密告・者

密告・者の画像・ジャケット写真
密告・者 / ニコラス・ツェー
全体の平均評価点:
(5点満点)

12

  • DVD
ジャンル:

「密告・者」 の解説・あらすじ・ストーリー

警察のイヌとして密告者の道を選ぶしかなかった青年と、自らの手柄と引き替えに密告者を危険にさらすことへの呵責に揺れる刑事が織りなす葛藤と緊迫の駆け引きを迫力のアクションと共に描き出す香港ノワール・サスペンス。主演はニコラス・ツェーとニック・チョン。監督は「スナイパー:」のダンテ・ラム。香港警察のドン刑事は、犯罪組織に密告者を送り込み数々の捜査で成果を挙げてきた。しかしある日、正体がバレてしまった密告者が瀕死の重傷を負ってしまい心を痛める。それから1年後、台湾から帰ってきた凶悪犯罪者バーバイの動向を探るため、再び密告者を送り込むことになり、出所間近の青年サイグァイをスカウトするドンだったが…。

「密告・者」 の作品情報

製作年: 2010年
製作国: 香港
原題: STOOL PIGEON/綫人

「密告・者」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

密告・者の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
115分 日 吹 1:ドルビーデジタル/ステレオ/広東語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PG-12 KIBR1273 2012年05月09日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
10枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:12件

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男臭いドラマに涙ぼろぼろ

投稿日:2012/05/22 レビュアー:ミルクチョコ

ある事件で情報提供者に重症を負わせてしまったトラウマを持つ刑事と、出所と引き換えに事件の密告者となった男が犯罪者を追うクライム・アクションです。
ヤクザ(ニコラス・ツェー)には大金が必要な事情があり、捜査官にはかつて密告者に瀕死の重症を負わせた上に廃人にしてしまったというトラウマがあり、アクションのみならず人間ドラマが絡んでくるので引き込まれました。カーチェイスやド派手なアクションだけでなく、主要人物の背景や内面も丁寧に描かれているので、二人の心情描写が伝わって来ます。

劇中の台詞「密告者は友人のように扱え」しかし「友人のように扱っても友人ではない」この会話が胸が痛いです。
登場人物全てがそれぞれの悩みを抱えていて、ギリギリの所で生きていて人間のリアルさをえぐり出しているのですよ。
そこに綺麗事や絵空事等は一切なく、いかにも必死で逃げる真剣な息づかいまで聞こえてきそうな緊張感や、切なさ、はかなさのみが残ります。
テンポが早くて、ラストまで息切れせずにもっていく手腕は凄いと思います。劇中の伏線もすべて破綻なく拾ってるし、とにかく先が読めませんでした。

ニック・チョンが黒縁メガネで変身し、非情に徹し切れない捜査官を熱演しています。
捜査官と密告者との間に、本来は、情など無用なのでしょう。けれども、人を使い捨てにするほど非情に徹しきれなくなった彼がまたいい味を出しています。
二人共、人としての良心に従った結果、自分を破滅に導くのだから本当に辛いです。自分の事などお構いなしに、犯罪組織の中で惹かれあったディー(グイ・ルンメイ)を、懸命に守ろうとします。全ての登場人物に救いの無いこの物語に、ただただ胸を打たれるしかありませんでした。この男臭い映画に終盤は、涙がぼろぼろです。

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50点(凡作)ネタバレ

投稿日:2013/01/25 レビュアー:ホヨマックス

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2大俳優に釣られて観たけど、オモロ味は感じられず・・

組織に囚われている妹を救うには多額の借金を返さねばならぬ主人公のチンピラ。
刑事に密告して報酬を貰ってはいるが世の中そんなに甘くない。

闇でこう言う風に生きてる人もいるよ〜を描いただけのようで、つまんなかった。

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香港製エンタメの底力

投稿日:2012/07/24 レビュアー:まりこ

『スナイパー』はいまいちでしたが、これはすごい。
115分が嘘のような疾走感、血と汗まみれ、緊張と緩和が見事なダンテ・ラム監督作品。
この種の香港製でジョニー・トーに勝るものは無いという認識が、見事に破れました。

「密告者は友人のように扱うんだ。友人じゃない。」
刑事と密告者の物語なぞ珍しくも無いのですが、それぞれの背景・心情を丁寧に描く事で深い奥行きを作っています。
刑事自身、過去に密告者を追い込んだトラウマがあり、「友人じゃない」筈の男を見捨てるどころか陰ながら保護しています。
(この「男」にまで浅からぬ描写がなされているのだから、全く隙がありません。)
私生活でも暗い過去を背負い、隅々に張り巡らされた伏線が要所々々で効いていて、なるほどと納得させられます。
(最初は香港製特有の無意味なエピソードかと、いぶかしかったのですが。)
心ならずも密告者となる男の、そうならざるを得ない理由も真実味があり、浮ついた設定は微塵もありません。
強盗団の愛人との繋がりも、似た者同士の惹かれ合い、プラトニック故の重みが感じられ胸に来るものがあります。
土台ががっしり頑丈なものだから、過激な暴力シーン・アクションシーンの迫力が益々もって増してくるのです。
ごちゃごちゃの市場の追跡劇も良かったですが、やはりクライマックス、廃校での死闘は必見。
迫る青竜刀(だと思うのですが、違うかな)、行く手を遮るパイプの山、間に合わぬ救いの手、脚をとられ動きを封じられ、先に進めぬ焦燥…そして…。
彼女も単純な「華」でなく、ひとりのアウトローとして描かれているのが好ましいですね。

『エレクション』が鮮烈だったニック・チョンも、いい顔になったものです。
『孫文の義士団』では全くだったニコラス・ツェーですが、使い方次第でここまで味が出るものなんですね。
同監督・コンビの『ビースト・ストーカー/証人』も是非観たいものです。

結局誰も救われない、爽快とは程遠いストーリーなのに陰々滅々としないのはどういう訳でしょう。
香港製エンターティンメントの実力をまざまざと見せつけられた、特筆すべき一本です。

中盤、わずかではありますが、およそほど遠いカーチェイスに流れる「ホワイト・クリスマス」が秀逸でした。

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アクション・メロドラマ

投稿日:2012/06/12 レビュアー:カプチーノ

コテコテの中華料理に哀愁漂う暗さをふりかけた香港映画らしいアクション・ドラマ。
主要登場人物の過去を背負いながらの行動が見所です。
それぞれの辛い人生経験がそれぞれの風貌ににじみ出ています。
アクション映画の体裁をとっていますが、家族との強い絆が描かれていて、人間ドラマの側面も強い。
日本よりも香港の方が家族間の結びつきは強固なのかもしれません。
「お一人様」など一人社会になってきている日本よりも、
香港では、家庭を持ち家族との関わりを持ち続けたいという気持ちが強いのでしょうか。
それが普通の考え方だと、ふと思ってしまいました。
過剰なまでに登場人物の個性を強調するのが香港映画の特徴ではないかと思いますが、
この映画もそれに倣っていて、わかりやすい。
一昔前の映画の作り方で、70年代、80年代の映画の雰囲気を持っています。
ハリウッドのアクション映画の明るさ、ハッピーな能天気さとは対極ながら、娯楽作品として機能しています。
一つ間違えば、後味の悪い映画で終わりそうなのに、そうはならずに、鑑賞後に面白かったと、
それなりに納得できる作品になっているのは、プロの仕事です。

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潜入アクション+メロドラマ

投稿日:2012/05/05 レビュアー:よふかし

 どうしてタイトルに「・」が入っているのかはよく分からないが、なかなか面白い香港製サスペンスアクションの快作。
 東京フィルメックス→新宿武蔵野館というルートは『アクシデント/意外』と同様。後味があまり良くないのは共通しても、あちらはジョニー・トー印のひねったサスペンス、こちらはダンテ・ラムの直球で盛り沢山な娯楽アクションとテイストは違う。ダンテ・ラムの作風と言っても、『スナイパー』(いまいち)くらいしか観た覚えがないのでよく分からない。公開中の『ビースト・ストーカー/証人』(08年)という女児誘拐サスペンスがヒットしたことにより、本作が同じ主演コンビ&監督で製作されたという(つまり公開順は逆になった)。
 本作の場合、いやいやながら警察の密告者となって凶悪な強盗団に潜入したニコラス・ツェーの正体がバレるかどうかという、『インファナル・アフェア』ばりに手に汗握るサスペンスがあるかと思えば、シャープなカーアクション、終盤の香港の狭い街路や商店街を駆使した追跡劇からクライマックスの廃校での死闘まで、まさに息継ぐ間を与えない。もちろんそこに強盗団のボスの愛人との恋というロマンス要素のあるにはあるのだが、本作の特徴として面白いのは、平行して描かれる捜査官ニック・チョンの奇怪な人生だ。
 彼はかつて(映画の冒頭で)ある密告者を正体バレに追い込んでしまったことがあり、それがトラウマとなっている。映画が進むにつれて、その一件がチョンの妻を追いこんでいき、重大な傷を負わせたことが判明するのだが、この妻を巡るチョンのエピソードはほとんど韓流ドラマのような激しいメロドラマで、潜入アクションとメロドラマの二本がひとつに織り込まれるような怒涛の展開を見せるのだ。盛り沢山という所以である。
 とはいえ、そこは香港映画、友情と裏切りの相克はあくまでアクションやサスペンスを生かす背景に過ぎず、主人公たちの葛藤にもさして深入りはしない。
 むしろ印象に残るのは、ラストの「机の中での死闘」だ。このいくつもの鉄の棒が織りなす奇怪なイメージが素晴らしい。アクションのギミックとしても面白いが、どこか神経にひりひりくるような道具立てだ。
 ラスト明らかになる真相というか、一種のどんでん返しがやや鼻についた『ビースト・ストーカー』よりも、僕はこちらを買う。公開が続くフランス製のサスペンスアクションよりも、香港映画の方がはるかに上等だ。70点。

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