
それ以来、出演作を出来る範囲でチェックしているが、この人の演技にはハズレがないなぁ。
普通のイギリス男の役も、ぶっ飛んだオヤジの役も、哀愁漂う渋い男の役も、見事になりきってる。
身長があまり高くないのと、細すぎる体格のせいで、貫禄や迫力には少々乏しいが、それを補って余りある存在感と演技力。
今後も注目していきたい俳優の１人。

で、この作品。
プランケットとマクレーンの対比が一番の見所かと。
ストーリー的には良いのだが、如何せん全てが中途半端。
内容に深みを与えるヒロインがリヴ・タイラーでは、救いようがない(ファンの方、すみません)。
結果的にロバート・カーライルの演技だけが一歩飛び出した形になって、何とも収まりが悪くなってしまった。
監督、親の七光りなんて言われないように頑張って！

まぁ、評価としてはイマイチかな。
ロバート・カーライルファンにはとても嬉しいのではないかと。

何より始まってしばらく画面が暗く、そのままえげつないシーンになるので、とりあえず後悔しました。やめようかしらと思いました。だってー、あんなんないわー。

ま、そこを通り過ぎれば少しずつおもしろくなっていったんですけれど。それにしても他の方もおっしゃっているように、なにやら中途半端です。作品の鍵になるのかしらと期待した大事そうなものも、結局単なる「金目の物」扱いでしたし。

ただ、プランケットという、斜に構えたような、一見悪そうな人が、あー、まぁ強盗ですからやはり悪い人ではあるわけですけど、そこんとこはこの時代、貴族がいろんなことをエンターテインメントとして捉えがちであったようであるということで目をつぶるとして、とにかく最後の最後までプランケットはええやつだった、というところがこの映画のいちばんスタイリッシュな点ではなかろうかと思います。

あ、そうそう。そんな中でも両刀の貴族氏。彼はとっても華のある（？）人物で、作品にピリリと刺激を与えておりました。うん。あの人おもしろかったな。

カーライルにシビれる〜。
度胸があって腕もあって頭がいい。
その上、暗い過去まで背負ってるなんて・・・。
ス・・・ステキすぎる。
Ｌタイラーもやっぱりキレイ。
でも理解できないのはＬタイラー扮するレベッカが
惚れるのがプランケット（カーライル）じゃなくって
バカっぽい若造マクレーンなんだもん。
アンタ。オトコ見る目無いよ。
衣装も映像も見ごたえアリ！
映画館で見たかったぁ〜と思いました。