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優しい時間 / 寺尾聰

優しい時間 /寺尾聰

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旧作

解説・ストーリー

「北の国から」の倉本聰が寺尾聰主演で贈るTVドラマの第1巻。息子・拓郎が起こした交通事故で妻を失った勇吉は、息子と別れて北海道・富良野で喫茶店を経営していた。一方、拓郎は母の親友・朋子の勧めで富良野の陶芸窯で働いていた。第1話と第2話を収録。

作品情報

製作年:

2005年

製作国:

日本

キャスト・スタッフ

製作総指揮:

中村敏夫

出演:

寺尾聰二宮和也長澤まさみ麿赤児余貴美子大竹しのぶ

脚本:

倉本聰

原作:

倉本聰

音楽:

渡辺俊幸平原綾香
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最新巻情報 旧作

レンタル開始日:2005年07月06日

DVD

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「優しい時間」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「北の国から」の倉本聰が寺尾聰主演で贈るTVドラマの第1巻。息子・拓郎が起こした交通事故で妻を失った勇吉は、息子と別れて北海道・富良野で喫茶店を経営していた。一方、拓郎は母の親友・朋子の勧めで富良野の陶芸窯で働いていた。第1話と第2話を収録。

「優しい時間」 の作品情報

作品情報

製作年:

2005年

製作国:

日本

「優しい時間」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

製作総指揮:

中村敏夫

出演:

寺尾聰二宮和也長澤まさみ麿赤児余貴美子大竹しのぶ

脚本:

倉本聰

原作:

倉本聰

音楽:

渡辺俊幸平原綾香
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1〜 5件 / 全34件

やっぱり、倉本聰はうまいなあ・・・・ ネタバレ

投稿日:2007/10/09 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 これは、かみさんがとても気に入っていたドラマです。倉本聰という人は、人間の内面を表現するのがとても上手な人ですね・・・。
 昔、「北の国から」が一大ブームだった頃、友人達が毎週その感想を述べあっていました。私は、そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち、実際に放映している間、一度も観ることはありませんでした。
 ところが後日、レンタルビデオ店に並んでいる「北の国から」を見て、つい出来心でレンタルしてしまい・・・はまりました。

 近年、というよりも当時から「スローライフ」というものは取りざたされており、本当の人間らしさというものを誰もが模索しているのでしょう。でも、ドラマでそういうことを言われても、所詮作り物だと感じてしまうような気がしたのです。でも、それは「北の国から」を通して観ることでうち砕かれました。
「作り物でもかまわないじゃないか。人の心を打つものを見せてもらえるのなら、それは素直に感動しようよ」
とね・・・。

 この「優しい時間」は、そういう意味で、作り物でありながら、極限のリアリティーを追求しているような気がします。寺尾聡の演技は、木訥としていて、しかも強い気持ちを持ち続ける、日本の男の底力を見せつけてくれるようです。雷オヤジもいいでしょうが、こういう多くを語らない男の背中に憧れを感じてしまいます。

 ゆるやかに流れる時間(実際には、1日は24時間だし、1時間は60分と、同じなのですが、本当にゆっくり流れているような錯覚に陥ります)の中で暮らす人たち。その人達の中にも、様々な思いがあり、心の葛藤もあるのです。なにも考えずにのほほんとくらせることが「スローライフ」ということではないのです。

 本作では「父と子の断絶」から、その絆の再生がテーマでしょうが、そんなふうに一言では書き表せないものが、ぎゅっと詰め込まれているようです。マスター(勇吉)が淹れるコーヒーも、森のカレーもとても暖かそうで、香りまで感じられそうな気がします。私にとっては、「かもめ食堂」よりも、このドラマの「生活感のあふれたスローライフ」の方が癒されるのです。

 おそらくは、普通のドラマよりも、制作費も時間もたくさん使われている映像美も一見の価値有りです。

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余計なお世話 ネタバレ

投稿日:2007/01/31 レビュアー:kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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アズは、拓郎とマスターが親子だと知り、何とか二人を引き合わせようとする。
マスターに紹介したい男性がいるからと、勇吉を美瑛まで連れ出すのだった。
一方、拓郎にペンダントを渡し、もう一つクリスマスプレゼントがあると言う。拓郎は、アズが勇吉を連れて来た事を知り、「余計な事をするな!」とその場から逃げるように走り去る。
勇吉はその後姿を見てしまい、何故、ここに拓郎が!?と動揺するのだった。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
アズは、悪気があってやったのではない。
3年前の事故をきっかけに、距離をおいてしまったこの親子を、何とか和解させたかっただけなのだ。
残念なことに、お互いに会いたいと思いながらも、連絡が取れないでいる二人の胸の内を、アズは推し量る事ができなかったのだ。
親切心からかも知れない。誰かがきっかけを作ってやらなければ、なかなか会う機会は巡って来ないかも知れない。
しかし、私は余計なお世話だと思う。
アズは、自分の物差しで測っているだけなのだ。

一つ、思い出したことがある。
私が8年前に病気をした時、高校時代からの友人が、同じ病気をした人の体験談集を届けてくれたのだ。そして、私が病気に負けないようにと、患者の会まで探し、その上、ある信仰まで紹介してくれようとしていた。
彼女が私を心配してくれているのは分かるし、ありがたいと思った。でも、そっとしておいて欲しかった。
「毎日、あなたの事を思って、お祈りしているわ。」
そんな彼女の言葉に苛立ちすら覚えた。そして、私は言ってしまったのだ。
「ありがとう。でも、私の事を祈ってくれるのに、いちいち、私に伝えてくれなくてもいいじゃない!?あなた一人で、陰でそっと祈っていてよ。」
ひどい言葉をぶつけたものだと思う。
本当に私の身を案じ、彼女なりに心を尽くしてくれたのだと、ちゃんと分かっている。
それでも、私には耐え難いほど彼女の気持ちが重たく、煩わしく感じていた。

アズの行為と私の体験は、全く意味合いが違うものかもしれないが、相手のことを思うのであれば、自分の気持ちを満足させるよりも、やはり、見守りながら時間をかけて、機が熟すのを待つのも、思いやりの一つだと思っている。

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人を傷つけてしまうこと ネタバレ

投稿日:2007/01/26 レビュアー:kazupon

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常連客の音成がやって来て、彼の経営する電気店を倒産から救うためにお金を貸して欲しいと頭を下げます。
勇吉は「友達の間で、お金の話を持ち出してはいけない。利害関係が生じると、友情なんてあっけないものだ。」と冷たく突き放します。

アズは店の売り上げが合わない時に、自分のお金でやり繰りして帳尻合わせをしていました。
今回、いつものように帳尻合わせの為、多かったお金をエプロンのポケットに入れたのを見つかってしまったのでした。
盗もうとしたのではなく、余ったお金を除けておいただけだと主張するアズ。悪気がなくても、誤解されるような事をしてはいけないと諭されますが、「もう、辞めます」と、アズは店を飛び出して拓郎のもとへ向かいます。
そして、泥棒扱いされたことや、音成の金の無心の件を持ち出し、「あんなオヤジ大嫌い!」と悪口を言い始めるのでした。
あまりの言いように、拓郎は「それでも俺の親父だ。悪口はやめろ」とマスターと親子であることを告げてしまいます。

勇吉は妻のめぐみに、自分は人に対して厳しすぎるだろうか?と問いかけます。
アズとの間で起きた、店の収支に関しての口論。
音成の借金の申し出の拒否。
過去の拓郎との会話。
勇吉は、無意識のうちに周囲の人を傷つける冷たい面が、自分にはあるのかも知れないと、めぐみに話します。
「自分は、人を傷つけるくらいなら、自分が傷つけられた方がいいと思っているのにな」
この後、パトカーがやって来て・・・

ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
自分を律する気持ちの強い人は、他人にも同じ事を求めてしまいます。
決して間違ってはいないのだけれど、何となく冷たいとか・・・
お金にまつわる事は、難しいです。
親しい間柄ほど、お金の貸し借りをしてはいけないと、昔からいいますよね?
めぐみが「そんな人も世の中には必要なのよ。」と言いますが、何の慰めにもなりません。良かれと思ってした事でも、それが不本意な結果になれば、人は悔やみ、自分を責めるものです。
観終わって、やりきれない気持ちを感じつつ、平原綾香の歌う「明日」が心にしみて来ました。聞くたびに、いい曲だと思います。

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ついに父と息子の再会です ネタバレ

投稿日:2007/02/06 レビュアー:kazupon

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1200度もある真っ赤に焼けた陶器を 自分の左腕に押し付け、「昔がひとつ清算できた。」という拓郎。
まだ熱も下がらないのに、痛む腕をかばいながら、片手で作品作りを続けます。
そして、ついに満足のいく作品が完成し、拓郎は出品する前に勇吉に見せに行きます。
「拓」と名前が彫られた抹茶茶碗を眺め、「見事だ。」と、勇吉。
拓郎はシャツを脱ぎ、火傷の傷を父に見せます。そして、涙をこぼしながら謝るのでした。
「自分で焼いたのか。」勇吉の目にも涙が・・・
父も息子に謝り、しばらく涙を流しながら二人は互いを見つめあいます。やっと、この親子にも「雪解け」の時が訪れたのでした。
アズを送って行った拓郎の帰りを待ちながら、二階からワインを持って勇吉が戻ってくると、めぐみが今までそこにいて、まるでコーヒーを飲んでいたかのように、コーヒーカップだけがありました。

エンドクレジットで、いつも通りの「森の時計」の様子や登場人物たちの日常が映し出されていきます。
そこには「優しい時間」が流れ、勇吉を優しい気持ちにし、離れていた親子を再び結び付けてくれた、優しい人々がいました。
 
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
2005年、フジテレビの木曜10時のドラマでした。
所々、見のがした回がありましたが、今回、夕方の再放送での再見となりました。
父と息子の「断絶」と「雪解け」を主に描いたドラマでしたが、マスター役の寺尾聰の、あの独特の台詞の間合いと、演技派で知られる二ノ宮君の「父から拒絶されている息子」の孤独と苦悩の演技がとても素晴らしかったです。
大竹しのぶのゆったりとした台詞も「優しい時間」を感じさせてくれました。
「優しい時間」は、ただそこに流れているのではなく、厳しい冬の季節を通り抜けた人々が、それを感じる事ができるのでしょうか?
店内にあった壁掛けの言葉。
『森の時計は ゆっくり時を刻む』
その後には『だけど、人間の時間は どんどん早くなる』
と続くのだそうです。

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観ている私たちにも 優しい時間が流れて・・・

投稿日:2007/01/25 レビュアー:kazupon

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ユーザーレビュー

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やっぱり、倉本聰はうまいなあ・・・・

投稿日

2007/10/09

レビュアー

こんちゃん

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 これは、かみさんがとても気に入っていたドラマです。倉本聰という人は、人間の内面を表現するのがとても上手な人ですね・・・。
 昔、「北の国から」が一大ブームだった頃、友人達が毎週その感想を述べあっていました。私は、そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち、実際に放映している間、一度も観ることはありませんでした。
 ところが後日、レンタルビデオ店に並んでいる「北の国から」を見て、つい出来心でレンタルしてしまい・・・はまりました。

 近年、というよりも当時から「スローライフ」というものは取りざたされており、本当の人間らしさというものを誰もが模索しているのでしょう。でも、ドラマでそういうことを言われても、所詮作り物だと感じてしまうような気がしたのです。でも、それは「北の国から」を通して観ることでうち砕かれました。
「作り物でもかまわないじゃないか。人の心を打つものを見せてもらえるのなら、それは素直に感動しようよ」
とね・・・。

 この「優しい時間」は、そういう意味で、作り物でありながら、極限のリアリティーを追求しているような気がします。寺尾聡の演技は、木訥としていて、しかも強い気持ちを持ち続ける、日本の男の底力を見せつけてくれるようです。雷オヤジもいいでしょうが、こういう多くを語らない男の背中に憧れを感じてしまいます。

 ゆるやかに流れる時間(実際には、1日は24時間だし、1時間は60分と、同じなのですが、本当にゆっくり流れているような錯覚に陥ります)の中で暮らす人たち。その人達の中にも、様々な思いがあり、心の葛藤もあるのです。なにも考えずにのほほんとくらせることが「スローライフ」ということではないのです。

 本作では「父と子の断絶」から、その絆の再生がテーマでしょうが、そんなふうに一言では書き表せないものが、ぎゅっと詰め込まれているようです。マスター(勇吉)が淹れるコーヒーも、森のカレーもとても暖かそうで、香りまで感じられそうな気がします。私にとっては、「かもめ食堂」よりも、このドラマの「生活感のあふれたスローライフ」の方が癒されるのです。

 おそらくは、普通のドラマよりも、制作費も時間もたくさん使われている映像美も一見の価値有りです。

余計なお世話

投稿日

2007/01/31

レビュアー

kazupon

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アズは、拓郎とマスターが親子だと知り、何とか二人を引き合わせようとする。
マスターに紹介したい男性がいるからと、勇吉を美瑛まで連れ出すのだった。
一方、拓郎にペンダントを渡し、もう一つクリスマスプレゼントがあると言う。拓郎は、アズが勇吉を連れて来た事を知り、「余計な事をするな!」とその場から逃げるように走り去る。
勇吉はその後姿を見てしまい、何故、ここに拓郎が!?と動揺するのだった。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
アズは、悪気があってやったのではない。
3年前の事故をきっかけに、距離をおいてしまったこの親子を、何とか和解させたかっただけなのだ。
残念なことに、お互いに会いたいと思いながらも、連絡が取れないでいる二人の胸の内を、アズは推し量る事ができなかったのだ。
親切心からかも知れない。誰かがきっかけを作ってやらなければ、なかなか会う機会は巡って来ないかも知れない。
しかし、私は余計なお世話だと思う。
アズは、自分の物差しで測っているだけなのだ。

一つ、思い出したことがある。
私が8年前に病気をした時、高校時代からの友人が、同じ病気をした人の体験談集を届けてくれたのだ。そして、私が病気に負けないようにと、患者の会まで探し、その上、ある信仰まで紹介してくれようとしていた。
彼女が私を心配してくれているのは分かるし、ありがたいと思った。でも、そっとしておいて欲しかった。
「毎日、あなたの事を思って、お祈りしているわ。」
そんな彼女の言葉に苛立ちすら覚えた。そして、私は言ってしまったのだ。
「ありがとう。でも、私の事を祈ってくれるのに、いちいち、私に伝えてくれなくてもいいじゃない!?あなた一人で、陰でそっと祈っていてよ。」
ひどい言葉をぶつけたものだと思う。
本当に私の身を案じ、彼女なりに心を尽くしてくれたのだと、ちゃんと分かっている。
それでも、私には耐え難いほど彼女の気持ちが重たく、煩わしく感じていた。

アズの行為と私の体験は、全く意味合いが違うものかもしれないが、相手のことを思うのであれば、自分の気持ちを満足させるよりも、やはり、見守りながら時間をかけて、機が熟すのを待つのも、思いやりの一つだと思っている。

人を傷つけてしまうこと

投稿日

2007/01/26

レビュアー

kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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常連客の音成がやって来て、彼の経営する電気店を倒産から救うためにお金を貸して欲しいと頭を下げます。
勇吉は「友達の間で、お金の話を持ち出してはいけない。利害関係が生じると、友情なんてあっけないものだ。」と冷たく突き放します。

アズは店の売り上げが合わない時に、自分のお金でやり繰りして帳尻合わせをしていました。
今回、いつものように帳尻合わせの為、多かったお金をエプロンのポケットに入れたのを見つかってしまったのでした。
盗もうとしたのではなく、余ったお金を除けておいただけだと主張するアズ。悪気がなくても、誤解されるような事をしてはいけないと諭されますが、「もう、辞めます」と、アズは店を飛び出して拓郎のもとへ向かいます。
そして、泥棒扱いされたことや、音成の金の無心の件を持ち出し、「あんなオヤジ大嫌い!」と悪口を言い始めるのでした。
あまりの言いように、拓郎は「それでも俺の親父だ。悪口はやめろ」とマスターと親子であることを告げてしまいます。

勇吉は妻のめぐみに、自分は人に対して厳しすぎるだろうか?と問いかけます。
アズとの間で起きた、店の収支に関しての口論。
音成の借金の申し出の拒否。
過去の拓郎との会話。
勇吉は、無意識のうちに周囲の人を傷つける冷たい面が、自分にはあるのかも知れないと、めぐみに話します。
「自分は、人を傷つけるくらいなら、自分が傷つけられた方がいいと思っているのにな」
この後、パトカーがやって来て・・・

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自分を律する気持ちの強い人は、他人にも同じ事を求めてしまいます。
決して間違ってはいないのだけれど、何となく冷たいとか・・・
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親しい間柄ほど、お金の貸し借りをしてはいけないと、昔からいいますよね?
めぐみが「そんな人も世の中には必要なのよ。」と言いますが、何の慰めにもなりません。良かれと思ってした事でも、それが不本意な結果になれば、人は悔やみ、自分を責めるものです。
観終わって、やりきれない気持ちを感じつつ、平原綾香の歌う「明日」が心にしみて来ました。聞くたびに、いい曲だと思います。

ついに父と息子の再会です

投稿日

2007/02/06

レビュアー

kazupon

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1200度もある真っ赤に焼けた陶器を 自分の左腕に押し付け、「昔がひとつ清算できた。」という拓郎。
まだ熱も下がらないのに、痛む腕をかばいながら、片手で作品作りを続けます。
そして、ついに満足のいく作品が完成し、拓郎は出品する前に勇吉に見せに行きます。
「拓」と名前が彫られた抹茶茶碗を眺め、「見事だ。」と、勇吉。
拓郎はシャツを脱ぎ、火傷の傷を父に見せます。そして、涙をこぼしながら謝るのでした。
「自分で焼いたのか。」勇吉の目にも涙が・・・
父も息子に謝り、しばらく涙を流しながら二人は互いを見つめあいます。やっと、この親子にも「雪解け」の時が訪れたのでした。
アズを送って行った拓郎の帰りを待ちながら、二階からワインを持って勇吉が戻ってくると、めぐみが今までそこにいて、まるでコーヒーを飲んでいたかのように、コーヒーカップだけがありました。

エンドクレジットで、いつも通りの「森の時計」の様子や登場人物たちの日常が映し出されていきます。
そこには「優しい時間」が流れ、勇吉を優しい気持ちにし、離れていた親子を再び結び付けてくれた、優しい人々がいました。
 
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
2005年、フジテレビの木曜10時のドラマでした。
所々、見のがした回がありましたが、今回、夕方の再放送での再見となりました。
父と息子の「断絶」と「雪解け」を主に描いたドラマでしたが、マスター役の寺尾聰の、あの独特の台詞の間合いと、演技派で知られる二ノ宮君の「父から拒絶されている息子」の孤独と苦悩の演技がとても素晴らしかったです。
大竹しのぶのゆったりとした台詞も「優しい時間」を感じさせてくれました。
「優しい時間」は、ただそこに流れているのではなく、厳しい冬の季節を通り抜けた人々が、それを感じる事ができるのでしょうか?
店内にあった壁掛けの言葉。
『森の時計は ゆっくり時を刻む』
その後には『だけど、人間の時間は どんどん早くなる』
と続くのだそうです。

観ている私たちにも 優しい時間が流れて・・・

投稿日

2007/01/25

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