運動靴と赤い金魚

運動靴と赤い金魚の画像・ジャケット写真

運動靴と赤い金魚 / ミル・ファロク・ハシェミアン

全体の平均評価点:(5点満点)

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「運動靴と赤い金魚」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

少年アリは修理してもらったばかりの、妹ザーラの靴を買い物の途中でうっかり失くしてしまう。親にも言えず、兄の靴一足しかない兄妹は、それを共有することに。妹がまずアリの運動靴を履いて登校。下校途中で待ちあわせて、今度はアリが履いて登校するという具合。そんなある日、小学生のマラソン大会が行われることに。3等の賞品はなんと運動靴。アリは妹のために3等になろうと必死に走るのだった……。健気で一生懸命な兄妹の姿を描きアカデミー外国語映画賞にノミネートされた感動ドラマ。

「運動靴と赤い金魚」 の作品情報

作品情報

製作年: 1997年
製作国: イラン
原題: BACHEHA−YE ASEMAN/CHILDREN OF HEAVEN

「運動靴と赤い金魚」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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バダック 砂漠の少年

少女の髪どめ

ユーザーレビュー:139件

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1〜 5件 / 全139件

グッとくるお勧めの映画。

投稿日:2006/09/07 レビュアー:JUCE

久しぶりに映画で感動した。参りました、ツボに入った。

ユーモアあり、ハラハラ感あり、感動あり、社会風刺ありとよくもまあこの短い映画の中にこれらの要素をうまくまとめられたものだ。しかも内容はすごくシンプル。

話の根底に流れているのは「貧困」、今の日本では考えられないことだがボロボロの靴を修理して履いたり、靴をなくしたために兄妹で一足の靴を履き回したりと一見悲惨な話でこれだけを聞くとじめっとしたとても文学チックな映画に思えるかも知れないが、この映画はそうした問題を押し付けがましくなく描いていてとても好感が持てる。
この兄弟二人も実に愛らしい、父親も含めて役者じゃないというのが信じられないくらい演技も素晴らしい。

イランは「おしん」が放送され大人気だったと聞いたが、この映画も少しそうした匂いが感じられた。「おしん」の影響もあるのかも。

高倉健も絶賛したというこの映画。私もお勧めする一本です。

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目からウロコ。反省点と感謝の心。 観て下さい。 ネタバレ

投稿日:2009/06/11 レビュアー:pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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兄、アリ。妹ザーラ。
アリは運動靴を一足。ザーラは靴を一足。
その一つしか無いザーラの靴をアリは無くしてしまった。
靴を何足も持っている事が普通の私にとっては、まず一足しか持っていないと言う事が考えられず、アリの運動靴を二人が交替で履くなんて事も想像出来なかった。両親に言うと叱られる。そして何より、靴を買うお金が無い事実。
何足もあって、「別の靴を買って」「新しい靴が欲しい!」って話なら、「贅沢言うな!」と返す所だろうけど、一足しか無い靴を無くしたなら、「それは買わないと!」と、即買うだろう。
でも、お金が無い・・・着のみ着のまま、贅沢品は無く、必要最低限の物のみの暮らし。お母さんは病気。赤ちゃんもいる。
お父さんは必至で働いている。家賃も滞納してる。

子供ながらに親の苦労は痛感している。

お兄ちゃんが無くしたせい。それでも妹は兄の為に一生懸命走って帰って来て、兄と靴を交換する。
兄の運動靴は当然ブカブカで、ある日溝へ片方を落としてしまった。
ズブ濡れの靴を見て怒るアリ。元はあんたがザーラの靴を無くしたからだろう。そんなにおこったるなよw

が、アリはザーラの為に、マラソン大会へ出場する。
3等の景品は運動靴。新品の運動靴なら、靴屋さんで女の子用の靴に変えて貰えるだろうと考えての事。なんやかんや言いながらザーラの為に頑張るアリ。
マラソン大会当日、抜いて抜かれて、こかされて、それでも必至で走るあり。ザーラの事を思いながら一生懸命走るアリ。
結果は・・・なんと一等。一等なのに喜べないアリ。
一等になりたかったんじゃない・・・運動靴が欲しかった・・・
浮かない顔で帰って来たアリを見て、三等では無かった事を悟るザーラ。。。
言葉は無くても二人の気持ちが痛いほど伝わる。

そしてその頃、お父さんがアリとザーラに新しい靴を買い、家路に向かっていた。。。

アリは一生懸命走った証し、靴ずれの痛みを水に浸している。
アリの足元に集まる金魚。
まるで金魚がアリの痛みを癒してくれているように感じた。
「がんばったね。がんばったね。」そんな風に・・・

貧しいながらも、支え合い日々生活をしている。
私たちには普通の事も、飛びあがって喜べる環境。

目からウロコです。
物に囲まれてるのが当たり前の暮らし。
反省しないといけないな・・・
感謝しないといけないな・・・
反省も感謝も必要です。

子供たちの素直さ、とても可愛い笑顔、貰い泣きしてしまう泣き顔、思いやりの心、素朴さ、癒され、感動し、考えさせられました。

無駄な物や足りない心。
とても色んな意味で観て良かった、心からそう思える作品でした。

JUCEさん、お勧め有難う御座いました。

派手に地球環境について大がかりな作品を作るより、こういったピュアな作品は心に訴える何かが必ずあるはず。そんな事も感じた。


私からもお勧めします。
と、言うか・・・観て下さい。
そして何か感じとって下さい。




                       pokorou

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兄妹の健気な奮闘ぶりに、心も洗われる

投稿日:2013/02/25 レビュアー:ミルクチョコ

キアロスタミの「友達の家はどこ」もそうですが、イランは子供が題材になっているのが多いですね。
兄弟愛を軸に庶民の家族のひたむきに生きる姿を等身大で映し出していて素晴らしいです。
兄のアリはある日、お使いに出かけた先で妹の靴をなくしてしまいます。両親に失くしたことを言えないアリは妹と相談して交代で靴を履くことを決めます。それからというもの、アリは待ち合わせ場所で妹のザーラから靴を受け取っては学校に駆け込む毎日。
たった一足しかない運動靴がどんどんボロボロになってしくという、それだけでスペクタクルが足りてしまいます。
たった一足の靴から、これだけのドラマが膨らむなんて、なんて豊かなんでしょう?
  
叱られるのではないか?という思いと、家が貧しいので心配をかけまいという子供ならではの複雑な思いを感じ内緒にしようとします。何とか自分たちで解決しようとして大変な思いをするのが、健気でみずみずしくて、おまけに笑えて、言うことなしです。心が洗われるとはこのことを言うのでしょうね。見ているこちらも、ついつい力がこもってしまいまいました。
運動靴目当てに三等を狙ってマラソン大会に出場したのに、三等になれなくて、自分の靴も潰しちゃってしょげるアリ。思わずこちらが涙してしまいました。
ラストの池に座ってマラソンで疲れた足を冷やすアリ。周りに寄ってくる金魚は頑張ったアリを祝福しているかのようです。
イランでは金魚は大変おめでたいものとされ、特にお正月には欠かせないものらしいです。

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日本人が忘れてしまったもの ネタバレ

投稿日:2007/09/27 レビュアー:パープルローズ

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「チャドルと生きる」からイランつながりでこの映画にきました。

日本人の感覚からすると、すぐに成長する子供の靴を、修理に出してまで履かせるというのがすでに信じられないのに、靴をなくしてしまったことを親に言えず、兄と妹がぼろぼろの運動靴を共用するというそのけなげさ。
兄妹の家庭があまりにもつつましい生活なので、一瞬30年前くらいの話なのかと思ったほどでしたが、父親が職探しに行くテヘランの街は豪邸ばかりで、かの国の激しい生活レベルの格差に愕然としました。

しかし、父親が庭仕事にはいった金持ちの家の生活を覗いても、主人公のアリはそれをうらやんだり、ねたんだりすることは決してないのです。金持ち家庭の息子に向けるアリのまなざしは暖かく、仕事を終わった帰り道の父子は、希望にあふれています。身の丈にあった生活を送る、足ることを知るという、今の日本人(私も含めて)が忘れてしまった美徳がここにはあります。

主人公のアリのつぶらな瞳と、妹への暖かいまなざしに泣かされます。
1等ではなく「3等になる」というのも難しいですね。
3等になれなくて失望し、まめだらけの足を浸した池の中の赤い金魚というカットで終わりますが、その前に父親がふたりのために靴を買った場面を写しながら、兄妹の喜ぶ場面がないというのも、想像をかきたてられました。

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ものが溢れている日本に感謝

投稿日:2007/03/29 レビュアー:飛べない魔女

この映画が作られたのが10年前だけど、それを抜きにしてもイランという国のお国事情が良くわかる映画。
普通の家庭では1足の靴すら買うのは大変な出費なのだ。
そして父親は水タバコばかりすっていて威張っている。
母親は朝から晩まで家族のためにこまごまと働く。
子供たちは貧しくても笑顔がすばらしく明るい。
イランの映画は子供を主人公にする映画が本当に多いなか、本作は秀作。
妹の運動靴のために、あえて3等をとろうとする兄がけなげでかわいい。兄弟の純真さに心打たれる作品。

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運動靴と赤い金魚

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:139件

グッとくるお勧めの映画。

投稿日

2006/09/07

レビュアー

JUCE

久しぶりに映画で感動した。参りました、ツボに入った。

ユーモアあり、ハラハラ感あり、感動あり、社会風刺ありとよくもまあこの短い映画の中にこれらの要素をうまくまとめられたものだ。しかも内容はすごくシンプル。

話の根底に流れているのは「貧困」、今の日本では考えられないことだがボロボロの靴を修理して履いたり、靴をなくしたために兄妹で一足の靴を履き回したりと一見悲惨な話でこれだけを聞くとじめっとしたとても文学チックな映画に思えるかも知れないが、この映画はそうした問題を押し付けがましくなく描いていてとても好感が持てる。
この兄弟二人も実に愛らしい、父親も含めて役者じゃないというのが信じられないくらい演技も素晴らしい。

イランは「おしん」が放送され大人気だったと聞いたが、この映画も少しそうした匂いが感じられた。「おしん」の影響もあるのかも。

高倉健も絶賛したというこの映画。私もお勧めする一本です。

目からウロコ。反省点と感謝の心。 観て下さい。

投稿日

2009/06/11

レビュアー

pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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兄、アリ。妹ザーラ。
アリは運動靴を一足。ザーラは靴を一足。
その一つしか無いザーラの靴をアリは無くしてしまった。
靴を何足も持っている事が普通の私にとっては、まず一足しか持っていないと言う事が考えられず、アリの運動靴を二人が交替で履くなんて事も想像出来なかった。両親に言うと叱られる。そして何より、靴を買うお金が無い事実。
何足もあって、「別の靴を買って」「新しい靴が欲しい!」って話なら、「贅沢言うな!」と返す所だろうけど、一足しか無い靴を無くしたなら、「それは買わないと!」と、即買うだろう。
でも、お金が無い・・・着のみ着のまま、贅沢品は無く、必要最低限の物のみの暮らし。お母さんは病気。赤ちゃんもいる。
お父さんは必至で働いている。家賃も滞納してる。

子供ながらに親の苦労は痛感している。

お兄ちゃんが無くしたせい。それでも妹は兄の為に一生懸命走って帰って来て、兄と靴を交換する。
兄の運動靴は当然ブカブカで、ある日溝へ片方を落としてしまった。
ズブ濡れの靴を見て怒るアリ。元はあんたがザーラの靴を無くしたからだろう。そんなにおこったるなよw

が、アリはザーラの為に、マラソン大会へ出場する。
3等の景品は運動靴。新品の運動靴なら、靴屋さんで女の子用の靴に変えて貰えるだろうと考えての事。なんやかんや言いながらザーラの為に頑張るアリ。
マラソン大会当日、抜いて抜かれて、こかされて、それでも必至で走るあり。ザーラの事を思いながら一生懸命走るアリ。
結果は・・・なんと一等。一等なのに喜べないアリ。
一等になりたかったんじゃない・・・運動靴が欲しかった・・・
浮かない顔で帰って来たアリを見て、三等では無かった事を悟るザーラ。。。
言葉は無くても二人の気持ちが痛いほど伝わる。

そしてその頃、お父さんがアリとザーラに新しい靴を買い、家路に向かっていた。。。

アリは一生懸命走った証し、靴ずれの痛みを水に浸している。
アリの足元に集まる金魚。
まるで金魚がアリの痛みを癒してくれているように感じた。
「がんばったね。がんばったね。」そんな風に・・・

貧しいながらも、支え合い日々生活をしている。
私たちには普通の事も、飛びあがって喜べる環境。

目からウロコです。
物に囲まれてるのが当たり前の暮らし。
反省しないといけないな・・・
感謝しないといけないな・・・
反省も感謝も必要です。

子供たちの素直さ、とても可愛い笑顔、貰い泣きしてしまう泣き顔、思いやりの心、素朴さ、癒され、感動し、考えさせられました。

無駄な物や足りない心。
とても色んな意味で観て良かった、心からそう思える作品でした。

JUCEさん、お勧め有難う御座いました。

派手に地球環境について大がかりな作品を作るより、こういったピュアな作品は心に訴える何かが必ずあるはず。そんな事も感じた。


私からもお勧めします。
と、言うか・・・観て下さい。
そして何か感じとって下さい。




                       pokorou

兄妹の健気な奮闘ぶりに、心も洗われる

投稿日

2013/02/25

レビュアー

ミルクチョコ

キアロスタミの「友達の家はどこ」もそうですが、イランは子供が題材になっているのが多いですね。
兄弟愛を軸に庶民の家族のひたむきに生きる姿を等身大で映し出していて素晴らしいです。
兄のアリはある日、お使いに出かけた先で妹の靴をなくしてしまいます。両親に失くしたことを言えないアリは妹と相談して交代で靴を履くことを決めます。それからというもの、アリは待ち合わせ場所で妹のザーラから靴を受け取っては学校に駆け込む毎日。
たった一足しかない運動靴がどんどんボロボロになってしくという、それだけでスペクタクルが足りてしまいます。
たった一足の靴から、これだけのドラマが膨らむなんて、なんて豊かなんでしょう?
  
叱られるのではないか?という思いと、家が貧しいので心配をかけまいという子供ならではの複雑な思いを感じ内緒にしようとします。何とか自分たちで解決しようとして大変な思いをするのが、健気でみずみずしくて、おまけに笑えて、言うことなしです。心が洗われるとはこのことを言うのでしょうね。見ているこちらも、ついつい力がこもってしまいまいました。
運動靴目当てに三等を狙ってマラソン大会に出場したのに、三等になれなくて、自分の靴も潰しちゃってしょげるアリ。思わずこちらが涙してしまいました。
ラストの池に座ってマラソンで疲れた足を冷やすアリ。周りに寄ってくる金魚は頑張ったアリを祝福しているかのようです。
イランでは金魚は大変おめでたいものとされ、特にお正月には欠かせないものらしいです。

日本人が忘れてしまったもの

投稿日

2007/09/27

レビュアー

パープルローズ

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「チャドルと生きる」からイランつながりでこの映画にきました。

日本人の感覚からすると、すぐに成長する子供の靴を、修理に出してまで履かせるというのがすでに信じられないのに、靴をなくしてしまったことを親に言えず、兄と妹がぼろぼろの運動靴を共用するというそのけなげさ。
兄妹の家庭があまりにもつつましい生活なので、一瞬30年前くらいの話なのかと思ったほどでしたが、父親が職探しに行くテヘランの街は豪邸ばかりで、かの国の激しい生活レベルの格差に愕然としました。

しかし、父親が庭仕事にはいった金持ちの家の生活を覗いても、主人公のアリはそれをうらやんだり、ねたんだりすることは決してないのです。金持ち家庭の息子に向けるアリのまなざしは暖かく、仕事を終わった帰り道の父子は、希望にあふれています。身の丈にあった生活を送る、足ることを知るという、今の日本人(私も含めて)が忘れてしまった美徳がここにはあります。

主人公のアリのつぶらな瞳と、妹への暖かいまなざしに泣かされます。
1等ではなく「3等になる」というのも難しいですね。
3等になれなくて失望し、まめだらけの足を浸した池の中の赤い金魚というカットで終わりますが、その前に父親がふたりのために靴を買った場面を写しながら、兄妹の喜ぶ場面がないというのも、想像をかきたてられました。

ものが溢れている日本に感謝

投稿日

2007/03/29

レビュアー

飛べない魔女

この映画が作られたのが10年前だけど、それを抜きにしてもイランという国のお国事情が良くわかる映画。
普通の家庭では1足の靴すら買うのは大変な出費なのだ。
そして父親は水タバコばかりすっていて威張っている。
母親は朝から晩まで家族のためにこまごまと働く。
子供たちは貧しくても笑顔がすばらしく明るい。
イランの映画は子供を主人公にする映画が本当に多いなか、本作は秀作。
妹の運動靴のために、あえて3等をとろうとする兄がけなげでかわいい。兄弟の純真さに心打たれる作品。

1〜 5件 / 全139件