ドラゴンクエスト　ユア・ストーリー

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　ゲームをやっていない身からすると、冒頭で「ドラゴンクエスト」のゲーム画面になって登場人物の紹介があって、その続きからこの映画の世界が始まるため。映画の中で主人公たちが再会したりしても全く持って感動したりできなかったです。

　それでいて冒険活劇としての面白さがあるかと思えば、すべてがトントン拍子で進んで行くので障害を冒険の仲間たちと知恵と勇気や経験で突破していく面白さみたいなものは一切なく。ただ、いきなり「天使がいるから」とか言われて、すぐ次のシーンで立ちはだかる巨大ロボットを簡単に突破したと思ったら天使が現れて「あなたの勇気を試したのです」みたいなのが現れたと思ったら「過去に行きなさい」とか言ってすぐに過去へ向かって…。とかゲームをやっていれば高速展開についていけるかもしれないですが、やったことのない身からすると何が起こっているのかわからなかったです。

　そもそも前半は主人公が2人のヒロインと再会しますが、その再会にも何の気持ちも発生しない構成でしたが、主人公が最初に告白して、すぐに心変わりして別のヒロインに告白しなおすという流れも告白された方としちゃ、ただの浮気男にしか見えないのではないかと戸惑う展開でした。占いおばあさんが実は…という展開もなぜあの魔法みたいなのが使えるのかわからなかったです。そもそもこの映画の世界では魔法とかは唱えるだけで簡単に使えるものみたいなので、苦労して覚えるとかレベルアップして覚えるとかでもないRPGさが一切なかったです。正直、主人公が誰に告白するのかを悩むのに結構な時間を費やしている意味とかもわからない退屈な時間が多かったです。

　主人公が石化されて8年経っての息子との再会も主人公たちは何の気持ちの動きもなく、あっさりと認め合ってすぐに次のシーン。という無感情のCGキャラクターたちでした。そしてすぐに敵の本拠地に乗り込んで…という高速の展開に終始きょとんとするなかなか体感時間の長い上映時間でした。

　ラスボスだと思っていたキャラクターが実は…な展開も変化球で面白くなりそうですが、そこに至るまでが退屈なのでもうどうでもいいとこれまた無表情のまま展開していく流れでした。CGキャラクターたちも子ども向けにしたのか大げさなお芝居がずっと続くのでゲンナリする動きをする登場人物たちでした。

　せっかくのすぎやまこういち御大の音楽もゲームをやったことなくても感動的なメロディなのにもったいない映画でした。

ドラクエシリーズはすべてコンプリートしています。
そんな中でもドラクエ�X・天空の花嫁は一番好き。
何度も繰り返しやった私です。
ＤＳのリメイク版もやりました。
そんな私ですから、天空の花嫁がアニメ化されると聞いたときは
どうにもこうにも懐かしくて
とても首を長くして公開を待っていました。
なにせ、総監督と脚本は山崎貴監督が起用されていますし、
ゲームを作った堀井雄二さん、音楽はすぎやまこういちさん（なんと88歳！）が監修とあっては
自ずとハードルは上がらずにはいられなかったです。

冒頭でドラクエのテーマソングが流れたときには涙が出そうになりました。
そして映画中に流れる懐かしい音楽の数々。
音楽を聴いただけで、ゲームをしていたころが蘇って
大人げなくも、何度も何度も心が震えてしまいました。
そしてストーリーはゲーム内容に忠実に進んでいきます。
花嫁を選ばなくてはないらないシーンでは
多くの人がそうであったように私もビアンカを必ず選んでいました。
（一度だけ、フローラを選んでみたことあり）
劇中の主人公リュカは、果たしてどちらを選ぶのか？
ここも見どころの一つです。
そして、ラスボスであるミルドラースとの闘い。
ここでYOUR STORYというタイトルの意味が初めて判りました。
このラストの展開には賛否両論があるようです。
確かに今までの高揚した気持ちがストンと落ちてしまった感じがして
この展開はちょっと残念なような気もしないではないです。

とはいえ、私的には期待値のハードルを遥かに超えて、面白かったです！
と胸を張って言いたい！（笑）
映像の美しさ
ストーリーの豊かさ
意外な結末
本当に楽しめました。
そしてちょっぴり涙も！
佐藤健クンを始めとしたアフレコ陣も上手でした。

本作はＴＶゲームを、特にドラクエを愛する人達への
山崎監督からの愛のメッセージなのだと思いました。

　いくら原作者自らが手がけているとは言え、エゴが強すぎるメッセージを込めるにはあまりにも不向きな題材だったのでは？

　どのような形であれ、ユーザーの思い出を正面からぶち壊すような物作りの姿勢はいただけません。
　ましてやそれが、王道ストーリーを紡いだ挙げ句、最後に不意打ちのような誰も望まないどんでん返しとあれば、文句のひとつも言いたくなるというもの。

　感想としては……見るんじゃなかった……。

声優使えよ！！
ビアンカ役に整形でエラ削って二重にしている女とかありえないわ。
クソタレントも練習してからやれよ！迷惑だ！

まず音楽が秀逸。
聴きなれた名曲ばかり。

ゲームのドラクエは「１０」以外プレイ済み。
本作の元となった「５」は３回プレイしました。

最初はゲーム画面が流れ、序盤のストーリーを解説。
前半はテンポよく進む。
テンポ良すぎて、ここはあのシーンかと考えながら観た。
ゲーム知らない人は付いていけないかも？
でも普通にプレイしても４０時間以上は掛かるストーリーを
１００分程度にまとめるのは至難の技です。
当然省くエピソード、省けない重要エピソードがあり、
お話が駆け足で進むのは仕方のないことだと思います。

感心したのは主人公のセリフが違和感ない事。
ドラクエはじめ、多くのＲＰＧでは主人公は喋らない。
周りの反応を見て、主人公のセリフを脳内補完してゲームは進む。
それを映画ではもちろん主人公が喋る。
それが違和感ないのは凄いことだと思います。

ラストは賛否両論あるでしょう。
僕は「否」
なんで監督は、あそこで自分の色を出そうとしたのでしょうか。
他の映画やドラマでもそうだけど、原作物の映像化って、
原作を忠実に再現するだけで評価されるのに、
オリジナリティーを出して設定やストーリーを変更し、酷評される。
今作は世界観までぶち壊してしまった・・・。

６歳の娘は「スライムかわいい〜」と喜んでいました。

声優は佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之ら豪華俳優陣

７０点
※ラストバトルが原作通りなら８５点はいっただろう。