マシンガン・パニック/笑う警官 / ウォルター・マッソー
マシンガン・パニック/笑う警官
/スチュアート・ローゼンバーグ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(5)
解説・ストーリー
バス大量殺人事件の捜査線上に浮かんだかつての迷宮入り事件を追う刑事マーティン。アメリカ映画界がスウェーデンの誇るシューヴァル&ヴァールーの<マルティン・ベック>シリーズ『笑う警官』を翻案映画化。
バス大量殺人事件の捜査線上に浮かんだかつての迷宮入り事件を追う刑事マーティン。アメリカ映画界がスウェーデンの誇るシューヴァル&ヴァールーの<マルティン・ベック>シリーズ『笑う警官』を翻案映画化。
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「マシンガン・パニック/笑う警官」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
バス大量殺人事件の捜査線上に浮かんだかつての迷宮入り事件を追う刑事マーティン。アメリカ映画界がスウェーデンの誇るシューヴァル&ヴァールーの<マルティン・ベック>シリーズ『笑う警官』を翻案映画化。
「マシンガン・パニック/笑う警官」 の作品情報
「マシンガン・パニック/笑う警官」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
マシンガン・パニック/笑う警官の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR1443 |
2011年04月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
マシンガン・パニック/笑う警官の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR1443 |
2011年04月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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0人
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1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
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ユーザーレビュー:5件
捜査ムービーの秀作
投稿日:2011/03/04
レビュアー:よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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懐かしい映画です。スウェーデンの「刑事マルティンベック」シリーズをアメリカに置き換えた、ハードボイルドで印象的な秀作。『マシンガン・パニック』という邦題は、当時パニック映画が流行っていたり、同じくウォルター・マッソーの『サブウェイ・パニック』という傑作があるからでしょうね。しかし実際の作品は、パニックものというような派手さは皆無で、地味で淡々とした「捜査ムービー」。ラストには少々カーアクションなどもありますが、かえって違和感が残るほどです。
冒頭こそバスの車内で機関銃乱射という派手な出だし。犯人の手元しか写さないというスタイルはもう目新しくはありませんが、乗客のひとりが「まだ早い!」と叫ぶ瞬間などがうまいです。次いで、バスの車内の初動捜査の模様を淡々と描き出され、乗客に殺人課の刑事が混ざっていたことが判明し、遺体が運び出され、路傍に突っ込んだバスがレッカーで引かれていく。このあたり、普通の刑事ものならスッパリ切ってテンポよく進めていくところを、あえてじっくりと描写しています。
以降は、事件を追う刑事たちの群像劇的な捜査模様が中心となっていきますが、ユーモアのかけらもないウォルター・マッソー、若く経験不足なのに威勢はいいブルース・ダーン、品の良さと狡猾さを備えたルイス・ゴセット(jr.)などが魅力的です。
一応、乗客の誰を狙ったのか分からないというミステリ風味もあるのですが、あまり主旋律ではありません。物証というより、聞き込みと様々な情報屋のもたらす噂話の断片をつなぎ合わせて、足で稼ぐ刑事たちを追いかけていきます。映画はことさら、彼らをヒーローともアンチ・ヒーローとも描きません。こうしたスタンスはおそらく群像劇だった原作の影響もあるのかもしれませんが、監督のスチュワート・ローゼンバーグの持ち味とも思えます。
『暴力脱獄』『新・動く標的』『ブルベイカー』など、描きようによっては単純なヒーローものになってしまいそうな題材でも、距離感があるというか、冷徹さがあるんですね。アラン・スミシー名義になった『ハリー奪還』というのは大好きな映画なんですが、チャック・ノリスの映画みたいなお話なのに、一歩引いた感じがとても魅力的でした。
刑事ものというくくりから想像する派手さを求めなければ、面白いと思いますよ。65点。
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味わい深いウォルター・マッソー
投稿日:2016/05/20
レビュアー:趣味は洋画
傑作です。久方ぶりに観ましたが、やっぱり傑作なのです。
まず、70年代を感じるアメ車、服装、公衆電話、街のネオンサインと、懐かしのオンパレード。
しかし、緊迫感あふれるオープニングは映画の醍醐味がいきなり味わえます。
サンフランシスコの街中で繰り広げられる尾行シーンから始まり、バスの中ののどかな雰囲気が一瞬にして凍り付くマシンガンの乱射。衝撃的です。
乗客は勿論、運転手も殺され、バスは舗道を突破して停車。いったい何が起きたのか...
そこに登場するのが、サンフランシスコ警察殺人課のジェーク・マーティン刑事(ウォルター・マッソー)、レオ・ラーセン刑事(ブルース・ダーン)、そしてジェームス・ラリモア刑事(ルイス・ゴセット・Jr/この頃はルー・ゴセット名でクレジットされている)です。
ウォルター・マッソーが実に味わい深くていいんですね。
いつもガムを噛んで、苦虫を噛み潰したような表情、どことなくのんびりした風貌感。
一方、彼の相棒となるブルース・ダーンは威勢はいいのですが、刑事として本当に大丈夫なのか?という一抹の不安感を感じさせます。
このコンビが抜群で、かみ合わない会話や、正反対の性格が面白く描写されています。
いつになったら刑事の本領をみせてくれるのかと思いきや、ラスト・シーンまで引っ張られます。
しかし2人の銃の腕前は最高でした。
犯人が乗り込んでいるバスの隣に車を横付けし、B・ダーンが一発で犯人の胸を撃ち抜くと、間髪入れず、バスの中にいたW・マッソーも振り向きざまに犯人を射抜く...
デヴィッド・M・ウォルシュのカメラ・ワークも注目で、道路端にアメ車が横付けされるシーンの撮影角度や、バスの乗客の位置関係の描写、適度な長回しなど、センスが感じられます。
バス内の銃撃シーンで始まり、別のバス内の銃撃シーンで終わる...
しかし、その間の刑事・警官たちの日々の捜査が人間臭く描かれており、ウォルター・マッソーの真骨頂が味わえる彼の代表作でもあります。
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ウォルターマッソーをもっと評価すべきだ。
本作の原題は「笑う警官」なのに「マシンガンパニック」をメインタイトルにしたのはマッソーの「サブウェイパニック」に便乗したのだと思う。
私は本作と、「サブウェイパニック」「突破口!」をマッソー傑作三部作と勝手にくくっている。この3作は本当素晴らしい。マッソーは真っ先に
ジャックレモンとのコメディの方に目が行きがちだが、レモンもそうだが、シリアスドラマの方が断然いい。3作の内、本作は世間の評価は一番低いと思うが、何故か知らんこの作品は捨てがたい魅力がある。よく見ればラストもあっけなく終わるし、見せ場のアクションもとぼしい。
なのに捨てがたいのは全編に漂う生活感を醸し出すマッソーの仏頂面と、対照的に非常に交換の持てる雰囲気を醸し出す相棒役のブルース・ダーンの存在である。私はこの1作のみでダーンが好きな役者である。これ以外の彼の「ブラックサンデー」「帰郷」「ザ・ドライバー」の
一貫したエキセントリックな彼のキャラが大嫌いだが、この1作のみ感じのいいこの役が好きである。ダーン本人がこういう人であってほしい。
「暴力脱獄」しかなかったスチュアートローゼンバーグが多分世間では評価されてない本作で本領を発揮したのは嬉しい。(残念だが、私は
「ブルベイカー」「さすらいの航海」「新動く標的」はあまり評価しません。)
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意外と原作の地味な雰囲気を表現できている。
投稿日:2016/09/18
レビュアー:さっちゃん
何だかレヴューのタイトルが長くって、最近のラノベのタイトルみたくなってますが、これって原作読んでたので、当時は邦題が何だか派手派手しくて、あんまり感心しませんでした。
今日、朝にCSで放映してたので、観てみました。すると、案外、原作の地味な捜査の雰囲気を表現していたので見直した次第です。聞き込み、証拠品の確保、情報屋との接触などなど、地道に事実を積み上げていく警察官の日常。家庭を省みることの少ないことが家族との溝を深めていく生活。主人公の刑事ジェイク・マーティンにウォルター・マッソーを配したのは適役と言えましょう。ヒーローでない等身大の主人公にはぴったりだと思います。
冒頭、路線バスの車内で短機関銃を乱射する事件が起こり、乗客一人を残して運転手と乗客全員が殺害されます。通報を受けて駆けつけたサンフランシスコ市警の刑事達は被害者の中にジェイク・マーティンの相棒エバンス刑事が含まれていたことを知ります。誰が何の目的でバスの乗員乗客の皆殺しを図ったのか。それとも明確な動機の無い異常者の犯行なのか。刑事達はスタイナー部長(アンソニー・ザープ)の指揮の元、被害者の親族・知人への聞き込み、犯人の凶器の入手先など様々な方向から犯人を特定しようと行動に移ります。
ここで亡くなったエバンスに代わってジェイクの相棒となるのが、人間的に一癖のあるレオ(ブルース・ダーン)。行く先々で揉め事の原因となる傾向があり、黒人刑事のラリモアと容疑者と目される人物の身柄確保に向かった際には、黒人達の敵意をかきたてる振舞をしてラリモアを怒らせたりもします。彼らの捜査の過程で浮かび上がったのが、ジェイクが迷宮入りと判断した売春婦殺害事件でした。果たしてホンボシと目した人物をジェイクとレオは逮捕できるのか。
というのが前半のあらすじです。この間にも自分がバス乱射事件の犯人だと名乗る男とサンフランシスコ市警のSWAT部隊との銃撃戦があったりします。この辺りはアメリカの観客向けのサービスかもしれません。捜査の場面は、ほとんど尋問やら聞き込みやら脅しといったドラマの部分が大きく、アクションはあまりありませんからね。
ところで、私が原作を読んだのが、ほぼ40年前でしたから、今回、映画を観てラストは小説と同じだったかどうか記憶があやふやであります。ただ、あのストンと断ち切ったようなエンディングはなかなか印象的で良いと思いました。時代はだいぶ後になりますが『ブレード・ランナー/最終版』と共通するものがありました。そう言えば、アヴァンタイトルも音楽が無く、素っ気ないほどにキャストやスタッフの字幕が出てくるのも現実感を喚起する演出かなと思えます。
で、タイトルに”マシンガン”とあるので、ここで私の得意技”趣味の時間”とまいりましょう。物語の中心にあるマシンガン(正確にはサブマシンガン「短機関銃」ですが。)はS&W社がCIAなどの要請で製造したM76です。本当は銃身の周りに多数の穴が開いた放熱用被筒が付属するのですが、本作では銃身むき出しとなっております。製造数が数千丁と少ない割にはアメリカ映画での出演は多い銃です。(『ダーティハリー2』、『サブウェイパニック』『地球最後の男/オメガマン』『狼たちの午後』などなど)
途中でのSWATと銃撃戦を繰り広げる男は70年代らしくM16に20発入弾倉を装着したものを使っております。対するSWATチームは、こちらもM16、それに多数のポンプアクション・ショットガンを装備しております。ただ、隊員の一人がトンプソン・サブマシンガンを装備しているのが珍しい。たまたま武器庫にあったのかしら。
ラストの銃撃戦でジェイクが使用するのがS&WM36チーフスペシャル・リボルバー。レオが使うのが、やはりS&Wですが、多分、ミリタリー&ポリス・リボルバー(よく見えなかったので)、こちらはチーフが5連発なのに比べて6連発です。もしかすると、より強力なコンバット・マグナムかもしれませんが。
一応、原作はあってもアメリカを舞台にしたことで、かなりアダプテーションしています。それでも結構、地道な捜査や家庭問題などを抱える警察官の姿を描いた佳作だと思います。
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0人の会員が気に入ったと投稿しています
とりあえず
事件自体はしょうもない。
ただ、同性愛、麻薬、武器密売、性風俗、主人公の完全に崩壊している家族関係など、
当時のアメリカ社会のゆがんだ縮図みたいなものだけはよかったかな。
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ユーザーレビュー
捜査ムービーの秀作
投稿日
2011/03/04
レビュアー
よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
懐かしい映画です。スウェーデンの「刑事マルティンベック」シリーズをアメリカに置き換えた、ハードボイルドで印象的な秀作。『マシンガン・パニック』という邦題は、当時パニック映画が流行っていたり、同じくウォルター・マッソーの『サブウェイ・パニック』という傑作があるからでしょうね。しかし実際の作品は、パニックものというような派手さは皆無で、地味で淡々とした「捜査ムービー」。ラストには少々カーアクションなどもありますが、かえって違和感が残るほどです。
冒頭こそバスの車内で機関銃乱射という派手な出だし。犯人の手元しか写さないというスタイルはもう目新しくはありませんが、乗客のひとりが「まだ早い!」と叫ぶ瞬間などがうまいです。次いで、バスの車内の初動捜査の模様を淡々と描き出され、乗客に殺人課の刑事が混ざっていたことが判明し、遺体が運び出され、路傍に突っ込んだバスがレッカーで引かれていく。このあたり、普通の刑事ものならスッパリ切ってテンポよく進めていくところを、あえてじっくりと描写しています。
以降は、事件を追う刑事たちの群像劇的な捜査模様が中心となっていきますが、ユーモアのかけらもないウォルター・マッソー、若く経験不足なのに威勢はいいブルース・ダーン、品の良さと狡猾さを備えたルイス・ゴセット(jr.)などが魅力的です。
一応、乗客の誰を狙ったのか分からないというミステリ風味もあるのですが、あまり主旋律ではありません。物証というより、聞き込みと様々な情報屋のもたらす噂話の断片をつなぎ合わせて、足で稼ぐ刑事たちを追いかけていきます。映画はことさら、彼らをヒーローともアンチ・ヒーローとも描きません。こうしたスタンスはおそらく群像劇だった原作の影響もあるのかもしれませんが、監督のスチュワート・ローゼンバーグの持ち味とも思えます。
『暴力脱獄』『新・動く標的』『ブルベイカー』など、描きようによっては単純なヒーローものになってしまいそうな題材でも、距離感があるというか、冷徹さがあるんですね。アラン・スミシー名義になった『ハリー奪還』というのは大好きな映画なんですが、チャック・ノリスの映画みたいなお話なのに、一歩引いた感じがとても魅力的でした。
刑事ものというくくりから想像する派手さを求めなければ、面白いと思いますよ。65点。
味わい深いウォルター・マッソー
投稿日
2016/05/20
レビュアー
趣味は洋画
傑作です。久方ぶりに観ましたが、やっぱり傑作なのです。
まず、70年代を感じるアメ車、服装、公衆電話、街のネオンサインと、懐かしのオンパレード。
しかし、緊迫感あふれるオープニングは映画の醍醐味がいきなり味わえます。
サンフランシスコの街中で繰り広げられる尾行シーンから始まり、バスの中ののどかな雰囲気が一瞬にして凍り付くマシンガンの乱射。衝撃的です。
乗客は勿論、運転手も殺され、バスは舗道を突破して停車。いったい何が起きたのか...
そこに登場するのが、サンフランシスコ警察殺人課のジェーク・マーティン刑事(ウォルター・マッソー)、レオ・ラーセン刑事(ブルース・ダーン)、そしてジェームス・ラリモア刑事(ルイス・ゴセット・Jr/この頃はルー・ゴセット名でクレジットされている)です。
ウォルター・マッソーが実に味わい深くていいんですね。
いつもガムを噛んで、苦虫を噛み潰したような表情、どことなくのんびりした風貌感。
一方、彼の相棒となるブルース・ダーンは威勢はいいのですが、刑事として本当に大丈夫なのか?という一抹の不安感を感じさせます。
このコンビが抜群で、かみ合わない会話や、正反対の性格が面白く描写されています。
いつになったら刑事の本領をみせてくれるのかと思いきや、ラスト・シーンまで引っ張られます。
しかし2人の銃の腕前は最高でした。
犯人が乗り込んでいるバスの隣に車を横付けし、B・ダーンが一発で犯人の胸を撃ち抜くと、間髪入れず、バスの中にいたW・マッソーも振り向きざまに犯人を射抜く...
デヴィッド・M・ウォルシュのカメラ・ワークも注目で、道路端にアメ車が横付けされるシーンの撮影角度や、バスの乗客の位置関係の描写、適度な長回しなど、センスが感じられます。
バス内の銃撃シーンで始まり、別のバス内の銃撃シーンで終わる...
しかし、その間の刑事・警官たちの日々の捜査が人間臭く描かれており、ウォルター・マッソーの真骨頂が味わえる彼の代表作でもあります。
ウォルターマッソーをもっと評価すべきだ。
投稿日
2011/03/14
レビュアー
CCR
本作の原題は「笑う警官」なのに「マシンガンパニック」をメインタイトルにしたのはマッソーの「サブウェイパニック」に便乗したのだと思う。
私は本作と、「サブウェイパニック」「突破口!」をマッソー傑作三部作と勝手にくくっている。この3作は本当素晴らしい。マッソーは真っ先に
ジャックレモンとのコメディの方に目が行きがちだが、レモンもそうだが、シリアスドラマの方が断然いい。3作の内、本作は世間の評価は一番低いと思うが、何故か知らんこの作品は捨てがたい魅力がある。よく見ればラストもあっけなく終わるし、見せ場のアクションもとぼしい。
なのに捨てがたいのは全編に漂う生活感を醸し出すマッソーの仏頂面と、対照的に非常に交換の持てる雰囲気を醸し出す相棒役のブルース・ダーンの存在である。私はこの1作のみでダーンが好きな役者である。これ以外の彼の「ブラックサンデー」「帰郷」「ザ・ドライバー」の
一貫したエキセントリックな彼のキャラが大嫌いだが、この1作のみ感じのいいこの役が好きである。ダーン本人がこういう人であってほしい。
「暴力脱獄」しかなかったスチュアートローゼンバーグが多分世間では評価されてない本作で本領を発揮したのは嬉しい。(残念だが、私は
「ブルベイカー」「さすらいの航海」「新動く標的」はあまり評価しません。)
意外と原作の地味な雰囲気を表現できている。
投稿日
2016/09/18
レビュアー
さっちゃん
何だかレヴューのタイトルが長くって、最近のラノベのタイトルみたくなってますが、これって原作読んでたので、当時は邦題が何だか派手派手しくて、あんまり感心しませんでした。
今日、朝にCSで放映してたので、観てみました。すると、案外、原作の地味な捜査の雰囲気を表現していたので見直した次第です。聞き込み、証拠品の確保、情報屋との接触などなど、地道に事実を積み上げていく警察官の日常。家庭を省みることの少ないことが家族との溝を深めていく生活。主人公の刑事ジェイク・マーティンにウォルター・マッソーを配したのは適役と言えましょう。ヒーローでない等身大の主人公にはぴったりだと思います。
冒頭、路線バスの車内で短機関銃を乱射する事件が起こり、乗客一人を残して運転手と乗客全員が殺害されます。通報を受けて駆けつけたサンフランシスコ市警の刑事達は被害者の中にジェイク・マーティンの相棒エバンス刑事が含まれていたことを知ります。誰が何の目的でバスの乗員乗客の皆殺しを図ったのか。それとも明確な動機の無い異常者の犯行なのか。刑事達はスタイナー部長(アンソニー・ザープ)の指揮の元、被害者の親族・知人への聞き込み、犯人の凶器の入手先など様々な方向から犯人を特定しようと行動に移ります。
ここで亡くなったエバンスに代わってジェイクの相棒となるのが、人間的に一癖のあるレオ(ブルース・ダーン)。行く先々で揉め事の原因となる傾向があり、黒人刑事のラリモアと容疑者と目される人物の身柄確保に向かった際には、黒人達の敵意をかきたてる振舞をしてラリモアを怒らせたりもします。彼らの捜査の過程で浮かび上がったのが、ジェイクが迷宮入りと判断した売春婦殺害事件でした。果たしてホンボシと目した人物をジェイクとレオは逮捕できるのか。
というのが前半のあらすじです。この間にも自分がバス乱射事件の犯人だと名乗る男とサンフランシスコ市警のSWAT部隊との銃撃戦があったりします。この辺りはアメリカの観客向けのサービスかもしれません。捜査の場面は、ほとんど尋問やら聞き込みやら脅しといったドラマの部分が大きく、アクションはあまりありませんからね。
ところで、私が原作を読んだのが、ほぼ40年前でしたから、今回、映画を観てラストは小説と同じだったかどうか記憶があやふやであります。ただ、あのストンと断ち切ったようなエンディングはなかなか印象的で良いと思いました。時代はだいぶ後になりますが『ブレード・ランナー/最終版』と共通するものがありました。そう言えば、アヴァンタイトルも音楽が無く、素っ気ないほどにキャストやスタッフの字幕が出てくるのも現実感を喚起する演出かなと思えます。
で、タイトルに”マシンガン”とあるので、ここで私の得意技”趣味の時間”とまいりましょう。物語の中心にあるマシンガン(正確にはサブマシンガン「短機関銃」ですが。)はS&W社がCIAなどの要請で製造したM76です。本当は銃身の周りに多数の穴が開いた放熱用被筒が付属するのですが、本作では銃身むき出しとなっております。製造数が数千丁と少ない割にはアメリカ映画での出演は多い銃です。(『ダーティハリー2』、『サブウェイパニック』『地球最後の男/オメガマン』『狼たちの午後』などなど)
途中でのSWATと銃撃戦を繰り広げる男は70年代らしくM16に20発入弾倉を装着したものを使っております。対するSWATチームは、こちらもM16、それに多数のポンプアクション・ショットガンを装備しております。ただ、隊員の一人がトンプソン・サブマシンガンを装備しているのが珍しい。たまたま武器庫にあったのかしら。
ラストの銃撃戦でジェイクが使用するのがS&WM36チーフスペシャル・リボルバー。レオが使うのが、やはりS&Wですが、多分、ミリタリー&ポリス・リボルバー(よく見えなかったので)、こちらはチーフが5連発なのに比べて6連発です。もしかすると、より強力なコンバット・マグナムかもしれませんが。
一応、原作はあってもアメリカを舞台にしたことで、かなりアダプテーションしています。それでも結構、地道な捜査や家庭問題などを抱える警察官の姿を描いた佳作だと思います。
とりあえず
投稿日
2011/06/02
レビュアー
スパイクロッド
事件自体はしょうもない。
ただ、同性愛、麻薬、武器密売、性風俗、主人公の完全に崩壊している家族関係など、
当時のアメリカ社会のゆがんだ縮図みたいなものだけはよかったかな。
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