ちょんまげぷりん

さて、邦画をあまり観ない自分が、なんで『ちょんまげぷりん』を観に行ったかといいますと、
もちろん中村義洋監督やからです♪

ふむふむ（・〜・）・・・侍が現代にタイムスリップして（・〜・）フムフム・・・ベタやねー・・・こんな
話がオモロなるわけ・・・・むっちゃオモロイやん（（（（（（（ノ・д・）ノなんで、こんな
話がこんなにもオモロなんねん！！！やっぱ中村監督はとんでもないヤツやねー！！！

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江戸時代の侍が現代に来るというベタベタな設定、主役がジャニーズの錦戸くんに、ともさか
りえさん（（φ（・д・。）

前情報で知ってる内容やと、どー考えても面白くなさそう・・・

始まってからしばらくも、まんまベタな感じで、「いやー流石に中村監督でもこんなベタなの
はムリか〜」って、なぜかちょっと安堵感を覚えながら斜に構えて観てたんすけど・・・

10分ほど経過した頃には、もう完全にのめりこんで観てもーてたっす（（（（（（（ノ・д・）ノ

ありゃ？いつの間にかハマってもーてるやん！わしш(｀∇´*)ш

えー！？なんで？なんでまんまなままでベタベタで展開してるのにハマるのん！？

あんまりアリエッティ（決して駄作では無い）のことばっかり悪く言うのもあれやけど、アリエッ
ティが「まぁこのストーリーやったら、当然コレぐらいの映画になるわな」っつー想像の範囲
内の作品やったのに対して、ちょんまげぷりんは「こんなストーリーやのに、なんでこんなに
オモロい映画になんのん？？？」っつー完全に自分の想像を超えた作品やったっすねー
（（（； °д°）））あわわ

これが、何か想像もしないような展開を見せたり、複雑な伏線の張り巡らし方をしてるとか、美
しい映像や音楽で映画のダイナミズムを魅せてるとか、そーゆータイプの作品やったら、まぁ
まだ納得（理解）できるんやけど、なんなんやろこの映画の凄さは・・・

そーゆーことを何もしてないんよねー・・・これ・・・

まんま、そのまま、まんまそのままベタのままやのにおもしろい！！！

これって実はもの凄いことなんすよね〜（°∀°）b

きちんと「ちょんまげぷりん」を観に来る人達（女性）が一番満足できるようにできてる！！！
→しかしそれ以外の人も十分満足でくる面白さ（°∀°）b！

そして、主にその人たちへのメッセージを込めてある！！！
→しかし説教くさくは無い（°∀°）b！

その人たちの悩みを代弁するような社会風刺も込めてある！！！
→しかし厭らしさは無い（°∀°）b！

素晴らしい！なんて凄い監督やねん！

「ちょんまげぷりん」を観に来るメインの客層が若い女性であって、その次におねーさん方、そ
して次にカップル、そこからどーんと離れて男連中やろから、やっぱり若い女性とおねーさん
方が一番満足できる映画にしておくべきで、そしてその層に一番訴えかけるものでないと無い
とあかんっつーのを、よーくわかってるのがほんと凄いし素晴らしすぎるっすね！！！

プリンを食べに来たお客さんに、高級ステーキやフランス料理を出す必要は全く無くて、丁寧
に愛情を込めて作った最高のプリンを出すべきなんよね（°∀°）b

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「ちょんまげぷりん」という映画は、働くことをテーマとした女性の為のハートフルコメディです♪

必ず映画館で観なければいけないとういう作品ではないんやけど、十二分にオススメできる
レベルにあるちょっと良い映画です（°∀°）b

個人的満足度　８１点！　オススメ度　７５点（女性向きかな）

中村義洋監督作品ということで、ＤＶＤレンタル開始を楽しみに待っていました。
面白かったです。

江戸時代からタイムスリップしてきた武士が、洋菓子と出会う。
この設定と冒頭のナレーションから、想像するとおりに物語は展開していきます。
意外性は全く無いのだけれど、この型どおりの物語に
これだけひき込んでくれる中村義洋監督、
やっぱりタダモノじゃないなと思いました。

昔と現代の対比のしかたが鋭かったですね。
特に、昔はあったけれど、今は失われてしまったもの　を
見直したくなりました。

背筋をピンとして、人と向き合いたい。
正座してふすまをしめたくなりました。

ケーキやプリンは抜群においしそうで、美しい♪
手抜きナシのこだわりの映像のおかげで、
武士が洋菓子にハマるという奇想天外な話も
納得して見ることができました。

それからエンディング曲！
私はこの人の歌に弱いんですよ〜！！
一気に涙があふれてきました…
歌詞もこの映画にピッタリで、この歌をエンディングに選んだ
監督のセンスに脱帽です。

いや、はっはっは・・・面白かった。

タイムスリップものではありますが、その辺は設定を面白くするアイテムに使われているだけに留まっておりました。
テーマとしては働くシングルマザーと子供の絆をハートフルに描いており、現代人が忘れかけた礼儀やマナーなんかも切り捨て御免で軽いタッチのコメディとなっています。

まぁ、展開が都合よすぎるし、侍が突然現れたことに対する問題点や影響など考えればきりが無く、所詮ぬるいファンタジーだね、と言ってしまえばそれまでで、荒唐無稽な話であることは否めません。

また、シングルマザーにありがちな身勝手な態度や、男=女と言う半妄想的な理想論に陥りがちな言動がちょっと鼻に付きます。
ただ、働く女性への応援っぽい展開や、家事をしない夫への不満、「やっぱり男って使えない」なんてセリフも有りますが、そういう風潮はあっても、結局社会は男を中心に回ってるんだよ、って言うメタファーであるようにも見えますね。

その辺は、旧態然とした侍の言動や仕事に対する考え方とのギャップが非常に際立っており、ある意味狙い通りだったのかな？と思うと、本作の脚本の上手さを感じつつ、ちょっとしたブラックな裏の顔が見え隠れしたように思いました。

最後に最大の難点を言うと、本作鑑賞後に無性にプリンを食べたくなってしまうところ。
大いにけしからん。

私と中村監督作品の相性は抜群、絶対にはずれはないという自信があるのです！
だから安心して、劇場に直行、案の定感動！
おかしくてホロリとなる逸品でした。

そして今回ＤＶＤで再鑑賞しました。
劇場でもずっとウルウルしっぱなしだった私、またまたＤＶＤでもウルウルでした。
ぶさかわいい友也くんにしてやられたって感じです。
奇想天外な出来ごとなれど、プロットがしっかりしているので、違和感は感じさせません。
安兵衛さん演じる錦戸なんとかくんが関ジャニのメンバーだってことは後で知りました（笑）
立ち振る舞いも美しく、刀姿に貴賓があり、ズラは似合わねど（笑）、さすがジャニーズ！見せてくれます。
主演のともさかりえは言うまでもなく、脇役陣、たとえばキングオブコメディの危ない感じの人とかレストランのオーナーシェフ井上順などが良い味出してました。

このお話しにはその後があって、”ちょんまげぷりん２”の小説で語られています。
映画を観終わったあと、本屋へ直行、こちらも面白くてあっという間に読み終わりました。
ちょっと不良になってしまった（笑）１５歳の友也が今度は江戸にタイムスリップしてしまう話です。
２を映画化するとしたら、友也の役は誰が適任かな・・などと考えるのもまた楽しいことです(*^_^*)

８０年代、９０年代のハリウッド映画の
よく出来たファンタジー・コメディを思わせる好作品。
江戸時代からタイムスリップしてきた若侍が
シングルマザーに助けられて現代社会に溶け込んでいくというお話。
一つ間違うとつまらない映画になってしまいそうな設定ですが、
話の細部がよく考えられています。

武士道を叩き込まれた若侍の行動・言動が気持ちよいことと、
映画全体にユーモアがあり、凛とした空気と、
ほのぼのとした感覚がずっと続いていて、よかったです。
特にラストの纏め方はとても気がきいていて、ハッピーな気分になり、ニンマリします。
山場のひとつとなっているのがテレビのケーキ・コンテストの場面なのですが、
肝心のこのシーンが安っぽい作りなのが残念でした。
でも、このシーンも、ジーンと感動します。

一見軽そうに見えながら、とてもしっかりしたコメディで、
日本映画の将来に期待が持てました。佳作。