白衣の男

白衣の男の画像・ジャケット写真
白衣の男 / アレック・ギネス
全体の平均評価点:
(5点満点)

2

  • DVD
ジャンル:

「白衣の男」 の解説・あらすじ・ストーリー

アレクサンダー・マッケンドリック監督による風刺コメディ。

「白衣の男」 の作品情報

製作年: 1951年
製作国: イギリス
原題: THE MAN IN THE WHITE SUIT

「白衣の男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

白衣の男の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
82分 日本語 スペイン語 ポルトガル 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル
レイティング: 記番: レンタル開始日:
GNBR1905 2009年10月23日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
20枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:2件

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アレクサンダー・マッケンドリックネタバレ

投稿日:2009/10/13 レビュアー:よふかし

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『マダムと泥棒』と『成功の甘き香り』が大好きなアレクサンダー・マッケンドリック監督の初期作品。どうやら監督2作目らしいです。sutudio canalのおかげで(?)こういうイーリング・コメディの未公開作がリリースされるのは嬉しいですね。
 若いアレック・ギネスが、熱意はあるけれど周囲の見えない自己中心的な研究者を演じて、相当イライラさせてくれますが、映画そのものはすごく面白いものではありませんでした。特に前半がいまひとつ。
 ――繊維研究者であるギネスは、けっして汚れも摩耗もしない画期的な繊維の開発に成功する。しかし業界の経営者たちは、そんな繊維が商品化されれば商売あがったりと、研究の封印を画策する。そればかりか、ギネスの友人でもあった工場労働者たちも、新発明には激しく反発。だって、仕事が減るのが目に見えているからです。
 つまり、科学者が良心的に人のため、社会のためと思って生み出したものが、既存の社会の枠組みを脅かしてしまう。誰もがこぞって、ギネスの研究をなかったことにしようとするのです。対立しているようでいて、一皮むけば、経営者も労働者も同じ船にのった運命共同体。そんな現代社会の一面をシニカルについたイギリスらしいコメディと言えます。
 ただひとり状況に無頓着で、良くも悪くも純粋なギネスには、社長の娘との淡いロマンスもあるので、ハリウッドなら軽々とハッピーエンドにするところです。実際、映画は途中までそうした成功物語の公式にのっとって進むのです。この前半があまり魅力的に思えないのは、ギネスの図々しさが中途半端なせいかと思います。
 ところが、事態の進展で皆が一種ヒステリー状態になり、終盤の追いかけっこの果てのクライマックスで明らかにされる、苦いオチ。この辺はとても面白いのです。人間の本性が露呈してしまい、その後、我に返った気まずさ。気付いたら自分はイジメる側に回っていたとか、差別していたとか、ファシストだったとか。あわてて場を取り繕わなければならない、いやな瞬間がここにあります。
 マッケンドリックの反骨・批判精神がきりりと胸を刺します。映画を締めくくるナレーションも非常に偽善的で、とてもシニカルな幕切れだと思いました。55点。

 偶然というか、マッケンドリックの著者『映画の本当の作り方』が邦訳刊行されました(フィルム・アート社)。知らなかったのですが、彼は早々に映画界を引退し、カリフォルニア芸術大学で映画を教えていたのだそうです。彼に教わった面々は、スコセッシ、ティム・バートン、マンゴールド、etc.だそう。早速同書をパラパラ流し読みすると、『北北西に進路を取れ』や『市民ケーン』のシーンを絵コンテ化して、その演出を学生に説いた教材などがもとになっていて、ひじょうに興味深い本です。中にはこの『白衣の男』のシーンも出てきますし、芸術的というよりとても実際的な本なので、作り手の人、映像の演出に関心がある人にはとても面白く読めるのではないかと思います。

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奇人・変人 アレック・ギネス

投稿日:2015/06/16 レビュアー:ロキュータス

よふかしさんのレビューを拝読して、リスト・イン。

おもしろい、言ったらウソになるけど、つまらなくは全然ない。
こういった未公開のコメディ映画は新鮮だし、愉しめました。

会社を転々としても、自分の研究にとことんのめり込み、科学研究で優秀な才能がありながら、人付き合いがヘタで世間とはずれてる科学者が主人公。
ユーモラスでギャグにあふれたコメディでというのではなく、本人は大まじめなその奇人ぶり、ズレ加減ぶりの奇妙さを見せながら、いつしかまともなはずの社会や常識のほうが変で狂気じみているという皮肉な展開。

これ、ハリウッドで作ったら、たとえばジェームス・スチュアートとかフランク・キャプラで撮ったら、オチは同じでも、ハッピーエンドなハートフルな作品になったでしょうね。
ロマンスの甘さもなく、イギリスらしいシニカルで風刺がきいた作品。

個性派という便利な表現があるけれど、よりストレートに言えば、アレック・ギネスというのは、奇人・変人というキャラだと改めて再確認しました。

アレクサンダー・マッケントリックは初めて知りましたが、他の作品もぜひ観てみたいです。
撮影はダグラス・スローカムでした。

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