母べえ

母べえの画像・ジャケット写真
母べえ / 吉永小百合
全体の平均評価点:
(5点満点)

77

  • DVD
ジャンル:

「母べえ」 の解説・あらすじ・ストーリー

野上照代の自伝的小説を、「武士の一分」の山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎えて映画化した感動ドラマ。ある日突然夫が治安維持法で投獄されてしまうという苦境の中で、夫を信じ続け、残された2人の娘を守るため懸命に生きた一人の女性の姿を描く。昭和15年の東京。野上佳代は、愛する夫・滋と2人の娘、長女の初子と次女の照美と共に、つましいながらも幸せな毎日を送っていた。そんなある日、文学者である滋が、反戦を唱えたことを理由に特高刑事に逮捕されてしまう。不安を募らせる佳代だったが、滋の元教え子・山崎や滋の妹・久子、放埒な叔父・仙吉らの助けを借りながら、一家を守るため懸命に奔走する。

「母べえ」 の作品情報

製作年: 2007年
製作国: 日本

「母べえ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

母べえの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
132分 日本語・英語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日(解説)
レイティング: 記番: レンタル開始日:
DB9242 2008年07月25日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
28枚 1人 2人

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ユーザーレビュー:77件

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母として、妻としてネタバレ

投稿日:2008/07/24 レビュアー:ミルクチョコ

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山田洋次監督が、劇中で二女で登場する「照べい」こと、野上照代さんの自伝的小説を映画化。
太平洋戦争前夜の東京を舞台に、ドイツ文学者である「父べい」こと野上滋さんが、思想犯として逮捕され、夫の釈放を待ちながら、代用教員として働いて家計を支え、家族を守った母の姿が描かれています。

野上の教え子でもあり、浅野忠信演じる青年山崎が不器用だけれども、とても優しくて、野上家を訪れては何かと世話を焼き、本当は泳げないのに、海水浴に連れて行ったりと彼の存在が暗いテーマの中で、とても微笑ましく思えました。
しかし、母べいを密かに慕う姿が不器用ながらも、控えめだっただけに、終盤では本当に切なかったです。

戦争を反対し、自由な思想を掲げて闘った夫と、夫を信じ、たとえ実父であっても、夫を批判しようものなら、毅然とした態度で反論する強さは、心が打たれます。

思い起こすと、私の記憶の中にはいつも笑顔や、ちょっと困った顔をした母親がいます。
夫は男は皆マザコンだと言いますが、女もやはりマザコンです。私の母はもう亡くなってしまいましたが、吉永小百合さん演じる母べいに何度もその姿を重ねてしまいました。
皆で食卓を囲む団欒、たとえ卵ご飯?でも家族の何気ない語らいのシーンが素敵でした。

そして、身内の人や、近所の人が兵隊に取られていく別れは、静かな反戦メッセージでした。

映画の父べいは、獄中死しますが、実際には上申書を書いて釈放されたそうです。
しかし、彼は身近な人が獄中死したこともあり、終戦と同時に共産党の党員になり、それは出所した自分に罪悪感があったからではないかと、二女の照代さんが共産党紙、赤旗で語っているようです。

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不孝な作品だ。残念。ネタバレ

投稿日:2008/12/19 レビュアー:ホワイト

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どうした!山田洋次!と叫びたくなった。
そして、あまりに怒りがこみ上げて、部屋の掃除をしてしまったw


話はドイツ文学者でもある「父べえ」と「母べえ」の戦中家族の物語。
父べえ(板東みつごろう)は反国家的出版により投獄される。教え子の山ちゃん(浅野忠信)が父親のいない家庭に出入りするうちに、母べえ(吉永小百合)いつしか恋心を抱くようになる。

で。

お終い。

そんな脚本だ。一体何が言いたいのか分からない。一流の音楽家、
富田勲を呼んできても、ダメだ。

キャメラマンの長沼六男さんも全く駄目。(寅さんの最後の方を撮っていたのに、師匠からなにも受け継いでない。高羽さんから何を学んだんだろう)

吉永小百合は不孝な女優だ。美しいばかりに、スクリーンいっぱいにその「美」が邪魔をする。100本を超える映画に主演するも、代表作品がない。そして、演技がそこそこ上手い。余り直すところがない。しかし、その「美」を超えられない。

日頃から水泳で若さを保っているのは良いが、映画の中に出てくる救助のシーンは、目を疑った。

洋服を着て「あんなにしっかり泳げたらダメです」身体が弱っているって設定なのに・・・ライフガードだって、あんなに泳げませんw

浅野忠信はキャラクターの俳優です。演技をさせてはダメ。朴訥さを表すなら、インディーズか単館上映のアングラ作品で活躍して欲しい。

板東さんが唯一、良かったかな。(ちょいと甘めの点数だが)

根本は、

家族の絆を画くべきなところを、「照れたり、恥ずかしいから名前に『べえ』をつける」

というロジックにある。

戦中の家族、絆、生き様を表すのに、初めから「恥ずかしいから」という所から始まっているから、こんな希薄な脚本になってしまうのだ。

最後に出てくる倍賞千恵子さんは監督のお気に入りだから出したのだろうか?戸田恵子はなぜ?

キャスティングがめちゃくちゃだ。笑福亭鶴瓶が良い味出しているが、そのepisodeが何故必要なのか分からない。

10点見る価値無し。お掃除、お掃除。

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生活者が告発する戦争ネタバレ

投稿日:2009/09/20 レビュアー:さっちゃん

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 この作品を今、見終わって書いています。イントロダクションには感動ドラマという記述がありますが、一言では言い表せない作品です。この作品の底に流れているのは怒りです。声高に主張しないからこそ私たちの心の底まで染み入るような静かな怒りです。
 時代は日中戦争が泥沼と化した1940年2月ドイツ文学者の夫、滋が突然、治安維持法違反の容疑で特高警察に逮捕され、残された妻佳代は二人の娘を育てながら夫の帰りを待ち続けます。
 一家を支えるのは、夫の元教え子の山崎や夫の妹、久子たちです。そうした人達も特別な思想の持ち主ではなく、普通に生きている市民です。
 佳代の父が元警察署長で、佳代と滋を責めたり、佳代の一家には優しくしてくれる隣組の会長が米英と戦争をして、最後は日本が世界征服をするというような夢物語を本気で信じているというような描写もあり、戦争に協力しているから悪人というようなステロタイプな描き方をしていないところも好ましいと思います。
 演出も風俗や季節の移り変わりや当時の暮らしを丁寧に描いています。このあたりの監督の姿勢は「たそがれ清兵衛」など時代劇にも通じるものがあると思います。若い頃は山田洋次という人が「寅さん」に結びついて反発していた時期もありましたが、年を重ねると、生活する人の姿を表現しようとしてきたんだと思えるようになりました。
 最近、戦前の政治や戦争について日本は良い国だったとか、あれは侵略戦争ではなかったとか言説を弄する輩がいますが、この作品はひとつの家族やそれを取り巻く人達の生きてきた道のりを丁寧に描くことで、そうした戯言に「否」と言っているように思えます。娘二人が大きくなり、孫たちにも看取られながら最期を迎える佳代が次女に洩らした言葉、エンド・ロールで流れる夫、滋が獄死する前に家族に宛てた手紙の言葉が深く胸を抉ります。
 昨日のレヴューで「空軍大戦略」に出てくる飛行機について能天気に書いていたレヴュアーが180度逆のようなレヴューでちょっと恥ずかしいのですが、本作を見たそのままの実感ですのでご容赦の程お願いします。

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何か、気恥ずかしい(笑)

投稿日:2009/02/05 レビュアー:こんちゃん

 まず長すぎます。これだけの尺を必要とする物語とも思えませんよね。
 不要なシークエンスをはしょって、90分程度にまとめ上げたら、それなりの作品になったのかもしれませんが、山田洋二のお遊びというか自分自身の感情が過ぎると言う印象ですねえ。
 一歩離れた視点から人情の機微を描いて、あざといほどの演出で「泣かせる」ことに長けたエンターティンメント・ホームドラマの帝王が、自分の感情から人情を訴えてしまうと収拾がつかなくなっちゃうんですねえ(笑)
 ケチケチさんがおっしゃるように、冒頭の風の中で洗濯物を干す母べえの描写が印象的なだけに、そこに絡めてエンディングにすれば良いものを、あのエキセントリックな終わり方はちょっと引いてしまいます。

 吉永小百合と言う人は、どんな設定の、どんな年代を演じても、良くも悪くも吉永小百合なのです。先日、劇場で観て、腹が立った「まぼろしの邪馬台国」では20代後半から60代まで演じてましたけど、これも30代ですかあ・・・。たしかに綺麗だし、魅力的ですけど、同じ抑揚でしゃべる台詞と表情は、普遍のサユリストのためのものなんでしょう(笑)リアリティなどは、サユリストには必要ないのです(笑)
 それはそれで良いとして、そこに浅野忠信が絡むと、妙な違和感を感じてしまうのですねえ。

 いくら違う時代を描いていると言っても、現実感が無さ過ぎます。全編通してなんだかふわふわしたマットの上で繰り広げられる芝居のようで、誰の台詞にも行動にも、
「今、そこで何が起こっているのか」
「今の日本と言う国がどうなっているのか」
と言う肌に感じる空気のようなものが無いのです。夫が投獄されているはずなのに、生活の苦労など微塵も感じさせませんし・・・。
 リアリティを廃しての演出なのであれば、もっと様式的にしたほうがいいのでしょうに・・・。もともとリアリティにこだわりながら、それほどリアリティを出せない監督ですから、ちょっと無理があるかも(って、大きなお世話だ!・・・あ・・・そうですね・・・笑)
 唯一、存在感と言うかしっかりした空気感をまとった鶴瓶が登場しているシーンだけは妙なリアリティがあるのですが、それが必要なのかどうかは微妙な役回りなんですよねえ。

 母の凛とした姿に、美しき良き日本を思い浮かべはするものの、私はこれでは涙は出ませんでした。年とりすぎたのかなあ・・・。



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何故か泣けない、そして感動も薄い

投稿日:2011/08/15 レビュアー:飛べない魔女

泣けないのは何故だろう?
さほど感動出来ないのはどうしてなんだろう?
私がひねくれているのだろうか?
『おとうと』でも同じように味わった違和感・・・これって・・・

たぶんこの違和感の原因の一つは吉永小百合さんなんだと思う。
綺麗だ。
確かに彼女は輝いている。
いつまでの若々しいお嬢さんの雰囲気。
演技も上手・・なんだと思う。
でも、なんだろう、ピュアすぎる彼女のオーラが、逞しく生きて行く母べえのイメージに違和感を覚えるのかもしれない。

それと鶴瓶師匠、おじさん・・って母べえの伯父って設定!?
『おとうと』では弟だったのに!? 
これにはちょいと驚き。
まあ、小百合さん演じる母べえさんは、おそらく30代そこそこの女性だったのだろうから
べえ師匠が伯父であってもおかしくはないのだけど・・・
まるで『おとうと』と同じような性格のおじさんに、違和感。
べえ師匠は大好きだけど、違う俳優使った方が良かったのでは?
あ、でもこっちの方が先に制作されたのか・・

ああ、それと決定的に違和感を感じたのは、大きくなった照べえを演じた戸田恵子。
ラストシーン近くで母べえが彼女に囁く言葉に大げさに驚き泣きだす照べえ。
どんな言葉を言ったのかと思えば、そこまで驚くような言葉でもなく、
戸田恵子の大げさな演技が鼻について、すっかり気持が覚めてしまったのであった。
とってつけたような、最後の現代のシーン、いらないと思うな・・
あのシーンですべてを台無しにしたように思うのは私だけだろうか?

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