エジソンズ・ゲーム / ベネディクト・カンバーバッチ
エジソンズ・ゲーム
/アルフォンソ・ゴメス=レホン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(9)
解説・ストーリー
19世紀後半のアメリカで繰り広げられた天才発明家トーマス・エジソンと、カリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスによる電力送電システムを巡る熾烈なビジネスバトルをベネディクト・カンバーバッチとマイケル・シャノンの主演で描いた伝記エンタテインメント。共演はニコラス・ホルト、トム・ホランド。監督は「ぼくとアールと彼女のさよなら」のアルフォンソ・ゴメス=レホン。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家トーマス・エジソンは、電気の普及のために送電システムの構築に力を入れていく。そんな彼の前にカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスが立ちはだかる。ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”こそ本命と考え、エジソンに対抗していくが…。 JAN:4988111855978
19世紀後半のアメリカで繰り広げられた天才発明家トーマス・エジソンと、カリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスによる電力送電システムを巡る熾烈なビジネスバトルをベネディクト・カンバーバッチとマイケル・シャノンの主演で描いた伝記エンタテインメント。共演はニコラス・ホルト、トム・ホランド。監督は「ぼくとアールと彼女のさよなら」のアルフォンソ・ゴメス=レホン。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家トーマス・エジソンは、電気の普及のために送電システムの構築に力を入れていく。そんな彼の前にカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスが立ちはだかる。ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”こそ本命と考え、エジソンに対抗していくが…。 JAN:4988111855978
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「エジソンズ・ゲーム」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
19世紀後半のアメリカで繰り広げられた天才発明家トーマス・エジソンと、カリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスによる電力送電システムを巡る熾烈なビジネスバトルをベネディクト・カンバーバッチとマイケル・シャノンの主演で描いた伝記エンタテインメント。共演はニコラス・ホルト、トム・ホランド。監督は「ぼくとアールと彼女のさよなら」のアルフォンソ・ゴメス=レホン。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家トーマス・エジソンは、電気の普及のために送電システムの構築に力を入れていく。そんな彼の前にカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスが立ちはだかる。ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”こそ本命と考え、エジソンに対抗していくが…。 JAN:4988111855978
「エジソンズ・ゲーム」 の作品情報
「エジソンズ・ゲーム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
エジソンズ・ゲームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR5714 |
2020年10月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
19枚
|
0人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
エジソンズ・ゲームの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR5714 |
2020年10月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
19枚
|
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|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:9件
エジソンVsウェスティングハウスの仁義なき電力戦争
19世紀後半アメリカ。
白熱電球の実用化に成功してイケイケ状態のエジソンは、自らが特許を持つ直流送電のモーレツセールスを開始した。
そこに立ちはだかるのが、当時すでに自動空気ブレーキ等を開発していた実業家ウェスティングハウス、
彼はエジソンの直流方式では、実用に耐えないとし、交流方式に取り組む。
悪徳エジソン(あ、すみません・・)が黙っているはずもなく、「交流こそ危険」とのイメージを持たせるために、お馬さんを電気ショック死させたり(おぉぉぉぉ・・)
様々汚いプロパガンダ工作を行った・・・
という、そりゃ交流が後出しなんだからエジソン不利だべ、ハンデつけてやってくれと言いたいくらの、
エジソン、ロープ際に追い詰められる!まだあきらめないエジソン!!
という電流イニシアティヴ奪取のバトルなわけです。
後世の我々から見れば、勝負はわかってるわけで。
しかしながら本作の見どころは理系ゴコロをくすぐる時代考証。
電気の黎明期におけるガス灯や、ほの暗いランプ、映画の原型であるキネトスコープ
などレアな映像。蓄音機を抱きしめて亡き妻の声を聞くエジソンなど、悲しい場面も。
1893年のシカゴ万博では、光の演出が素晴らしいし、なぜかヘンなおばさんが書道してる
日本館の前で足を止めるエジソン。
結局、エジソンという人間はどういう人間なのか。
傲岸不遜にも見えて、自説のためならなんでもやるように見えて、
発明に命をかけ孤独な魂をもつ一方、家族を深く愛するという多面的な性格をベネディクト・カンバーバッチが素晴らしく演じた。
実直で少し不器用なウェスティングハウス、彼は自分にない才能をエジソンに見出すが
ニコラ・テスラとともに電産の指導者となってゆく。演じたのはマイケル・シャノン。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
エジソンのイメージが壊れた(笑)
2019年(アメリカ)
期待ほどには面白くも楽しくもない・・が、正直な感想です。
原題は「電流戦争」です。
この題名はカンバーバッチのヒット作「イミテーション・ゲーム」にあやかったのでしょうね。
映画は、発明王エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)とカリスマ実業家ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)の間で起こった電流戦争。
それを中心に描いた地味な映画で、心躍るシーンもなく、これと言って楽しい映画ではありませんでした。
1880年。
発明王として名声を欲しいままにしていたエジソンだが、アメリカ大陸の西部に、
電力の送電システムを広げる競争が勃発する。
送電の費用の安い上に遠くまで電気を送れるウェスティングハウスの交流送電と、
対するエジソンの直流送電は遅い上に費用がかかる・・・。
そして巻き起こる「電流戦争」の行方?
その戦いにエジソンが「交流電流は危険だ!!」とする、ネガティブ・キャンペーンを繰り広げる。
このあたりからエジソンの発明王の偉人伝から、大きく逸れてしまって、
なんだかなあ・・・と、ガッカリしました。
「発明は金なり」と思えて来ます。
生涯に13000もの発明をしたエジソンは、それはそれは勤勉な人だったのは確かです。
そして今、私たちは電気の恩恵を、それこそ数え切れないほどの恩恵を受けていますね。
照明、電気製品、インターネットそして人工知能まで、電気がなくては生きていけないのは、2018年の胆振東部地震でたった45時間停電しただけなのに、
テレビ、電話、冷蔵庫、インターネット(Wi-Fi)を使えないだけで、生きる限界を感じてしまいました。(心底、有り難さが、身に染みました)
そのエジソンさんですが、彼は他にも、蓄音器、映写機、カメラ、などなどを発明。
今では「映画の祖」と呼ばれ、映画の分野には大きな功績のある人でした。
つくづくと発明の複雑さ・・・決してエジソンひとりの発明品と言い切れない側面、
・・・特許権と、そして訴訟王とも呼ばれたエジソンの裏の顔など。
(電気椅子のエピソードなど・・・も、)
やや複雑で詰め込み過ぎの感もあります。
(ただし無数の白熱電球が、駅舎を照らすシーンは、感動ものでした)
ラストに華々しい点灯式を持って来たら、感動出来たかも知れませんね。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
第二のプロメテウスの座をめぐって
私らが少年の頃には、エジソンといえば“発明王”としての名声のイメージしかなかった。
しかし今はかの偉人の特異な個性や事業にまつわるダーティな部分も知られているので、ウェスティングハウスとのこの電流戦争の話に特段のおもしろさはなかった。まあ、伝記映画ということもあるけど、ストーリー全体をもう少し工夫できなかったかなぁと思う。
Wikipediaによると、この作品はポスト・プロダクションの作業中にかなりの混乱があったとのことなので、その影響が作品の完成度に影を落としているのかもしれない。
よかったのは配役。これはエジソン、ウェスティングハウス、テスラの主要三役をはじめ充てた俳優が皆ピッタリの感じ。とくにエジソン役のベネディクト・カンバーバッチはいいね。この人はいろんな役を器用にこなし、名優の風格が出てきた。エジソンの秘書役である若い俳優さんもよかった。この秘書の存在は話のなかでけっこう重要な位置を占めている。
あとはファッションかなぁ。19世紀末の上流階級の出で立ちはとても品があって、とくに御婦人方の衣装が華やかでよかった。
女性といえば、今の時代に合わせてか女性の存在感もさりげなく映し出されていた。
ウェスティングハウス夫人は夫の事業や行動に積極的に意見を言ってたし、エジソンの妻が取材を受ける場面があるが、記者らしき人は身なりのいい年配の夫人だった。その時代に女性記者?と思いながらも、脚色なら不自然さが感じられないシーンだ。小技ありだね。
エジソンとウェスティングハウスの対立、というか競い合いは基本的に今の実業界でも同じだ。しかしウェスティングハウスが望んだ、発展のための協業もさかんに行われている。人類の物質的幸福を追求し続ける生活には、やや限界が見えてきていると私は思うのだが、これからの発明家、実業家がこの二人の偉人の軌跡をよく顧みるなら、あるいは新たな光明がそこに見出せるかもしれない。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
直流と交流
投稿日:2021/07/05
レビュアー:こうさま
トーマス・エジソンと言えば誰でも知っている発明王、「発明は99%の努力と1%のひらめきである」と言う言葉も有名、偉人伝などで必ず読んだことのある人物。
エジソンは発明家であると同時に起業家、実業家でもあったわけでJPモーガンからの巨額融資を受けていくつのも会社を設立している。
本作は戦略で支配を広げるカリスマ実業家ウエスティングハウスと電気の利権を巡る凄まじいビジネスバトルを描いた作品で相手にダメージを与えるためにネガティブキャンペーンを行うなど「偉人」というイメージとはかけ離れている感じがするが実際の話だったみたい。
白熱電球を実用化したエジソン(発明は別人)は全米の家庭に電気を届けるためインフラを整備するように各地に発電所を建設して行くが、これに異を唱えたのがウエスティングハウス、つまりエジソンの「直流」送電方法だと送電の際の抵抗損失が大きく、そのエネルギーロスによる効率低下は避けがたい、従って短距離間にいくつもの発電所を設置しなければならない。
ウエスティングハウス側に加わった天才電気技師ニコラス・テスラは実験派のエジソンの嫌う理論派、「直流」に対して変圧器を介した「交流」送電ならコストも抑えられ効率も上がると主張。
エジソンは「交流」送電は少しの間違いで人を殺すことになると公開実験で馬を感電死させ、ネガティブキャンペーンを展開しながら反論しバトルは白熱化して行く。
確かにエジソンの数多くの発明は、現代の我々が文明の利器を享受している礎となっているものがほとんどであると言っても過言ではなかろう。
そんなエジソンにもこんな側面があったということを教えてくれた作品である。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
電流戦争勃発
アメリカでの送電システム争奪戦。
直流送電のトーマス・エジソンと交流送電のジョージ・ウェスティングハウスの争い。
お互いに一長一短はあるが、どちらが優れているかで送電ビジネス戦争。確かに莫大な利益だ。
その争いを描いているもので、特別派手さはないもののお互いの貶めあいがすごい。
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ユーザーレビュー
エジソンVsウェスティングハウスの仁義なき電力戦争
投稿日
2020/11/10
レビュアー
くまげらの森
19世紀後半アメリカ。
白熱電球の実用化に成功してイケイケ状態のエジソンは、自らが特許を持つ直流送電のモーレツセールスを開始した。
そこに立ちはだかるのが、当時すでに自動空気ブレーキ等を開発していた実業家ウェスティングハウス、
彼はエジソンの直流方式では、実用に耐えないとし、交流方式に取り組む。
悪徳エジソン(あ、すみません・・)が黙っているはずもなく、「交流こそ危険」とのイメージを持たせるために、お馬さんを電気ショック死させたり(おぉぉぉぉ・・)
様々汚いプロパガンダ工作を行った・・・
という、そりゃ交流が後出しなんだからエジソン不利だべ、ハンデつけてやってくれと言いたいくらの、
エジソン、ロープ際に追い詰められる!まだあきらめないエジソン!!
という電流イニシアティヴ奪取のバトルなわけです。
後世の我々から見れば、勝負はわかってるわけで。
しかしながら本作の見どころは理系ゴコロをくすぐる時代考証。
電気の黎明期におけるガス灯や、ほの暗いランプ、映画の原型であるキネトスコープ
などレアな映像。蓄音機を抱きしめて亡き妻の声を聞くエジソンなど、悲しい場面も。
1893年のシカゴ万博では、光の演出が素晴らしいし、なぜかヘンなおばさんが書道してる
日本館の前で足を止めるエジソン。
結局、エジソンという人間はどういう人間なのか。
傲岸不遜にも見えて、自説のためならなんでもやるように見えて、
発明に命をかけ孤独な魂をもつ一方、家族を深く愛するという多面的な性格をベネディクト・カンバーバッチが素晴らしく演じた。
実直で少し不器用なウェスティングハウス、彼は自分にない才能をエジソンに見出すが
ニコラ・テスラとともに電産の指導者となってゆく。演じたのはマイケル・シャノン。
エジソンのイメージが壊れた(笑)
投稿日
2020/09/30
レビュアー
カマンベール
2019年(アメリカ)
期待ほどには面白くも楽しくもない・・が、正直な感想です。
原題は「電流戦争」です。
この題名はカンバーバッチのヒット作「イミテーション・ゲーム」にあやかったのでしょうね。
映画は、発明王エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)とカリスマ実業家ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)の間で起こった電流戦争。
それを中心に描いた地味な映画で、心躍るシーンもなく、これと言って楽しい映画ではありませんでした。
1880年。
発明王として名声を欲しいままにしていたエジソンだが、アメリカ大陸の西部に、
電力の送電システムを広げる競争が勃発する。
送電の費用の安い上に遠くまで電気を送れるウェスティングハウスの交流送電と、
対するエジソンの直流送電は遅い上に費用がかかる・・・。
そして巻き起こる「電流戦争」の行方?
その戦いにエジソンが「交流電流は危険だ!!」とする、ネガティブ・キャンペーンを繰り広げる。
このあたりからエジソンの発明王の偉人伝から、大きく逸れてしまって、
なんだかなあ・・・と、ガッカリしました。
「発明は金なり」と思えて来ます。
生涯に13000もの発明をしたエジソンは、それはそれは勤勉な人だったのは確かです。
そして今、私たちは電気の恩恵を、それこそ数え切れないほどの恩恵を受けていますね。
照明、電気製品、インターネットそして人工知能まで、電気がなくては生きていけないのは、2018年の胆振東部地震でたった45時間停電しただけなのに、
テレビ、電話、冷蔵庫、インターネット(Wi-Fi)を使えないだけで、生きる限界を感じてしまいました。(心底、有り難さが、身に染みました)
そのエジソンさんですが、彼は他にも、蓄音器、映写機、カメラ、などなどを発明。
今では「映画の祖」と呼ばれ、映画の分野には大きな功績のある人でした。
つくづくと発明の複雑さ・・・決してエジソンひとりの発明品と言い切れない側面、
・・・特許権と、そして訴訟王とも呼ばれたエジソンの裏の顔など。
(電気椅子のエピソードなど・・・も、)
やや複雑で詰め込み過ぎの感もあります。
(ただし無数の白熱電球が、駅舎を照らすシーンは、感動ものでした)
ラストに華々しい点灯式を持って来たら、感動出来たかも知れませんね。
第二のプロメテウスの座をめぐって
投稿日
2020/11/24
レビュアー
哲郎
私らが少年の頃には、エジソンといえば“発明王”としての名声のイメージしかなかった。
しかし今はかの偉人の特異な個性や事業にまつわるダーティな部分も知られているので、ウェスティングハウスとのこの電流戦争の話に特段のおもしろさはなかった。まあ、伝記映画ということもあるけど、ストーリー全体をもう少し工夫できなかったかなぁと思う。
Wikipediaによると、この作品はポスト・プロダクションの作業中にかなりの混乱があったとのことなので、その影響が作品の完成度に影を落としているのかもしれない。
よかったのは配役。これはエジソン、ウェスティングハウス、テスラの主要三役をはじめ充てた俳優が皆ピッタリの感じ。とくにエジソン役のベネディクト・カンバーバッチはいいね。この人はいろんな役を器用にこなし、名優の風格が出てきた。エジソンの秘書役である若い俳優さんもよかった。この秘書の存在は話のなかでけっこう重要な位置を占めている。
あとはファッションかなぁ。19世紀末の上流階級の出で立ちはとても品があって、とくに御婦人方の衣装が華やかでよかった。
女性といえば、今の時代に合わせてか女性の存在感もさりげなく映し出されていた。
ウェスティングハウス夫人は夫の事業や行動に積極的に意見を言ってたし、エジソンの妻が取材を受ける場面があるが、記者らしき人は身なりのいい年配の夫人だった。その時代に女性記者?と思いながらも、脚色なら不自然さが感じられないシーンだ。小技ありだね。
エジソンとウェスティングハウスの対立、というか競い合いは基本的に今の実業界でも同じだ。しかしウェスティングハウスが望んだ、発展のための協業もさかんに行われている。人類の物質的幸福を追求し続ける生活には、やや限界が見えてきていると私は思うのだが、これからの発明家、実業家がこの二人の偉人の軌跡をよく顧みるなら、あるいは新たな光明がそこに見出せるかもしれない。
直流と交流
投稿日
2021/07/05
レビュアー
こうさま
トーマス・エジソンと言えば誰でも知っている発明王、「発明は99%の努力と1%のひらめきである」と言う言葉も有名、偉人伝などで必ず読んだことのある人物。
エジソンは発明家であると同時に起業家、実業家でもあったわけでJPモーガンからの巨額融資を受けていくつのも会社を設立している。
本作は戦略で支配を広げるカリスマ実業家ウエスティングハウスと電気の利権を巡る凄まじいビジネスバトルを描いた作品で相手にダメージを与えるためにネガティブキャンペーンを行うなど「偉人」というイメージとはかけ離れている感じがするが実際の話だったみたい。
白熱電球を実用化したエジソン(発明は別人)は全米の家庭に電気を届けるためインフラを整備するように各地に発電所を建設して行くが、これに異を唱えたのがウエスティングハウス、つまりエジソンの「直流」送電方法だと送電の際の抵抗損失が大きく、そのエネルギーロスによる効率低下は避けがたい、従って短距離間にいくつもの発電所を設置しなければならない。
ウエスティングハウス側に加わった天才電気技師ニコラス・テスラは実験派のエジソンの嫌う理論派、「直流」に対して変圧器を介した「交流」送電ならコストも抑えられ効率も上がると主張。
エジソンは「交流」送電は少しの間違いで人を殺すことになると公開実験で馬を感電死させ、ネガティブキャンペーンを展開しながら反論しバトルは白熱化して行く。
確かにエジソンの数多くの発明は、現代の我々が文明の利器を享受している礎となっているものがほとんどであると言っても過言ではなかろう。
そんなエジソンにもこんな側面があったということを教えてくれた作品である。
電流戦争勃発
投稿日
2021/11/27
レビュアー
なゆ(21)デンゲリ
アメリカでの送電システム争奪戦。
直流送電のトーマス・エジソンと交流送電のジョージ・ウェスティングハウスの争い。
お互いに一長一短はあるが、どちらが優れているかで送電ビジネス戦争。確かに莫大な利益だ。
その争いを描いているもので、特別派手さはないもののお互いの貶めあいがすごい。
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