歩いても 歩いても

歩いても 歩いてもの画像・ジャケット写真
歩いても 歩いても / 阿部寛
全体の平均評価点:
(5点満点)

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「歩いても 歩いても」 の解説・あらすじ・ストーリー

「誰も知らない」「花よりもなほ」の是枝裕和監督が、ある一家の一日を描き出した家族ドラマ。なにげない会話の積み重ねを通して、家族ゆえのわだかまりやいたわりといったない交ぜの感情を抱える登場人物の揺れ動く心の機微を繊細に切り取っていく。夏の終わりの季節。高台に建つ横山家。開業医だった恭平はすでに引退して妻・とし子とこの家で2人暮らし。長男の15回目の命日に、久々に子どもたちがそれぞれの家族を連れて帰郷した。次男の良多は、もともと父とそりが合わなかった上、子連れのゆかりと再婚して日が浅かったこともあって渋々の帰郷。一方、いつも陽気な長女のちなみは、そんな良多と両親のあいだを明るく取り持つが…。

「歩いても 歩いても」 の作品情報

製作年: 2007年
製作国: 日本
原題: STILL WALKING

「歩いても 歩いても」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

歩いても 歩いてもの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
114分 1:ドルビーデジタル/サラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
BCDR2214 2009年01月23日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
53枚 6人 5人

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ユーザーレビュー:126件

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1〜 5件 / 全126件

人間を観る目の確かさネタバレ

投稿日:2009/03/03 レビュアー:こんちゃん

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 いや〜、これ劇場で見逃したのですが、いいですねえ。人によっては昨年の邦画のベストという人がいるのも頷けます。
 まあ、私にとっては「おくりびと」がベストというのは変わりませんが(最近、アカデミー獲得してからの熱狂ぶりには、ちょっと辟易してますが・・・。私は公開当時から絶賛していたのです!)これも良いです。
 どこにも力が入っていないのだけれども、最近流行の脱力系の映画でも無いのです。心地よく力が抜けているのです。
 強いて難点をあげるとすれば、
「悪いところが見あたらない」
と言うことでしょうか。あまりにもソツ無く完成され過ぎているようです(褒め言葉なんだか・・・)
 オリジナル脚本も見事ですし、キャストそれぞれが皆キャラがしっかり立っていますし、是枝裕和監督の演出も見事。「誰も知らない」でもそうでしたけど、役者の台詞、演技を演技と感じさせません。これは役者の技量もありますが、監督としてのバランス感覚が傑出しているんだろうなと思います。

 日本のありふれた家族の風景を描いているのですが、そこに小さなドラマが点在しています。
 まるで「東京物語」と逆のような設定で、きれい事ではない家族のありようを見事に描写してます。
 ちょうど、コマがいくつも廻っているような・・・。コマは廻っているからこそ直立していられるのですが、回転力が無くなってくると不安定になります。隣のコマと触れてしまうと弾け飛んだりします。
 そういった目にはっきりと見えない不安定さが、大きな事件が起きるわけではないこのストーリーを深みのあるモノにしているんでしょうねえ。
 どんなに平凡に見えても、人にはそれぞれの生活があり、70年生きてきた人には70年の歴史があるのです。その心は常に平静であるはずもなく、さまざまな葛藤を含みながらも表面には見せていないのかも知れないのです。
 その不安的さをうまく表現していたのが阿部寛でしょうか。「トリック」等でコミカルな役を演じることによって殻を破った感のある人ですが、こういった役もできる実力派になったんですねえ。
 もう感動するしかない樹木希林や、原田芳雄とあい対しても遜色無いですよね。
 YOUは演技してませんけど(笑)この役柄にぴったりはまってます。

 惜しむらくは、小津作品などに比べると、大きな事件が起こらないのは同じなのですが、色々なエピソードを詰め込むだけ詰め込んでしまって、必要以上に「濃い」ことでしょうか。小津作品などは観終わった後に、潮が満ち引きしているような余韻があると思うのですが、本作は、
「こういう家族ってあるよね」
「こういうヤツっているよね」
と言う問いかけをずっとされていて、最後に子供たちを見送った夫婦の後ろ姿に、潮が引いてしまった(返さない)静寂が強く残るようです。それが狙いなのかもしれませんが、「東京物語」ほど後を引く余韻が無いような気がします。

 全編を貫く空気感が秀逸なのですが、エンドロールでゴンチチの名前を見つけ、
「なるほど」
と思ったのでありました。

 それから特に強調したいのが、リアルな生活感のある調理風景と料理ですねえ。なんて事のない料理なのに、温かさも香りも感じられて、「かもめ食堂」や「めがね」のおさるな料理なんぞ比べ物にならないくらい旨そうです(って、敵を増やしてますよね・・・昨日「お気に入り」が2人減ったばかりなのに・・・)

 これは是非にとお勧めできる近距離ロードムービーです。


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長男の命日に知るそれぞれの胸の内ネタバレ

投稿日:2009/01/19 レビュアー:ミルクチョコ

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どこにでもある、日常から始まるホームドラマなのですが、何か特別な事件が起こる訳でもないのに、一つ足りないもの、いつまでも引きずってしまって時は流れているのに変われない母親を描いて展開される家族劇は、並々ならぬリアリティを感じてしまいました。

両親の家に法事で集まった家族たちの2日間を、ユーモラスに、時に切なく綴ることで、人間の奥底にある残酷さを浮かびあがらせることに成功していると思います。

枝豆とミョウガを入れたご飯の作り方で長女とご飯の作り方で賑やかに会話するシーンは、離れて暮らす次男一家がやって来るので、張り切ってご馳走を作るシーンは何処の家もだいたいこんな感じですよね。何という事もない心地の良い導入部に引き込まれてしまいましたが、実は15年前に海で溺れた少年を助けて死んでしまった長男が、セリフの隙間からこの家族が抱えて来た葛藤や苦悩が浮かび上がってきます。

死んだ兄と事ある毎に比較されて居心地の悪い次男良太(阿部寛)は、失業中の絵画修復士。実家の医者を継がずに絵画の修復士となった彼は、父親と折り合いが悪く、おまけにバツイチで子持ちの未亡人と再婚したことから、久し振りの両親との再会は、なお更気が重い。
そして息子の死の痛手がいつまでも癒されない母親(樹木希林)は、時に毒のある言葉をいともにこやかに発するのを見ていると、封印しようとしてもし切れない恨みつらみが見え隠れして、その苦悩の深さにぞっとしてはしまうものの、誰にも咎められない苦しい言葉でした。辛らつな感情を優しい笑顔の裏に隠し置いた母親を演じた彼女は、流石の貫禄です。

見ている中で、誰もが胸にちくっとしたり、ほっとしたり、自分の家族のことや、私が昔訪れた田舎のことなどをふっと思い出したりしてしまいました。これまでがあって、そしてこれからがあるんだと当たり前のことですが、色々と考えさせられました。

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ある日常

投稿日:2010/01/17 レビュアー:ビンス

ある日常。
ある家族のある日常。
それはどこか見覚えのある。
それはどこか聞き覚えのある。
自分の記憶、体験と照らし合わせても近からず遠からず。
絶え間なく繰り広げられるおしゃべり。
それは空間を埋めようとする雑音。
心地良かったり。
耳障りだったり。
気になったり。
どうでもよかったり。
話したいことがあるわけでもなかったり。
たまに核心を突いてみたり。
思いついたことを整理しないで話したり。
ワザと整理しなかったり。
ポロっと本質がこぼれたり。
他愛もない話。
「あの日」の話。
聴きたくなかった話。
聞かせたかった話。
裏返した話。
「本当」を包んだ話。
色々な感情がたくさん練りこまれている会話。
好きも、嫌いも、憎たらしいも、愛しいも。
開け方しだいで棘が刺さったり。
結局嘘になっちゃう話。
それは家族だから許されるのか。
家族だから許せないのか。
言って欲しかった言葉。
ずっと聴いていたかった言葉。
ワンクッションあれば話せたり。
話さない会話もあったり。
これはこれでこういう形。
これはこれで家族の形。
果たせなかった夢も。
叶えたかった願いも。
全てひっくるめて家族の形。
傷つけあい、痛みあい、それでも笑いあい。
悲しさも切なさも孤独も至福も。
全てひっくるめて家族の形。

自分の記憶の中の誰かに当てはまりそうなお父さん。
そしてキョーレツお母さん。
悲しいほど周りが見えてるお姉さん。
居心地の悪そうな「あとから家族」のお嫁さん。
本当は誰からも愛される率の高い孫。
そして弟。
受け入れるのがちょっと遅かっただけ。
いつもちょっと遅かっただけ。
観終わってボケ〜っと色々思う。
何を感じたのかがイイ具合に形に出来ない。
それって家族から受けている愛情のようなものなのか。
わからないボクも、やっぱりいつも遅れるヤツ・・・
かなり遅れるヤツ。

樹木さんが凄すぎますね。
圧倒されました。
他のみなさんも凄く雰囲気が良くて、すんなり染み込むような感じでした。
監督さんは「自然にある音を物語りに挿入する」のが凄く上手いなあと思いました。

色々書きましたが、全く整理できてません。
ようは「観てください」ってことです。
すいません。

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映画である意味がよくわからない。。ネタバレ

投稿日:2009/07/20 レビュアー:MonPetit

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どこにでも、誰ででもあるような田舎。そこにある家族の場面は見ている誰でもが感情
移入しやすい雰囲気が充満。家族というもっとも親密な世界でありながら相手や場面
で交わされる言葉はリアリティを通り過ぎてリアルにさえ思える。途中から展開されて
いく母親の本音や娘の本音は十分に怖いものがあるのだけど、これまたあまりにもリ
アルである。であるのなら、これが映画である意味がよくわからない。
フィクション性のない映画には逆に違和感を感じてしまう。私は結局、この作品が何を
言いたくて何がテーマなのかよくわからない。
ある家族の話?息子を思う母親とその家族?子は親に似るって話?全くもってよくわ
からない。エンディングも人は誰も親に似ていくものだとでもいいたいのだろうか?

つまりは何てことのない家族を淡々とそれでいて意外と重たく描いてあるのだから、
何かを見つけた出したかったのだが、最後まで私にはわからなかった。
「本作はある母親をテーマにしたドキュメンタリーです」と銘打ってくれれば、「あ〜そう
なんだ」と納得できたかもしれないのだが。

ただ、樹木希林の演技はもの凄いですね。圧巻です。

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過ぎたるは及ばざるがごとし。ぼくはこの映画嫌いです。ネタバレ

投稿日:2009/04/12 レビュアー:ロキュータス

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否定的なレビューですので、先入観とならないよう、映画をご覧になってから一つの意見としてお読みください。

退屈だとか、ダメな映画だという映画なのではありません。 映画の大部分は入り込んでいました。 
より辛口な現代の「東京物語」かなともいえるくらい、描写は細かく、それぞれの俳優の演技も堪能していました。 

しかし阿部寛たち息子一家が実家を去ってからラストまでを観て、興ざめを通り越して、嫌悪感を感じてしまいました。 
絶対値は高い質の映画ですが、ぼくはこの映画嫌いです。

Too Much. 「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。
ドラマを詰め込みすぎでしょう。 
そしてこんな掘り下げ方をして、あんなラストはない。

阿部寛たち息子一家が実家を去ってからラストまでをみると、

父親は次の帰省は正月と思っているが、息子夫婦は正月に来る気がない。
バスの中で黒姫山と思い出し、「いっつも間に合わないんだよなー」母親も思いだすが、夫には教えない。

その後死ぬまで父親とも結局サッカーを見には行かなかったし、母親も車に乗せてやらなかった。
(おそらく娘夫婦と同居することも無く、風呂場のタイルもそのまま)

親たちが死んだ後の墓参りで、自分から蝶の話を振っておいて、娘に誰から教わったのと聞かれて「さー、誰だったかな」だって?

もう勝手にしてくれ。 
「昔はものを思わざりけり」ではなく、またわかりつつもできない人間の悲しい性でもないし、人生の無常のはなしでもない。
ただの鈍感で怠慢な男と、その家族の話だ。

母親の亡くした長男への思い、その長男が命を助けた男へ思い、昔浮気した夫への気持ち、子連れの嫁に対する思い。
気持ちはわからないではない一方で、陰湿でしつこい嫌な一面ととれなくもない。
それもふくめて観る側が人の人生と受け入れようにも、こんな映画の終わり方では、親も親なら息子も息子、両親の老後は惨めでも自業自得だと思えてくる。 
こんな親では息子も帰りたくないでしょうと正当化したいの?

ゴンチチの癒しの音楽と美しい風景が、親捨ての物語を飾る、最悪のおぞましいラストとぼくには見えました。
ぼくはこの映画嫌いです。



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