トロン：レガシー　３Ｄ

今回からディズニーの作品って３DBDのレンタルも始めたんですね。
３D版のBDは片面3層の百ギガのタイプの物を使用している模様です。
時代は徐々に「超巨大容量」のメディアにシフトしつつ有るのかも知れませんね。
…なのに、この「テイタラク」は何故なんでしょうか？。
劇場では３D字幕で鑑賞したので吹替版にて鑑賞しました。
３D版映像はどうしても暗くなるのですが一応「HD」。
全体的に明るく細かな点まで「見え」ます。
エンコムタワーからダイブして「怪我なんてしてねえよ」と強がりを言うサムの肩にキチンとパラセールのハーネスの痕がクッキリ残っている事にも気付きます。
でも、この映画って「現実世界」で２Dで表現されている部分も多いんですね。
エンディングのシーン等「？」と思ってメガネを外して観るとノッペリした一重の映像でした。
仮想空間に入ってからの映像は全て３Dでしたが、やはり「尖り」が無い。
透明のバトルグリッドに走るハレーションなどは視界の前に入ってくる工夫はしていますが本来「鑑賞外」のオマケエフェクトに気持ちを砕くよりは主人公の方の調整に気を配った方が良い気もしますね。
同一画面で前後にピントを合わせ直して、同時に３Dの焦点を組み変える妙な演出をするので折角の奥行き表現が台無しです。
つまり３D作品を制作するセンスが微塵も感じ取れません。
この点に於いて「ガフールの伝説」のザックスナイダーは天才的なポテンシャルと秘めているとしか言い様が無いです。
プログラムの人達が砕ける際に液体と個体の融和した様相を見せるのは楽しいですが、それも何回も続くと飽きてしまいます。
有る意味「進化の袋小路」に入った人類の明日の希望が希薄なデジタル世界から来訪する言う設定も画像と同じく全く「掴みどころ」がないです。
米ドラマのドクターハウスでキュートさを大爆発させていたオリヴィア・ワイルド（13番）、クオラは上手だとは思いませんが存在感は有ります。
これはDVDの感想にも書きましたが「トロン」の扱いが気に入りませんねぇ。
しかし、公開版の時には殆ど「素顔」が目立たなかった様に感じたのにBDでは割と視認出来る位にデジタル顔が出て来ます。
公開時より調整したのかなぁ？。
ともあれ、こんなモノが「３D新体験」なんて名乗れる訳が訳が有りません。
アバター、ガフールの３D版をお奨めします。

とにかく映像が綺麗です。まぁ、長時間見ていると目がチカチカするけど。。。
それ以外は。。。何も残らない^^;
リアリティーのなさが敗因でしょうか。
たとえば。。。現実世界なら、犬が崖から落ちたら死ぬでしょ。でも、仮想現実なら羽が生えて飛ぶかもしれないし、地面がボヨ〜ンとなって助かるかもしれない。
その境目がはっきりしているなら面白いのです。
しかしながら、今作品はあまりにも現実離れしている為、何が出来て何が出来ないかがわからない。
結果として、窮地に陥っても【何とかなるんじゃない？】という意識が働いてハラハラドキドキもしない。緊迫感が全くないのです。
そして思った通り、敵方は何でもアリアリで【そこまで出来ちゃう？】みたいな。。。
そもそも、設定にも疑問が残る。
クーデターにより扉が閉じてしまって現実世界に帰れなくなってしまったのはわかった。
だけど、何でアランは扉を開かなかったのだ？すべてを知っていたはずなのに。
あぁ、考え出したらきりがない　笑

ちなみにクオラ役のオリヴィア・ワイルド、メイキングを見るまで全然気が付かなかった。。。
イメージが全然違う。結構、ブサイクに見えるのは私だけ？
そのままの彼女は本当に美人です。なんといっても目が綺麗ｗｗｗ
テレビシリーズ【Ｄｒ．ＨＯＵＳＥ】でレミー・ハドリー役で出演しています。

最初は、ちっとも３D感が味わえなくて壊れてんのかと…（笑）。
壊れてませんでした♪
デジタルの世界に入ってからは、ちゃんと（？）３D感を堪能できました♪♪

デジタル世界の出てくる全てに、ワクワク♪
特に、乗り物♪♪
変形したりするのが、見ていてとっても気持ちいい♪

でも、正直、ストーリーはいまいち…。
所々で、 (-_-)zzz…。
映像的に楽しめるアクションシーンで目が覚め、それ以外は眠くなる……その繰り返しでした…。
親子の話とか、ドラマ的要素はいらんかったかも？？
それよりもっと最後の最後まで、画面にガンガン引き込んでいって欲しかったです！！

一本の映画というよりは、所々にあるアトラクションを楽しむ感じでした。

とにかく、映像的には楽しかったです♪
お家で、初3Dも体験できた事だし（笑）。
これで、ストーリー展開も面白ければなぁ〜〜…残念……。

個人的には、3D映画として大変良かったと思います。（ストーリー等は別）アバターで、３Ｄ時代が始まって、トロンで３Ｄの表現や意味合いが一段上がったように思いました。アバターは全編３Ｄであるのに対し、確かにトロンは、２Ｄ，３Ｄ入れ混ざっていますが、（ＢＤ再生時にも断りがあります）ここぞというときに３Ｄ切り替わり、最高峰のＣＧと相まって迫力が一気に出てきました。ただ３Ｄであれば、飛び出せばいいというところから、抜け出した感を個人的に感じました、アバターは２Ｄでも３Ｄでも、ただ飛び出すかだけですが、こちらは演出的役割も担っているので、２Ｄでしか見れない場合は本当のトロンを感じ取れもしないような気もします。一度是非３Ｄで見てほしいと思います。

トロン計画を連想し今時はそっちのほうが興味がわいてしまいます！！！