ＳＰ（エスピー）　警視庁警備部警護課第四係

ほぼ深夜枠ながら超ど級の「熱い正義感溢れる」主人公の活躍を描くスリリングなアクション物です。
部署はどちらかと云えば地味な職場であるにも係わらず主人公の活躍は「ダイハード」並み、次々とミッションをクリアするのにことごとくその功績が評価されることもなく、その組織体質が真実（リアル）なのか、フィクションだからと軽く受け流してみた方がいいのか。。。
脇役もどことなく癖のある面々でハマリマス。
ぶっきらぼうで「女捨ててます」キャラで常に異様に眼光の鋭い真木よう子。
同僚じゃないけど新人（岡田）をいじり倒す天パーのオバハン。
それも上司の堤には色目使ってるところがマジ受けます。
先輩のおでぶちゃんは何故か課内ではちょっとしたイジメの対象。この緩急の具合がまたいいんですよね。
どうも続編作らなきゃならない雰囲気を醸し出す妖しいラスト！
まぁ大いに歓迎しますけど。。。

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あまりの面白さに一気に全話を見てしまった。
全１１話とは言うもののＤＶＤで借りると短編２話（第1話、第8話）と長編３話（2〜4話、5〜7話、9〜11話）という構成で、それぞれ重厚に練られたストーリーと深夜に放映するには勿体無いほどの見事なアクションが魅力的だ。

どのエピソードも面白いのだが、私が一番好きなのはライブドア事件を彷彿とさせるような、証券取引法違反事件の重要参考人・大橋を護ることになったエピソードだ。
この回に限らず、このドラマではテロリスト集団や殺し屋など、ちょっと現実感の無い「仕事」をこなす敵役が出てくる。。。その映し方を失敗すれば、それだけでドラマのレベルを落としそうだが、ＳＰに出てくるテロリストや殺し屋は、頭はいいのだが性格や考え方がちょっと壊れているという、今の世の中であれば、その辺にいてもおかしくないと思わせるような、非常に生々しい存在として描かれていた。

このエピソードでは、護られる側と護る側の悲哀さが漂っている。
犯罪に加担し、それが故に命を狙われることになった大橋。彼は政治家の裏事情を知りすぎたことから、逮捕もされず重要参考人という扱いでホテルに軟禁される。そしてそんな背景を知りながら、犯罪者を命をかけて護らないといけないＳＰ・・・
家族にも会えずホテルに軟禁されることに対する重圧と、いつ命を奪われるかという緊張感に耐えられなくなった大橋は逃げ出そうとしたり、ＳＰに無理を言ったりするが、真摯に自分を護ろうとするＳＰ達に徐々に心を開き、信頼するようになる。

本気になった殺し屋を相手に、何度も危機にたたされながらも、何とか大橋を護っていたＳＰ達だが、またもや政治の都合で大橋の警護は解除されてしまう。。。必死で助けを求める大橋。そして辛い思いを噛み殺しながら、上の命令に従わざるを得ないＳＰ達。
殺されることが分かっている人間を突き放さなければならない屈辱と自分への無力感。
そんな姿を、井上の上司で正義感に溢れる警部・尾形を堤真一が迫真の演技で演じている。
このエピソードの秀逸なところは、大橋の警護を止めたところで話を終えているところだ。
普通の刑事モノであれば、殺されそうな対象を放っておいて終わるなんてことはありえない。。。私は、警護を止めさせられた井上達が勝手に大橋を護るか、あるいは大橋が心を入れ替えて自首するなどの、すっきりとした終わり方をするのだろうと思っていた。
しかし、大橋が結局どうなったか分からないままエピソードを終えることで、所詮は公務員に過ぎないＳＰの悲しさ・虚しさが見事に描かれていた。
大橋に向けて尾形が放った「それが犯罪をおかすということだ！」という言葉に、尾形の深い憤りと、悔しさをリアルに感じることができた。

他の４つのエピソードもそれぞれに、重みも迫力もあるシーンの連続で、どの話も楽しく見終えることができた。ただ、職場で仲間でじゃれあうシーン以外は常に緊張感に溢れており、一つのエピソードを見終えると肩に力が入って、心地よい疲労感を感じてしまったが・・・
いずれにしても、このシリーズはまだ終わった訳ではなく、最終回では「えー！」と驚くようなどんでん返しで、次につなげるエンディングとなっている。。。次回は映画になるようで今年公開されるらしい。一体、尾形と井上の関係はどうなってしまうんだろう・・・
ああ公開が待ち遠しい！

3話収録とあるから、いちいちタイトルからみるのかにゃーと思ったら一気に見られるように編集してありました。


日本の持つ、テロに対する平和ボケ意識や弱腰（オイオイ）、株操作、隠蔽体質などがえぐられています。


映画を見てしまってからだから、断片的な薫の記憶を知っているけど、それを差し引いてもやっぱり面白いです。

最近、北村有哉也さん、よく出ていらっしゃいますね〜

たしか北村和夫氏のご子息ですよね。

なかなか悪役が見についてて良かったです。

元総理の、ＳＰに対する態度がとても好感が持てて、『警護しあいがある』VIPがとてもよかったです。

ああ〜次がとっても楽しみです〜〜

今回の病院立てこもりは、やや現実的な舞台として
緊張感を程よく与えてくれるいい内容だった。

閉鎖された空間というのは、とても不安をあおるし、
ＳＷＡＴが配置されたからといって、実行させるほど
簡単に決断をしない日本の警察の内面をえぐってみたり、
株式操作を施すなど見所を多く作っている。
中でも、病院という特殊な場所柄、武器も携帯していない
ＳＰ二人が、サバイバル能力を発揮して敵を倒そうと
していくところは、先の展開を楽しみにしてくれた。

映画が二部作で上映されるということで、観てみることにしました。
個人的には苦手だった堤さんがキライじゃなくなってきてるので、いい機会。
面白いですね。
この巻は一話のみ収録されているので若干物足りなさがあるけど、それは「次への渇望」とも言えますね。
海外ドラマで「ｖｓテロ」ものを観てきているのでアクションシーンや設定、キャラクターの掘り下げ度（特に敵）に日本ドラマ特有の「甘さ」がありますが、何とか我慢できるレベルです。
特に今回は「ナイフ使う人」が厳しいです。
「こういうキャラ像でいこう」という「理想的イメージ」は伝わるけど、それが実践できてない。
気負ってるというか・・・
上っ面で滑ってるというか・・・・
頑張ってるのが逆にサムい感じで出てしまってます。
ＳＰの面々はイイですね。
岡田君の能力には素直に興味をそそられます。
ありゃぁカッコイイですね。
堤さん以外の仲間も個性的で好きですね。
紅一点の真木さん。
これから活躍するのかな？
舌打ちは「Ｍ」の方にはたまらないプレゼントきゃも。
意外と背が低いんですね。
１７０以上あるかと思ってました。
堤さんもイイ感じ。
とにもかくにも始まったばかり。
劇場版が作られるぐらいなので、そうしたくなくても期待してしまう。

しかし警察やソレ系の仕事ってはがゆい。
未然に防ぐのが難しいというか・・・
能力が高すぎて、自分ひとりが危機に気付いても、それはそれでトラブルのもとに・・・・
このはがゆさ・・・・
さらにげんなりする縄張り争い・・・
やりきれない・・・
だから面白い。
サッカーみたいに「何がどうであれ点数入れて勝てばいい」ってワケにはいかないんですね・・・・
だから面白い。

ＳＰのバッジ。
あんなのホントに付けてるの？
ちょっとウルトラチックでもありパーマンチックでもあり・・・
「おまえふざけてんのか！！！」
って言われてもおかしくないレベルの代物に見える（笑）