ラプチャー　−破裂−

私的には、凄いストレスをかけられて、緊迫の100分だった。
拉致監禁されて手足の自由を奪われて、訳のわからない注射を打たれる。その非日常感覚、恐怖が押し寄せる。
監禁施設の壊れた古い建物も良かった。
どうせ逃げられない・・・回り回って元に戻るんだろう・・・
やはりそういう感じで逃げられない。
監禁者の目的がどうにも腑に落ちない。、
監禁者たちが異星人かなんかで、
「遺伝子の破裂」に成功したらどうするというのも適当で、
結果も大して変化してないし、おおよそ適当な話しです。
しかし、ノオミ・ラパスの個性(したたかに強くて、よく見れば美女で、蜘蛛に泣き叫ぶ姿が様になっていて)得難い女優だと思う。
殺し合いの映画や妙な超常現象映画より、よっぽどスリルを味わいました。
ノオミ好きには応えられない映画です。

離婚して息子と暮らしているレネーは、クモ（虫）が大の苦手。
ある日、見知らぬ集団に拉致されたレネーは、「進化を促す」実験の被験者にされてしまう。
その実験では「被験者が恐れるもの」が使用される。
彼女の場合はもちろんクモが使われるのだった…

自分はクモが平気なので、そんなに怖くなかった…２０匹くらいしか出てこないし。
「レネー、そんなに怖がらなくても…」と思いながら見ていました。
自分の苦手なものに変換して鑑賞すると良いのかもしれませんね。

冷徹で不条理感を漂わせている謎の集団だが、バカっぽい。
「あなたも破裂（ラプチャー）したらわかる」とか思わせぶり発言をしているけど、
破裂した人々を増やして何をするのか、ビジョンもなさそう。
拉致を繰り返しているうちに、いつか捕まるんじゃないのかな。というか、捕まれ。

レネー以外の被験者が「恐れるもの」も強制バンジージャンプとか、蛇とか、
リアクション芸人の人たちがやっていることに近いです。
実験のシーンより、リアルな拉致のシーンの方がよっぽど怖かったです。

色々、胸糞悪い作品。
主演のノオミ・ラパスの狂乱のシーンが素晴らしかったので星二つにしました。

ラプチャーちゃあ スジバンのラプチャー懐かしいね スージー&バンシー
ズね わかる？ しかしここは 我が落語の饅頭怖いだろう 製作スタッフが
知ったら 恐れ入谷の鬼子母神 ジャパンクールって言うはず

ノオミは ドラ辰に戻って 谷ナオミと化すのか 拉致場面は早くもBDSM
しているのだが しかし日常描写会話がだるい 画面をピリッとさせない
つまり102のタイムは無理だろうよ ついでにITの130も駄目だろうね
変な監禁施設に移ってその物質感と色彩が ようやくB級してくれる

細部にこだわると 横たわる 横臥と皮膚の主題がみてとれるのだが それ
は充分機能しない その代わりドアロック三段閉じの音と三つ目がわけ
もなくシンクロしたりする 又 天井裏の通風ダクトに蜘蛛ちゃんが
いれば 007なのににゃ

蜘蛛ちゃん拷問は意外にあっさりで 恐怖汁が生体を変えるは梅津和夫
かよ 落語並みに馬鹿馬鹿しい発想は 観客をもっと鳥肌にしてくれないと

そいで こちらがオチを付けるとなると ウヨの御用学者三浦瑠麗に
顔面騎乗されて あんたみたいなサヨクは死んじまいなと罵倒されるのが
怖い ああ嫌だその拷問だけはやめてちょう となるわけにゃ つうわけで
落語の勝ち

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質の低い古臭さが印象的な作品。それだけ。

ディスカスさんのあらすじに興味を持って鑑賞したものの全く怖くないしホラーとは言えない。

まず、何故レネーがターゲットにされたのか。元々、適合体質だと解っていたならわざわざ治験する事もないし、解っていなかったはず。
肝心の隔離施設もかなりお粗末でダサい。一昔前の宇宙人モノ的な。

核の「最も嫌いなモノを与える」実験も期待外れ。
それによってとあるDNAを破壊し、ある種の覚醒を促進させる事が目的。つまりこの施設の奴らは全員人間ではなくなった存在。

オチもくだらねー。
これが40年ぐらい前の作品で、当時観たなら「こえーよー」となったかもだけど。とても4年前の作品とは思えない低クオリティ。

パッケージの写真の様な状況はストーリー中に出てくるけど、特に印象にも残らず。




オススメ度 20%
古臭さ度 80%

ホラーというよりSF寄りでしょうか。だんだんリアリティが無くなっていくにつれて、面白さも薄れていきました。