潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見るの画像・ジャケット写真
潜水服は蝶の夢を見る / マチュー・アマルリック
全体の平均評価点:
(5点満点)

148

  • DVD
  • 映画賞受賞作品
ジャンル:

「潜水服は蝶の夢を見る」 の解説・あらすじ・ストーリー

脳梗塞で倒れ、身体の自由を奪われてしまったELLEの元編集長ジャン=ドミニク・ボビーの奇跡の自伝ベストセラーを映画化した感動ドラマ。監督は「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル。雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビーは、42歳の時、突然脳梗塞で倒れてしまう。その後、病室で目覚めた彼は、身体全体の自由を奪われていた。意識は鮮明なのにそのことを伝える術がなかった。絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、やがて言語療法士や理学療法士らの協力で唯一動く左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得する。そしてある日、彼は自伝を書こうと決意するのだった。

「潜水服は蝶の夢を見る」 の作品情報

製作年: 2007年
製作国: フランス/アメリカ
原題: LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON/THE DIVING 
受賞記録: 2007年 カンヌ国際映画祭 監督賞
2007年 ゴールデン・グローブ 外国語映画賞
2007年 LA批評家協会賞 撮影賞

「潜水服は蝶の夢を見る」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

潜水服は蝶の夢を見るの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
112分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ACBR10570 2008年07月04日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
73枚 4人 5人

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ユーザーレビュー:148件

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蝶を羽ばたかせる精神力

投稿日:2008/07/19 レビュアー:JUCE

 鑑賞前の関心は左目しか動かせないと言う主人公の描写をどうするのか言う点でした。
 この作品の中でカメラが映し出す映像を3つの役割を果たしています。まず1点が主人公の主観(左目が見た)映像。前半はほぼこの主観映像で綴られます。そして2点目が主人公のイマジネーションの世界。主に彼が執筆(?)する本の内容として描写される。そして3点目が主人公とその近辺を第三者目線で客観的に情景を映し出すカメラ。後半に行くにしたがってこの目線が多くなります。
 ほぼこの3つの視線で構成されているのですが、2点ほど例外的なカットがありこれは制作者の目線、言い換えれば押し付けなのではと思うカットがあり、ちょっとそこが残念に思いました。その2点とは氷河の瓦解シーンと蝶の孵化シーン。これはあまりに直接的な比喩で頂けないなという感じです。
 この映画はこうしてカメラワークにこだわった作品なのですが、拘るが故に小さな齟齬が気になってしまいます。主人公の目線のカメラは三脚に据えられて取られているのですが、眼球の動きを表現するためにカメラをパン、ティルトさせるのですが、これがあきかに三脚の雲台の動きにしか見えません。ちょっと「策士、策に溺れる」というきらいがあります。
 
 こうした演出のディティールには拘っているのですが、全体を通した流れには少し無頓着な印象も受けます。恐らくそれはテーマの主軸が見えず、テーマが見えたかと思うとそれを引っ込めてしまうからでしょう。「人生を最後まで生き抜こうとした男」「無神論者に神が与えた最後の試練と愛情」「家族の愛情と絆」などのテーマが見えはするのですが、どうも有機的に絡まっていないような気がします。

 ただしジャン=ドミニック・ボビーという男の伝記としてみれば、主人公の性格については良く表現されていて面白いと思います。
 全体的には嫌いな映画では無く面白かったのですが、それだけに上記のような点が気になってしまいました。

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ハンマーショックな傑作ネタバレ

投稿日:2008/05/26 レビュアー:こんちゃん

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 世間でも、「ラヴァデス」(mixiでのレビュアー・コミュニティ)でも非常に評価が高かったので、観たい観たいと思ってました。
 上映館が少なかったのですが、なんとか劇場で観られました。

 オープニング・クレジットで崩壊する氷河がエンド・クレジットで逆廻しとなるというのは、破壊と再生と言うメタファーでしょうかね。
 築き上げてきた物が、ふとしたきっかけで簡単に壊れてしまうこともあれば、それが再生する可能性もありますね。
 ロックトイン・シンドロームになってしまったジャン・ドーが、すべてを諦めてしまうことなく、偉大な仕事を成し遂げた事に対するオマージュとも取れますし。

「1リットルの涙」と言う本(TVドラマで、沢尻エリカが演じて、ずいぶん泣かされました)の中で、体の自由がどんどん無くなっていく境遇を、
「不幸な訳じゃない。ちょっと不自由なだけだ」
と表現していたのを思い出しました。邦画だとお涙頂戴物語になってしまうのですが、これは壮絶な話です。
 無理矢理に
「さあどうだ!感動するだろう?」
と言う押しつけがましさがないので、淡々としてはいるのですが、喉元を押さえつけられるような感覚を味わいました。

 まあ、左目しか動かなくなったジャン・ドーを哀れに思うよりも、彼の治療を含め、関わる女性がみな美人なので羨ましいと思ってしまいましたが(笑)
 
 このストーリーが実話であるという、そのインパクトが大きすぎるので、その一風変わった撮り方だとか、画家でもある監督の独特な映像なんかの印象も、ストーリーそのものを凌駕できずにいるように思えますね。
 しかし、なんつってもクロード・ランディビルです。20万回の瞬きの前にいちいち「ウ・エス・ア・エ・イ・エン・ティ・ユ・・・」と言い続け、ジャン・ドーの瞬きを見て書き留めるという作業をしたのですから・・・。

 ジュリアン・シュナーベルは当初、ジョニー・デップを起用する予定だったそうですね。ジョニー・デップも非常に乗り気だったのですが、海賊の方が忙しすぎて実現せず。
 製作のキャスリーン・ケネディはエリック・バナあたりを考えていたようですが、シュナーベルが「八月の終わり、九月の始め」と言う映画で印象に残っていたマチューを使いたいと言ったそうです。
 その時はキャスリーンはマチューの名前を知らずに、お流れになり、その2.3年後、「ミュンヘン」の製作に関わったときにマチューと会い、彼をシュナーベルに薦めてきたんだそうです。シュナーベルにしてみれば、
「何をいまさら・・・。最初っからそう言ってただろう」
って感じでしょうね。

 洋画の日本公開時に、邦題をつけます。だいたいがセンスの無いタイトルが多くて、
「なんとかしてよ」
と思うことが多いのですが、この作品に関しては、秀逸な邦題だと思いますね。
 傑作です。是非観て欲しい作品だと思います。

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衝撃的なストーリーネタバレ

投稿日:2008/11/21 レビュアー:MonPetit

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とにかくこれは凄い映画。というよりも凄い話だ。ロックトイン・シンドロームでほぼ
全機能が麻痺、唯一動く左目の動きだけで自伝を書き上げるのだが、途方もない
作業のように思えても彼にはそれが全てでありこの手法があったことは彼の命を
最大限に伸ばしたのだと私には思える。カメラワークとしてはある意味クローバー
フィールドと同じで特定の人の視線ではあるのだがこれがひどく生々しく不便さが
強烈に伝わる。但し、意外と悲惨ではなく話が進んでいくのは彼が自分を憐れむ
のをやめるまで彼を映していないからだと思うし、彼の心の声がナレーションとし
て入るのだが絶望していないからだろう。

私は思わず何度も繰り出されるアルファベットに合わせて瞼を閉じてみていた。
この時点で完全に作品にのめりこんでると言えるのだが、私は何の根拠もなく
彼は全快とは言わないが回復しているのだと思っていた。

とにかくこの作品を表現する言葉が見つからないのが正直な感想。作品としても
素晴らしいのかどうかすらよくわからない。ただ、異常に引き込まれてしまった。
彼自身のナレーションが非常に多いので原作には近い出来だと思われるのだが
やはりここは活字としても読んでみたくなった。明日、アマゾンから本が届きます。

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重たいテーマのはずなのに暗くないのはなぜ?

投稿日:2008/07/08 レビュアー:ムーミンママ

全身麻痺で唯一彼に残されたのは左目だけ。
なのに、意識ははっきりしている。
そんな男の人の闘病生活を綴っているのだから
さぞかし、暗いお話なのかと思っていました。

ハイが瞬き1回、イイエが瞬き2回という意思表示しか出来ない中で、20万回の瞬きで自叙伝を書き上げる。
壮絶な人生だと思います。

自らを皮肉屋というジャン=ドゥの左目の世界を
皮肉っぽく描き出しているせいでしょうか。
割と淡々としていて、感動がこみあげてくる・・
という種類の映画ではないようです。

文章で読んだ方が涙は流れたのかもしれません。
でも、平静な気持ちで見たおかげで、かえって
印象深いものになったとも言えるかもしれませんね。

タイトルの潜水服や蝶にはこんな意味があったのですね。

絶望的な状況の下でも、諦めることなく
一歩ずつ自分のできることを成し遂げていく
ジャン=ドゥやその周りの人々に
人間の強さを見せられ、重たいテーマの中に
光を見出すことができる・・・
だから暗い気分にならずに見ることができるのでしょうね。

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体の自由を失った男の奇跡ネタバレ

投稿日:2008/06/03 レビュアー:ミルクチョコ

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ファッション誌ELLEの編集長としての充実した日々から一転、脳梗塞で倒れて全身の自由を失った主人公ジャン。

上映開始からしばらくは、ピントのずれたカメラに向かって喋る医師と看護士が写り、これは全身が麻痺したジャンからの目線を表現しているのですが、この映像はなかなか衝撃的です。
彼の置かれた状況を目に映る状況から体現したものなのですが、私まで自由を奪われて、潜水服の中に閉じ込められたような感覚になってしまいます。

看護士がたまたま彼の左目が動くのに気が付き、左目のまぶたを使ってのコミュニケーションを取る術を学ぶのですが、その方法がアルファベットを読み上げていって、必要な文字のところで瞬きをするという、気の遠くなるような作業です。

本来なら、非情に重苦しい内容なのでしょうが、唯一機能する左目の視点で捉えた映像は、女性の胸や足を追い、彼のモノローグは、彼女達に手を出せないことを嘆いたりと、あたかも普通の男性が嘆いているかのようで、シニカルに笑ってしまいます。
主人公のパーソナリティが魅力的で、難病映画といってもお涙頂戴の映画とは無縁になっている辺りが素晴らしいですね。

絶望を乗り越え、記憶と想像力と、瞬きを駆使して、自伝を完成させたというのが実話だったと知って驚いてしまいます。
確かに言語によるコミュニケーションは人間独特のもので、彼は最後まで彼だったのでしょうね。
必要以上に盛り上げることなく、淡々とむしろ生きることの意味を静かに訴えているように思えます。

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