死の接吻

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この映画は、４７’のリメイク版とのことですが、
ストーリーはよくある設定ですが、退屈せずに観られて
まぁまぁおもしろかった。
が、問題は、役者の使い方が・・・。
まずＮ・ケイジのジュニア（だっけ？）。
迫力ある演技はうまいですが、
本来の彼の演技力はもっと違う部分にあると思っている私としては、
ムキムキ強面の男なら、別にＮ・ケイジじゃなくても、
Ｂ級俳優でよかったように思う。
これ、全然彼のいい部分が表現されてなく、もったいなーいにつきます。
逆に主役のデヴィッド・カルーソーの役どころ、ジミーの方が、
Ｎ・ケイジに合ってるように思えた。
Ｎ・ケイジファンなので、きっと善良な彼をみたいという私的な欲目も入っているかと思うが・・・(^_^;)
それと、それと、ヘレン・ハント！
この役どころも、単なる自爆キャラ〜？それはないやろ・・・とつい言ってしまったが・・。
私としては、”キャストアウェイ”のような彼女が望むところだが・・。
ストーリーはおいといて、Ｎ・ケイジやヘレン・ハント級の役者の使い方が、
とにかくとにかく、もったいないにつきました。
ところで、”死の接吻”。
この映画のタイトルだが、
ストーリーとどういう関係があるのか、
見終えたあと、もうひとつ疑問が残るのだが・・。

、
たいして面白くない

ヘレン・ハント狙いで観た。

ヘレン・ハントの出演作はほとんど観ているが、これは知らなかったので早速観ることに。
ヘレンは刑務所帰りのどん底男の奥さんで、母親似の可愛い娘(二歳くらい)がいる。
ヘレン・ハントの役柄としては珍しい。ヘレン・ハントは「誰のもの(女)でもない」という役柄が一番多く、そしてそれが最も似合っているからだ。

そうか、じゃ、きっとこの見たことない冴えない役者【デヴィット・カルーソ】(後で知ったがアメリカの人気テレビ番組CSIの主役だそうだ)がいなくなって、ヘレンが娘と一緒に何かに巻き込まれていくというストーリーなのかな、と思っていたらヘレンは開始25分で交通事故で死んでしまう。えええええええええええーーーっっっ！

この映画は明らかにヘレン・ハントの使い方を間違っている。
ヘレン・ハントファンの方、観る必要ありません。

Ｂ級のハードボイルドの感は否めないですが、男と男の闘いがサスペンスフルに演出され、期待してなかった分、まずまず楽しめた作品です。
特にニコラス・ケイジが筋肉隆々の凶暴演技で、主役のデヴィッド・カルーソを完全に喰っています。ケイジは翌年の９５年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞を受賞することになるわけですが、彼の俳優人生の分岐点に差し掛かった頃の作品で、８７年「月の輝く夜に」に比べると貫禄も出てきて断然いいですね。

監督がバーベット・シュローダーで、彼の代表作となった９０年「運命の逆転」や９２年「ルームメイト」に続く作品として期待感をもってしまいますが、脚本がチョットつまらない。
それでもヘレン・ハントやヴィング・レイムス、スタンリー・トゥッチ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、フィリップ・ベイカー・ホール等、いまでは最高のキャスティングと呼べるメンバーの名をみるだけでも楽しいです。
（彼等もこの作品に出た頃は、まだまだ脇役で、９４年当時のキャリアからすれば、役柄は十分納得できます。その意味で違和感は感じません）

後半に登場するＶ・レイムス（ファンです）ですが、てっきり黒人ギャングと思いきや、殺された後に、実はＦＢＩの潜入捜査官だったことが分かります。これが唯一（？）のどんでん返しかもしれません。
ところで、主人公ジミー（Ｄ・カルーソ）の母親役でチョイ役出演のアン・メアラという女優さん、俳優ベン・スティラーの実母ですね。

いとこの為という事でお金と友情につられて犯罪の手助けをしてしまったのが、家族もちの主人公としてはいたい。
少女の額に書かれたBADの文字が印象的。
金髪男性の主人公が印象的。
奥さんがかわいそうなお話だった。