ウソから始まる恋と仕事の成功術 / リッキー・ジャーヴェイス
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ウソから始まる恋と仕事の成功術
/リッキー・ジャーヴェイス
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「ウソから始まる恋と仕事の成功術」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
建前やウソの概念が存在せず誰もがホンネしか語らない世界で、突然ウソをつく能力を身につけた男が色々なウソで世の中に変化をもたらしていくさまを描いたコメディ。
「ウソから始まる恋と仕事の成功術」 の作品情報
「ウソから始まる恋と仕事の成功術」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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ウソから始まる恋と仕事の成功術の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日、英、タイ、韓、インドネシア、中国 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/タイ
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR2600 |
2010年12月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/タイ
ウソから始まる恋と仕事の成功術の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日、英、タイ、韓、インドネシア、中国 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/タイ
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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GNBR2600 |
2010年12月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:9件
原題は 『The Invention of Lying』
『ウソの発明』って言うんですね。(この方が、内容に副ってる)
普通のラブコメのつもりで観始めたのですが、そこに描かれていたのは、本音オンリーの世界。
「君が嫌いだった」とか「あなたは太っちょのブタ鼻」とか「そんなあなたの遺伝子は要らない」とか、人格も体格も全て含めて全否定されてしまう、かなりキツイ世界です。
私は常日頃、建て前もいいけど、もっと本音で生きていきたいなどと思っていました。
しかし、本音だけの世の中が、こんなにも殺伐として味気ないものだという事を、この作品で思い知らされた気がします。
「嘘という概念のない社会」という設定は、かなり唐突で乱暴な設定なのですが、極端に描いて見せてくれたからこそ、-目からうろこ-ということもあるんですね。
主人公マークが、ひょんなことから「嘘」をつくという術を身につけるのですが、
彼がついた最大の嘘は、「空の人」を作り上げたこと。
そもそもは、最期の瞬間を迎える母から死の恐怖を取り除いてあげるための嘘でした。
それが、母ばかりか周りにいた人たちまでもが、マークがでっち上げた「空の人」の話に目を輝かせ、死後に手に入れることが出来るという“永遠の生命”や“幸福”を信じたのです。
この光景を見ていると、神という概念や宗教というものが、数千年をかけてどうやって創造されてきたのかが分かります。
神の存在も宗教という哲学も、必要から生まれたのだと思いました。
言い換えれば、神も宗教も嘘っぱちだと言ってるようなもので、これには怒りを感じた方が、たくさんいたに違いありません。
しかし、マークの誠実なところは、人を不幸にするウソではなかったことでしょう。
マーク以外の人は、疑うことを知らない人々なので、彼はいくらでも自分に都合のよいウソをつけた筈です。
なのに彼がそうしなかったのは、彼には「ウソ」と「真実」の見分けがついたからなんですね。
「ウソ」が存在して初めて「真実」も存在するという、案外、哲学的なお話だったのかも・・・?
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
意外に深い。おすすめ。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ただのラブコメかと思いきや、これはなかなか深い。おもしろかったです。
人間が嘘をつくことを知らず、本音だけで語る世界。
詐欺のような犯罪はもちろん存在しないけれど、思ったことをなんでも口にしてしまうので、外見がいまいちな人は常にきつい言葉を浴びせられてしまう。
フィクションというものが存在しないので、作られる映画は事実を読み上げるだけの、恐ろしくつまらないものばかり。
我らが主人公オーエン(リッキー・ジャーヴェイス)は、小太りで上を向いた鼻のいまいちなルックス。映画脚本家だけど、今にもリストラされかかっている。
憧れのアンナ(ジェニファー・ガーナー)とデートにこぎつけるが、
「あなたは意外に楽しい人だけど、ブタ鼻の子供はほしくないので、つきあわない。」
と言われる始末。
ところがオーエンは、ひょんなことから嘘がつけるようになってしまう。
脚本家としての仕事も認められ(なにしろ嘘が書けるのだから、彼の脚本はおもしろいのだ!)、彼の人生は好転し始めるのだが・・・・。
中盤から、アメリカ人の宗教観批判ともとれるような内容になってきます。
アメリカでこの映画が物議を醸し、一部ではボイコットまで起きたというのも納得です。
だって、神様なんて作り事、死んだら天国に行って平安を得られるなんて全くの嘘っぱちだといってるのと同じですもんね。
オーエンが自分の言葉を書いた紙を貼り付けたピザの箱を持って聴衆に語かける姿も、完全におちょくってますね。
でもね、彼は神の存在を否定しているわけではないと思うんです。
そもそもの発端は、臨終の床で死ぬことを恐れる母親の不安を取り除くために、オーエンが語った物語。母親を思う優しい気持ちから始まったことで、人の不安を取り除き、穏やかな気持ちにさせるためには嘘も必要だし、それは決して悪いことではないと言ってるのだと思います。
また、オーエンが大事なところでは嘘を言わなかったことも高感度大。アンナと誠実に向き合っていたからこそ、幸せを手に入れることができたんですよね。
監督、脚本、主演を努めたリッキー・ジャーヴェイスは、今年のゴールデングローブ賞授賞式での「ツーリスト」に関する発言が物議を醸したことが記憶に新しいですが、今後も目が離せません。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
世界の中心で嘘を叫ぶ
投稿日:2011/08/30
レビュアー:ポッシュ
ショップで何気なくチョイス。
「嘘」という概念が存在しない世界でのお話。みんな本音でしか生きていないので、会社をサボるのに電話で「行きたくないから」と堂々と言ってしまうとかって、アイディアはまぁ面白いのですが。それにしても、そんなの黙ってればいいじゃんって事までポンポン口に出すのは、かなり面倒臭い世界だ(笑)。聞いた相手もそれが誹謗中傷であっても事実は事実と淡々と受け止めているのか、怒りもしない。フィクションも存在せず、この世界での「映画」は歴史上の事実を役者が朗読するだけ。「演じる」というのもまた「嘘」ってことなんだろか。・・・嘘のない世界というのは味気がなく殺伐としていて、こうやってさらっとシュミレーション(?)してみただけで、人間の豊かな感情が滋養され得ないであろうことは明らかなのだ。
ん〜、これはキツイですね。序盤から役者たちの演技がどうしてもぎこちなくなる。いや、もちろん上手くやってるけど、やっぱり人ってその都度その都度、TPOや相手の表情や色んな状況判断をして自然に感情を抑えたり言葉を選んだりしているので、この不自然さは厳しい。見てて気付いたけど、真実って基本的に一方向の情報なんですね。発信したら終わり。どんな反応が帰ってこようと真実は真実でしかないから発展しない。でも、人間のコミュニケーションって絶対にそうじゃないですもんね。相手とのやり取りの中で言葉も感情も微妙に変化しながら、押したり引いたり本音と何かしらのフィクション(気遣いやお世辞や遠慮など)を取り混ぜて送受信する。双方向なんです。なので、やっぱりこの映画の初期設定は非人間的で不自然極まりなく、実験的な「試み」の方にばかり気が行ってしまって、途中までは物語に入り込めなかった。これ本音。
なので、主人公が嘘をつく能力を身につけた(脳の中で何かが起こったらしい。ものすごい中途半端な意味不明の説明があるけど、あれは一体・・・??)ところからはずいぶん見やすくなりましたね。さらに中盤から物語全般が弛んでどんどんルール違反していって、ヒロインは明らかに心が揺れてるのにそれを隠し、言わば自分で自分を騙している状態になっていく。こうなるとフィクションの面目躍如です。自分自身ですら自分の本音が分からなくなる、それが人間というもの。この複雑さがドラマなんですね。そうこなくっちゃ。
物語が大きく動くのは、主人公が死にゆく母親を安心させるため、死後には天国があるという話をしてから。宗教が人間の精神の安寧のために捏造された嘘っぱちだと言い切っちゃってるこの脚本、ちょっとヤバいですよね(苦笑)。十戒の石板をおちょくってピザの箱に教えを書いちゃうっていうのも、相当な悪ふざけです。でも、気軽に美味しいところをつまみ喰いするって感覚は、現代人の宗教に対する態度として案外「真実」を言い当てているのかもしれません。
最近、友人からミラーニューロンの話を聞いて、ちょうど読み終えたばかりの本でも生物の利他的行動の根拠の一つとしてこのミラーニューロンが挙げられていたのですが、サルやヒトなど高等動物の脳には他者の行動を見て自分も同じ行動をしているように知覚する神経細胞があるらしいんですね。人間はこのミラーニューロンの働きによって感情を獲得すると。他人の身体表現の模倣から喜怒哀楽の感情を学んで内面化していく。実際には神経レベルでさえこういう擬態(=嘘)が起こってる訳ですが、この映画みたいに本音のぶつかり合いの中で生きていたら「思いやり」なんて到底育たないでしょう。表面的な事実にばかり目を奪われていたら物事の本質は見抜けないのかもしれない。ゆえに見た目がイケてないと一生結婚できないみたいな描写もあるのですが、そういう殺伐とした世界を主人公は嘘によって打ち破っていく。そんな主人公と一緒に過ごすことによって、ヒロインの心も変わっていく。この下りはなかなか示唆に富んでいます。
これだけ無理矢理な設定なのであちこち綻びが出るのはしょうがなくて、教会の扱いなんかにも苦労が見えますが、なんとか頑張って風呂敷畳んだという大団円、最後のオチもほんわか優しく、世界には嘘が必要なんだということを改めて確信させられました。これ真実。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
スタートダッシュ
1年程前に、雑誌だかTVで全米映画情報でこの映画を知り、
かなり面白そうだったので、是非観たいと思ってたんですが、
邦題がこんな感じなもんですから、危うく見逃すところでした。
設定は、『誰もが真実のみを話し、嘘が存在しない世界』
そんな世界で、唯一嘘を付く術を身に着けた主人公。
嘘を利用し、成功を得ていくのだが、果たしてその行く末は…。
といった内容です。
冒頭から、嘘の存在しない世界では本音の応酬。
それがとにかくストレート過ぎるので、おかしくておかしくて。
つかみはOKといった感じですが、
それが笑えるのは主人公が嘘を覚えるまでの最初15分位ですぐ飽きてしまいます。
嘘を付くことでソコソコの所まで行くのですが、やはり壁にぶち当たります。
後は主人公が苦悩する姿が淡々と…。
決してテンポが良いという訳ではないので、急速に睡魔に襲われてしまいました。
スタートダッシュは見事に決めるものの、それ以降はまったりしたコメディーです。
個人的に決して嫌いではないんですが、
最初のスタートダッシュのままゴールまでぶっちぎるコメディーを期待してたので、
ちょっと評価低めということで。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
面白かった
嘘のない世界ってすごいね。
ほんとのことしか言わないから、確かに傷つくけど、結構楽かも。
嘘がないから、変な勘繰りがなくていいよね。
思えばどうして人は嘘をつくんだろう。
リッキー・ジャーヴェイスは当たり役。このひと面白いよね。
そして、ロブ・ロウが出てます。
年取ったのに相変わらずかっこいいんだよね。いやな奴の役だけど。
先日観た、Fitness Magagineに水着姿で出ていたが、すごい肉体だった。
鍛えてるね〜。
なかなかおすすめです。
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ユーザーレビュー
原題は 『The Invention of Lying』
投稿日
2012/05/18
レビュアー
kazupon
『ウソの発明』って言うんですね。(この方が、内容に副ってる)
普通のラブコメのつもりで観始めたのですが、そこに描かれていたのは、本音オンリーの世界。
「君が嫌いだった」とか「あなたは太っちょのブタ鼻」とか「そんなあなたの遺伝子は要らない」とか、人格も体格も全て含めて全否定されてしまう、かなりキツイ世界です。
私は常日頃、建て前もいいけど、もっと本音で生きていきたいなどと思っていました。
しかし、本音だけの世の中が、こんなにも殺伐として味気ないものだという事を、この作品で思い知らされた気がします。
「嘘という概念のない社会」という設定は、かなり唐突で乱暴な設定なのですが、極端に描いて見せてくれたからこそ、-目からうろこ-ということもあるんですね。
主人公マークが、ひょんなことから「嘘」をつくという術を身につけるのですが、
彼がついた最大の嘘は、「空の人」を作り上げたこと。
そもそもは、最期の瞬間を迎える母から死の恐怖を取り除いてあげるための嘘でした。
それが、母ばかりか周りにいた人たちまでもが、マークがでっち上げた「空の人」の話に目を輝かせ、死後に手に入れることが出来るという“永遠の生命”や“幸福”を信じたのです。
この光景を見ていると、神という概念や宗教というものが、数千年をかけてどうやって創造されてきたのかが分かります。
神の存在も宗教という哲学も、必要から生まれたのだと思いました。
言い換えれば、神も宗教も嘘っぱちだと言ってるようなもので、これには怒りを感じた方が、たくさんいたに違いありません。
しかし、マークの誠実なところは、人を不幸にするウソではなかったことでしょう。
マーク以外の人は、疑うことを知らない人々なので、彼はいくらでも自分に都合のよいウソをつけた筈です。
なのに彼がそうしなかったのは、彼には「ウソ」と「真実」の見分けがついたからなんですね。
「ウソ」が存在して初めて「真実」も存在するという、案外、哲学的なお話だったのかも・・・?
意外に深い。おすすめ。
投稿日
2011/08/11
レビュアー
パープルローズ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ただのラブコメかと思いきや、これはなかなか深い。おもしろかったです。
人間が嘘をつくことを知らず、本音だけで語る世界。
詐欺のような犯罪はもちろん存在しないけれど、思ったことをなんでも口にしてしまうので、外見がいまいちな人は常にきつい言葉を浴びせられてしまう。
フィクションというものが存在しないので、作られる映画は事実を読み上げるだけの、恐ろしくつまらないものばかり。
我らが主人公オーエン(リッキー・ジャーヴェイス)は、小太りで上を向いた鼻のいまいちなルックス。映画脚本家だけど、今にもリストラされかかっている。
憧れのアンナ(ジェニファー・ガーナー)とデートにこぎつけるが、
「あなたは意外に楽しい人だけど、ブタ鼻の子供はほしくないので、つきあわない。」
と言われる始末。
ところがオーエンは、ひょんなことから嘘がつけるようになってしまう。
脚本家としての仕事も認められ(なにしろ嘘が書けるのだから、彼の脚本はおもしろいのだ!)、彼の人生は好転し始めるのだが・・・・。
中盤から、アメリカ人の宗教観批判ともとれるような内容になってきます。
アメリカでこの映画が物議を醸し、一部ではボイコットまで起きたというのも納得です。
だって、神様なんて作り事、死んだら天国に行って平安を得られるなんて全くの嘘っぱちだといってるのと同じですもんね。
オーエンが自分の言葉を書いた紙を貼り付けたピザの箱を持って聴衆に語かける姿も、完全におちょくってますね。
でもね、彼は神の存在を否定しているわけではないと思うんです。
そもそもの発端は、臨終の床で死ぬことを恐れる母親の不安を取り除くために、オーエンが語った物語。母親を思う優しい気持ちから始まったことで、人の不安を取り除き、穏やかな気持ちにさせるためには嘘も必要だし、それは決して悪いことではないと言ってるのだと思います。
また、オーエンが大事なところでは嘘を言わなかったことも高感度大。アンナと誠実に向き合っていたからこそ、幸せを手に入れることができたんですよね。
監督、脚本、主演を努めたリッキー・ジャーヴェイスは、今年のゴールデングローブ賞授賞式での「ツーリスト」に関する発言が物議を醸したことが記憶に新しいですが、今後も目が離せません。
世界の中心で嘘を叫ぶ
投稿日
2011/08/30
レビュアー
ポッシュ
ショップで何気なくチョイス。
「嘘」という概念が存在しない世界でのお話。みんな本音でしか生きていないので、会社をサボるのに電話で「行きたくないから」と堂々と言ってしまうとかって、アイディアはまぁ面白いのですが。それにしても、そんなの黙ってればいいじゃんって事までポンポン口に出すのは、かなり面倒臭い世界だ(笑)。聞いた相手もそれが誹謗中傷であっても事実は事実と淡々と受け止めているのか、怒りもしない。フィクションも存在せず、この世界での「映画」は歴史上の事実を役者が朗読するだけ。「演じる」というのもまた「嘘」ってことなんだろか。・・・嘘のない世界というのは味気がなく殺伐としていて、こうやってさらっとシュミレーション(?)してみただけで、人間の豊かな感情が滋養され得ないであろうことは明らかなのだ。
ん〜、これはキツイですね。序盤から役者たちの演技がどうしてもぎこちなくなる。いや、もちろん上手くやってるけど、やっぱり人ってその都度その都度、TPOや相手の表情や色んな状況判断をして自然に感情を抑えたり言葉を選んだりしているので、この不自然さは厳しい。見てて気付いたけど、真実って基本的に一方向の情報なんですね。発信したら終わり。どんな反応が帰ってこようと真実は真実でしかないから発展しない。でも、人間のコミュニケーションって絶対にそうじゃないですもんね。相手とのやり取りの中で言葉も感情も微妙に変化しながら、押したり引いたり本音と何かしらのフィクション(気遣いやお世辞や遠慮など)を取り混ぜて送受信する。双方向なんです。なので、やっぱりこの映画の初期設定は非人間的で不自然極まりなく、実験的な「試み」の方にばかり気が行ってしまって、途中までは物語に入り込めなかった。これ本音。
なので、主人公が嘘をつく能力を身につけた(脳の中で何かが起こったらしい。ものすごい中途半端な意味不明の説明があるけど、あれは一体・・・??)ところからはずいぶん見やすくなりましたね。さらに中盤から物語全般が弛んでどんどんルール違反していって、ヒロインは明らかに心が揺れてるのにそれを隠し、言わば自分で自分を騙している状態になっていく。こうなるとフィクションの面目躍如です。自分自身ですら自分の本音が分からなくなる、それが人間というもの。この複雑さがドラマなんですね。そうこなくっちゃ。
物語が大きく動くのは、主人公が死にゆく母親を安心させるため、死後には天国があるという話をしてから。宗教が人間の精神の安寧のために捏造された嘘っぱちだと言い切っちゃってるこの脚本、ちょっとヤバいですよね(苦笑)。十戒の石板をおちょくってピザの箱に教えを書いちゃうっていうのも、相当な悪ふざけです。でも、気軽に美味しいところをつまみ喰いするって感覚は、現代人の宗教に対する態度として案外「真実」を言い当てているのかもしれません。
最近、友人からミラーニューロンの話を聞いて、ちょうど読み終えたばかりの本でも生物の利他的行動の根拠の一つとしてこのミラーニューロンが挙げられていたのですが、サルやヒトなど高等動物の脳には他者の行動を見て自分も同じ行動をしているように知覚する神経細胞があるらしいんですね。人間はこのミラーニューロンの働きによって感情を獲得すると。他人の身体表現の模倣から喜怒哀楽の感情を学んで内面化していく。実際には神経レベルでさえこういう擬態(=嘘)が起こってる訳ですが、この映画みたいに本音のぶつかり合いの中で生きていたら「思いやり」なんて到底育たないでしょう。表面的な事実にばかり目を奪われていたら物事の本質は見抜けないのかもしれない。ゆえに見た目がイケてないと一生結婚できないみたいな描写もあるのですが、そういう殺伐とした世界を主人公は嘘によって打ち破っていく。そんな主人公と一緒に過ごすことによって、ヒロインの心も変わっていく。この下りはなかなか示唆に富んでいます。
これだけ無理矢理な設定なのであちこち綻びが出るのはしょうがなくて、教会の扱いなんかにも苦労が見えますが、なんとか頑張って風呂敷畳んだという大団円、最後のオチもほんわか優しく、世界には嘘が必要なんだということを改めて確信させられました。これ真実。
スタートダッシュ
投稿日
2010/12/08
レビュアー
Don Vito(引退)
1年程前に、雑誌だかTVで全米映画情報でこの映画を知り、
かなり面白そうだったので、是非観たいと思ってたんですが、
邦題がこんな感じなもんですから、危うく見逃すところでした。
設定は、『誰もが真実のみを話し、嘘が存在しない世界』
そんな世界で、唯一嘘を付く術を身に着けた主人公。
嘘を利用し、成功を得ていくのだが、果たしてその行く末は…。
といった内容です。
冒頭から、嘘の存在しない世界では本音の応酬。
それがとにかくストレート過ぎるので、おかしくておかしくて。
つかみはOKといった感じですが、
それが笑えるのは主人公が嘘を覚えるまでの最初15分位ですぐ飽きてしまいます。
嘘を付くことでソコソコの所まで行くのですが、やはり壁にぶち当たります。
後は主人公が苦悩する姿が淡々と…。
決してテンポが良いという訳ではないので、急速に睡魔に襲われてしまいました。
スタートダッシュは見事に決めるものの、それ以降はまったりしたコメディーです。
個人的に決して嫌いではないんですが、
最初のスタートダッシュのままゴールまでぶっちぎるコメディーを期待してたので、
ちょっと評価低めということで。
面白かった
投稿日
2011/01/16
レビュアー
KEE
嘘のない世界ってすごいね。
ほんとのことしか言わないから、確かに傷つくけど、結構楽かも。
嘘がないから、変な勘繰りがなくていいよね。
思えばどうして人は嘘をつくんだろう。
リッキー・ジャーヴェイスは当たり役。このひと面白いよね。
そして、ロブ・ロウが出てます。
年取ったのに相変わらずかっこいいんだよね。いやな奴の役だけど。
先日観た、Fitness Magagineに水着姿で出ていたが、すごい肉体だった。
鍛えてるね〜。
なかなかおすすめです。
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