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ザ・ボーダー / ジャック・ニコルソン

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「ザ・ボーダー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

テキサス州エルパソを舞台に、メキシコからの密入国者の実態と国境警備隊の腐敗を描いた社会派サスペンス。ニコルソン扮する警備隊員に浪費癖の妻と貧しいメキシコ人女性を絡ませたり、私腹を肥す同僚たちを登場させるなど、貧富や正義の喪失といったアメリカの抱えている問題に迫った脚本は興味深い。

「ザ・ボーダー」 の作品情報

作品情報

製作年:

1981年

製作国:

アメリカ

原題:

THE BORDER

「ザ・ボーダー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ザ・ボーダー ネタバレ

投稿日:2014/12/08 レビュアー:片山刑事

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 メキシコ人の不法越境やらジャック・ニコルソンにハーヴェイ・カイテルにウォーレン・オーツと魅力的なキャストが揃っていましたが。イマイチ、盛り上がりに欠けた映画でした。

 国境警備隊の不正やメキシコ移民問題が、単調なペースで描かれていくので。オープニングで、女性をカメラが追いかけていくクレジットのシーンは面白かったですが。そこが、ピークであとは盛り下がる一方でした。

 主人公が交流するメキシコ人女性の子どもが誘拐されて、捜査していく主人公ですが。捜査という捜査をあまりしなくてその事件も置き去りにされていくので、一体何の話なのかがわからなくなりそうでした。

 カタキ役たちの背景も描かれないため、せっかくの俳優さんたちの魅力がいかせていないように思えました。

 バイオレンスシーンが何気に凄かったのは、よかったです。

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変容する国境

投稿日:2011/09/26 レビュアー:よふかし

 初期には面白いものがあるし、この次の『ホテル・ニューハンプシャー』は割合好きなイギリス人監督トニー・リチャードソン。それにしても、このメキシコ国境+ジャック・ニコルソンの警察ものというのはあまり似合わない題材だった。過去の記憶でもあまり面白い作品ではないと思っていたが、こうしてdvd化されると何となく手に取ってしまうのだ。
 見直してみると、それほどひどいわけでもなかった。すごく面白いわけでもなかったけれど。興味を引かれたのは、少し前に『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』を観ていたことがある。もともと南のメキシコ国境は、さまざまな形でアメリカ映画に登場してきた。西部劇ではもちろん、メキシコは現金を奪った強盗団やアウトローが逃げて行く場所で、どこか壊れたように陽気だが、埃っぽく血生臭く、たいがいそこには悪徳のメキシコ軍司令官が分け前を寄越せと待っているのだった。
 60年代くらいまでのアメリカ映画におけるメキシコ国境は、そういう化外の地との境界線だったと思う。けれど、ベトナム戦争や政治の季節を過ぎて、80年代に入るとその意味合いが変わってきたことが、この『ザボーダー』を観ると分かる。
 主人公のジャック・ニコルソンの女房(ヴァレリー・ペリン)は、消費志向が強く、モノを買えば買うほど幸福になれると信じているような女性。その言うがまま、ニコルソンは国境警備隊員になる。女房の友人の旦那で、警備隊同僚のハーヴェイ・カイテルは、実際に国境で不法行為に加担することで「甘い汁」を吸っているらしいのだ。
 ここではアメリカ人は富と消費におぼれ、メキシコ人は清貧な被搾取者として対置される。やや図式的とはいえ、何かが狂っているのはアメリカのほうなのだ。その狂った世界を守るという、倒錯した任務がニコルソンを苛むのである。
 81年製作ということで、レーガン政権の発足と同時期だ。このときは不景気だが、次第に米経済は回復していく。日本ではバブル経済が遠くに見えている。70年代にアメリカとアメリカ映画の虚構を暴くニューシネマのアイコンとなったニコルソンが主演しているにも関わらず、映画は銃撃戦やカーアクションを交えつつ、鈍重なヒーローものとしての顔を整えてしまう(ショットガンで吹っ飛ぶ顔や車の下敷きになるなどのグロテスクな死にざまはちょっと意外だった)。そんなまとめ方はいかにも中途半端だが、実に80年代的でもある。国境の向こうとこちらでの和解の可能性や、正義のありかが提示されているだけ、楽天的に映ってしまう。
『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』の国境にはもはや正義は見当たらず、『ノーカントリー』では(時代設定はともかくとして)、正義という概念すらない。そんな荒野が、この作品の未来には広がっているのだ。55点。

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中途半端な歳のニコルソン

投稿日:2012/04/18 レビュアー:casey25

なぜ散漫な印象で見終えるのか?確かに古い映画ではあるが汗と血と動物の匂いがぷんぷんしてくるようで臨場感もある。舞台もメキシコと米国の国境でいかにもうさんくさい場所である。そこに現れるのがMR.うさんくさいの代表ジャックニコルソンである。しかしニコルソンがまだ中途半端な歳なので充分にうさんくさいのではなくところどころ青臭いキャラクターとなっており魅力に欠ける。
それはこの国境地帯の性格すなわち不法入国するメキシカンも安い労働力として米国で必要とされ取り締まりも中途半端という状況を反映しているようだ。
ここでニコルソンが悪役に徹し若い正義感の強い警官に対し現実を教えながらも腹芸で彼をバックアップするという筋を頭に描いていた私は失望した。

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ザ・ボーダー

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ユーザーレビュー:3件

ザ・ボーダー

投稿日

2014/12/08

レビュアー

片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 メキシコ人の不法越境やらジャック・ニコルソンにハーヴェイ・カイテルにウォーレン・オーツと魅力的なキャストが揃っていましたが。イマイチ、盛り上がりに欠けた映画でした。

 国境警備隊の不正やメキシコ移民問題が、単調なペースで描かれていくので。オープニングで、女性をカメラが追いかけていくクレジットのシーンは面白かったですが。そこが、ピークであとは盛り下がる一方でした。

 主人公が交流するメキシコ人女性の子どもが誘拐されて、捜査していく主人公ですが。捜査という捜査をあまりしなくてその事件も置き去りにされていくので、一体何の話なのかがわからなくなりそうでした。

 カタキ役たちの背景も描かれないため、せっかくの俳優さんたちの魅力がいかせていないように思えました。

 バイオレンスシーンが何気に凄かったのは、よかったです。

変容する国境

投稿日

2011/09/26

レビュアー

よふかし

 初期には面白いものがあるし、この次の『ホテル・ニューハンプシャー』は割合好きなイギリス人監督トニー・リチャードソン。それにしても、このメキシコ国境+ジャック・ニコルソンの警察ものというのはあまり似合わない題材だった。過去の記憶でもあまり面白い作品ではないと思っていたが、こうしてdvd化されると何となく手に取ってしまうのだ。
 見直してみると、それほどひどいわけでもなかった。すごく面白いわけでもなかったけれど。興味を引かれたのは、少し前に『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』を観ていたことがある。もともと南のメキシコ国境は、さまざまな形でアメリカ映画に登場してきた。西部劇ではもちろん、メキシコは現金を奪った強盗団やアウトローが逃げて行く場所で、どこか壊れたように陽気だが、埃っぽく血生臭く、たいがいそこには悪徳のメキシコ軍司令官が分け前を寄越せと待っているのだった。
 60年代くらいまでのアメリカ映画におけるメキシコ国境は、そういう化外の地との境界線だったと思う。けれど、ベトナム戦争や政治の季節を過ぎて、80年代に入るとその意味合いが変わってきたことが、この『ザボーダー』を観ると分かる。
 主人公のジャック・ニコルソンの女房(ヴァレリー・ペリン)は、消費志向が強く、モノを買えば買うほど幸福になれると信じているような女性。その言うがまま、ニコルソンは国境警備隊員になる。女房の友人の旦那で、警備隊同僚のハーヴェイ・カイテルは、実際に国境で不法行為に加担することで「甘い汁」を吸っているらしいのだ。
 ここではアメリカ人は富と消費におぼれ、メキシコ人は清貧な被搾取者として対置される。やや図式的とはいえ、何かが狂っているのはアメリカのほうなのだ。その狂った世界を守るという、倒錯した任務がニコルソンを苛むのである。
 81年製作ということで、レーガン政権の発足と同時期だ。このときは不景気だが、次第に米経済は回復していく。日本ではバブル経済が遠くに見えている。70年代にアメリカとアメリカ映画の虚構を暴くニューシネマのアイコンとなったニコルソンが主演しているにも関わらず、映画は銃撃戦やカーアクションを交えつつ、鈍重なヒーローものとしての顔を整えてしまう(ショットガンで吹っ飛ぶ顔や車の下敷きになるなどのグロテスクな死にざまはちょっと意外だった)。そんなまとめ方はいかにも中途半端だが、実に80年代的でもある。国境の向こうとこちらでの和解の可能性や、正義のありかが提示されているだけ、楽天的に映ってしまう。
『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』の国境にはもはや正義は見当たらず、『ノーカントリー』では(時代設定はともかくとして)、正義という概念すらない。そんな荒野が、この作品の未来には広がっているのだ。55点。

中途半端な歳のニコルソン

投稿日

2012/04/18

レビュアー

casey25

なぜ散漫な印象で見終えるのか?確かに古い映画ではあるが汗と血と動物の匂いがぷんぷんしてくるようで臨場感もある。舞台もメキシコと米国の国境でいかにもうさんくさい場所である。そこに現れるのがMR.うさんくさいの代表ジャックニコルソンである。しかしニコルソンがまだ中途半端な歳なので充分にうさんくさいのではなくところどころ青臭いキャラクターとなっており魅力に欠ける。
それはこの国境地帯の性格すなわち不法入国するメキシカンも安い労働力として米国で必要とされ取り締まりも中途半端という状況を反映しているようだ。
ここでニコルソンが悪役に徹し若い正義感の強い警官に対し現実を教えながらも腹芸で彼をバックアップするという筋を頭に描いていた私は失望した。

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