こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督第7作。追われる身の刑事とその妻の逃亡劇を、これまでの乾いた視点から一転、叙情的な描写で挑む。バイオレンス・シーンの後の静寂など、“静と動”の見事な対比を通し、監督の死生観を浮き彫りにした手腕はさすが。また月夜に照らされた雪の青白さや、駅構内の緑がかった色彩など、凝った映像美も見どころ。ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進共演。人生を走り続けてきた刑事・大西。彼が不治の病の妻を見舞う中、同僚の友人が犯人逮捕の際に大西の身代わりとなって撃たれてしまう。妻や子に逃げられ、半身不随で仕事も解雇された友人に言葉もない大西。さまざまな人への“想い”に駆られた彼は、銀行強盗を決意するが・・・。
ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督第7作。追われる身の刑事とその妻の逃亡劇を、これまでの乾いた視点から一転、叙情的な描写で挑む。バイオレンス・シーンの後の静寂など、“静と動”の見事な対比を通し、監督の死生観を浮き彫りにした手腕はさすが。また月夜に照らされた雪の青白さや、駅構内の緑がかった色彩など、凝った映像美も見どころ。ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進共演。人生を走り続けてきた刑事・大西。彼が不治の病の妻を見舞う中、同僚の友人が犯人逮捕の際に大西の身代わりとなって撃たれてしまう。妻や子に逃げられ、半身不随で仕事も解雇された友人に言葉もない大西。さまざまな人への“想い”に駆られた彼は、銀行強盗を決意するが・・・。
製作年: |
1997年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
受賞記録: |
1997年 ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
118分 | 日本語英語 | 日:ドルビーサラウンド |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
BCDR0019 | 2003年03月14日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
16枚 | 18人 | 16人 |
収録時間:
118分
字幕:
日本語英語
音声:
日:ドルビーサラウンド
レイティング:
記番:
BCDR0019
レンタル開始日:
2003年03月14日
在庫枚数
16枚
1位登録者:
18人
2位登録者:
16人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
118分 | 日本語英語 | 日:ドルビーサラウンド |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
BCDR0019 | 2003年03月14日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
16枚 | 18人 | 16人 |
収録時間:
118分
字幕:
日本語英語
音声:
日:ドルビーサラウンド
レイティング:
記番:
BCDR0019
レンタル開始日:
2003年03月14日
在庫枚数
16枚
1位登録者:
18人
2位登録者:
16人
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
北野武の映画は、静かで退屈なのに、なぜか一生懸命見てしまう。それもこれも、「間」のせいなんだ。絵が止まる、音が止まる。なんなんだろう、この静寂は。居心地のいいような悪いようなむずかゆい気分になった時に、すばらしいタイミングで次の絵が始まる。その繰り返しが奇妙な高揚感を生む。
物語は、すごくベタな展開である。不治の病の妻、金がなくてヤクザから金を借りての逃避行、下半身不随になった同僚。普通に撮れば、Vシネマ。だけど、もうこれは頭の先からつま先まで「キタノ映画」。
スクラップ工場のオヤジ、渡辺哲が登場するシーンが、もの凄く唐突。前のシーンと全く関係なくいきなり道ばたで当て逃げされた軽トラックが映る。、その横をダンプがさらに扉に体当たりして通り過ぎてゆく。そして、すぐに全く違うシーンへ。一体今の挿入は何だったのか、と妙な居心地の悪さが残るのだが、件のダンプを運転していたのは渡辺哲で、同じようなシーンが随分後になって現れ、ようやく観客は先のシーンを理解する。この当たりの見せ方がまさに「キタノ流」で、編集が一番好きと語る北野監督の手腕がこういう場面に存分に現れている。
また、このオヤジと武演じる西刑事のやりとりがかなり可笑しい。例えば「座頭市」で、まぶたに目の落書きしてたり、落ち武者がわーわー言って走り回る場面は、正直全然笑えないんだけども、HANA-BIにおける、武と渡辺哲の掛け合いは、非常に面白い。キタノ映画には、こういった、乾いたローテンションの笑いの方がぴったりハマると私は思うんだけど。
そして死にゆく西と、生を選び取る堀部の対比がすばらしい。特に私は堀部が花屋の前に佇み、そこに監督が描いた「頭が花にすげかえられた動物たち」の絵が次々と挿入されるシークエンスが好きだ。頭が花になった動物の意味するものは一体何か、堀部はその絵に一体自分の何を投影しようとしたのか。北野監督自身が描いた絵の使い方に関しては賛否両論あるようだが、これほど内的な世界を表現するのなら自分で描くしかない、というのもわかるような気がするのだ。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:64件
投稿日
2006/11/28
レビュアー
ガラリーナ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
北野武の映画は、静かで退屈なのに、なぜか一生懸命見てしまう。それもこれも、「間」のせいなんだ。絵が止まる、音が止まる。なんなんだろう、この静寂は。居心地のいいような悪いようなむずかゆい気分になった時に、すばらしいタイミングで次の絵が始まる。その繰り返しが奇妙な高揚感を生む。
物語は、すごくベタな展開である。不治の病の妻、金がなくてヤクザから金を借りての逃避行、下半身不随になった同僚。普通に撮れば、Vシネマ。だけど、もうこれは頭の先からつま先まで「キタノ映画」。
スクラップ工場のオヤジ、渡辺哲が登場するシーンが、もの凄く唐突。前のシーンと全く関係なくいきなり道ばたで当て逃げされた軽トラックが映る。、その横をダンプがさらに扉に体当たりして通り過ぎてゆく。そして、すぐに全く違うシーンへ。一体今の挿入は何だったのか、と妙な居心地の悪さが残るのだが、件のダンプを運転していたのは渡辺哲で、同じようなシーンが随分後になって現れ、ようやく観客は先のシーンを理解する。この当たりの見せ方がまさに「キタノ流」で、編集が一番好きと語る北野監督の手腕がこういう場面に存分に現れている。
また、このオヤジと武演じる西刑事のやりとりがかなり可笑しい。例えば「座頭市」で、まぶたに目の落書きしてたり、落ち武者がわーわー言って走り回る場面は、正直全然笑えないんだけども、HANA-BIにおける、武と渡辺哲の掛け合いは、非常に面白い。キタノ映画には、こういった、乾いたローテンションの笑いの方がぴったりハマると私は思うんだけど。
そして死にゆく西と、生を選び取る堀部の対比がすばらしい。特に私は堀部が花屋の前に佇み、そこに監督が描いた「頭が花にすげかえられた動物たち」の絵が次々と挿入されるシークエンスが好きだ。頭が花になった動物の意味するものは一体何か、堀部はその絵に一体自分の何を投影しようとしたのか。北野監督自身が描いた絵の使い方に関しては賛否両論あるようだが、これほど内的な世界を表現するのなら自分で描くしかない、というのもわかるような気がするのだ。
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
HANA−BI