赤い指 / 阿部寛
全体の平均評価点: (5点満点)
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赤い指
/阿部寛
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「赤い指」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
東野圭吾原作、阿部寛主演で人気を博したミステリー『新参者』の主人公・加賀恭一郎の明かされなかった“秘密”を描いたスペシャル版。ある平凡な家庭に起こった事件を捜査することになった刑事・加賀恭一郎の前に、深い過去の闇が立ちはだかり…。
「赤い指」 の作品情報
「赤い指」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「赤い指」 のシリーズ作品
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赤い指の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED1084 |
2011年03月30日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
|
1人
|
3人
|
赤い指の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED1084 |
2011年03月30日
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ユーザーレビュー:18件
正月には観たくないドラマ
ドラマ『新参者』の好調を受けて作られた特別番組。加賀恭一郎シリーズの2作品目になる。正月(2011年)に放送されたと聞いて、「こんな心のない作品をおめでたいお正月に流すなんて……」と愕然としてしまった。優れた作品でもなし、正直なところ、私には腹立たしくて仕方なかった。(怒)
幼女殺害事件を隠蔽しようとする家族のお話しである。現代のキーワード“引きこもり”や“痴呆症”“家庭内介護”を用いている。けれど、まるで出来の悪い噺家がひねり出した三題噺のように、事件の真相はかなり無理矢理だ。アクロバットと言っていい。最後は“お涙頂戴”でまとめてヒューマニズムを気取っているが、誤魔化されてはいけない。解き明かされた真相は、説得力が皆無である。ドンデン返しをしたいがために辻褄を合わせたようにしか見えなかった。
事件は、郊外の一軒家で起きる。留守中に見つかった幼女の絞殺遺体を巡り、一家の主は犯罪の隠蔽を画策する。犯人は明らかなので、本作品の主軸は、誰に罪を着せるかにある。夫婦が下した結論は、幼稚としか思えないものだった。一応、ミステリーなので詳しくは記さないが、この幼稚さは、社会病質者と同等だ。
子供は11歳くらいまで善悪の区別が曖昧だ。少しづつ倫理観が形成されて大人になって行く。そういう意味では、この夫婦の倫理観は、10歳以下だ。尤も、こういう夫婦だからこそ、倫理観の欠如した子供が育ってしまったのかも知れない。
この家庭の有り様は、すべてママゴトのようで、あっけに取られる。コメディではない、杉本哲太さんと西田尚美さんがマジメに演じている。「でも、それって違うんじゃない?」と思うことしきり。欠陥のある夫婦だ、ストレートに描くと誤解を招くおそれがある。案の定、キャッチコピーは“最愛の人が殺人を犯したら!? 加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは”だ。大間違いでしょ。
原作は読んでいないので大きなことは言えないが、加害者に対してドラマと同じようなアプローチをするならば、とんだ愚作である。
この一家の倫理観に欠けた姿を“狂気”として描いてくれていたなら納得できる。テーマは親子の愛ではない。現代の家庭が内包する反社会的な狂気だ。
『新参者』から遡ること 2年前という設定。お馴染みの登場人物を同じキャストが演じている。加賀刑事の父親との軋轢なども描かれて、ドラマとしては冗漫な出来映えだった。いくら正月の特別番組とはいえ、 2時間オーバーは長すぎでしょ。
加賀刑事の父親役に山崎努さん、看護士役に田中麗奈さんが登場している。
本作品に本当のことがあるとすれば、母親が息子が子供の頃に作った名札を大事に持っていた、ということだけである。後はニセモノだ。
あと味の悪い作品だった。映画『赤い糸』でも感じたように、現代社会の問題を興味本位で扱ったようで腹が立つ。オススメ致しません!
−−こういうレビューを書くと自分が悪人になったような気がして、イヤだなぁ。A-_-;
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
可もなく、不可もなく。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
本作は東野圭吾の推理小説。加賀恭一郎シリーズの第7作だそうだ。
阿部寛主演で人気を博したミステリー「新参者」の主人公でもある加賀恭一郎の
明かされなかった「秘密」を描いたスペシャル版とのこと。
ドラマをあまり見ない私だが、「新参者」はロケ地がちょっと気になっていたので
何度か見たことがあるが全体は全く把握しておらず。。。w
で、設定は2年前。
で、痴呆の老婆と、引きこもりの中学生かな?がいる家で、
幼女の死体を、妻が見つける。
そして。。っていうような展開なんだけど、これって何だか似たテイストをみたことがある。
そうそう、あれだ「レイクサイドマーダーケース」だ。
まぁ、親は隠したくなるんだろうな、この状況じゃ。当然、あってはいけないことなんだけど。
その事件と平行して、阿部寛演じる加賀恭一郎の父親の死期のエピソードをからませて
るわけだけど、相乗効果は望めずちょっとチグハグ感が。
全体としては、一般的な、刑事物のストーリー展開で、突飛なところはないものの、見や
すい作品に仕上がっている。そもそも、東野圭吾ってそういう作家ですしね。
作品数が多く、一気に読めて、全てがそれなりに面白い。
東野作品は小説もあまりたくさんは読んでないけど、途轍もなく面白い!って作品に
出会ったことないし。。。
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これは泣きました
ある夫婦が、夫の母の一人暮らし「痴呆」の危険を防ぐため、夫の実家で同居を始める。そこは、一戸建ての古いが芝のがある広い家です。夫婦の一人息子は、学校でいじめられていて、妻は甘やかす。そして、家庭内で暴力をふるうようになる。夫は忙しいサラリーマンで、だんだん帰宅がつらくなる。自分の母と妻の折り合いも悪くなっている。
ある日、家の庭で少女が倒れていた。夫婦は、息子が誘拐していて殺したのだと「合点」してしまう。警察に届けようと言う夫、止める妻。彼は結局、妻の意見に従い、少女を運んで捨てる。結局、夫婦は、犯人を「認知症」の母に罪を被せようとする。
ああ、何という「心」のない世界だろう。しかし、最後に、唯一、会話していない証人がいた。
東野圭吾の作品、この「新参者」シリーズに限定してもよい、彼の作品は、最後に「人情」が絡み、すさまじい、あるいは強引に、トリックを解く過程で読者、映像化作品をみる者を泣かせる。それが、彼の作品を僕らが読み、見続ける理由である。
阿部寛は、その長身と美貌で、モデルとして出発したが、俳優に転向してから、現場とは合致できず、その時代の彼を僕は「大根以下馬鹿役者」と思っていました。
まず自分が出る、相手の言葉をあまり聞かない、悪循環ではなかったろうか。
今の阿部寛は、決して器用な俳優ではないが、自分の不器用を意識して、それを強みにしていることは確かだ。
ちゅく
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家族の守り方
TBSドラマ「新参者」の刑事・加賀恭一郎が、人形町に赴任して来る2年前の事件を扱っています。
加賀恭一郎の事件解決に対する姿勢や、元刑事で今は病床にある父親との確執なども描かれています。
また、タウン誌の新人記者・青山亜美との出会いや、「新参者」で青山が使っていたボールペンの話にも触れられていて、その辺は興味深かったのですが、肝心の事件は不愉快なものでした。
事件が起きたのは前原家で、サラリーマンの夫とその妻、引きこもりの中3の息子、認知症の母親の4人が前原家の家族です。
妻からの取り乱した電話に残業を切り上げて帰宅した夫は、家の中の異臭に気づき、庭に見知らぬ少女の死体が横たわっているのを見つけます。
前原家の家族の犯行であり、それが誰かは直ぐに分かるのですが、家族を守るために事件を隠蔽することにし、夫が少女の死体を公園のトイレに捨てに行くのです。
家族を守るとは言いますが、こんな方法でその場を凌いだとしても、一生背負っていかなくてはならない罪の意識はどうするつもりだったのでしょう。
最初、夫自身は警察に通報しようとしていただけに、その後の展開が腹立たしく不愉快でした。
前原家を訪れた時から真相に気付いていた加賀恭一郎でしたが、「真相の解明は、いつ、どのようにされるかも大切なのだ」という持論に従い、自首させるに至ったのは見事でした。
私には、事件そのものよりも病床の父親の将棋のエピソードの方が印象深く、感動しました。
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嘘は真実を写す鏡
投稿日:2011/07/08
レビュアー:こうさま
評価73点(100点満点)
東野圭吾の原作をTVドラマ加賀恭一郎シリーズのスペシャルとして放映されたもので、東野圭吾らしいミステリーだがミステリー好きには少し物足らないかもしれない。人は誰でも嘘をつく。この場合の嘘は愛する人を守るための嘘、しかし加賀恭一郎に嘘は通じない。そしてだんだんと真実が明かされてゆき、更にその奥に驚きの真実があるという二段構え、設定に少し違和感を覚えるがなかなか面白い。本作では同時に「家族」というものにもスポットを当てて老齢化社会に向けていろんな問題提起をしていると同時に加賀恭一郎とその父親の確執も描いているが、こちらはちゃんとオチがついている。東野圭吾が描く刑事加賀恭一郎、「いかに多くの人を救うことができるかが刑事の本質だ」という台詞もなかなか決まっている。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
正月には観たくないドラマ
投稿日
2013/04/10
レビュアー
みなさん(退会)
ドラマ『新参者』の好調を受けて作られた特別番組。加賀恭一郎シリーズの2作品目になる。正月(2011年)に放送されたと聞いて、「こんな心のない作品をおめでたいお正月に流すなんて……」と愕然としてしまった。優れた作品でもなし、正直なところ、私には腹立たしくて仕方なかった。(怒)
幼女殺害事件を隠蔽しようとする家族のお話しである。現代のキーワード“引きこもり”や“痴呆症”“家庭内介護”を用いている。けれど、まるで出来の悪い噺家がひねり出した三題噺のように、事件の真相はかなり無理矢理だ。アクロバットと言っていい。最後は“お涙頂戴”でまとめてヒューマニズムを気取っているが、誤魔化されてはいけない。解き明かされた真相は、説得力が皆無である。ドンデン返しをしたいがために辻褄を合わせたようにしか見えなかった。
事件は、郊外の一軒家で起きる。留守中に見つかった幼女の絞殺遺体を巡り、一家の主は犯罪の隠蔽を画策する。犯人は明らかなので、本作品の主軸は、誰に罪を着せるかにある。夫婦が下した結論は、幼稚としか思えないものだった。一応、ミステリーなので詳しくは記さないが、この幼稚さは、社会病質者と同等だ。
子供は11歳くらいまで善悪の区別が曖昧だ。少しづつ倫理観が形成されて大人になって行く。そういう意味では、この夫婦の倫理観は、10歳以下だ。尤も、こういう夫婦だからこそ、倫理観の欠如した子供が育ってしまったのかも知れない。
この家庭の有り様は、すべてママゴトのようで、あっけに取られる。コメディではない、杉本哲太さんと西田尚美さんがマジメに演じている。「でも、それって違うんじゃない?」と思うことしきり。欠陥のある夫婦だ、ストレートに描くと誤解を招くおそれがある。案の定、キャッチコピーは“最愛の人が殺人を犯したら!? 加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは”だ。大間違いでしょ。
原作は読んでいないので大きなことは言えないが、加害者に対してドラマと同じようなアプローチをするならば、とんだ愚作である。
この一家の倫理観に欠けた姿を“狂気”として描いてくれていたなら納得できる。テーマは親子の愛ではない。現代の家庭が内包する反社会的な狂気だ。
『新参者』から遡ること 2年前という設定。お馴染みの登場人物を同じキャストが演じている。加賀刑事の父親との軋轢なども描かれて、ドラマとしては冗漫な出来映えだった。いくら正月の特別番組とはいえ、 2時間オーバーは長すぎでしょ。
加賀刑事の父親役に山崎努さん、看護士役に田中麗奈さんが登場している。
本作品に本当のことがあるとすれば、母親が息子が子供の頃に作った名札を大事に持っていた、ということだけである。後はニセモノだ。
あと味の悪い作品だった。映画『赤い糸』でも感じたように、現代社会の問題を興味本位で扱ったようで腹が立つ。オススメ致しません!
−−こういうレビューを書くと自分が悪人になったような気がして、イヤだなぁ。A-_-;
可もなく、不可もなく。
投稿日
2011/09/03
レビュアー
MonPetit
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
本作は東野圭吾の推理小説。加賀恭一郎シリーズの第7作だそうだ。
阿部寛主演で人気を博したミステリー「新参者」の主人公でもある加賀恭一郎の
明かされなかった「秘密」を描いたスペシャル版とのこと。
ドラマをあまり見ない私だが、「新参者」はロケ地がちょっと気になっていたので
何度か見たことがあるが全体は全く把握しておらず。。。w
で、設定は2年前。
で、痴呆の老婆と、引きこもりの中学生かな?がいる家で、
幼女の死体を、妻が見つける。
そして。。っていうような展開なんだけど、これって何だか似たテイストをみたことがある。
そうそう、あれだ「レイクサイドマーダーケース」だ。
まぁ、親は隠したくなるんだろうな、この状況じゃ。当然、あってはいけないことなんだけど。
その事件と平行して、阿部寛演じる加賀恭一郎の父親の死期のエピソードをからませて
るわけだけど、相乗効果は望めずちょっとチグハグ感が。
全体としては、一般的な、刑事物のストーリー展開で、突飛なところはないものの、見や
すい作品に仕上がっている。そもそも、東野圭吾ってそういう作家ですしね。
作品数が多く、一気に読めて、全てがそれなりに面白い。
東野作品は小説もあまりたくさんは読んでないけど、途轍もなく面白い!って作品に
出会ったことないし。。。
これは泣きました
投稿日
2019/04/19
レビュアー
ちゅく
ある夫婦が、夫の母の一人暮らし「痴呆」の危険を防ぐため、夫の実家で同居を始める。そこは、一戸建ての古いが芝のがある広い家です。夫婦の一人息子は、学校でいじめられていて、妻は甘やかす。そして、家庭内で暴力をふるうようになる。夫は忙しいサラリーマンで、だんだん帰宅がつらくなる。自分の母と妻の折り合いも悪くなっている。
ある日、家の庭で少女が倒れていた。夫婦は、息子が誘拐していて殺したのだと「合点」してしまう。警察に届けようと言う夫、止める妻。彼は結局、妻の意見に従い、少女を運んで捨てる。結局、夫婦は、犯人を「認知症」の母に罪を被せようとする。
ああ、何という「心」のない世界だろう。しかし、最後に、唯一、会話していない証人がいた。
東野圭吾の作品、この「新参者」シリーズに限定してもよい、彼の作品は、最後に「人情」が絡み、すさまじい、あるいは強引に、トリックを解く過程で読者、映像化作品をみる者を泣かせる。それが、彼の作品を僕らが読み、見続ける理由である。
阿部寛は、その長身と美貌で、モデルとして出発したが、俳優に転向してから、現場とは合致できず、その時代の彼を僕は「大根以下馬鹿役者」と思っていました。
まず自分が出る、相手の言葉をあまり聞かない、悪循環ではなかったろうか。
今の阿部寛は、決して器用な俳優ではないが、自分の不器用を意識して、それを強みにしていることは確かだ。
ちゅく
家族の守り方
投稿日
2015/04/27
レビュアー
kazupon
TBSドラマ「新参者」の刑事・加賀恭一郎が、人形町に赴任して来る2年前の事件を扱っています。
加賀恭一郎の事件解決に対する姿勢や、元刑事で今は病床にある父親との確執なども描かれています。
また、タウン誌の新人記者・青山亜美との出会いや、「新参者」で青山が使っていたボールペンの話にも触れられていて、その辺は興味深かったのですが、肝心の事件は不愉快なものでした。
事件が起きたのは前原家で、サラリーマンの夫とその妻、引きこもりの中3の息子、認知症の母親の4人が前原家の家族です。
妻からの取り乱した電話に残業を切り上げて帰宅した夫は、家の中の異臭に気づき、庭に見知らぬ少女の死体が横たわっているのを見つけます。
前原家の家族の犯行であり、それが誰かは直ぐに分かるのですが、家族を守るために事件を隠蔽することにし、夫が少女の死体を公園のトイレに捨てに行くのです。
家族を守るとは言いますが、こんな方法でその場を凌いだとしても、一生背負っていかなくてはならない罪の意識はどうするつもりだったのでしょう。
最初、夫自身は警察に通報しようとしていただけに、その後の展開が腹立たしく不愉快でした。
前原家を訪れた時から真相に気付いていた加賀恭一郎でしたが、「真相の解明は、いつ、どのようにされるかも大切なのだ」という持論に従い、自首させるに至ったのは見事でした。
私には、事件そのものよりも病床の父親の将棋のエピソードの方が印象深く、感動しました。
嘘は真実を写す鏡
投稿日
2011/07/08
レビュアー
こうさま
評価73点(100点満点)
東野圭吾の原作をTVドラマ加賀恭一郎シリーズのスペシャルとして放映されたもので、東野圭吾らしいミステリーだがミステリー好きには少し物足らないかもしれない。人は誰でも嘘をつく。この場合の嘘は愛する人を守るための嘘、しかし加賀恭一郎に嘘は通じない。そしてだんだんと真実が明かされてゆき、更にその奥に驚きの真実があるという二段構え、設定に少し違和感を覚えるがなかなか面白い。本作では同時に「家族」というものにもスポットを当てて老齢化社会に向けていろんな問題提起をしていると同時に加賀恭一郎とその父親の確執も描いているが、こちらはちゃんとオチがついている。東野圭吾が描く刑事加賀恭一郎、「いかに多くの人を救うことができるかが刑事の本質だ」という台詞もなかなか決まっている。
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赤い指
(C)TBS ※こちらはイメージ画像になります。