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冬の小鳥 / キム・セロン

冬の小鳥 /ウニー・ルコント

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DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

韓国に生まれ、9歳で養女としてフランスに渡ったウニー・ルコントが、自らの実体験を織り込み書き上げた脚本を基に、「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督のプロデュースで監督デビューを飾った韓国・フランス合作映画。1975年、韓国。9歳のジニは、大好きな父に連れられ、何も分からないまま、ある施設の門をくぐる。やがて父だけが黙って施設を後にする。そこは、孤児が集まるカトリックの児童養護施設だったのだ。父が必ず迎えに来てくれると信じるジニは、自分は孤児ではないと周囲に馴染むことを頑なに拒み、反発を繰り返す。そんな反抗的なジニを、先輩のスッキが気に掛け、何かと面倒を見る。そして、少しずつスッキに心を開き始めるジニだったが…。 JAN:4988111841285

作品情報

製作年:

2009年

原題:

A BRAND NEW LIFE

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ジャンル :

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「冬の小鳥」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

韓国に生まれ、9歳で養女としてフランスに渡ったウニー・ルコントが、自らの実体験を織り込み書き上げた脚本を基に、「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督のプロデュースで監督デビューを飾った韓国・フランス合作映画。1975年、韓国。9歳のジニは、大好きな父に連れられ、何も分からないまま、ある施設の門をくぐる。やがて父だけが黙って施設を後にする。そこは、孤児が集まるカトリックの児童養護施設だったのだ。父が必ず迎えに来てくれると信じるジニは、自分は孤児ではないと周囲に馴染むことを頑なに拒み、反発を繰り返す。そんな反抗的なジニを、先輩のスッキが気に掛け、何かと面倒を見る。そして、少しずつスッキに心を開き始めるジニだったが…。 JAN:4988111841285

「冬の小鳥」 の作品情報

作品情報

製作年:

2009年

原題:

A BRAND NEW LIFE

「冬の小鳥」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

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国内・海外ドラマ

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アニメ

9,200
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R-18

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CD

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埋葬の儀式

投稿日:2012/01/26 レビュアー:よふかし

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キム・セロン その1 ネタバレ

投稿日:2011/12/11 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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お父さんの自転車に乗せられて。
新しい靴と洋服を買って。
ふたりで食事に行って。
ジニはお父さんに歌ってあげる。「あなたはきっと知らないでしょう。私がどんなに愛していたか」。

けれども、お父さんに連れてこられたのは孤児院。
お父さんは私にさよならも言わずに、行ってしまう。
どうして?なぜ、お父さんは私をこんなところに置き去りにしたの?

ジニは孤児院になじもうとしない。
口もろくにきかず、笑顔も見せない。
だって私は孤児じゃないもの。お父さんがきっと迎えにきてくれるに決まっているもの。

孤児院で出会ったいろいろな人たち。
もらい手がないまま、大きくなってしまった、足の悪い少女は、夢破れ、結局「養女」という名の家政婦として引き取られる。
アメリカ人夫婦に気にいられたくて、必死で笑顔を作る少女は、生理がきたことをなんとか隠そうとする。
ふとんを叩くことでやり場のない怒りをおさえようとする職員。

孤独、悲しみ、怒り。
そんな感情の塊になったジニは、死んでしまった小鳥と同じように、自分を埋めてしまおうとする。
ジニを見下ろすマリア像。

新しい家庭を作りたい、そんな理由で子供を捨ててしまう。そんなことが許されるのか。
1975年の韓国。さまざまな理由で親に捨てられ、ジニのように海を渡ったたくさんの子供たち。

ラスト近くの写真の撮影シーン。
ジニはよやく笑顔を見せる。
笑いたくて笑っているわけではない。けれども笑わなきゃ。笑顔を見せて幸せをつかまなきゃ。前へ進まなきゃ。精一杯のジニの決意。

小さな大女優キム・セロンに圧倒された一本。

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復活して旅行者となるまで ネタバレ

投稿日:2012/05/23 レビュアー:まみもぉ

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冒頭、父のこぐ自転車の前に乗ってあの笑顔!そのままずっと子供視線、その目の高さで撮られていく。
大好きな父といっしょで、楽しくて嬉しくてしょうがない、そんな無垢な感情がどんどん伝わってきました。

何も知らされないまま施設へ預けられ父親は行ってしまう。
当時の韓国のお国事情なのでしょうが、戸惑いました。
身寄りのない子の孤児院とは違う。普通に我が子を預けにきて、そして預かる。
そういう行いへの感覚が随分違いました。
そこにいる女の子達もさして不幸には見えず、恵まれているようにも見えてしまいました。
虐げられているわけでもなく十分な衣食住、世話をする優しい大人たち。
里親が見つかるのを待っている。
かわいそうな境遇は分かるのですが、主人公のジニになかなか集中できなくて、困ってしまいました。

大人が作った子供でなく、子供としての存在感あるキム・セロン。
ジニがセロンを演じているようにも見えました。
演じているんですけど、演技ではないような演技でした。
台詞なんでしょうが、子供の言葉なんですよね。
幼子が感情をどう表現していいのか、言っていいのかわからないのは自然で、でも、黙ったままでは映画にならず、
当然、作り手の大人が手を加え演じさせる。それが上手で優秀な子供を演じる子役は多い…なか、セロンちゃん、すごいです。
いえ、彼女をそうさせているウニー・ルコント監督がすごいというべきでしょう。
台本渡して好きに演じて、なわけはないでしょうから、どう演技指導したのか、今後も期待大な監督さんです。

セロンちゃん観てて、『汚れた血』のジュリー・デルピーを思い出しました。
あの美しさ。年齢は違いますが、笑顔手前のあのまなざしが重なりました。
そのせいか、韓国映画という感じがしなかったです。

あの施設がカトリック系の児童養護施設カトリックでなかったら…
ジニは”旅行者”(原題)にはならなかったと思えてしまいます。
ルコント監督の信仰への感謝が伝わってきました。
顔の土をはらったジニが見上げた空でなく映し出されたマリア像に、その感情を特に感じました。
救われたことへの感謝の気持ち。
そこからフランスへ渡るまで、ジニでなく監督自身の気持ちの方が感じられて、
(ジニならあの夢は見ないだろうと思いました。)
最後の最後で演技させられている名子役キム・セロンとなってしまって少々残念でした。

寮母を演じたパク・ミョウンシンさんがとてもとてもよかったです。
子供達への聖母のような愛情が、少ない言葉と強面の容姿から滲み出ていて、
語られませんでしたがここで寮母となるまでの彼女の今までを想像してしまいました。

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凄い子役がいたもんだ!! ネタバレ

投稿日:2012/03/10 レビュアー:飛べない魔女

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キム・セロン、なんて凄い子役ちゃんなんでしょう。
日本の有名なあの子役ちゃんと違って(笑)演技にわざとらしさがないのです。
韓国のダコタ・ファニングと言われる所以ですね。

監督さんの実体験に基づくこのお話。
「わたしは孤児ではない」と9歳のジニがいうと孤児院の職員の女性がいいます。
「ここにいるみんなも孤児ではないのよ」
70年代の韓国、当時こんな風に多くの子供たちが親から捨てられ
二度と会うこともなく外国に引き取られていったという事実に愕然としました。
それほどまでに、親子の関係が希薄だったのでしょうか?
新しい家族と過ごすから娘を簡単に捨ててしまう父親。
その後ろ姿に後悔の念だとか、苦渋の様子などは微塵もみられません。
父親が迎えにくると信じているジニがとても痛々しいです。
口を利かず食べ物を投げつけることで、自分の置かれた境遇に抗おうとしますが、
やがてスッキという少し年上の少女と仲良くなり、次第に孤児院での生活にも慣れてくるジニ。
大きくなって足も悪いイェシンは、未だに養子先が決まらず、結局韓国人の老夫婦に家政婦代わりに引き取らていくのです。
そんな姿を見ているスッキは、初潮が始まったことを隠し、アメリカ人の養子になれるように必死に英語で挨拶をし、自分をアピールします。
その姿も痛々しいです。
やがてスッキにも父親にも裏切られた形になり、死んだ小鳥と同じようにジニは自分自身を埋葬しようとします。
とても胸が痛くなるシーンでした。

フランスに養子にいくことになったジニは、飛行機の中で父親の暖かった背中を思い出しています。
もうこのときは父の顔を忘れてしまったのかもしれません。
それでも記憶の中に父親の背中の暖かさだけが残っていたのでしょうか。
自分を捨てた父に対する最後の郷愁だったのでしょうか。
空港でジニを待つ里親の姿を探すその目には、もう悲しみの色はありませんでした。
無表情でも、確かな歩みで、いつか彼女にも笑顔が戻ってくることを予感させるラストに少しほっとしました。


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本作ではソル・ギョングssiと共演 ネタバレ

投稿日:2011/12/15 レビュアー:サランヘ

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2010年9月に公開されました。原題は「旅人」といいます。
幼い頃,韓国からフランスに養子に来たウニー・ルコント監督自らの実体験がベースになっているとのことで,主演の少女ジニ役に細やかな心理的描写が求められることから,キム・セロンちゃん(近作の「アジョッシ」でウォンビンssiと2トップ共演)の演技が注目されました。
劇中の彼女は台詞こそ少ないものの,不安な表情,現実を認めたくない複雑な感情,周囲への観察力,他人の気持ちを察する表情など,見事に視聴者を彼女の世界に引き込んでいきます。冒頭部分では,児童養護施設に預けられる前に,父親と過ごした最後の二日間があるのですが,ここでのジニは幸せ一杯の笑顔と父親への溢れんばかりの愛情で満ちていて,そのあたりのギャップを見事に演じきっっていました。これからどんな女優に成長していくのか楽しみですね。

映画としては,父親に捨てられた少女の孤児院での生活を描いた結構辛いお話ですが,技巧を凝らして聴衆を泣かせてやろうというミエミエの「泣かせる映画」ではありません。大人ではとても乗り越えられそうにないと思えるような過酷な現実に対し,全力で立ち向かっていく子どもの姿を,静かに,そしてエネルギッシュに描いているのです。
淡々と流れるスト−リー中で,エンディングはいきなり訪れます。ハッピーエンドでもなく,かといって悲しい結末でもないと思いますが,余韻の中に「あなたならどう考えますか」という宿題をもらったようなラストです。

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:24件

埋葬の儀式

投稿日

2012/01/26

レビュアー

よふかし

キム・セロン その1

投稿日

2011/12/11

レビュアー

パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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お父さんの自転車に乗せられて。
新しい靴と洋服を買って。
ふたりで食事に行って。
ジニはお父さんに歌ってあげる。「あなたはきっと知らないでしょう。私がどんなに愛していたか」。

けれども、お父さんに連れてこられたのは孤児院。
お父さんは私にさよならも言わずに、行ってしまう。
どうして?なぜ、お父さんは私をこんなところに置き去りにしたの?

ジニは孤児院になじもうとしない。
口もろくにきかず、笑顔も見せない。
だって私は孤児じゃないもの。お父さんがきっと迎えにきてくれるに決まっているもの。

孤児院で出会ったいろいろな人たち。
もらい手がないまま、大きくなってしまった、足の悪い少女は、夢破れ、結局「養女」という名の家政婦として引き取られる。
アメリカ人夫婦に気にいられたくて、必死で笑顔を作る少女は、生理がきたことをなんとか隠そうとする。
ふとんを叩くことでやり場のない怒りをおさえようとする職員。

孤独、悲しみ、怒り。
そんな感情の塊になったジニは、死んでしまった小鳥と同じように、自分を埋めてしまおうとする。
ジニを見下ろすマリア像。

新しい家庭を作りたい、そんな理由で子供を捨ててしまう。そんなことが許されるのか。
1975年の韓国。さまざまな理由で親に捨てられ、ジニのように海を渡ったたくさんの子供たち。

ラスト近くの写真の撮影シーン。
ジニはよやく笑顔を見せる。
笑いたくて笑っているわけではない。けれども笑わなきゃ。笑顔を見せて幸せをつかまなきゃ。前へ進まなきゃ。精一杯のジニの決意。

小さな大女優キム・セロンに圧倒された一本。

復活して旅行者となるまで

投稿日

2012/05/23

レビュアー

まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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冒頭、父のこぐ自転車の前に乗ってあの笑顔!そのままずっと子供視線、その目の高さで撮られていく。
大好きな父といっしょで、楽しくて嬉しくてしょうがない、そんな無垢な感情がどんどん伝わってきました。

何も知らされないまま施設へ預けられ父親は行ってしまう。
当時の韓国のお国事情なのでしょうが、戸惑いました。
身寄りのない子の孤児院とは違う。普通に我が子を預けにきて、そして預かる。
そういう行いへの感覚が随分違いました。
そこにいる女の子達もさして不幸には見えず、恵まれているようにも見えてしまいました。
虐げられているわけでもなく十分な衣食住、世話をする優しい大人たち。
里親が見つかるのを待っている。
かわいそうな境遇は分かるのですが、主人公のジニになかなか集中できなくて、困ってしまいました。

大人が作った子供でなく、子供としての存在感あるキム・セロン。
ジニがセロンを演じているようにも見えました。
演じているんですけど、演技ではないような演技でした。
台詞なんでしょうが、子供の言葉なんですよね。
幼子が感情をどう表現していいのか、言っていいのかわからないのは自然で、でも、黙ったままでは映画にならず、
当然、作り手の大人が手を加え演じさせる。それが上手で優秀な子供を演じる子役は多い…なか、セロンちゃん、すごいです。
いえ、彼女をそうさせているウニー・ルコント監督がすごいというべきでしょう。
台本渡して好きに演じて、なわけはないでしょうから、どう演技指導したのか、今後も期待大な監督さんです。

セロンちゃん観てて、『汚れた血』のジュリー・デルピーを思い出しました。
あの美しさ。年齢は違いますが、笑顔手前のあのまなざしが重なりました。
そのせいか、韓国映画という感じがしなかったです。

あの施設がカトリック系の児童養護施設カトリックでなかったら…
ジニは”旅行者”(原題)にはならなかったと思えてしまいます。
ルコント監督の信仰への感謝が伝わってきました。
顔の土をはらったジニが見上げた空でなく映し出されたマリア像に、その感情を特に感じました。
救われたことへの感謝の気持ち。
そこからフランスへ渡るまで、ジニでなく監督自身の気持ちの方が感じられて、
(ジニならあの夢は見ないだろうと思いました。)
最後の最後で演技させられている名子役キム・セロンとなってしまって少々残念でした。

寮母を演じたパク・ミョウンシンさんがとてもとてもよかったです。
子供達への聖母のような愛情が、少ない言葉と強面の容姿から滲み出ていて、
語られませんでしたがここで寮母となるまでの彼女の今までを想像してしまいました。

凄い子役がいたもんだ!!

投稿日

2012/03/10

レビュアー

飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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キム・セロン、なんて凄い子役ちゃんなんでしょう。
日本の有名なあの子役ちゃんと違って(笑)演技にわざとらしさがないのです。
韓国のダコタ・ファニングと言われる所以ですね。

監督さんの実体験に基づくこのお話。
「わたしは孤児ではない」と9歳のジニがいうと孤児院の職員の女性がいいます。
「ここにいるみんなも孤児ではないのよ」
70年代の韓国、当時こんな風に多くの子供たちが親から捨てられ
二度と会うこともなく外国に引き取られていったという事実に愕然としました。
それほどまでに、親子の関係が希薄だったのでしょうか?
新しい家族と過ごすから娘を簡単に捨ててしまう父親。
その後ろ姿に後悔の念だとか、苦渋の様子などは微塵もみられません。
父親が迎えにくると信じているジニがとても痛々しいです。
口を利かず食べ物を投げつけることで、自分の置かれた境遇に抗おうとしますが、
やがてスッキという少し年上の少女と仲良くなり、次第に孤児院での生活にも慣れてくるジニ。
大きくなって足も悪いイェシンは、未だに養子先が決まらず、結局韓国人の老夫婦に家政婦代わりに引き取らていくのです。
そんな姿を見ているスッキは、初潮が始まったことを隠し、アメリカ人の養子になれるように必死に英語で挨拶をし、自分をアピールします。
その姿も痛々しいです。
やがてスッキにも父親にも裏切られた形になり、死んだ小鳥と同じようにジニは自分自身を埋葬しようとします。
とても胸が痛くなるシーンでした。

フランスに養子にいくことになったジニは、飛行機の中で父親の暖かった背中を思い出しています。
もうこのときは父の顔を忘れてしまったのかもしれません。
それでも記憶の中に父親の背中の暖かさだけが残っていたのでしょうか。
自分を捨てた父に対する最後の郷愁だったのでしょうか。
空港でジニを待つ里親の姿を探すその目には、もう悲しみの色はありませんでした。
無表情でも、確かな歩みで、いつか彼女にも笑顔が戻ってくることを予感させるラストに少しほっとしました。


本作ではソル・ギョングssiと共演

投稿日

2011/12/15

レビュアー

サランヘ

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2010年9月に公開されました。原題は「旅人」といいます。
幼い頃,韓国からフランスに養子に来たウニー・ルコント監督自らの実体験がベースになっているとのことで,主演の少女ジニ役に細やかな心理的描写が求められることから,キム・セロンちゃん(近作の「アジョッシ」でウォンビンssiと2トップ共演)の演技が注目されました。
劇中の彼女は台詞こそ少ないものの,不安な表情,現実を認めたくない複雑な感情,周囲への観察力,他人の気持ちを察する表情など,見事に視聴者を彼女の世界に引き込んでいきます。冒頭部分では,児童養護施設に預けられる前に,父親と過ごした最後の二日間があるのですが,ここでのジニは幸せ一杯の笑顔と父親への溢れんばかりの愛情で満ちていて,そのあたりのギャップを見事に演じきっっていました。これからどんな女優に成長していくのか楽しみですね。

映画としては,父親に捨てられた少女の孤児院での生活を描いた結構辛いお話ですが,技巧を凝らして聴衆を泣かせてやろうというミエミエの「泣かせる映画」ではありません。大人ではとても乗り越えられそうにないと思えるような過酷な現実に対し,全力で立ち向かっていく子どもの姿を,静かに,そしてエネルギッシュに描いているのです。
淡々と流れるスト−リー中で,エンディングはいきなり訪れます。ハッピーエンドでもなく,かといって悲しい結末でもないと思いますが,余韻の中に「あなたならどう考えますか」という宿題をもらったようなラストです。

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