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ノーカントリー / トミー・リー・ジョーンズ

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ノーカントリー /ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン

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「ノーカントリー」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「すべての美しい馬」の原作者、コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を「ファーゴ」のコーエン兄弟が映画化した衝撃のバイオレンス・ドラマ。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、麻薬取引がらみの大金を持ち逃げしたばかりに、理不尽なまでに容赦のない宿命を背負わされてしまう男の運命を冷徹に描き出す。主演にジョシュ・ブローリン、共演にトミー・リー・ジョーンズとハビエル・バルデム。人里離れたテキサスの荒野。ベトナム帰還兵モスは、麻薬取引中に銃撃戦が行われた現場に出くわす。複数の死体の近くには、200万ドルの大金が。彼は、危険と知りつつそれを持ち帰ってしまうのだったが…。

「ノーカントリー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

アメリカ

原題:

NO COUNTRY FOR OLD MEN

受賞記録:

2007年 アカデミー賞 作品賞
2007年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞
2007年 NY批評家協会賞 作品賞

「ノーカントリー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全278件

子供達の生きられる場所にあらず。

投稿日:2009/01/11 レビュアー:ぴよさん

このレビューは気に入りましたか? 37人の会員が気に入ったと投稿しています

内容は受け入れがたいが傑作 ネタバレ

投稿日:2008/10/06 レビュアー:港のマリー

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 前半の追跡劇の緊張感はただものではない。モスが偶然銃撃戦の跡を発見したシーンから、コーエン兄弟の語りに完全にはまった。荒野に集まる5台の小型トラックを遠景で見せた後、現場に近づくモスの足元のアップ、やがて視界に血まみれの死体が入る。モスの歩みに従いゆっくり惨劇の全体像が見えてくる。砂を踏む足音しか聞こえない静寂。まさに死の静寂だ。そう取り乱した様子もないところから彼が戦場経験者、ベトナム帰還兵であることもわかる。200万ドルの入ったトランクを持ち去ろうするとき、不吉な前途を暗示するかように、晴れていた空は一面灰色の雲に覆われている。素人でもこれ、ずいぶん編集にこだわったのだなとわかる絶妙の見せ方。どうしたって画面に集中させられてしまう。

 しかし、この映画の、というより原作「血と暴力の国」のだろうか、内容にはどうしても受け入れられない部分がある。最大の不満は殺し屋シガーをこの世を超越した「純粋悪」、心の闇や社会の闇を超えた、人間発祥とともにある「世界の闇」と見なしていることだ。簡単に言えば、ふつうの人間では決して勝てない「殺しの神様」として祭り上げてしまっているところが気に入らない。「死に神」あるいは「死そのもの」とする見方もあるが、こうなるともうシガーは絶対権力者、その前では人間はひれ伏す以外ないということになる。モスは健闘したが負けることは最初から決まっていた。はじめから戦わない保安官は賢明だった。これではシガーに無慈悲に殺された一般市民があまりに哀れではないか。映画の後半は、200万ドルの件はどこかに飛びシガーの悪のこの超越性が語られる。

 「この国は人に厳しい」という台詞がある。建国以来の暴力の歴史、今もますます社会にはびこる暴力に絶望感や無力感を抱く気持ちはわかる。状況はアメリカも他の国々も同じだ。まさにノーカントリー、逃れる場所はどこにもない。しかし殺戮や暴力を人間の「宿命」とか、「本能」として受け入れてしまったら最後のような気がする。暴力ほどではないが人々のカネへの執着がチクリと批判されていたのもおもしろかった。重傷を負ったシガーから血まみれの紙幣を受け取る少年たちの姿には暗澹とした。

 逆にかすかであっても希望の光を感じた場面があった。保安官の夢の話ではない。先に行く父親が道を間違えることだってある。あれはアカデミー賞向けのサービスだろう。それよりも断固として居住者情報をシガーに教えることを拒否したトレーラーハウスの管理人(中年女性)とコイントスを最後まで拒んで散ったモスの妻の姿に深く感動した。「決めるのはあなたでしょ。」
 宿命ではなく、善も悪も人間の意思のうちにあると、信じたい。

 ぴんと張り詰めた傑作。

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殺し屋と保安官に追われる男 ネタバレ

投稿日:2008/07/22 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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前年のカンヌ映画祭では、無冠に終わった本作が、アカデミー賞を総なめにした訳は、アメリカ社会の縮図がそこにあったような気がします。

ハンターのルウェリンは、狩の途中で、死体の傍に200万ドルの大金と大量のヘロインを発見し、危険を感じながらも、お金を奪って逃走。
麻薬組織が放った殺し屋シガーが、大金の目星をつけてルウェリンを執拗に追跡。
そしてさらには、事件の匂いを嗅ぎ取った保安官がさらにその後を追いかけるという三つ巴の争いが、まるでゲームを見ているかのようでした。

何といっても、殺し屋シガーが物凄く怖かったです。
ちょっと私には、生理的に受け付けないタイプです。
コイントスの1つで、その人間の生死を決めてしまう彼には、いったい人の血が流れているのでしょうか?
彼は、目的のためなら、手段を選ばずに、彼の前に立ちはだかるもの全てを、容赦なく消し去る。
しかし、彼は怪我をすれば、血も流すし、間違えなく人間なのですが、いったい、人間らしい感情はどこにいってしまったのでしょうか?
この感情を持ち合わせていない殺戮マシーンは、ベトナム戦争から帰還し、感情を失ってしまった単なる殺戮兵器のように感じてしまいました。

冒頭のシーンで、保安官が、父親から貰ったお金をなくした夢と、冬山の遠く離れた闇の中で、松明を持って待っているのですが、それが、未来に繋がる微かな希望の明かりだったのでしょうか?
いずれにせよ、この作品は、アメリカという国と歴史を象徴していることには、なんとなく想像が付きます。
感情を失ってしまった殺戮マシーンが、どの様な運命をたどるのか?気になるところです。



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犬死のゲッタウェイ ネタバレ

投稿日:2008/07/01 レビュアー:裸足のラヴァース

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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早いですねえ 地方ではまだ上映してるとこがあるんじゃないでしょうか もっとも8月ですけどねレンタル開始
コーエン兄弟ってのは どうも好きじゃないんだけど この作品は今年のアメリカ映画 ベスト10に入れていい出来栄えですね 彼らの今迄で一番いいです ボクには

はっきりとした日付けが出てきて これが「ゾディアック」と同じに 80年代物ってわかるんですが その80年代の意味がこのシネマではよくわからないんですね 逆にそこが肝なのかもしれません 「ゾディアック」とは違って80年代の位置付けがどうも曖昧です たとえば「ゾディアック」では 殺人鬼の意外な普通さ(犯人とは確定されませんが)が示されて不気味なのですが ハビエル・バルデムの殺し屋は目茶目茶な行動なのに フレディのように死ななくて 超越的な悪のヒーローな人物設定なんですね リアリティーなき魅力的な悪役 薬局で薬を盗むシーンなんかわざわざ車を爆破させて ここサム・ペキンパー「デッタウェイ」なんですね 語り方としてはどうかと思っても すごくいいですね でも80年代に設定して こんな悪のヒーローは変ですね 時代を登場人物が乗り越えてしまいます

エファちゃんのレヴュー この映画は何もかも中途半端なのですで 気がついたようなものなんですが それが仕掛けかもですね 80年代と時代を過去に設定しながら それを食い破って現代に曖昧に通じていくような構成ですか 冒頭の唐突さは「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」ですね でクローネンバーグのほうがうまい処理 バルデスの何だか よくわからない内容のしゃべりとか トミー・リー・ジョーンズの語りの部分は 脚本がどんくさいような 妙に決まらないですね 眠くなりました わざとでしょうね ラストの拍子抜けも計算でしょう そんなみえみえの小技をかますとこが しゃらくさくてコーエン嫌いなのですが ここではそれがこのシネマを 全体には不透過にして不気味な余韻を残すようになっています

原題は この国には老人の居場所がないとでも 言うものでしょうか それはトミー・リーのどこか饒舌な語りとなるのですが それはまた現代アメリカ映画には老人の入る余地もなくなったという慨嘆でもあるのでしょうか ぶっとんで破綻した構成をとりながらもトリッキーな作品に終わっていず どこか苦くて渋い味わいなのは コーエン兄弟の成長かもしれません 

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アホな殺人鬼 ネタバレ

投稿日:2010/01/22 レビュアー:ホヨマックス

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悪のカネに手を出すと殺されます。

自分で働いて稼ぎましょう。

という物語ですね。

でもアイツを殺してしまうとは想像外。

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1〜 5件 / 全278件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:278件

子供達の生きられる場所にあらず。

投稿日

2009/01/11

レビュアー

ぴよさん

内容は受け入れがたいが傑作

投稿日

2008/10/06

レビュアー

港のマリー

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 前半の追跡劇の緊張感はただものではない。モスが偶然銃撃戦の跡を発見したシーンから、コーエン兄弟の語りに完全にはまった。荒野に集まる5台の小型トラックを遠景で見せた後、現場に近づくモスの足元のアップ、やがて視界に血まみれの死体が入る。モスの歩みに従いゆっくり惨劇の全体像が見えてくる。砂を踏む足音しか聞こえない静寂。まさに死の静寂だ。そう取り乱した様子もないところから彼が戦場経験者、ベトナム帰還兵であることもわかる。200万ドルの入ったトランクを持ち去ろうするとき、不吉な前途を暗示するかように、晴れていた空は一面灰色の雲に覆われている。素人でもこれ、ずいぶん編集にこだわったのだなとわかる絶妙の見せ方。どうしたって画面に集中させられてしまう。

 しかし、この映画の、というより原作「血と暴力の国」のだろうか、内容にはどうしても受け入れられない部分がある。最大の不満は殺し屋シガーをこの世を超越した「純粋悪」、心の闇や社会の闇を超えた、人間発祥とともにある「世界の闇」と見なしていることだ。簡単に言えば、ふつうの人間では決して勝てない「殺しの神様」として祭り上げてしまっているところが気に入らない。「死に神」あるいは「死そのもの」とする見方もあるが、こうなるともうシガーは絶対権力者、その前では人間はひれ伏す以外ないということになる。モスは健闘したが負けることは最初から決まっていた。はじめから戦わない保安官は賢明だった。これではシガーに無慈悲に殺された一般市民があまりに哀れではないか。映画の後半は、200万ドルの件はどこかに飛びシガーの悪のこの超越性が語られる。

 「この国は人に厳しい」という台詞がある。建国以来の暴力の歴史、今もますます社会にはびこる暴力に絶望感や無力感を抱く気持ちはわかる。状況はアメリカも他の国々も同じだ。まさにノーカントリー、逃れる場所はどこにもない。しかし殺戮や暴力を人間の「宿命」とか、「本能」として受け入れてしまったら最後のような気がする。暴力ほどではないが人々のカネへの執着がチクリと批判されていたのもおもしろかった。重傷を負ったシガーから血まみれの紙幣を受け取る少年たちの姿には暗澹とした。

 逆にかすかであっても希望の光を感じた場面があった。保安官の夢の話ではない。先に行く父親が道を間違えることだってある。あれはアカデミー賞向けのサービスだろう。それよりも断固として居住者情報をシガーに教えることを拒否したトレーラーハウスの管理人(中年女性)とコイントスを最後まで拒んで散ったモスの妻の姿に深く感動した。「決めるのはあなたでしょ。」
 宿命ではなく、善も悪も人間の意思のうちにあると、信じたい。

 ぴんと張り詰めた傑作。

殺し屋と保安官に追われる男

投稿日

2008/07/22

レビュアー

ミルクチョコ

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前年のカンヌ映画祭では、無冠に終わった本作が、アカデミー賞を総なめにした訳は、アメリカ社会の縮図がそこにあったような気がします。

ハンターのルウェリンは、狩の途中で、死体の傍に200万ドルの大金と大量のヘロインを発見し、危険を感じながらも、お金を奪って逃走。
麻薬組織が放った殺し屋シガーが、大金の目星をつけてルウェリンを執拗に追跡。
そしてさらには、事件の匂いを嗅ぎ取った保安官がさらにその後を追いかけるという三つ巴の争いが、まるでゲームを見ているかのようでした。

何といっても、殺し屋シガーが物凄く怖かったです。
ちょっと私には、生理的に受け付けないタイプです。
コイントスの1つで、その人間の生死を決めてしまう彼には、いったい人の血が流れているのでしょうか?
彼は、目的のためなら、手段を選ばずに、彼の前に立ちはだかるもの全てを、容赦なく消し去る。
しかし、彼は怪我をすれば、血も流すし、間違えなく人間なのですが、いったい、人間らしい感情はどこにいってしまったのでしょうか?
この感情を持ち合わせていない殺戮マシーンは、ベトナム戦争から帰還し、感情を失ってしまった単なる殺戮兵器のように感じてしまいました。

冒頭のシーンで、保安官が、父親から貰ったお金をなくした夢と、冬山の遠く離れた闇の中で、松明を持って待っているのですが、それが、未来に繋がる微かな希望の明かりだったのでしょうか?
いずれにせよ、この作品は、アメリカという国と歴史を象徴していることには、なんとなく想像が付きます。
感情を失ってしまった殺戮マシーンが、どの様な運命をたどるのか?気になるところです。



犬死のゲッタウェイ

投稿日

2008/07/01

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早いですねえ 地方ではまだ上映してるとこがあるんじゃないでしょうか もっとも8月ですけどねレンタル開始
コーエン兄弟ってのは どうも好きじゃないんだけど この作品は今年のアメリカ映画 ベスト10に入れていい出来栄えですね 彼らの今迄で一番いいです ボクには

はっきりとした日付けが出てきて これが「ゾディアック」と同じに 80年代物ってわかるんですが その80年代の意味がこのシネマではよくわからないんですね 逆にそこが肝なのかもしれません 「ゾディアック」とは違って80年代の位置付けがどうも曖昧です たとえば「ゾディアック」では 殺人鬼の意外な普通さ(犯人とは確定されませんが)が示されて不気味なのですが ハビエル・バルデムの殺し屋は目茶目茶な行動なのに フレディのように死ななくて 超越的な悪のヒーローな人物設定なんですね リアリティーなき魅力的な悪役 薬局で薬を盗むシーンなんかわざわざ車を爆破させて ここサム・ペキンパー「デッタウェイ」なんですね 語り方としてはどうかと思っても すごくいいですね でも80年代に設定して こんな悪のヒーローは変ですね 時代を登場人物が乗り越えてしまいます

エファちゃんのレヴュー この映画は何もかも中途半端なのですで 気がついたようなものなんですが それが仕掛けかもですね 80年代と時代を過去に設定しながら それを食い破って現代に曖昧に通じていくような構成ですか 冒頭の唐突さは「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」ですね でクローネンバーグのほうがうまい処理 バルデスの何だか よくわからない内容のしゃべりとか トミー・リー・ジョーンズの語りの部分は 脚本がどんくさいような 妙に決まらないですね 眠くなりました わざとでしょうね ラストの拍子抜けも計算でしょう そんなみえみえの小技をかますとこが しゃらくさくてコーエン嫌いなのですが ここではそれがこのシネマを 全体には不透過にして不気味な余韻を残すようになっています

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投稿日

2010/01/22

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悪のカネに手を出すと殺されます。

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でもアイツを殺してしまうとは想像外。

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