デトロイト

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デトロイト / ジョン・ボイエガ

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「デトロイト」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

キャスリン・ビグロー監督が1967年の“デトロイト暴動”のさなかに起きた衝撃の事件を映画化した戦慄の実録サスペンス。黒人宿泊客で賑わうモールを舞台に、いたずらの発砲騒ぎがきっかけで、警察官に拘束された黒人宿泊客たちを待ち受ける理不尽な悲劇の一部始終を圧倒的な臨場感で描き出す。出演はジョン・ボイエガとウィル・ポールター。1967年7月、デトロイト。黒人たちによる暴動が激化し、鎮圧に乗り出した軍や地元警察との衝突で街はまるで戦場と化していた。そんな中、アルジェ・モーテルで銃声が鳴り響く。それは黒人宿泊客の一人がふざけて鳴らした空砲だった。しかし、それを狙撃手による発砲と思い込んだ大勢の警察官がモーテルになだれ込んでくる。やがて偶然居合わせただけの若者たちに対し、白人警官による尋問が開始されるのだったが…。 JAN:4988021229074

「デトロイト」 の作品情報

作品情報

製作年: 2017年
製作国: アメリカ
原題: DETROIT

「デトロイト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全23件

デトロイト ネタバレ

投稿日:2018/04/30 レビュアー:片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 1967年のデトロイトで起こった暴動とモーテルで起こった警官による拷問殺人の話。

 ただよかったのは最初の説明くらいで後はいきなり暴動が起こって同時進行でいろんな場所でいろんな人が明確な動機や目的が不明瞭なまま進行するので退屈でモーテルで事件が発生するまででもうどうでもよくなっていきました。

 中盤から同じ場所で延々と拷問を見せていきますが、それ以上でも以下でもなくただ拷問を見せるだけなのでこれまた途中でどうでもよくなっていきました。何で被害者たちがおもちゃのピストルの話をしないんだろうか? 正直に話したところで助からないかもしれないですが、なんで本当のことを言わないのか。映画を見ただけではわからなかったです。しかもそのおもちゃの銃は見つからないってことはどういうことなんだとモヤモヤが残る事件でした。長々と拷問を見せていって、当然辛くて息が詰まりそうなシーンですが、面白くはないので早く次行かないかなと残り時間ばかり気になる中盤でした。

 加害者である警官たちも最初から終始悪い人間として描かれてどうして彼らがこういった行動をとるのかとかは全く描かれずにただただ弱い人間で臆病でいばってるだけのキャラクターなので面白みに欠けるキャラクターでした。

 こういう事件があったという告発の意味では勉強になりましたが、だからといって面白い映画が作れるというわけではないんだなと勉強になる映画でした。【アンビリバボー】とかの再現ドラマとかのほうが十分面白いのではないかと考えてしまいました。

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その場に居たような《臨場感》

投稿日:2018/07/06 レビュアー:カマンベール

2017年。キャスリン・ビグロー監督作品。

その場に居あわせたたような緊張感を体感して苦しかったです。
1967年のデトロイト暴動から3日目に起きた、
『アルジェ・モーテル事件』を取材して構築した映画です。

筆致は冷静で感情を排して、観客を結論へ誘導するのではない。
被害者と加害者、目撃者、警察資料、裁判記録から、
一番近い真実を導き出そうとしている。
一番重きを置くのはもちろん『アルジェ・モーテル』に居合わせた
9人のの黒人青年と若い白人の2人の女性の証言です。
それと目撃者の証言。

デトロイト暴動から三日目、デトロイト市当局と市警察は、
暴動の拡大に対処しきれずに、州兵の応援を要請。
狙撃手まで訪れ、デトロイトはまるで戒厳令のようです。

そんな緊張感の中、カール・クーパーという黒人のお調子者は、
『アルジェ・モーテル』の高層階の窓から、スターター・ピストルを
州兵に向けて何発も発砲したのです。
これが、この事件の発端です。
バカらしくなるほど愚かでくだらない。

モーテルは銃撃を受け、乗り込んで来た警官たちの狂気の拳銃捜索と
一人一人への脅しと審問。
若い白人女性が黒人と居たのも警官の差別意識に火を付けた。

心理的、精神的恐怖に追いつめられる黒人青年の《恐怖》が、
まるで自分に向かってくるように生々しく怖かったです。
警官に私も撃たれる気がした。
極限の恐怖を体感しました。

最近はどうか分かりませんが、
白人が黒人を殺しても裁かれない。
白人が黒人を殺しても死刑になった例はない。
この映画はアメリカの【黒歴史】を淡々と告発しています。

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アメリカの悲劇。50年経っても変わらぬ偏見。 ネタバレ

投稿日:2018/07/13 レビュアー:なんの因果

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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こういう言い方をしたら誤解されかねないが、本作は作品として非常に「面白く」強烈な印象が刻まれた。
女性監督キャスリン・ビグローの実話に基づくフィクション映画。
(2014年に起きたマイケル・ブラウン射殺事件を受けて企画された、)
1967年に起きたデトロイト「アルジェ・モーテル事件」の時から何も変わっていないじゃないかという強いメッセージを込めて、この「デトロイト」は、暴動50周年めの2017年に合わせて公開された。

はじめ、黒人の暴動の話しなんて、なんで借りちゃったのと後悔した。
黒人の事なんて私にわかる訳ないじゃないの、1967年のデトロイト暴動ってなんなの?
映画は手持ちカメラでブレブレの映像と、喚き散らす声、ガラスの割れる音、で始まった。
暴動の様子も描いてゆく中で、暴動3日目に起きた、メインストリートの東側に位置する
アルジェアースモーテルで発生した「白人警官による黒人宿泊客暴行射殺事件」を描いてゆく。

地元デトロイトの黒人で結成されたバンド「ザ・ドラマティックス」。メンバーであるラリーは満席の音楽ホールを前に緊張して司会者の合図を待っていた。ところが、まさに直前、
暴動が起きて封鎖されたからと、皆退去するよう警察から指示が入る。
空席になった客席を呆然と見つめ、誰も居ないホールで一人歌わずにいられないラリー。
(皆の前で歌って、喝采を浴びたかったろう。だがその願いはついに叶わなかった・・)
メンバーはデトロイトを離れようとしたが、バスも襲撃され、ラリーとフレッドはモーテルに泊まることになる。
二人の白人女性と知り合い、そこにカール・クーパーという男がやってくる。
彼は暴動の最中で警官や軍隊まで張り込んでいる中、悪ふざけでおもちゃのピストルを発砲する。
「何者かによる狙撃」と誤認した警察は、宿泊客に対して容赦ない尋問を開始した。
市警のクラウス(ウィル・ポールター)は、すぐに黒人一人を射殺。その後黒人6人と白人女性2人を拘束、
銃で脅し、死のゲームへと発展してゆく。
ここはまさにドメスティックな場面で、警察に「銃はどこだ」という正当な理由があれば
無実で無抵抗な者を偏見に基づいて射殺してしまうという悪夢である。

後日の裁判で警官は無罪になる。(怒!!)
スターになれたはずのラリーは、二度と大勢の前では歌えず、聖歌隊に入って協会で歌う。
澄んで清らかな歌声を耳にして涙が溢れた。
この映画を観たからと言って私には何のアクションも出来ないのだが、監督が投げかけてくれた強い問いかけはしっかりと受け止めたい。

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1967年、アルジェ・モーテル事件の真相

投稿日:2018/08/06 レビュアー:飛べない魔女

といってもこの事件については全く知りませんでした。
デトロイトの暴動についてすら知りませんでした。
なので、事件の真相を興味深く見ることが出来ました。
当時この事件に関わった人や目撃者の証言により製作されていて
実際には本当の真実は藪の中なのだそうで。。

差別主義の白人警官による黒人への不当な暴行と殺人。
ナイフで抵抗したので撃ったといえば許されるという事実。
本当にナイフで抵抗したのかを調べることはされません。
警官による捏造は朝飯前だったのでしょう。
でもそんな白人警官の中にも優しい人がいること
白人でも黒人を差別しない人もいることは救いでした。

登場人物が多く、主人公は特におらず焦点が定まらないので
映画として正直面白くは無かったです。
メルヴィン・ディスミュークス ( ジョン・ボイエガ)の立ち居地も曖昧で(白人側なの?)
なんだかすっきりしませんでした。

ラストのラリー・リード ( アルジー・スミス)が歌う聖歌に心が震えました。
あの歌にすべてもってかれた感じです。

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歪んだ正義感

投稿日:2019/11/16 レビュアー:こうさま

1967年に起こった「デトロイト暴動」を題材にした作品で「歪んだ正義」をふりかざす白人警官の理不尽な行為に怯える黒人たちの一夜を描いている。
「自由の国アメリカ」と自負する大国の抱える恥部の一つが人種差別問題である。
日本のような単一民族ではなく種々の人種によって形成されている国で問題になる人種差別、肌の色の違いだけで信じられないような差別が起こる。
近年でも白人警官に射殺された黒人の事件が時々起こって社会問題になっているのを見聞きするとまだまだ根深い部分は永遠に解決できないのではないかと思ってしまう。
本作の舞台は1967年、現在とは比べものにならないぐらいの差別意識があったであろう。
事件の発端は無許可営業の深夜酒場の摘発で多くの黒人客が逮捕されたことで集まって来た黒人で街は不穏な空気に包まれる。
一部の暴徒化した連中が商店を破壊し、放火や略奪を行ったことで地元警察はもとより国境警備隊、州兵までが出動して鎮圧に乗り出してものものしい雰囲気、地元警察の警官で差別意識の高いクラウスは商店から物品を略奪して逃げる黒人に対して後ろから発砲、死に至らしめるが「商品を略奪して逃げる男は殺人を犯した犯罪者かもしれない、警告を無視して逃げたから発砲した」と歪んだ正義感と責任感で抗弁して反省の色もない。
こんな中ほんの些細なきっかけで事件は起こる。
ささやかな反抗心から発射されたおもちゃのようなスターターピストルの銃声が警官隊への狙撃とみなされ、舞台となった「アルジェ・モーテル」に警官隊からの銃撃が鳴り響く。
狙撃犯捜しに乗り込んできた白人警官クラウス、モーテルに居合わせた2名の白人女性を含む黒人たちを暴力と銃で脅しつけて尋問、なにがなんでも犯人を仕立てあげようとする理不尽な扱いで全員を恐怖のどん底に突き落とす、なんの罪もない犠牲者までだしてしまうが抵抗したという証拠まで捏造するという狂気の沙汰。
これだけ見ると白人警官が「悪」という印象ではあるが、黒人側に非がないわけではない。
どさくさに紛れて強奪したり放火したりするのも罪であることに変わりはない。
勿論白人警官全員が差別主義者でもなく彼らを助ける者もいて、その点ではちよっと安心できる。
後日行われた裁判、陪審員の構成にも影響されたのかもしれないが結局無罪、なんか隣国韓国の「反日無罪」と似ているような気がする。
事件から50余年経っても未だに残る人種に対する偏見、いつになったら解消されるのだろう。

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デトロイト

ユーザーレビュー

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デトロイト

投稿日

2018/04/30

レビュアー

片山刑事

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 1967年のデトロイトで起こった暴動とモーテルで起こった警官による拷問殺人の話。

 ただよかったのは最初の説明くらいで後はいきなり暴動が起こって同時進行でいろんな場所でいろんな人が明確な動機や目的が不明瞭なまま進行するので退屈でモーテルで事件が発生するまででもうどうでもよくなっていきました。

 中盤から同じ場所で延々と拷問を見せていきますが、それ以上でも以下でもなくただ拷問を見せるだけなのでこれまた途中でどうでもよくなっていきました。何で被害者たちがおもちゃのピストルの話をしないんだろうか? 正直に話したところで助からないかもしれないですが、なんで本当のことを言わないのか。映画を見ただけではわからなかったです。しかもそのおもちゃの銃は見つからないってことはどういうことなんだとモヤモヤが残る事件でした。長々と拷問を見せていって、当然辛くて息が詰まりそうなシーンですが、面白くはないので早く次行かないかなと残り時間ばかり気になる中盤でした。

 加害者である警官たちも最初から終始悪い人間として描かれてどうして彼らがこういった行動をとるのかとかは全く描かれずにただただ弱い人間で臆病でいばってるだけのキャラクターなので面白みに欠けるキャラクターでした。

 こういう事件があったという告発の意味では勉強になりましたが、だからといって面白い映画が作れるというわけではないんだなと勉強になる映画でした。【アンビリバボー】とかの再現ドラマとかのほうが十分面白いのではないかと考えてしまいました。

その場に居たような《臨場感》

投稿日

2018/07/06

レビュアー

カマンベール

2017年。キャスリン・ビグロー監督作品。

その場に居あわせたたような緊張感を体感して苦しかったです。
1967年のデトロイト暴動から3日目に起きた、
『アルジェ・モーテル事件』を取材して構築した映画です。

筆致は冷静で感情を排して、観客を結論へ誘導するのではない。
被害者と加害者、目撃者、警察資料、裁判記録から、
一番近い真実を導き出そうとしている。
一番重きを置くのはもちろん『アルジェ・モーテル』に居合わせた
9人のの黒人青年と若い白人の2人の女性の証言です。
それと目撃者の証言。

デトロイト暴動から三日目、デトロイト市当局と市警察は、
暴動の拡大に対処しきれずに、州兵の応援を要請。
狙撃手まで訪れ、デトロイトはまるで戒厳令のようです。

そんな緊張感の中、カール・クーパーという黒人のお調子者は、
『アルジェ・モーテル』の高層階の窓から、スターター・ピストルを
州兵に向けて何発も発砲したのです。
これが、この事件の発端です。
バカらしくなるほど愚かでくだらない。

モーテルは銃撃を受け、乗り込んで来た警官たちの狂気の拳銃捜索と
一人一人への脅しと審問。
若い白人女性が黒人と居たのも警官の差別意識に火を付けた。

心理的、精神的恐怖に追いつめられる黒人青年の《恐怖》が、
まるで自分に向かってくるように生々しく怖かったです。
警官に私も撃たれる気がした。
極限の恐怖を体感しました。

最近はどうか分かりませんが、
白人が黒人を殺しても裁かれない。
白人が黒人を殺しても死刑になった例はない。
この映画はアメリカの【黒歴史】を淡々と告発しています。

アメリカの悲劇。50年経っても変わらぬ偏見。

投稿日

2018/07/13

レビュアー

なんの因果

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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こういう言い方をしたら誤解されかねないが、本作は作品として非常に「面白く」強烈な印象が刻まれた。
女性監督キャスリン・ビグローの実話に基づくフィクション映画。
(2014年に起きたマイケル・ブラウン射殺事件を受けて企画された、)
1967年に起きたデトロイト「アルジェ・モーテル事件」の時から何も変わっていないじゃないかという強いメッセージを込めて、この「デトロイト」は、暴動50周年めの2017年に合わせて公開された。

はじめ、黒人の暴動の話しなんて、なんで借りちゃったのと後悔した。
黒人の事なんて私にわかる訳ないじゃないの、1967年のデトロイト暴動ってなんなの?
映画は手持ちカメラでブレブレの映像と、喚き散らす声、ガラスの割れる音、で始まった。
暴動の様子も描いてゆく中で、暴動3日目に起きた、メインストリートの東側に位置する
アルジェアースモーテルで発生した「白人警官による黒人宿泊客暴行射殺事件」を描いてゆく。

地元デトロイトの黒人で結成されたバンド「ザ・ドラマティックス」。メンバーであるラリーは満席の音楽ホールを前に緊張して司会者の合図を待っていた。ところが、まさに直前、
暴動が起きて封鎖されたからと、皆退去するよう警察から指示が入る。
空席になった客席を呆然と見つめ、誰も居ないホールで一人歌わずにいられないラリー。
(皆の前で歌って、喝采を浴びたかったろう。だがその願いはついに叶わなかった・・)
メンバーはデトロイトを離れようとしたが、バスも襲撃され、ラリーとフレッドはモーテルに泊まることになる。
二人の白人女性と知り合い、そこにカール・クーパーという男がやってくる。
彼は暴動の最中で警官や軍隊まで張り込んでいる中、悪ふざけでおもちゃのピストルを発砲する。
「何者かによる狙撃」と誤認した警察は、宿泊客に対して容赦ない尋問を開始した。
市警のクラウス(ウィル・ポールター)は、すぐに黒人一人を射殺。その後黒人6人と白人女性2人を拘束、
銃で脅し、死のゲームへと発展してゆく。
ここはまさにドメスティックな場面で、警察に「銃はどこだ」という正当な理由があれば
無実で無抵抗な者を偏見に基づいて射殺してしまうという悪夢である。

後日の裁判で警官は無罪になる。(怒!!)
スターになれたはずのラリーは、二度と大勢の前では歌えず、聖歌隊に入って協会で歌う。
澄んで清らかな歌声を耳にして涙が溢れた。
この映画を観たからと言って私には何のアクションも出来ないのだが、監督が投げかけてくれた強い問いかけはしっかりと受け止めたい。

1967年、アルジェ・モーテル事件の真相

投稿日

2018/08/06

レビュアー

飛べない魔女

といってもこの事件については全く知りませんでした。
デトロイトの暴動についてすら知りませんでした。
なので、事件の真相を興味深く見ることが出来ました。
当時この事件に関わった人や目撃者の証言により製作されていて
実際には本当の真実は藪の中なのだそうで。。

差別主義の白人警官による黒人への不当な暴行と殺人。
ナイフで抵抗したので撃ったといえば許されるという事実。
本当にナイフで抵抗したのかを調べることはされません。
警官による捏造は朝飯前だったのでしょう。
でもそんな白人警官の中にも優しい人がいること
白人でも黒人を差別しない人もいることは救いでした。

登場人物が多く、主人公は特におらず焦点が定まらないので
映画として正直面白くは無かったです。
メルヴィン・ディスミュークス ( ジョン・ボイエガ)の立ち居地も曖昧で(白人側なの?)
なんだかすっきりしませんでした。

ラストのラリー・リード ( アルジー・スミス)が歌う聖歌に心が震えました。
あの歌にすべてもってかれた感じです。

歪んだ正義感

投稿日

2019/11/16

レビュアー

こうさま

1967年に起こった「デトロイト暴動」を題材にした作品で「歪んだ正義」をふりかざす白人警官の理不尽な行為に怯える黒人たちの一夜を描いている。
「自由の国アメリカ」と自負する大国の抱える恥部の一つが人種差別問題である。
日本のような単一民族ではなく種々の人種によって形成されている国で問題になる人種差別、肌の色の違いだけで信じられないような差別が起こる。
近年でも白人警官に射殺された黒人の事件が時々起こって社会問題になっているのを見聞きするとまだまだ根深い部分は永遠に解決できないのではないかと思ってしまう。
本作の舞台は1967年、現在とは比べものにならないぐらいの差別意識があったであろう。
事件の発端は無許可営業の深夜酒場の摘発で多くの黒人客が逮捕されたことで集まって来た黒人で街は不穏な空気に包まれる。
一部の暴徒化した連中が商店を破壊し、放火や略奪を行ったことで地元警察はもとより国境警備隊、州兵までが出動して鎮圧に乗り出してものものしい雰囲気、地元警察の警官で差別意識の高いクラウスは商店から物品を略奪して逃げる黒人に対して後ろから発砲、死に至らしめるが「商品を略奪して逃げる男は殺人を犯した犯罪者かもしれない、警告を無視して逃げたから発砲した」と歪んだ正義感と責任感で抗弁して反省の色もない。
こんな中ほんの些細なきっかけで事件は起こる。
ささやかな反抗心から発射されたおもちゃのようなスターターピストルの銃声が警官隊への狙撃とみなされ、舞台となった「アルジェ・モーテル」に警官隊からの銃撃が鳴り響く。
狙撃犯捜しに乗り込んできた白人警官クラウス、モーテルに居合わせた2名の白人女性を含む黒人たちを暴力と銃で脅しつけて尋問、なにがなんでも犯人を仕立てあげようとする理不尽な扱いで全員を恐怖のどん底に突き落とす、なんの罪もない犠牲者までだしてしまうが抵抗したという証拠まで捏造するという狂気の沙汰。
これだけ見ると白人警官が「悪」という印象ではあるが、黒人側に非がないわけではない。
どさくさに紛れて強奪したり放火したりするのも罪であることに変わりはない。
勿論白人警官全員が差別主義者でもなく彼らを助ける者もいて、その点ではちよっと安心できる。
後日行われた裁判、陪審員の構成にも影響されたのかもしれないが結局無罪、なんか隣国韓国の「反日無罪」と似ているような気がする。
事件から50余年経っても未だに残る人種に対する偏見、いつになったら解消されるのだろう。

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