月に囚われた男
「月に囚われた男」 の解説・あらすじ・ストーリー
たった一人で月に3年間滞在することになった男が、やがて不可解な現象に巻き込まれていくさまをミステリアスに描いた本格SFサスペンス。主演はサム・ロックウェル。監督はデヴィッド・ボウイの息子でこれが長編デビューの新鋭ダンカン・ジョーンズ。巨大燃料生産会社と契約し、月でたった一人の仕事に従事する宇宙飛行士のサム・ベル。人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に、月でエネルギー源ヘリウム3を抽出・精製し地球へ送る単調な毎日を送っていた。唯一の慰めだったTV電話も交信不能となってしまい、ますます孤独感に苛まれていく。そんな中、3年の任期終了まであと2週間となる。肉体的、精神的にも、いよいよ限界を感じつつあるサムだったが…。
「月に囚われた男」 の作品情報
製作年: | 2009年 |
---|---|
製作国: | イギリス |
原題: | MOON |
「月に囚われた男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
監督: | ダンカン・ジョーンズ |
---|---|
製作: | スチュアート・フェネガン 、 トルーディ・スタイラー |
製作総指揮: | マイケル・ヘンリー 、 ビル・ザイスブラット 、 トレヴァー・ビーティー 、 ビル・バンゲイ |
出演: | サム・ロックウェル 、 カヤ・スコデラーリオ 、 マルコム・スチュワート 、 ドミニク・マケリゴット 、 カヤ・スコデラーリオ 、 ベネディクト・ウォン 、 マット・ベリー |
月に囚われた男の詳細
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
97分 | 日英 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
RDD80024 | 2010年08月11日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
70枚 | 5人 | 3人 |
【Blu-ray】月に囚われた男(ブルーレイ)の詳細
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
97分 | 日本語・英語 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
BRR80024 | 2010年08月11日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
30枚 | 1人 | 4人 |
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ユーザーレビュー:142件
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SFの定義は、難しいのでよく分かりませんが、ダンカン・ジョーンズ監督のデビュー作は、ローテク感ありで、古典の趣を感じます
この監督、デビット・ボーイの息子さんらしいです。
近未来資源発掘のために月に派遣されたサム(サム・ロックウェル)は、月の裏側にある採掘基地で、たった一人で働いています。ところが、3年の人気を終えるまで残り2週間というところで、幻覚を見るようになり、作業中に事故を起こしてしまい、さらに誰もいないはずの基地内で、自分と瓜二つのもう一人の男と出会います。つまりは、クローンということらしいです。
サムの任期が終わると新たなクローンが生まれ、また仕事に従事し、永久に帰れない、という展開が想像できます。
しかし、ここから先が面白いです。サムが任務中に事故にあうように仕向けられ、瀕死となると、新しいサムが目覚めさせられます。本来は、古いサムはそのまま死に、新しいサムはしばらく時間をおいて活動を開始するはずだったのでしょう。しかし、新しいサムが行動的だったので、本来なら基地の外に出ないはずの期間に外に出て、古いサムを発見し救出します。出会うはずがなかった二人が出会い、その謎を考えるうち、ガーディ(基地を管理するコンピューター)の協力もあり、サムを雇っている会社の陰謀に気づきます。
ミステリアスな任務の実態が、サムの気持ちと共に解き明かされていく過程が、面白いなぁと思いました。
SFなれど、そこにあるのは、夢のある未来ではなく、どこかダークな絶望的未来。自分の未来を知ってしまったサムが定められた運命と戦う決意をします。
SFという舞台が用意されているものの、実態は今の労働者の悲哀。
サムが短い寿命を馬車として全うするだけではなく、ここを脱出し、故郷へ向かう部分はなかなかスリリングです。ラストに希望が感じられる内容になっているのも、良かったです。
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孤独な単身赴任
デビッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ の長編初監督作品とのことですが、
監督のSF映画に対する愛情がつたわってくるような作品で思わず「頑張れ」と
応援したくなるような作品です。
明らかに『2001年宇宙の旅』や『惑星ソラリス』などから大きな影響を受けています。
作品の製作コストを反映したようなコンパクトな作品ですが、そのコンパクトさが
貧相な感じにはならずに、静かな佇まいとなって作品の特徴になっています。
人間が一人しかいない月という状況とその静けさがマッチしていて良い雰囲気です。
ちなみにこの映画で採掘されているのはヘリウムガス。
ヘリウムというのはとても変わった性質を持ったガスで、
宇宙では多く存在する物質なのですが、地球上ではヘリウムリッチな天然ガスから
算出されるかなり希少な資源なのです。
またその得意な性質から宇宙開発や産業分野で無くてはならない存在で
今世界で輸入権益を巡る競争が激化しているという背景もあり、
この映画地味ながらかなり目の付け所が鋭く、一個の企業の利潤を追い求める手段を
描いている点でとても現実味があって面白いと思います。
あまり多くを書くとすぐにネタバレになってしまいますので、映画の背景などの話で
誤魔化していますが、かなり面白い作品だと思います。
『2001年宇宙の旅』や『サイレント・ランニング』 『ガタカ』などの少し地味だけど
渋めのSF映画が好きな人は是非ご覧になってみてください。
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ちょっと切ないSFで好き♪事前情報なしでどうぞ♪
これは劇場で見ましたが、面白かったです♪
確かにシュールで淡々とした話ですが、
予想してなかったストーリー。
事前情報はポスターやチラシの
契約期間:3年
赴任地:月
労働人数:1人
このミッションは何か、おかしい。
これだけ。
これくらいの事前情報だけで観た方が楽しめるんじゃないかな〜♪
なので細かいことは書きません。
あえて言うなら、ちょっと切ないSFだなあ・・・・。
それと、辻褄があわなくなりそうな場面は一切描かず、
観客に丸投げな感じも、
下手にグダグダ説明されて突っ込まれるより潔い気がします。
(ま、つまんなければそれも無意味ですが)
ド素人の私はただただ、途中から
へえー・・・・そういう話かあ・・・・
とまんまと食いついちゃいました。
大筋を知った上でのDVD鑑賞は
正直言って初回ほどの意外感はなかったけど、
やっぱり、これはこれで好きです♪
ニコちゃんマークのお話し相手ロボット、ガーティが
主人公のお世話係もしています。
で、その声はケヴィンスペイシー!!
ケヴィンスペイシーをそこに起用するなんて、
プチ贅沢な感じですな〜。
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やはり宇宙には惹かれるものがある
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本作の舞台が地球で隔離棟なら最後まで観れただろうか?
などと終始考えながら、そして近未来を垣間見た気分やった。
テーマは、、、、自己愛?
序盤は淡々と月での作業風景とAIガーティとのやり取りが続く
この時点で企業が月での単身作業を強いる不自然さを感じたんやけど
サムがもう一人登場してからは「何この展開♪」って引き込まれちった(笑)
背景はどうでもええんで説明せんけど、宇宙での孤立空間ゆうのは怖い
有事の際にも早々助けは来んし、外に出て気晴らしって訳にもいかん(笑)
話し相手はちょっと人間味のあるAIのみ、そして一人遊びの箱庭作り
そりゃ〜精神的におかしくなるんは当たり前、それを見越した使い捨てなんやねw
クローンと言えども環境の違いで性格も変わる、二人目のサムはちと短気
二人目のサムは何で最初から違和感持ってたんかな?
ガーティが記憶操作して今回の様な展開を演出したんやろか
終盤なんかは完全にサム側やったし、でも何の為に?(笑)
クローンだろうとなんだろうと人間は人間やと思うんやけど
だから使い捨てても良いってなんか思考の退行を感じるよねw
ラストは上手く納まる様に展開するけど、地球では人権無いから
今よりもっと孤独感と理不尽さを思い知らされるんやろね
ま、オリジナルサム殺して成りすませば成立するか(笑)
これ個体は違えど自分やから助けもするし、犠牲にもなるんよね
そして監督がデヴィッド・ボウイの息子ってのもねぇ〜(笑)
なんか公開血判状みたいな感じも、ってかそうなんやろうけど
ま、そんな魂の叫び?とも取れる作品やったけど面白かったかな。
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「この悲しみをどうすりゃいいの〜誰が僕を救ってくれるの〜」♪
ユニコーンの曲『大迷惑』の歌詞そのままタイトルにしました。
映画を観ていたら、結構、内容と歌詞が合ってるのです。
「涙、涙の物語さ♪」
地球に資源を送る為、月の裏側で採掘をする男(サム)。
従業員一名。あとは人工知的ロボット(ガーディー)だけ。
単身赴任で三年間、孤独な生活を送ってきたが、そんな生活もあと二週間と迫った時・・・・思いもよらない展開が待っている。
「えっ?どうなってる?」から始まり、「あ〜そうか。」
「おいおい、お前もかっ!」「・・・・かわいそう」になっていきます。
ロボットのガーディーがとても人情味があっていい奴なんです。
(ニコチャンマークの表情が変わって感情もあるんです)
これは他作品でも観た記憶があるのですが・・・忘れました。(汗)
最後は「帰りたい、帰りたい、帰りたい、ウォ〜♪」ですね。
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月に囚われた男