バトル・イン・シアトル

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私は警察嫌いだった。だった。そう。過去形。

現在ボランティア活動をするうえで、警察の方が良く活動に同行してくれる。交通安全活動なので、警官がいると、みんな良く聞いてくれ、参加者も多い。良い警官と共に過ごす間に私の警察嫌いは、徐々に本人も知らないうちに、忘れていった。

が、この作品を観て、警官の態度の悪さ・・・
さすがに記憶が蘇った。

私が何かされたんじゃない。
誰かが暴力を振るわれた訳じゃない。

私の祖父はパトカーにはねられ、死にました。
犯人を追跡中で、赤信号を突っ走った犯人の後を追う、パトカー。
祖父は横断歩道を自転車で渡っていた。当然祖父は青信号。
そこへ、パトカーが猛スピードで走ってきて、祖父の自転車を
跳ね飛ばした。

祖父は早朝に、お豆腐を売りに行く途中だった。
昔懐かしいタイプのお豆腐屋さんです。
ちっちゃいラッパを鳴らし、ボールや、鍋を持った主婦が外へ出て、お豆腐を買う。
毎朝早起きをして、祖父はお豆腐を売りに行ってたの。

祖父は数日もったが、死亡。
30数年前。私の記憶には無い。

警察嫌いになった理由。
それは、事件のもみ消し。
口止め料と言わんばかりに大金を祖母へ渡したらしい。
受け取ったかどうかは不明。
祖母も、祖父が亡くなり、生活に困るだろうし、受け取ったかもしれない・・・
そのおかげかどうか・・・新聞にも載らず、ニュースにもならず。

事実のもみ消しって奴じゃ無いですか・・・

幼心にお巡りさん＝悪い人、ずるい人、ってインプットされてしまったようです。

おじいちゃんを返して。おじいちゃんを返して。
警官を見るたび、小声でつぶやいてたそうです。


本作の警官達の態度を観て、思いださないでいい思い出を
思い出してしまった。

主演シャーリズセロン、全然主演ちゃうし。

最初と最後のテロップのおかげで、
アホにでもちょっとは理解出来た。

WTOが出来てから、今日までの運動。
そして、国、警察の対応。

正直あまりピンとこない。
あほだからかｗｗｗ

でも、善と悪って言葉は当てはまらず・・・
この続きを書こうと思えば、多分文字数オーバー、話は反れ、
何を言いたいんだ私？になりそうなのでこの辺でやめときます。

ただ・・・
総合的に見て、これが映画で捕り上げる内容かどうかが・・・
私にはよくわからない・・・
誰に何を言いたいのか。
WTO？デモ？警官のやり過ぎっぷり？政府の動き？何がメイン？

WTOについてが一番？

良くわかんないけど・・・
映画にする意味が良くわからない・・・

ふざけた内容や、フィクションでは無いだけに。



あ、最近気になるジェニファーカーペンターの方が、シャーリズセロンより良く出てきますよｗ§*≧з≦) ぷっ!




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　pokorou

「グレイズ・アナトミー」のせいで、
「シアトル＝色恋ざた」
という図式が私の頭の中では出来上がってるので、あまりにも真面目なオープニングにびっくり！

１９９９年１１月に開催されたＷＴＯ（World Trade Organization)閣僚会議に反対するデモ行進から発展した、シアトルの街での騒動を描いた群像劇です。

ＷＴＯがどのような組織かということを説明したオープニングと、このシアトルでのＷＴＯ会議後の世界がどのように動いたかをニュース映像で綴ったラストは、なかなか興味をひかれましたが、いかんせん肝心の中身はあまりおもしろいとはいえません。
群像劇なので、どうも散漫な印象です。

それなのに、出演者はびっくりするほど豪華。
なんで？？と思ったら監督がスチュワート・タウンゼントなんですね。俳優お友だち映画って感じです。端役なのに、シャーリーズ・セロンがでてるのも納得。
チャニング・テイタムがかわいくて好きなんですが、ちょっとしか出てきませんでした。
まあ、タウンゼントの心意気は買うとしましょう。

今や150カ国以上もの国が加盟し、世界貿易の9割を支配するという世界貿易機関WTO。
世界貿易から途上国の利益を守ることを公言したもののそれは表向きで、弱者は切り捨て、
さらなる勢力拡大を推し進めようとするWTOに対し世界中で反発の動きが起こり始めていた…。

1999年11月30日シアトルで開催されたWTO閣僚会議に抗議しようと
世界中から5万人を超える人々が集まり平和的に始まったデモ行進が
いつの間にか一般市民を巻き込んだ大騒乱へと発展。
デモ沈静化までの5日間を活動家・ニュースキャスター
警官とその妻・市長、そして会議に参加したアフリカ代表と学者など、
様々な立場の人間の視点を通して再現された事実に基づく群像ドラマです。

セコイア森林デモで弟を失ったリーダーのジェイ・エルギン、
父親の動物研究所に放火し、過去の暴動事件にも関与するルー・フィリップス、
捕鯨船への破壊行為などで4ヵ国での逮捕歴を持つジャンゴ・メルズ、
デモ活動を主導するこの3人を中心に物語は進んでいきます。
ちなみにルー役の女性(ミシェル・ロドリゲス)は『LOST』のアナ・ルシアです！
彼女の演技もなかなか良かったです。
ガス弾を捲かれた時のあの映像なんかリアルで痛々しい。。

シャーリーズセロンはブティックに勤める妊娠中の一般女性を演じていますが、
主役ではなく、デモに巻き込まれた一市民として描かれているので、
アクティブなシャーリーズセロンを期待していると肩すかしを喰らいます。。
とはいえ、ブティックのお姉さん役がこれまたハマっていて、妊婦姿も素敵で流石です。
そしてデモに巻き込まれた時の緊迫した演技が素晴らしいです。

『24』の様なリアルタイム感覚で進行していくので臨場感があり見応えがあります。
実話に基づいているそうで、世界の人々の行動力には驚かされました。
エンドクレジットにも日本の名前が無かったのが印象的でしたが、
日本だと政策に不満があっても口先だけでなかなか行動まで起こす人って
世界規模で見たらまだまだ少ないですよね。私もそんな一人ですがw

クリントン政権下の、メモリアムスタジアムで行われた労働組合集会など
一部実際の映像もあり、大変興味深かったです。
あちらのデモってプラカードなど何だか全てがとってもアート！
どこまで正確に再現されているのかがわからないのですが、
言葉は変ですがとてもお洒落に感じました。
オープニングも社会科の授業に使えそうでユニークです。

民主主義国家なら逮捕、拘留、起訴・不起訴ですみますが、共産・独裁国家では、強制収容所か銃殺刑です！

凄く意義深い作品でした。
背景に疎いので、却って真剣に観られました。
平和的なデモとそれを恐れる「体制」側の人々との闘いをリアルがリアルに描かれています。
決着の流れも心打たれます。