恋するマドリ

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引越しを機に、そこで偶然知り合った二人の間で、ユイ（新垣結衣）が大人と子供の間で揺れ動く切ない恋を描いた作品。

姉と別々に住むことになった美大生のユイは、初めて一人暮らしをすることに。ユイが引っ越して来た部屋にかつて住んでいたのは、カッコイイ建築家の女性アツコ（菊池凛子）。
そして、ユイが以前住んでいて、もうじき取り壊される家に住むことになったのは、インド留学を控えたアツコ。
さらにバイト先で知り合った物静かな研究者のタカシ（松田龍平）は、すぐ上の階に住むという偶然が重なり・・・
やがて、ユイは、アツコに同性としての憧れ、タカシには恋心を抱き始めるが、ヒョンなことから二人は元恋人同士で、今でもお互いを大切に思っていることを知ってしまう。

女性監督らしく、繊細で優しいタッチの作品だと思います。
普通の女の子が、大人の恋愛の不確かさを覗き込み、自分も恋心を抱いてしまうという日常的にありがちな題材なところが面白く、遊び心ある映像です。
ユイ、アツコ、タカシのそれぞれの気持ちがウソのない素直な感情がとてもうまく表現されていたと思います。
恋と友情の狭間で揺れるユイのピュアな感情が、ユイちゃん頑張ってと応援したくなってしまいます。
前向きに生きる姿にこちらも、ニッコリです。

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　マドリって、「間取り」なんだぁ・・・。何でカタカナにしてるんだろう？
　この新垣結衣って子は、とっても可愛いんだけど、演技という意味ではまだまだ素人の域を出てないですよね。まあ、これが初主演だから大目に見てもいいんでしょうが・・・。

　たしか、エリカ姫の
「別に・・・」
発言の直後に、「恋空」かなんかの完成会見を体調不良で欠席した後に、病院で薬をもらって舞台挨拶をこなしたと言うことで、大いに株をあげたんでしたっけね。
　私のようなおっさんになると、表面に見えることだけが全てと思えなくて、その時もかみさんと、
「この子、けっこうしたたかなんじゃない？」
と話した記憶があります。エリカ姫のあの発言の直後だし、プロモーションの材料に使える物は全て使ってしまえと言うのが、ちょっと汚れた大人の世界です。かみさんも
「私がマネージャーだったら、絶好のチャンスだと思うね。這ってでも舞台挨拶させるだろうし、自分がタレントだとしても同じように考えると思う」
と言ってましたね。私も、全く同感で、その見上げた根性を額面通りには受け取れなかったんですよね（やだね〜、素直じゃない大人って！）

　映画の出来とか、女優としての素養、演技力で考えたら、新垣結衣が逆立ちしたってエリカ姫には適わない。というか、次元が違いすぎますからね・・。

　本作も、新垣結衣を見せるためだけに作られた映画と言うか、皆さんおっしゃっているようにＰＶみたいなもんでしょ。設定がありえないくらい都合良すぎるとか、突っ込んではいけないのです（笑）
　実際に恋する女の子とか、恋に落ちる瞬間って、あまりはっきりしているわけではなく、曖昧な中にいつの間にか存在が大きくなっていくという、この映画のような空気感は、きっと若い子には大いに共感できるものではあるのでしょうが（いや、おっさんだって、数十年前は青年だったので、わからないでもないのですよ）それを確固としたドラマ、映画に仕上げるためには、ちょっとピースが足りなかったなと言う印象です。
　オヤジにますます似てきた松田龍平や菊池凛子が、いかに脇を固めようと、ヒロインが学芸会やアイドル・プロモＶのノリじゃあ、カヴァー仕切れないってもんですね。
　菊池凛子って、杉田かおるみたいだねえ。

　作品に登場する小物や家具が妙におしゃれなんでいいなと思ってたら、Franc francが協力してるんですね。これから一人暮らしをしたいと考えてる女の子なんかには参考になるかも知れませんね。

　女性らしい、穏やかな視点でとらえた角のない映画ですけど、その現実感の無さが、しょせん机の上で考えた薄っぺらい脚本のように風に舞ってしまいそうです。

ガッキーは可愛いし、美大生の話なのでアパートの中もおしゃれな感じ。
さわやかでふわふわした雰囲気が楽しめて、見終わってもいやな感じはしない。

ただ脚本は脚本と言えるかとどうか以前にストーリーとも言えないレベル。　
可愛い女の子の雰囲気映画。　　それだけで満足、幸せでございます。

菊地凛子は良かったが、松田龍平と世良正則には気の毒な感じがしました。

ピエール瀧は「百万円と苦虫女」「ゆれる」にも出ていたが映画の出来やテイストに関係なく、ピエール瀧であって、しかもそれぞれの映画をぶちこわさないと感じました。　皮肉ではなく貴重なアクセントを与える俳優。

江口のりこ「月とチェリー」「ぐるりのこと」にも出ていて、もう顔と名前覚えました。うまいんだけど、見た目きつい感じなので損しているかも。 　　　
ところでガッキーはやっぱりお姉さんの式には出ないの?

とても可愛らしい映画でした。
全体的にゆるやかな流れで、ゆっくり喋る女の子そのまんまの映画。
Francfranc15周年記念企画というのも心惹かれます。
一人暮らし、いいですよね。私は大好きです。今まで引越ししたのは8回くらい、マンション、コーポ、一軒家、色々な部屋がありました。
なのでこの映画も楽しみにしてましたが、何だかちっとも面白くなかったです。

引っ越した先のマンションの上の階の男性と、自分の部屋に以前住んでいた女性、その間でドキドキと心揺れる恋に恋する可愛い女の子。可愛いけど、三角関係にすらなっていないし、松田龍平のキャラ設定がイマイチよく分からない・・・。
年上の格好いい女性を演じる菊池凛子が少々可哀想に思えてきます。
どうでもいいよーと思いつつ、あぁでも恋って当人たちは盛り上がってるけど、他人にとってはどうでもよかったりしますよね。そんな風なお話です。
可愛いんだろうけど、つまんなかった。

ガッキー初主演映画
ガッキーはこの年「恋空」などにも出演し
本格的ブレイクの第一歩を踏み出した印象です。
ガッキーをはじめて観たのは
「落下女」という深夜バラエティーで
「なんだこのカワイイ子は！」
と思ったものでしたが
現在の完璧に辿り着いたガッキーと比べると
この映画時点では
まだその頂へ向かっている最中という感じでした。
ま、十分カワイイんですけど
今がもう今なだけにね。
ストーリーは
運命的な巡り合わせによって
あるカップルと（古！）親しくなった主人公の
恋愛というか恋愛応援ストーリーという感じ。
所謂「雰囲気を楽しむ邦画」であり
ほのぼのと心穏やかに
登場人物の行動や気持ちを
受け止めようというものです。
松田龍平は松田龍平らしいし
菊地凛子は菊地凛子です。
それ以上でもそれ以下でもなく
イメージ通り。
意外なキャスティングとして
当時新日本プロレスだった中西学や
大日本プロレスの面々が引っ越し屋さんとして登場。
演技をしようとしている中西さんが
中々面白かったです（笑）

インテリアショップ「フランフラン」の
１５周年記念作として制作されたらしく
家具やら部屋のインテリアが
シャレオツなのも納得です。
とにかくオシャレで
オシャレに思われたい作品でした。

一番気になったのは緑の光線
太陽が地平線に完全に沈むその瞬間
稀に見えることがあるという「緑の光」
グリーンフラッシュというそうですが
それが観たくなりました。