小川の辺 / 東山紀之
全体の平均評価点: (5点満点)
(20)
解説・ストーリー
藤沢周平の同名短編を、「山桜」に続いての顔合わせとなる東山紀之主演、篠原哲雄監督で映画化。藩命を受け、妹の夫である親友を斬らねばならなくなった下級武士の過酷な運命を静謐に描く。共演は「バベル」の菊地凛子と勝地涼、片岡愛之助。ある日、直心流の遣い手である海坂藩の下級武士・戊井朔之助に、藩政を批判して脱藩した佐久間森衛を討つよう藩命が下る。しかし、佐久間は妹・田鶴の夫。しかも、佐久間の批判は民を思えばこその正論だった。そして、揺れる朔之助にとって何よりも気がかりなことは、気の強い田鶴が、必ずや手向かってくるに違いないこと。場合によっては妹も斬らねばならないと覚悟し、佐久間討伐へと旅立つ朔之助だったが…。
藤沢周平の同名短編を、「山桜」に続いての顔合わせとなる東山紀之主演、篠原哲雄監督で映画化。藩命を受け、妹の夫である親友を斬らねばならなくなった下級武士の過酷な運命を静謐に描く。共演は「バベル」の菊地凛子と勝地涼、片岡愛之助。ある日、直心流の遣い手である海坂藩の下級武士・戊井朔之助に、藩政を批判して脱藩した佐久間森衛を討つよう藩命が下る。しかし、佐久間は妹・田鶴の夫。しかも、佐久間の批判は民を思えばこその正論だった。そして、揺れる朔之助にとって何よりも気がかりなことは、気の強い田鶴が、必ずや手向かってくるに違いないこと。場合によっては妹も斬らねばならないと覚悟し、佐久間討伐へと旅立つ朔之助だったが…。
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「小川の辺」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
藤沢周平の同名短編を、「山桜」に続いての顔合わせとなる東山紀之主演、篠原哲雄監督で映画化。藩命を受け、妹の夫である親友を斬らねばならなくなった下級武士の過酷な運命を静謐に描く。共演は「バベル」の菊地凛子と勝地涼、片岡愛之助。ある日、直心流の遣い手である海坂藩の下級武士・戊井朔之助に、藩政を批判して脱藩した佐久間森衛を討つよう藩命が下る。しかし、佐久間は妹・田鶴の夫。しかも、佐久間の批判は民を思えばこその正論だった。そして、揺れる朔之助にとって何よりも気がかりなことは、気の強い田鶴が、必ずや手向かってくるに違いないこと。場合によっては妹も斬らねばならないと覚悟し、佐久間討伐へと旅立つ朔之助だったが…。
「小川の辺」 の作品情報
「小川の辺」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
小川の辺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRZD08041 |
2012年01月13日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
小川の辺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRZD08041 |
2012年01月13日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
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0人
|
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ユーザーレビュー:20件
途中からのキーパーソンにがっかり
海坂藩士朔之助(東山)は、藩命によって妹、田鶴(菊池凛子)の夫であり親友でもある、佐久間(片岡愛之助)を討たねばならなくなります。民を思って藩のずさんな政治を批判し正論を訴えた親友を斬らねばならない上に、田鶴は朔之助の実の妹です。主人公の姿を通して、宮仕えする者の悲哀を描いています。この辺が現代のサラリーマンにとって共感を得ているのかもしれませんね。
奉公人の新蔵(勝地涼)を連れて江戸への旅に出るのですが、朔之助と新蔵とのやり取りなどで朔之助の人となりが分かっていきます。
実は途中から新蔵がキーパーソンとなります。その辺りの思いがけない展開にびっくりしました。そこに、密かに田鶴を慕う奉公人の新蔵を配して、一ひねりしたのは良いのですが、どうもそこから展開ががらりと変わってしまいます。後半は、恋愛ものを見ているかのようでした。
もう一人がっかりしたのは、妹役の菊池凛子です。どうして田鶴役に彼女を選んだのでしょうね?
女性ながら、かなりの剣の使い手という役なので彼女になったのかもしれませんが、彼女が出て来た時点で、違和感を感じました。藤沢周平の作品には合わないと思います。
親子・兄弟・友人などの人間愛を日本人的な感覚で捉えて藤沢作品は好きなのですが、本作は今一つ乗れませんでした。
このレビューは気に入りましたか?
23人の会員が気に入ったと投稿しています
悪くはない(笑)
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
うん、個人的には悪い出来ではないと思います(笑)
むしろ、200ページそこそこの文庫本短編集に
7編入ってしまうような短編の1つをよくぞここまで膨らませましたねと(笑)
もっとも盛っているわけではなく、
原作の地の文章を含めて丹念に拾い上げていきましたという感じで
ほぼ原作通りの展開です。
ただ、んーまぁ、
勝地はなぁ・・・
いやいや、よくやっていたと思いますよ。
昭和物や戦争物にもよく出ている彼ですが、さすがに
江戸時代の武士、それも下級というかまぁ、身分的には徒士・足軽ですな
そういう身分の士(もののふ)を演じさせるにはかわいそうだったかなぁ。
というより、よーーーーっぽど歴史も風俗も勉強した上で、
三船作品とかまで勉強しているくらいでないと、
難しいでしょうなぁ、その身分の武士や町人の悲哀を演じるというのは。
東山でさえまぁギリギリ合格点かなって感じだしね(笑)
武士の一分の木村にも思ったことだけど、
演技が(昨今の若手〜中堅では)上手いといわれている二人でも
江戸時代以前、それも武士となると
「生き様」「価値観」「生死観」「風俗・習慣」そのどれもが違いすぎて
演じきれないのでしょう。というか、まぁ、役の理解さえ難しいかもなぁ。
例えて言えば、日系4世アメリカ生まれアメリカ育ちのアメリカ人が
どんなに日本の演技したって無理がでるでしょうしね(笑)
もっとも、今の観客の大部分はそこまで求めてないか(苦笑)
そういう点を除けば、
短編を103分の映画にしたのが功を奏しているのか
丹念に描かれた良い映画だと思います。
決してワクワクドキドキの時代活劇=チャンバラではないけどね(笑)
もっとも、藤沢作品は、そういう市井に生きる人の
丹念な書き込みがうまいし、そこが味だと思うので
原作に忠実な作りをすると、こんなゆるい感じでいいのではないかな(笑)
獄医立花登シリーズとか、よろず平四郎シリーズみたく、
ユーモアとちょっとしたお色気+色恋も、あざとくない程度に
うまーく入れてくる作家さんですしね。
あと、みなさんが手厳しい菊池凜子に関しては
うーん、やや背が高すぎで、貌のほりが深すぎ(苦笑)
要は良くも悪くも時代劇向きではないがために
雰囲気を壊しちゃってる面はあるけれど、
演技自体は悪くなかったと思います。
ま、いずれにしろ、現代の若い(って、私が言うなって気もするけど(苦笑)
役者さんに、当時の身分制度・社会制度・生死観などを踏まえた演技をしろって
方が無理だと判ったし(笑) そこを割り切れば、良い作品ではないでしょうか(笑)
※呼び捨てとかどうかと思ったんですけど、まぁ
日本人って私も含めて、なぜか、日本人だと「西田敏行さん」「川端康成先生」なのに、
外国人だと、かなーり目上・年長でもクリント=イーストウッドも、ハリソン=フォードも、
アーネスト=ヘミングウェイでさえも(核爆) そのまま呼び捨てだし(笑)日本人も公平にしました(爆)
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
・・・・・
他の方のレビューとおり 残念・がっかりな作品であります。 藤沢周平先生に申し訳ない作品。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
すべての時代劇は現代劇である。
投稿日:2013/11/23
レビュアー:港のマリー
ベネデット・クローチェというイタリアの歴史家の有名なにとば、「すべての真の歴史は現代史である」のパクリですが。
すべて歴史は現代人が現代人の目で過去をみて書いた現代の反映物だから、すべての歴史は現代史の一部といえる。歴史にはいまを生きる人間の精神が表されている。
…ぐらいの意味でしょうが、この「歴史」はそのまま「時代劇」と入れ替えることができます。
そうたくさんの時代劇を見てきたわけではありませんが、戦前の時代劇にはその時代の精神と様式があり、「七人の侍」は50年代の、「十三人の刺客」は60年代の、日本の社会と時代の空気を伝えています。
で、この「小川の辺」ですが、まぎれもなく現代の様相を表しています。
まず、脱藩した義弟を上意討ちにすべく、東山紀之と勝地涼主従が東北関東を旅する場面。山も川もハイビジョン撮影なのか明るく透明感があってとてもきれい。まるで世界自然遺産エコツァーの紹介です。江戸時代の行き倒れになるかもしれない危険な旅という趣はまったくなし。60年代ぐらいの時代劇のロケで映される自然には、まだ荒々しさの名残がありましたが、本作での自然描写はヒーリングビデオそのまま。
さらに主人公たちの内面の問題。武士の本分は実はどうでもいいのであって、ほんとうの問題は東山紀之と勝地涼と菊地凛子の微妙な三角関係なのだと思わせるところ。
片岡愛之介はうまくダシに使われたというところで、兄と妹と一緒に育った使用人の息子との、複雑に揺れ動く感情が見どころなのだと思います。髷に着物で、トレンディドラマふうの繊細な恋愛模様をつづるところが面白い。
つぎに女性の大胆さ。時代劇は現代劇だからこそ菊地凛子が生きてきます。嫁入りの直前、土蔵の中、勝地涼を前にして、ぱっと着物を脱ぎ捨てる天晴れな大胆さ 。とても新鮮で現代的でした。東山紀之の妻が、どこか無骨な尾野真千子というのもよかったです。父親の藤竜也も含めて、この武士の一家は男性が繊細な心を押し隠して耐え、女性の方が率直、松原智恵子だって感情をあからさまにしていましたから、で大胆で粘り強い。今ふうではありませんか。
同じ監督の「山桜」より新鮮な感じで私には面白かったです。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
武士とは難しいもの
投稿日:2012/07/12
レビュアー:こうさま
評価71点(1100点満点)
藤沢周平の同名短編小説を映画化した作品で義と情の狭間に苦悩する武士の姿が淡々と描かれている。
斬らなければならないのは脱藩したとはいえ正しい事を進言した友でもあり実の妹田鶴の夫である佐久間、戌井家の当主として家を守るためには主命に逆らえない朔之助、体面を重んじる武家の社会においては不条理なことがまかり通るものなのだ。本作に登場する人物は皆この不条理を受け容れて行動する。妹田鶴は直心流の遣い手でもあり、その勝気な性格からすると黙って夫を討たせたりはすまい。場合によつては兄妹が白刃での命のやりとりをすることになるかもしれない。父は「手向かえば田鶴を斬れ」と覚悟のほどを示す、まことに武士というものは難しいものなのだ。佐久間と田鶴が隠れ住んでいたのは幼い頃に兄妹、そして奉公人の新蔵がよく遊んだ小川の辺と同じような場所だった。田鶴に対して決して許されぬことのない恋心を秘める新蔵、その関係は谷崎潤一郎の「春琴抄」佐助と春琴をちよっと連想させる。自然の木々と花、峠や山、沢や田畑、そして川と美しい映像が朔之助と新蔵の旅と重なり合って藤沢周平の世界が展開してゆくが、そこにはなんのハプニングもなく想定された結末へと進んでゆくというなにか物足りなさを感じてしまう。エンディングで朔之助がとった行動がこの不条理に対するせめてもの意地だったのだろう。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
途中からのキーパーソンにがっかり
投稿日
2012/01/14
レビュアー
ミルクチョコ
海坂藩士朔之助(東山)は、藩命によって妹、田鶴(菊池凛子)の夫であり親友でもある、佐久間(片岡愛之助)を討たねばならなくなります。民を思って藩のずさんな政治を批判し正論を訴えた親友を斬らねばならない上に、田鶴は朔之助の実の妹です。主人公の姿を通して、宮仕えする者の悲哀を描いています。この辺が現代のサラリーマンにとって共感を得ているのかもしれませんね。
奉公人の新蔵(勝地涼)を連れて江戸への旅に出るのですが、朔之助と新蔵とのやり取りなどで朔之助の人となりが分かっていきます。
実は途中から新蔵がキーパーソンとなります。その辺りの思いがけない展開にびっくりしました。そこに、密かに田鶴を慕う奉公人の新蔵を配して、一ひねりしたのは良いのですが、どうもそこから展開ががらりと変わってしまいます。後半は、恋愛ものを見ているかのようでした。
もう一人がっかりしたのは、妹役の菊池凛子です。どうして田鶴役に彼女を選んだのでしょうね?
女性ながら、かなりの剣の使い手という役なので彼女になったのかもしれませんが、彼女が出て来た時点で、違和感を感じました。藤沢周平の作品には合わないと思います。
親子・兄弟・友人などの人間愛を日本人的な感覚で捉えて藤沢作品は好きなのですが、本作は今一つ乗れませんでした。
悪くはない(笑)
投稿日
2012/02/01
レビュアー
ウンコロビッチ中将
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
うん、個人的には悪い出来ではないと思います(笑)
むしろ、200ページそこそこの文庫本短編集に
7編入ってしまうような短編の1つをよくぞここまで膨らませましたねと(笑)
もっとも盛っているわけではなく、
原作の地の文章を含めて丹念に拾い上げていきましたという感じで
ほぼ原作通りの展開です。
ただ、んーまぁ、
勝地はなぁ・・・
いやいや、よくやっていたと思いますよ。
昭和物や戦争物にもよく出ている彼ですが、さすがに
江戸時代の武士、それも下級というかまぁ、身分的には徒士・足軽ですな
そういう身分の士(もののふ)を演じさせるにはかわいそうだったかなぁ。
というより、よーーーーっぽど歴史も風俗も勉強した上で、
三船作品とかまで勉強しているくらいでないと、
難しいでしょうなぁ、その身分の武士や町人の悲哀を演じるというのは。
東山でさえまぁギリギリ合格点かなって感じだしね(笑)
武士の一分の木村にも思ったことだけど、
演技が(昨今の若手〜中堅では)上手いといわれている二人でも
江戸時代以前、それも武士となると
「生き様」「価値観」「生死観」「風俗・習慣」そのどれもが違いすぎて
演じきれないのでしょう。というか、まぁ、役の理解さえ難しいかもなぁ。
例えて言えば、日系4世アメリカ生まれアメリカ育ちのアメリカ人が
どんなに日本の演技したって無理がでるでしょうしね(笑)
もっとも、今の観客の大部分はそこまで求めてないか(苦笑)
そういう点を除けば、
短編を103分の映画にしたのが功を奏しているのか
丹念に描かれた良い映画だと思います。
決してワクワクドキドキの時代活劇=チャンバラではないけどね(笑)
もっとも、藤沢作品は、そういう市井に生きる人の
丹念な書き込みがうまいし、そこが味だと思うので
原作に忠実な作りをすると、こんなゆるい感じでいいのではないかな(笑)
獄医立花登シリーズとか、よろず平四郎シリーズみたく、
ユーモアとちょっとしたお色気+色恋も、あざとくない程度に
うまーく入れてくる作家さんですしね。
あと、みなさんが手厳しい菊池凜子に関しては
うーん、やや背が高すぎで、貌のほりが深すぎ(苦笑)
要は良くも悪くも時代劇向きではないがために
雰囲気を壊しちゃってる面はあるけれど、
演技自体は悪くなかったと思います。
ま、いずれにしろ、現代の若い(って、私が言うなって気もするけど(苦笑)
役者さんに、当時の身分制度・社会制度・生死観などを踏まえた演技をしろって
方が無理だと判ったし(笑) そこを割り切れば、良い作品ではないでしょうか(笑)
※呼び捨てとかどうかと思ったんですけど、まぁ
日本人って私も含めて、なぜか、日本人だと「西田敏行さん」「川端康成先生」なのに、
外国人だと、かなーり目上・年長でもクリント=イーストウッドも、ハリソン=フォードも、
アーネスト=ヘミングウェイでさえも(核爆) そのまま呼び捨てだし(笑)日本人も公平にしました(爆)
・・・・・
投稿日
2012/01/17
レビュアー
ヒデ
他の方のレビューとおり 残念・がっかりな作品であります。 藤沢周平先生に申し訳ない作品。
すべての時代劇は現代劇である。
投稿日
2013/11/23
レビュアー
港のマリー
ベネデット・クローチェというイタリアの歴史家の有名なにとば、「すべての真の歴史は現代史である」のパクリですが。
すべて歴史は現代人が現代人の目で過去をみて書いた現代の反映物だから、すべての歴史は現代史の一部といえる。歴史にはいまを生きる人間の精神が表されている。
…ぐらいの意味でしょうが、この「歴史」はそのまま「時代劇」と入れ替えることができます。
そうたくさんの時代劇を見てきたわけではありませんが、戦前の時代劇にはその時代の精神と様式があり、「七人の侍」は50年代の、「十三人の刺客」は60年代の、日本の社会と時代の空気を伝えています。
で、この「小川の辺」ですが、まぎれもなく現代の様相を表しています。
まず、脱藩した義弟を上意討ちにすべく、東山紀之と勝地涼主従が東北関東を旅する場面。山も川もハイビジョン撮影なのか明るく透明感があってとてもきれい。まるで世界自然遺産エコツァーの紹介です。江戸時代の行き倒れになるかもしれない危険な旅という趣はまったくなし。60年代ぐらいの時代劇のロケで映される自然には、まだ荒々しさの名残がありましたが、本作での自然描写はヒーリングビデオそのまま。
さらに主人公たちの内面の問題。武士の本分は実はどうでもいいのであって、ほんとうの問題は東山紀之と勝地涼と菊地凛子の微妙な三角関係なのだと思わせるところ。
片岡愛之介はうまくダシに使われたというところで、兄と妹と一緒に育った使用人の息子との、複雑に揺れ動く感情が見どころなのだと思います。髷に着物で、トレンディドラマふうの繊細な恋愛模様をつづるところが面白い。
つぎに女性の大胆さ。時代劇は現代劇だからこそ菊地凛子が生きてきます。嫁入りの直前、土蔵の中、勝地涼を前にして、ぱっと着物を脱ぎ捨てる天晴れな大胆さ 。とても新鮮で現代的でした。東山紀之の妻が、どこか無骨な尾野真千子というのもよかったです。父親の藤竜也も含めて、この武士の一家は男性が繊細な心を押し隠して耐え、女性の方が率直、松原智恵子だって感情をあからさまにしていましたから、で大胆で粘り強い。今ふうではありませんか。
同じ監督の「山桜」より新鮮な感じで私には面白かったです。
武士とは難しいもの
投稿日
2012/07/12
レビュアー
こうさま
評価71点(1100点満点)
藤沢周平の同名短編小説を映画化した作品で義と情の狭間に苦悩する武士の姿が淡々と描かれている。
斬らなければならないのは脱藩したとはいえ正しい事を進言した友でもあり実の妹田鶴の夫である佐久間、戌井家の当主として家を守るためには主命に逆らえない朔之助、体面を重んじる武家の社会においては不条理なことがまかり通るものなのだ。本作に登場する人物は皆この不条理を受け容れて行動する。妹田鶴は直心流の遣い手でもあり、その勝気な性格からすると黙って夫を討たせたりはすまい。場合によつては兄妹が白刃での命のやりとりをすることになるかもしれない。父は「手向かえば田鶴を斬れ」と覚悟のほどを示す、まことに武士というものは難しいものなのだ。佐久間と田鶴が隠れ住んでいたのは幼い頃に兄妹、そして奉公人の新蔵がよく遊んだ小川の辺と同じような場所だった。田鶴に対して決して許されぬことのない恋心を秘める新蔵、その関係は谷崎潤一郎の「春琴抄」佐助と春琴をちよっと連想させる。自然の木々と花、峠や山、沢や田畑、そして川と美しい映像が朔之助と新蔵の旅と重なり合って藤沢周平の世界が展開してゆくが、そこにはなんのハプニングもなく想定された結末へと進んでゆくというなにか物足りなさを感じてしまう。エンディングで朔之助がとった行動がこの不条理に対するせめてもの意地だったのだろう。
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