北の国から’９８　時代

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最後のさだまさしの主題歌３ロールは圧巻ですな。
繋げられた映像全ての台詞を言えてしまうｗ

最後の３分は号泣できます。

話は題名通り「時代」をテーマにしている。

その時代に生きているもの、時代に乗り遅れまいとあがくもの・・・。時代が勝手に進んでしまったと、その場に立ちつくすもの。色んな人物像にそれらを背負わせ、話は進む。

蛍と正吉の結婚は迫っている。そして、蛍のお腹の子供についても、真相が徐々に漏れ出す。

蛍自身も、五郎に言おうとするが・・・。

大きな事件が起こる。草太兄ちゃんの死だ。
完治の失踪事件が起き、その責任を草太にあると批判的な純。
草太が自分の生で死んでしまったのではと、自分を責める。

シュウとの仲も遠距離恋愛で、微妙な雰囲気の中で、純の心が涙で濡れる。

そして、蛍の結婚式。

死んだ草太兄ちゃんの企画により、派手な結婚式に。

美保純がまた素晴らしい演技を見せてくれた。死んだ草太のスピーチ練習のカセットをかけるシーンだ。

何というリアリティーのある女優なんだ。地に足がついている。

この辺りから、（スピーチ練習が流れる辺りから）もう、私は一観客になっている。

ＣＭがないので、素直に直結された映像にのめり込むことが出来る。

携帯電話の出てこない映画になんだか癒されます。

１００点泣きましょう。

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相変わらず、「倉本聰」先生の脚本は心に深く突き刺さる。

男の弱さを書かせたら、右に出る者はいないと思っている。

今回の話は富良野で清掃業を務める純に「職業に貴賤はないのか？」と背負わせ、純の恋人で元AV女優のシュウに「女の過去」を背負わせ、草太兄ちゃんには「お金に走ってしまう人間の弱さ」を背負わせた。更に、正吉には「男の度量」まで画いている。


富良野に帰ってきた蛍は不倫の相手のこどもを身ごもって帰ってくる。そして、草太に相談する。草太の考え出した案は、「正吉に蛍と結婚させること」だ。
もちろん、お腹の子供のことも納得させ、草太なりの浅知恵なのだろうが・・・。

苦悩する蛍。
しかし正吉は昔からの恩もある。「オジサン」(田中邦衛）を悲しませないように、不倫の相手の子供を自分の子供だと言うのであった。

蛍の正吉への愛は本当なのだろうか？
後編を見なければ分からない。

また、純もシュウとの遠距離恋愛はどうなるのか分からない。

全編の最後に草太兄ちゃんが他人の畑に農薬をまくシーンがあるが、オンタイムで観たとき、まかれてしまった方の農家の俳優がやりすぎだと思っていたが、CMの無いDVDで観ると、それ程違和感もない。
私の大好きな美保純の出番がワンカットしかなかったのが寂しい。
確か、後編では、もっと登場するはずだ。だって、確か・・・。

レビューとは関係ないが、この頃だろうか、宮沢りえが貴乃花と婚約を解消したのは・・・。激痩せして観ているのが辛い。

小劇団のメンバーが沢山出ているのが楽しい。第三舞台、夢の遊民社(字が違うか？）劇団蟷螂と脇を固めている。
８９点(後編に期待するためにも）必見

生活をする事は本当に大変だと実感する巻です。
北海道に行きたくなる作品です。

さらにもう一度借りちゃいました。
何度見てもこの巻はいいです。
蛍って本当にせつないっておもう一作です。

シュウ役の宮沢りえの演技が苦手！