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トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>
トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>
トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン> / コン・ユ
トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>
/ファン・ドンヒョク
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全体の平均評価点: (5点満点)
(42)
解説・ストーリー
韓国の聴覚障害者学校で起きた実在の性的虐待事件を基にしたコン・ジヨンのベストセラー小説を映画化した衝撃の社会派ドラマ。主演は「あなたの初恋探します」のコン・ユ。監督は「マイ・ファーザー」のファン・ドンヒョク。郊外の街にある聴覚障害者学校に赴任した美術教師のカン・イノは、着任早々学園内に漂う不穏な空気を感じ取る。ある日、一人の女子児童が女寮長によって顔を洗濯機に押しつけられている現場を目撃したイノは、彼女を保護して病院に入院させる。そして、人権センターのソ・ユジンに連絡を取る。やがて、児童たちが校長をはじめとする教師たちから日常的に性的虐待を受けている実態が判明。イノとユジンはマスコミを利用して校長たちを告発するのだが…。
韓国の聴覚障害者学校で起きた実在の性的虐待事件を基にしたコン・ジヨンのベストセラー小説を映画化した衝撃の社会派ドラマ。主演は「あなたの初恋探します」のコン・ユ。監督は「マイ・ファーザー」のファン・ドンヒョク。郊外の街にある聴覚障害者学校に赴任した美術教師のカン・イノは、着任早々学園内に漂う不穏な空気を感じ取る。ある日、一人の女子児童が女寮長によって顔を洗濯機に押しつけられている現場を目撃したイノは、彼女を保護して病院に入院させる。そして、人権センターのソ・ユジンに連絡を取る。やがて、児童たちが校長をはじめとする教師たちから日常的に性的虐待を受けている実態が判明。イノとユジンはマスコミを利用して校長たちを告発するのだが…。
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「トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
韓国の聴覚障害者学校で起きた実在の性的虐待事件を基にしたコン・ジヨンのベストセラー小説を映画化した衝撃の社会派ドラマ。主演は「あなたの初恋探します」のコン・ユ。監督は「マイ・ファーザー」のファン・ドンヒョク。郊外の街にある聴覚障害者学校に赴任した美術教師のカン・イノは、着任早々学園内に漂う不穏な空気を感じ取る。ある日、一人の女子児童が女寮長によって顔を洗濯機に押しつけられている現場を目撃したイノは、彼女を保護して病院に入院させる。そして、人権センターのソ・ユジンに連絡を取る。やがて、児童たちが校長をはじめとする教師たちから日常的に性的虐待を受けている実態が判明。イノとユジンはマスコミを利用して校長たちを告発するのだが…。
「トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>」 の作品情報
「トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
日・吹 |
韓:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-18 |
PCBP72780 |
2013年03月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
26枚
|
1人
|
1人
|
韓:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
トガニ 幼き瞳の告発<オリジナル・バージョン>の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
日・吹 |
韓:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-18 |
PCBP72780 |
2013年03月02日
|
在庫枚数 |
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韓:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:42件
教師たちの卑劣さと対極の子供たちの健気さ
障害を持つ児童を教員たちが数年間に渡って性的虐待を繰り返していたというショッキングな事実を映画化した社会派サスペンスです。
韓国では「トガニ法」という法改正まで行われ、映画の力を示す作品となったらしいです。
聴覚障害者学校に赴任した美術教師イノ(コン・ユ)は、その学校で、恐ろしい光景を目撃し、真実を暴露する決意をします。しかも、生徒も先生も守衛も寮監も気付いているのに口をつぐんでいると言う事実。
逆らう力のない障害を持った子供たち、本来なら守られるべき存在なのに、「学校」と言う信頼のおける場所のしかも教師たちの欲望の餌食にされ、泣き寝入りさせられていることに、悲しみよりも怒りが込み上げて来ます。そんな子供たちにとっては、学校は生き地獄だったのでしょう。
教師たちの卑劣さと対極をなす、いじらしく健気な子供たちの存在。子供が健気に頑張っている様子を見るだけで泣けて来ました。
しつけと称して行う執拗な体罰や、女子生徒、男子生徒を問わずに性的虐待など前半は、拷問ホラーに近いです。
一転して、後半は法廷劇となり、子供たちが暴力教師を追い詰めて行くことに。
しかし、地元の名士でもある校長は児童の親に和解金が払われ、イノは新しい就職先を紹介されたりと、有力弁護士やさらに検事まで味方につけ、徐々に外堀を埋めていきます。この手の隠蔽工作には、怒りが込み上げて来ます。
さらに酷いのはその後の裁判の展開。
変わらない現実と無力感を示すことで、自身の良心の間で葛藤する主人公のやるせなさを描いて熱い想いが静かに伝わって来ました。
このレビューは気に入りましたか?
26人の会員が気に入ったと投稿しています
「ウォォォーーー!!」と心の声が。
また凄い韓国映画に出会ってしまった。
舞台は架空のムジン(霧津)という都市。
ある聴覚障害者学校に美術教師として赴任してきたカン・イノ。
やっと有り付いた仕事に意欲を燃やすイノだったが、暫くして何かに気付く
「この学校は何かがおかしい」と。
物語はサスペンスタッチで描かれ、おどろおどろしい光景はどこかホラーとも思え背筋が寒くなります。観ている私たちは学校という閉塞した空間のなかでの忌まわしい出来事を主人公と同時進行で知ることになり、イノが怒りの感情を抑えきれずについに爆発させる場面では身体が熱くなり「ウォォォ!」と声を上げそうになりました。
原作は孔 枝泳 著、 蓮池 薫 訳「トガニ: 幼き瞳の告発 」。
教育施設で実際に起きた児童に対する性虐待、告発され実際に裁判が行われたが、結局正義は行われなかった。
主人公を演じたコン・ユが、この原作に出会い、事件に対する激しい怒りとともに映画化へ向けて尽力したとのこと。監督もオファーが来た際、一度は無理だと悩んだが結局収まらない怒りが自分にOKサインをだしたとか。
この映画は比較的静かです。しかし子供たちの声にならない「声」。貧困が底辺にあり、抗ってもそこから抜け出せず抑え込まれる弱いものたちの強い怒りの「声」。そんな地の底から響いてくる「声」に心が掻きむしられます。
そして実際にこの映画は世論を動かすことになり、その聾学校は廃校になったうえ、「トガニ法」というものも出来たとのことです。
コン・ユは頑張っていました。今まで軽い作品でしか観ることが出来なかったのですが、これからが楽しみです。
そして忘れてはならないのが、子供たちの演技。素晴らしいです。内側から訴える演技。韓国の子役の層は厚いです。
映画が人々に訴えかけ国を動かす。ちゃらちゃらした今の日本を振り返り少し悲しくなったのでした。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
映画が法国を動かした。「トガニ法」制定のきっかけらしい。
劇場で見逃しました。
韓国の聴覚障害者学校で実際に起きた事件の映画化だそうです。
主人公のイノが着任した郊外の聴覚障害を持つ子供の学校。
そこで、彼は寮長に洗濯機に顔を押し入れられる少女を目撃。
着任早々に感じていた、
なんとなく異様な雰囲気だったが
現実に「なにかある」と思い始める。
すると、子供たちが性的暴行を受けていることが判明した・・・・と。
実際の事件がベースであり、
かつ、ショッキングな題材なので
全編通して漂う雰囲気が息苦しい。
子供たちは健気なんだけれど、
その裏に見え隠れする、卑劣な大人たちの姿。
障害を持っているゆえに、
声高に訴えることもできず、反抗することも出来ない子供たち。
子供たちのために立ち上がったイノですが、
ここでまた、卑劣な大人たちの汚い手が・・・・。
金や弱みで判事をも根回し。
これは、観ているほうも怒りがこみ上げますね・・・・。
子供たちの熱演もあいまって、
ショッキングで腹立たしい題材がさらにショッキングに描かれています。
イノの行動もむなしく、
あの結末を迎えるわけですが
この映画がきっかけになって、
韓国で「トガ二法」という性的虐待をさらに厳罰化する法律が設定されたとか。
社会派映画が多々公開されていますが、
映画が法律制定のきっかけになったとは・・・。
映画の意義を違った面で感じた1本でした。
国家を動かすとは。
映画の力を知らしめた制作陣にあっぱれです。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
悲しみと怒りと
韓国の聴覚障害者学校で起きた性的虐待事件を元にした本作。
日本でも、知的障害を持つ少女が、施設の職員によって性的虐待を受けるという事件が、過去に報道されたことがありました。
その行為の意味も理解できず、助けを求めるにも事実をどのように伝えてよいのか分らない。
よしんば誰かに自分が受けた恐怖や苦痛を訴えることができたとしても、障害のある者の言葉は、証言としての信憑性を疑われてしまうという。
社会的地位や権力、金力を持つものが、欲望と卑劣な手段で、子供たちの身体も心も傷つけて、許されていい筈がありません。
冒頭で、幼い少年が列車に轢かれて死んでしまうシーンがあり、ラストで再びその兄によって繰り返され、正義はどこにあるのか?正義を守るために法があるのではなかったのか?と、天に向かって叫びたくなりました。
「トガニ」とは、韓国語で“るつぼ”の意味で、物質を溶解し、灼熱するための耐火性の深皿のことだそうです。
外界から隔離された聴覚障害者学校の中にあって、じりじりと焼かれる子供の苦しみを比喩しているそうですが、まさに地獄の苦しみだと思います。
三人の娘を持つ母として、とても正視できるものではなかったです。
主人公の美術教師カン・イノ(コン・ユ)にも娘があり、これを告発せずに目をつむったら、もう娘の親ではいられなくなると考えたのが、痛いほど分ります。
イノの母親が、長いものには巻かれろ式の発言をするのですが、韓国社会は、地縁、血縁、学閥などが大きく影響する社会だそうです。
そういう社会においては、この手の告発の困難さも、映画の結末のような理不尽な裁判結果も案外リアルなのかも知れません。
「トガニ法」という法律もできたようですが、法律よりも何よりも一番の力を発揮するのは、人々の正義と良心の声の高まりなのだと思いました。
性的虐待も少女の売春買春も体罰も、正義と良心による監視が必要なのかもしれません。
映画に携わった子役の子たちが、あまりに真に迫る演技でしたが、あの子たちがどのように理解し、どのように感じたのか、心配になってしまいました。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
観終わったあとも心の中の霧は晴れない。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
これまでも実話とうたった映画を数知れないほど見てきたけれどこの衝撃的な告発に言葉を失ってしまう。
観たいけれどその内容から観るのを躊躇してしまう映画。
観終わったあとも心の中の霧は晴れないまま、重く深く何かがのしかかったような気分でした。
今まで観たコン・ユ作品からまったく違った役柄を演じたコン・ユさん。
映画化も彼が望んだというくらい入れ込んだ作品です。
抑えた演技でどうしようもない怒り、空しさを表現していました。
カン・イノ(コン・ユ)は妻を亡くし、喘息の一人娘をもつシングルファーザー。
母に子を預け、聴覚障害者学校の美術教師として赴任してきます。
しばらくして彼はこの学校内で行われていた驚愕の事実を知ることになります。
様々に描かれる性的虐待シーンはけっこうリアルでそれを演じきった3人の子役たちに感嘆。。。
ミンス、ユリ、ヨンドゥの3人の生徒の悲しみの絶叫とポロポロと流れ出る涙にこちらも感情を整理することができません。
ほどなく、加害者達は逮捕され法廷に事件はうつされますが、彼らの証言もむなしく、さらには金と癒着で安易に片付けられてしまう最後にコン・ユさんのうつろな瞳にうつる歓喜する人々、泣き叫ぶ人々。
そして映画はそれだけでは終わらない・・・
彼女たちが事件後、『自分たちも大切な存在だとわかった』と言った言葉に胸が熱くなります。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
教師たちの卑劣さと対極の子供たちの健気さ
投稿日
2013/02/04
レビュアー
ミルクチョコ
障害を持つ児童を教員たちが数年間に渡って性的虐待を繰り返していたというショッキングな事実を映画化した社会派サスペンスです。
韓国では「トガニ法」という法改正まで行われ、映画の力を示す作品となったらしいです。
聴覚障害者学校に赴任した美術教師イノ(コン・ユ)は、その学校で、恐ろしい光景を目撃し、真実を暴露する決意をします。しかも、生徒も先生も守衛も寮監も気付いているのに口をつぐんでいると言う事実。
逆らう力のない障害を持った子供たち、本来なら守られるべき存在なのに、「学校」と言う信頼のおける場所のしかも教師たちの欲望の餌食にされ、泣き寝入りさせられていることに、悲しみよりも怒りが込み上げて来ます。そんな子供たちにとっては、学校は生き地獄だったのでしょう。
教師たちの卑劣さと対極をなす、いじらしく健気な子供たちの存在。子供が健気に頑張っている様子を見るだけで泣けて来ました。
しつけと称して行う執拗な体罰や、女子生徒、男子生徒を問わずに性的虐待など前半は、拷問ホラーに近いです。
一転して、後半は法廷劇となり、子供たちが暴力教師を追い詰めて行くことに。
しかし、地元の名士でもある校長は児童の親に和解金が払われ、イノは新しい就職先を紹介されたりと、有力弁護士やさらに検事まで味方につけ、徐々に外堀を埋めていきます。この手の隠蔽工作には、怒りが込み上げて来ます。
さらに酷いのはその後の裁判の展開。
変わらない現実と無力感を示すことで、自身の良心の間で葛藤する主人公のやるせなさを描いて熱い想いが静かに伝わって来ました。
「ウォォォーーー!!」と心の声が。
投稿日
2013/01/10
レビュアー
おうち大好き
また凄い韓国映画に出会ってしまった。
舞台は架空のムジン(霧津)という都市。
ある聴覚障害者学校に美術教師として赴任してきたカン・イノ。
やっと有り付いた仕事に意欲を燃やすイノだったが、暫くして何かに気付く
「この学校は何かがおかしい」と。
物語はサスペンスタッチで描かれ、おどろおどろしい光景はどこかホラーとも思え背筋が寒くなります。観ている私たちは学校という閉塞した空間のなかでの忌まわしい出来事を主人公と同時進行で知ることになり、イノが怒りの感情を抑えきれずについに爆発させる場面では身体が熱くなり「ウォォォ!」と声を上げそうになりました。
原作は孔 枝泳 著、 蓮池 薫 訳「トガニ: 幼き瞳の告発 」。
教育施設で実際に起きた児童に対する性虐待、告発され実際に裁判が行われたが、結局正義は行われなかった。
主人公を演じたコン・ユが、この原作に出会い、事件に対する激しい怒りとともに映画化へ向けて尽力したとのこと。監督もオファーが来た際、一度は無理だと悩んだが結局収まらない怒りが自分にOKサインをだしたとか。
この映画は比較的静かです。しかし子供たちの声にならない「声」。貧困が底辺にあり、抗ってもそこから抜け出せず抑え込まれる弱いものたちの強い怒りの「声」。そんな地の底から響いてくる「声」に心が掻きむしられます。
そして実際にこの映画は世論を動かすことになり、その聾学校は廃校になったうえ、「トガニ法」というものも出来たとのことです。
コン・ユは頑張っていました。今まで軽い作品でしか観ることが出来なかったのですが、これからが楽しみです。
そして忘れてはならないのが、子供たちの演技。素晴らしいです。内側から訴える演技。韓国の子役の層は厚いです。
映画が人々に訴えかけ国を動かす。ちゃらちゃらした今の日本を振り返り少し悲しくなったのでした。
映画が法国を動かした。「トガニ法」制定のきっかけらしい。
投稿日
2013/03/03
レビュアー
MM3
劇場で見逃しました。
韓国の聴覚障害者学校で実際に起きた事件の映画化だそうです。
主人公のイノが着任した郊外の聴覚障害を持つ子供の学校。
そこで、彼は寮長に洗濯機に顔を押し入れられる少女を目撃。
着任早々に感じていた、
なんとなく異様な雰囲気だったが
現実に「なにかある」と思い始める。
すると、子供たちが性的暴行を受けていることが判明した・・・・と。
実際の事件がベースであり、
かつ、ショッキングな題材なので
全編通して漂う雰囲気が息苦しい。
子供たちは健気なんだけれど、
その裏に見え隠れする、卑劣な大人たちの姿。
障害を持っているゆえに、
声高に訴えることもできず、反抗することも出来ない子供たち。
子供たちのために立ち上がったイノですが、
ここでまた、卑劣な大人たちの汚い手が・・・・。
金や弱みで判事をも根回し。
これは、観ているほうも怒りがこみ上げますね・・・・。
子供たちの熱演もあいまって、
ショッキングで腹立たしい題材がさらにショッキングに描かれています。
イノの行動もむなしく、
あの結末を迎えるわけですが
この映画がきっかけになって、
韓国で「トガ二法」という性的虐待をさらに厳罰化する法律が設定されたとか。
社会派映画が多々公開されていますが、
映画が法律制定のきっかけになったとは・・・。
映画の意義を違った面で感じた1本でした。
国家を動かすとは。
映画の力を知らしめた制作陣にあっぱれです。
悲しみと怒りと
投稿日
2013/06/30
レビュアー
kazupon
韓国の聴覚障害者学校で起きた性的虐待事件を元にした本作。
日本でも、知的障害を持つ少女が、施設の職員によって性的虐待を受けるという事件が、過去に報道されたことがありました。
その行為の意味も理解できず、助けを求めるにも事実をどのように伝えてよいのか分らない。
よしんば誰かに自分が受けた恐怖や苦痛を訴えることができたとしても、障害のある者の言葉は、証言としての信憑性を疑われてしまうという。
社会的地位や権力、金力を持つものが、欲望と卑劣な手段で、子供たちの身体も心も傷つけて、許されていい筈がありません。
冒頭で、幼い少年が列車に轢かれて死んでしまうシーンがあり、ラストで再びその兄によって繰り返され、正義はどこにあるのか?正義を守るために法があるのではなかったのか?と、天に向かって叫びたくなりました。
「トガニ」とは、韓国語で“るつぼ”の意味で、物質を溶解し、灼熱するための耐火性の深皿のことだそうです。
外界から隔離された聴覚障害者学校の中にあって、じりじりと焼かれる子供の苦しみを比喩しているそうですが、まさに地獄の苦しみだと思います。
三人の娘を持つ母として、とても正視できるものではなかったです。
主人公の美術教師カン・イノ(コン・ユ)にも娘があり、これを告発せずに目をつむったら、もう娘の親ではいられなくなると考えたのが、痛いほど分ります。
イノの母親が、長いものには巻かれろ式の発言をするのですが、韓国社会は、地縁、血縁、学閥などが大きく影響する社会だそうです。
そういう社会においては、この手の告発の困難さも、映画の結末のような理不尽な裁判結果も案外リアルなのかも知れません。
「トガニ法」という法律もできたようですが、法律よりも何よりも一番の力を発揮するのは、人々の正義と良心の声の高まりなのだと思いました。
性的虐待も少女の売春買春も体罰も、正義と良心による監視が必要なのかもしれません。
映画に携わった子役の子たちが、あまりに真に迫る演技でしたが、あの子たちがどのように理解し、どのように感じたのか、心配になってしまいました。
観終わったあとも心の中の霧は晴れない。
投稿日
2013/03/08
レビュアー
snowstar
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
これまでも実話とうたった映画を数知れないほど見てきたけれどこの衝撃的な告発に言葉を失ってしまう。
観たいけれどその内容から観るのを躊躇してしまう映画。
観終わったあとも心の中の霧は晴れないまま、重く深く何かがのしかかったような気分でした。
今まで観たコン・ユ作品からまったく違った役柄を演じたコン・ユさん。
映画化も彼が望んだというくらい入れ込んだ作品です。
抑えた演技でどうしようもない怒り、空しさを表現していました。
カン・イノ(コン・ユ)は妻を亡くし、喘息の一人娘をもつシングルファーザー。
母に子を預け、聴覚障害者学校の美術教師として赴任してきます。
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様々に描かれる性的虐待シーンはけっこうリアルでそれを演じきった3人の子役たちに感嘆。。。
ミンス、ユリ、ヨンドゥの3人の生徒の悲しみの絶叫とポロポロと流れ出る涙にこちらも感情を整理することができません。
ほどなく、加害者達は逮捕され法廷に事件はうつされますが、彼らの証言もむなしく、さらには金と癒着で安易に片付けられてしまう最後にコン・ユさんのうつろな瞳にうつる歓喜する人々、泣き叫ぶ人々。
そして映画はそれだけでは終わらない・・・
彼女たちが事件後、『自分たちも大切な存在だとわかった』と言った言葉に胸が熱くなります。
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(C)2011 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。