七人の侍 / 三船敏郎
全体の平均評価点: (5点満点)
(152)
解説・ストーリー
戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた作品。黒澤明監督による日本映画の傑作。麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。<br>●ご注意下さい●<BR>【記番】TDV2796Rと【記番】TDV2796RPの収録内容は同じです。
戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた作品。黒澤明監督による日本映画の傑作。麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。<br>●ご注意下さい●<BR>【記番】TDV2796Rと【記番】TDV2796RPの収録内容は同じです。
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「七人の侍」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた作品。黒澤明監督による日本映画の傑作。麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。<br>●ご注意下さい●<BR>【記番】TDV2796Rと【記番】TDV2796RPの収録内容は同じです。
「七人の侍」 の作品情報
「七人の侍」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
七人の侍の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
207分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV2796R |
2004年07月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
10人
|
7人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
七人の侍の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
207分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV2796R |
2004年07月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
10人
|
7人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:152件
科白が聞き取れないので、日本語字幕をオンにしました
投稿日:2006/05/05
レビュアー:吟遊旅人
長いけれど、最後まで目が離せない傑作。
さすがは黒澤作品の中でも評価の高い映画だけあって、万人を飽きさせない豪快な絵作り、迫力ある音楽、馬のスピーディな動き、キャラクターの細かい書き込み、どれもこれも一級品だ。こんなこと、今更言うまでもないって感じ。
DVDを観ながら、わが家族は「まるで『バグズ・ライフ』みたいやなぁ。これからホッパーが出てくるぞぉ」なとど言っていたが、「バグズ・ライフ」が「七人の侍」のパクリなのよね。実際、バグズライフ以上にはっきりと人民闘争史観と前衛論が表に出ているのだ。
たとえば、百姓出身の侍菊千代が「百姓っていうのはなぁ、百姓はなぁ、ずるくって嘘つきで…」とわめく科白は、「百姓」を「大衆」に替えればそのまま黒澤明の「大衆論」に早変わり。七人の侍たちはもちろん前衛で、中でももっとも理知的なリーダー勘兵衛は知識人であり、レーニンを思わせる禿頭。
黒澤の視線には貧しい者への共感や同情が溢れているけれど、しょせんは侍の視点なのだ。そこがこの映画の弱さでありまた魅力である。
CGなんか使わなくても、SFXなんかなくても、こんなに迫力満点の娯楽作が作れるのだから、間違いなく黒澤は天才。米粒を拾う左ト全の哀れな姿には涙をそそられた。落としどころをいくつも作って泣かせてくれる。絶対お奨め。ちっと長いけど、ぜひご覧ください。
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19人の会員が気に入ったと投稿しています
伝説の黒沢作品!
投稿日:2004/05/10
レビュアー:RUSH
ハリウッド映画「荒野の七人」の元ネタがこの作品であることは有名ですが、ストーリー的にも黒沢監督が日本のマカロニウエスタンを描こうとしていたのではないかと思わせる作品です。ま、だから舞台をウエスタンにすれば「荒野の七人」になったのかな?(^^ゞ。
この作品の主役はなんと言っても七人のお侍さんです。つまり浪人ですが7人集まればいろんな浪人がいるわけでそれぞれの個性もちゃんと描かれていて好感が持てました。とりわけ初期の黒沢作品に欠かせない三船さんの演技は相変わらず豪快で気持ちよかったです。この作品は私が生まれる十年以上も前の作品で、公開後50年たって初めて見ました。噂には聞いていたのですが・・・(^^ゞ。でもおもしろい作品はいつ見てもおもしろいです(^○^)。CGなどがなかったこの時代、つまり役者の演技とエキストラ、大道具、小道具のみで勝負しなければならなかった時代に制作されたことを考慮すると監督や制作者の熱意が感じられます。後世に残しておきたい作品です。
ちなみに某放送局の2003年の大河ドラマがこの作品を色々まねているとして訴えられていましたが当然だと思いました。ドラマの中に確かに同じシーンがありました。やっぱりいい作品というのは色々真似されるということが評価のバロメーターにもなりうるのかもしれません。しかし、ちゃんと著作権料を払って使って欲しいものです(^^ゞ。
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19人の会員が気に入ったと投稿しています
これが娯楽映画なのか (弐の巻)
投稿日:2009/05/18
レビュアー:ひきむすび
(・・・もうひとつの「七人の侍」より続く)
豪胆なヒロイズムの影に描かれるもう一つのリアル
これは人間の物語だ
百姓たちは野武士を恐れ
7人の侍が来れば
女たちがとられることを恐れ
無駄に報酬が取られることを恐れる
野武士の危機が来なくとも
役人の搾取に泣き言を言うだろう
日照り、大雨 飢饉 疫病と
舌が乾かぬうちに 次の心配事を口にするだろう
常に扇情的で悲観主義
常に弱者で 這いつくばるように生きながらも
この人たちの再生は早い
たくさんの墓の立ち並ぶ丘のふもと
陽気な田植え唄を歌い 世の春を謳歌する百姓
命の危機に煽られて 若武者に身をさらけ出した娘さえも
“一時の過ち”と百姓娘へと戻っていく
更なる痛みを抱えるしかない侍
役人のような権力もなく 商人のように利に生きることもなく
百姓のように縋る相手もなく這いつくばることすらできない
切るか切られるかしかない侍の純粋と孤独
私は侍か?百姓か?
この物語の苦さ 突きつけられた鋭さもまた
類をみないものだと思った。
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
やっぱり名作ですよね
投稿日:2008/07/21
レビュアー:こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
若い頃に何度か観ているのですが、その記憶だけでレビューを書くわけにもいかず放置しておりました。
当時は、
「とてもおもしろい時代劇」
と言う印象しかなく、
「まあ名作ではあるのだろうけど、黒澤明にさほど思い入れはないんだよね」
と思っていたのです。
しかし、再見して、あらためてそのすごさを思い知りましたね。CGもSFXもワイヤーアクションも無い時代の作品なんですよね、これ。
今なら、これくらいのアクション映画を作るのにさほど苦労はしないでしょうけど、当時はとんでもない苦労と手間があっただろうと思います。しかし、そんなことを抜きにして、「人間」を捉え、表現する黒澤明の確かな目という物があるからこそ、今でも通用するドラマたりえるのだと思いますね。
芸術性とエンタメ性のバランスが、非常にうまく取れている作品で、これを観て、つまらないとか駄作だと思う人は少ないんじゃないでしょうかね。昔の邦画には小津、溝口、清水、成瀬等々、素晴らしい才能を持つ監督がいて、良い映画をたくさん残しているのですが(というか、私も最近目覚めたばかり・・)そういった作品を観るための入り口として、若い人に観てもらえればなあと思いますね。
自分自身としても、若い頃に観た印象と、ガラッと違っている部分もあり、観直してみてよかったと思うのです。
洋画、邦画を問わず、良い作品というのは、その時々の自分の年齢や心のありようによって、観るたびに違った感動や驚きを与えてくれるのですね。
まず感心するのは、七人という数の設定と、そのキャラクターの立て方ですよね。3人じゃ少ないしギリギリのところでしょう(オーシャンズは多すぎますよね)それから、無駄とも思える髪型、着物、食物、食器、農具から住んでいる家の構造等々、時代考証のリアリティ。勘兵衛の指揮する戦術戦略のも見事さも、今観てもワクワク・ドキドキするのです。
この作品を撮っているときに、あまりにも時間とお金がかかりすぎるので、
「今まで撮れている分だけでも編集して公開する」
と東宝の幹部が言い出したそうです。で、仕方なく編集して試写室で見せたのが、村人達の訓練や準備が終わり、さあ野武士達が襲ってくるのをまつばかり、というところまでで、それを観た東宝幹部が、
「こお続きは?」
と言うと黒澤は、
「まだ撮ってません」
それを聞いて幹部達は、
「存分に時間をかけてかまわないから、完成させて下さい」
と言ったとか(笑)
本当の話かどうか知りませんが、昔先輩から聞いたことがあります。まあ、黒澤明を語るには、面白いエピソードですよね。
まあ、書き始めるときりがないのですが、宮口精二といい(それまで剣道なんてやったことが無かったのに、宮本武蔵かと思うほどの剣豪に見えます)プロの役者とスタッフが結集して作り上げた映画なんだと思わせる完成度の高さがあります。
いかんせん、かなり長い(前後編で三時間半!)ので、覚悟と準備をして(お茶とお菓子かなんかね)観ることをお勧めします。
アメリカのウェンスタイン・カンパニーが、リメイクするそうですけど、どんな作品に仕上がるのか興味があるのと同時に不安もありますね。その前に同社の「The Forbidden Kingdom」(ジェット・リーとジャッキー・チェンが競演する映画ですね)を観たいですね。それによって、期待が膨らむのか、不安が広がるのか・・・(笑)
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
娯楽の殿堂
いまでこそシネコンだのは入れ替え制で、映画は頭からちゃんと観るもの、ってのが定着しつつあるけれど、アチキが餓鬼の時分なんざ、途中から入って途中から出ちゃうなんてのはざらだった。
別にそれがいいとは言いませんよ、もちろん。
「サンダーバード」だったか「・・・6号」だったか、やっぱり途中から入って、母ちゃんからは「入ったところまで観たら出るんだからね」と念を押されちゃいたものの、そこは幼稚園児、はじまったら画面に釘付け、動けるわけがない。結局最後までもう一度。ま、文句垂れてた母ちゃんも実は満足してたみたいだが(^^♪。
さて「七人の侍」、長い。そしていい意味で長さを感じさせる、いい意味で無駄がある。
だってね、長くてずっと緊張しきってたら疲れますもん、また観ようって気にはならない。でもって長いってか、盛りだくさんだから観てお得感がある。
だからさっきのを言い換えれば、充実感があり、適度な遊びがある、ということになるか。
そしてこの長い映画、見せ場には事欠かないんだけど、あえて言えば絶対必見というシーンはない。
いや、これほめ言葉のつもりなんですがね。
もちろん頭からきちんと鑑賞するに越したことはないのだろうけど、ちょいと時間があいたときに「おぅ、三船、観にいかねぇか」「いやオレは志村だな」なんていいながら小屋に入る、それももちろん上映時間なんか気にせずに、ふらっと入って、腹が減ったら出てきちゃう、そンな観方が出来るのだ。
そンなつくりになっているのだ。
十年ぶり、もっとになるかもしれないけど、一時期黒澤という人のカリスマあつかいや神格化がどうもいやで敬遠していたが、再見して思うのはやっぱり「面白い、娯楽だ!」ということ。
やりたいことを追求もしてはいただろうけど、少なくともこと「七人の侍」についちゃお客のことを考えて、計算して作られている。
だから長さが苦痛ではないし、部分だけを取り出しても充分楽しめる。
お客一人ひとりが贔屓を作ることが出来る。
そして二度三度と観に来ることを前提に作ったんだろうね。実際繰り返し観たほうが面白いもん。
だから名作だなんだと祭り上げてしまうのはやっぱりよろしくない。敷居を高くして、この映画に触れる人が減ってしまうのはもったいない。
まあアチキも今回は「七人の侍」のアニメ版リメイク(?)「SAMURAI 7」を観ての再見で、レビューを見ればやはりこのアニメを観てオリジナルをという人も結構いるわけで、それだけでもアニメでリメイクした意味はあるか、などとえらそうに思ったりもするわけで。
もちろんきちんとした分析、批評も大切なんだけど、やっぱりおもしれぇ、ってこと、そこんとこはうんとこさ強調したいな、と。若干の自戒もこめて実感する次第。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
科白が聞き取れないので、日本語字幕をオンにしました
投稿日
2006/05/05
レビュアー
吟遊旅人
長いけれど、最後まで目が離せない傑作。
さすがは黒澤作品の中でも評価の高い映画だけあって、万人を飽きさせない豪快な絵作り、迫力ある音楽、馬のスピーディな動き、キャラクターの細かい書き込み、どれもこれも一級品だ。こんなこと、今更言うまでもないって感じ。
DVDを観ながら、わが家族は「まるで『バグズ・ライフ』みたいやなぁ。これからホッパーが出てくるぞぉ」なとど言っていたが、「バグズ・ライフ」が「七人の侍」のパクリなのよね。実際、バグズライフ以上にはっきりと人民闘争史観と前衛論が表に出ているのだ。
たとえば、百姓出身の侍菊千代が「百姓っていうのはなぁ、百姓はなぁ、ずるくって嘘つきで…」とわめく科白は、「百姓」を「大衆」に替えればそのまま黒澤明の「大衆論」に早変わり。七人の侍たちはもちろん前衛で、中でももっとも理知的なリーダー勘兵衛は知識人であり、レーニンを思わせる禿頭。
黒澤の視線には貧しい者への共感や同情が溢れているけれど、しょせんは侍の視点なのだ。そこがこの映画の弱さでありまた魅力である。
CGなんか使わなくても、SFXなんかなくても、こんなに迫力満点の娯楽作が作れるのだから、間違いなく黒澤は天才。米粒を拾う左ト全の哀れな姿には涙をそそられた。落としどころをいくつも作って泣かせてくれる。絶対お奨め。ちっと長いけど、ぜひご覧ください。
伝説の黒沢作品!
投稿日
2004/05/10
レビュアー
RUSH
ハリウッド映画「荒野の七人」の元ネタがこの作品であることは有名ですが、ストーリー的にも黒沢監督が日本のマカロニウエスタンを描こうとしていたのではないかと思わせる作品です。ま、だから舞台をウエスタンにすれば「荒野の七人」になったのかな?(^^ゞ。
この作品の主役はなんと言っても七人のお侍さんです。つまり浪人ですが7人集まればいろんな浪人がいるわけでそれぞれの個性もちゃんと描かれていて好感が持てました。とりわけ初期の黒沢作品に欠かせない三船さんの演技は相変わらず豪快で気持ちよかったです。この作品は私が生まれる十年以上も前の作品で、公開後50年たって初めて見ました。噂には聞いていたのですが・・・(^^ゞ。でもおもしろい作品はいつ見てもおもしろいです(^○^)。CGなどがなかったこの時代、つまり役者の演技とエキストラ、大道具、小道具のみで勝負しなければならなかった時代に制作されたことを考慮すると監督や制作者の熱意が感じられます。後世に残しておきたい作品です。
ちなみに某放送局の2003年の大河ドラマがこの作品を色々まねているとして訴えられていましたが当然だと思いました。ドラマの中に確かに同じシーンがありました。やっぱりいい作品というのは色々真似されるということが評価のバロメーターにもなりうるのかもしれません。しかし、ちゃんと著作権料を払って使って欲しいものです(^^ゞ。
これが娯楽映画なのか (弐の巻)
投稿日
2009/05/18
レビュアー
ひきむすび
(・・・もうひとつの「七人の侍」より続く)
豪胆なヒロイズムの影に描かれるもう一つのリアル
これは人間の物語だ
百姓たちは野武士を恐れ
7人の侍が来れば
女たちがとられることを恐れ
無駄に報酬が取られることを恐れる
野武士の危機が来なくとも
役人の搾取に泣き言を言うだろう
日照り、大雨 飢饉 疫病と
舌が乾かぬうちに 次の心配事を口にするだろう
常に扇情的で悲観主義
常に弱者で 這いつくばるように生きながらも
この人たちの再生は早い
たくさんの墓の立ち並ぶ丘のふもと
陽気な田植え唄を歌い 世の春を謳歌する百姓
命の危機に煽られて 若武者に身をさらけ出した娘さえも
“一時の過ち”と百姓娘へと戻っていく
更なる痛みを抱えるしかない侍
役人のような権力もなく 商人のように利に生きることもなく
百姓のように縋る相手もなく這いつくばることすらできない
切るか切られるかしかない侍の純粋と孤独
私は侍か?百姓か?
この物語の苦さ 突きつけられた鋭さもまた
類をみないものだと思った。
やっぱり名作ですよね
投稿日
2008/07/21
レビュアー
こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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若い頃に何度か観ているのですが、その記憶だけでレビューを書くわけにもいかず放置しておりました。
当時は、
「とてもおもしろい時代劇」
と言う印象しかなく、
「まあ名作ではあるのだろうけど、黒澤明にさほど思い入れはないんだよね」
と思っていたのです。
しかし、再見して、あらためてそのすごさを思い知りましたね。CGもSFXもワイヤーアクションも無い時代の作品なんですよね、これ。
今なら、これくらいのアクション映画を作るのにさほど苦労はしないでしょうけど、当時はとんでもない苦労と手間があっただろうと思います。しかし、そんなことを抜きにして、「人間」を捉え、表現する黒澤明の確かな目という物があるからこそ、今でも通用するドラマたりえるのだと思いますね。
芸術性とエンタメ性のバランスが、非常にうまく取れている作品で、これを観て、つまらないとか駄作だと思う人は少ないんじゃないでしょうかね。昔の邦画には小津、溝口、清水、成瀬等々、素晴らしい才能を持つ監督がいて、良い映画をたくさん残しているのですが(というか、私も最近目覚めたばかり・・)そういった作品を観るための入り口として、若い人に観てもらえればなあと思いますね。
自分自身としても、若い頃に観た印象と、ガラッと違っている部分もあり、観直してみてよかったと思うのです。
洋画、邦画を問わず、良い作品というのは、その時々の自分の年齢や心のありようによって、観るたびに違った感動や驚きを与えてくれるのですね。
まず感心するのは、七人という数の設定と、そのキャラクターの立て方ですよね。3人じゃ少ないしギリギリのところでしょう(オーシャンズは多すぎますよね)それから、無駄とも思える髪型、着物、食物、食器、農具から住んでいる家の構造等々、時代考証のリアリティ。勘兵衛の指揮する戦術戦略のも見事さも、今観てもワクワク・ドキドキするのです。
この作品を撮っているときに、あまりにも時間とお金がかかりすぎるので、
「今まで撮れている分だけでも編集して公開する」
と東宝の幹部が言い出したそうです。で、仕方なく編集して試写室で見せたのが、村人達の訓練や準備が終わり、さあ野武士達が襲ってくるのをまつばかり、というところまでで、それを観た東宝幹部が、
「こお続きは?」
と言うと黒澤は、
「まだ撮ってません」
それを聞いて幹部達は、
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と言ったとか(笑)
本当の話かどうか知りませんが、昔先輩から聞いたことがあります。まあ、黒澤明を語るには、面白いエピソードですよね。
まあ、書き始めるときりがないのですが、宮口精二といい(それまで剣道なんてやったことが無かったのに、宮本武蔵かと思うほどの剣豪に見えます)プロの役者とスタッフが結集して作り上げた映画なんだと思わせる完成度の高さがあります。
いかんせん、かなり長い(前後編で三時間半!)ので、覚悟と準備をして(お茶とお菓子かなんかね)観ることをお勧めします。
アメリカのウェンスタイン・カンパニーが、リメイクするそうですけど、どんな作品に仕上がるのか興味があるのと同時に不安もありますね。その前に同社の「The Forbidden Kingdom」(ジェット・リーとジャッキー・チェンが競演する映画ですね)を観たいですね。それによって、期待が膨らむのか、不安が広がるのか・・・(笑)
娯楽の殿堂
投稿日
2008/08/05
レビュアー
べっち
いまでこそシネコンだのは入れ替え制で、映画は頭からちゃんと観るもの、ってのが定着しつつあるけれど、アチキが餓鬼の時分なんざ、途中から入って途中から出ちゃうなんてのはざらだった。
別にそれがいいとは言いませんよ、もちろん。
「サンダーバード」だったか「・・・6号」だったか、やっぱり途中から入って、母ちゃんからは「入ったところまで観たら出るんだからね」と念を押されちゃいたものの、そこは幼稚園児、はじまったら画面に釘付け、動けるわけがない。結局最後までもう一度。ま、文句垂れてた母ちゃんも実は満足してたみたいだが(^^♪。
さて「七人の侍」、長い。そしていい意味で長さを感じさせる、いい意味で無駄がある。
だってね、長くてずっと緊張しきってたら疲れますもん、また観ようって気にはならない。でもって長いってか、盛りだくさんだから観てお得感がある。
だからさっきのを言い換えれば、充実感があり、適度な遊びがある、ということになるか。
そしてこの長い映画、見せ場には事欠かないんだけど、あえて言えば絶対必見というシーンはない。
いや、これほめ言葉のつもりなんですがね。
もちろん頭からきちんと鑑賞するに越したことはないのだろうけど、ちょいと時間があいたときに「おぅ、三船、観にいかねぇか」「いやオレは志村だな」なんていいながら小屋に入る、それももちろん上映時間なんか気にせずに、ふらっと入って、腹が減ったら出てきちゃう、そンな観方が出来るのだ。
そンなつくりになっているのだ。
十年ぶり、もっとになるかもしれないけど、一時期黒澤という人のカリスマあつかいや神格化がどうもいやで敬遠していたが、再見して思うのはやっぱり「面白い、娯楽だ!」ということ。
やりたいことを追求もしてはいただろうけど、少なくともこと「七人の侍」についちゃお客のことを考えて、計算して作られている。
だから長さが苦痛ではないし、部分だけを取り出しても充分楽しめる。
お客一人ひとりが贔屓を作ることが出来る。
そして二度三度と観に来ることを前提に作ったんだろうね。実際繰り返し観たほうが面白いもん。
だから名作だなんだと祭り上げてしまうのはやっぱりよろしくない。敷居を高くして、この映画に触れる人が減ってしまうのはもったいない。
まあアチキも今回は「七人の侍」のアニメ版リメイク(?)「SAMURAI 7」を観ての再見で、レビューを見ればやはりこのアニメを観てオリジナルをという人も結構いるわけで、それだけでもアニメでリメイクした意味はあるか、などとえらそうに思ったりもするわけで。
もちろんきちんとした分析、批評も大切なんだけど、やっぱりおもしれぇ、ってこと、そこんとこはうんとこさ強調したいな、と。若干の自戒もこめて実感する次第。
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