バトルクリーク・ブロー

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　格闘技大会に出て悪いアメリカ人たちをなぎ倒していくジャッキーの話。

　いかにも当時のアメリカ制作なカンフー映画といった内容で、さすがのジャッキーのアクションもまったりとしていて、相手役がしっかりしていないと迫力って出ないんだなと勉強になる作品でした。

　ジャッキーの動きとプロレスラーみたいな相手役たちとの戦いはまるで動きがあっていなくて迫力に欠けるし、殴りあうときのサウンドとかも全くなかったりしてただただ戸惑うという。

　師匠役がマコ岩松さんで彼との修行で戦ったりして、そこら辺は面白かったです。弟子に禁欲を命じておきながら自分は全く守ってないとかジャッキーもジャッキーで大会前日に恋人といちゃついたりするのもエロさ優先する人間の行動でよかったと思いますが、前半のローラースケート大会とかクライマックスの戦いとか終始無表情で見てしまう映画でした

　これがジャッキーのハリウッド進出第一弾じゃなかったでしたっけ。監督名はロバート・クラウズとか書いてあるのが哀しいです。ロバート・クローズのはずです。ブルース・リー世代も少なくなってきたのでしょうか。
　公開当時は非常に物足りなく感じたものです。相手がプロレスラーですから、いつものクンフーアクションの呼吸にならず、何となく盛り上がらない感じ。泥臭い笑いも抑えられております。全体的にアッサリした印象で、香港映画独特のしつこさがありません。コッテリラーメンを食べに行ったらアッサリ塩ラーメンを出されたみたいな。なんせいつもはけがしながら延々と続くクンフーが、わりと簡単に終わってしまいますので。うわっ凄い！というような場面がないんですよね。
　しかし、今になって振り返ってみると、この塩ラーメンもジャッキー亭の味がしていて、まずまずの味だったことに気付きます。すっきりとしたＢ級アクションにちゃんとまとまっておりましたね。これはクラウズ（クローズ）の演出力とか何とかでなく、やっぱりジャッキーの魅力でしょう。

ジャッキーの人柄の良さは何となく表現できても、
カンフーアクションとしてはちょっと物足りない感じ。

本人としても初主演、物語としても急に出場の
新人ということで、どこか面影を重ねている。
身体能力の高さは、冒頭から素晴らしいものがあり、
ここからジャッキーの活躍が始まったと見れば、
古き良き原点なのかもしれない。

香港！！って感じの作品でなんか好き。
ジャッキーらしいストーリーと演出。
なんせ若いジャッキーを見れたのが良かった(笑)
日本語吹き替えがなく、字幕のみ。
香港語と広東語の音声というスタイルが面白かった。

かつて、３本立ての映画館で、酔拳とは違うジャッキーの一面を発見した映画です。初のハリウッド主演映画なんですね。
ブルースリーや、ジェットリーと違う若き日のジャッキーの真面目なカンフー映画を久方ぶりで観たくて借りました。
２５年経過しても、あの感動？を呼び起こしてくれました。
酔拳とは全く趣の違う、ジャッキー映画の原点を、改めて堪能しました。