父親たちの星条旗の画像・ジャケット写真

父親たちの星条旗 / ライアン・フィリップ
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父親たちの星条旗 /クリント・イーストウッド

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「父親たちの星条旗」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド監督が、硫黄島の戦いをアメリカ側の視線から描いた戦争ドラマ。硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる姿を写真に収められた兵士たち。彼らは一躍、国民的英雄となるが…。

「父親たちの星条旗」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

アメリカ

原題:

FLAGS OF OUR FATHERS

「父親たちの星条旗」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

「父親たちの星条旗」 のシリーズ作品

シリーズ作品

シリーズ:

硫黄島からの手紙

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1〜 5件 / 全227件

「反戦」を語る大人の戦争映画 ネタバレ

投稿日:2007/03/26 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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Clint Eastwoodと言えば保守派で共和党支持者として有名だが、その作風は真逆を往ってる?と思うほど、イデオロギーに阿る事の無いジャスティスな視線が素晴らしい、日本で言うなら人間国宝級の人。そんなハリウッドの至宝が描く極上の戦争映画が本作だ。日本人なら「硫黄島からの手紙」に涙して当然、な世論ですが私は本作こそ評価されて良いと思う。それはハリウッドが制作したと、とても思えない作風が厳然と息づいてるからだ。
本作のポイントは戦争映画で欠かす事の出来ない「爽快感の欠如」に有ると思う。初めから2部構成で本作はアメリカ側の視点で描かれてる。ならば戦勝国のアメリカは万々歳で本作を描くのが常道だが、そこはClint Eastwood監督全然違うのだから恐れ入る・・・。第2次世界大戦下で、アメリカ兵の勲章の大半が「硫黄島の戦い」で得たものと、新聞で読んだがソレほどまでに硫黄島は、アメリカ側から見れば日本本土への空爆の足掛かりとして重要だった。しかし、日本は予想以上に強かった!(まるで今のイラクの様に)そこで有名なAP通信のジョー・ローゼンタール(本作を見る事無く昨年の8月に死去)が撮影した写真を利用して軍資金を集め結果的にアメリカは勝利した。その様な美談をClint Eastwood監督は欺瞞だと静かに糾弾する、このスタンスこそ敗戦国側の日本人には驚きだ。
今やハリウッドで最も影響力が有ると思われる彼が、この様な描き方を、アメリカ・サイドの筈の本作で毅然と観客に問うポリシーは賞賛してもし切れない、と思う。堂々と写真のトリックを炙り出し、ヒーローに祭り上げられた米兵の「別なる戦争」を本作は真摯に語ってる。更にベトナム戦争で有名な「アメリカは決して兵士を見捨てない」と言った固定観念をアッサリとかなぐり捨て、むしろ監督の母国のアメリカ自身を批判するかの描き方は、日本人の私にはとても新鮮だった。
本作は恰も「反戦映画」の体を成してるが、それはプロパガンダ的な語り口では無く、あくまで監督らしい本物の大人の視点に立脚した、素晴らしい作品だ。そして、これまでの戦争映画の常識を覆した傑作と呼んでも、私は決して褒め過ぎに為らないと思う。もちろん、戦闘シーンは現代のハイ・テクを駆使した素晴らしいシーンの連続で臨場感もハンパ無く凄い!。このリアルさが有ってこそのメッセージ性が本作の最大の魅力で有り、日本軍のシークエンスが殆ど無いにも関わらず見事な対比を描き出す事に成功してるし、それが後に米国本土に帰った「ヒーロー」のその後を際立たせる重要なポイントに成ってる。
本作はどのシーンでも遠くで監督のCoolな眼差しを感じずには居られない・・・私には奇跡の様な映画だった。

もう一方の「硫黄島からの手紙」の素晴らしさは万人が認める事だろう。劇場でKen Watanabeの名演に涙された方は、是非アメリカ・サイドの本作もご覧になって頂きたい。そして原作のJ・ブラッドリー著「硫黄島の星条旗」(文春文庫)も是非読んでほしい、大人の見識に応える傑作です。

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戦争に英雄は存在しない ネタバレ

投稿日:2007/05/02 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 高らかに反戦をうたってはいないのに、戦争の醜さ、不条理を訴えかけるクリント・イーストウッドの侠気を感じるような秀作です。
 ピューリッツァ賞を取ったあの写真の、隠された意味をあばくという、一種国に対する背信行為とも取れる作品を作り上げ、なおかつ同じ出来事を、アウェイサイドからも作り上げる。そして、その内容はマクロとミクロというように見事な対比を見せつけます。日本人の私は、どちらかといえば「硫黄島からの手紙」の方が感情移入しやすかったのですが、映像作品としては、間違いなく本作の方が上であると思います。

 ドクを初めとする6人は、決して勇敢でも優秀な兵士でもなく、戦意高揚映画に登場するスーパースターではありません。ごく普通の、どこにでもいる青年が戦費捻出の為のプロパガンダに利用されます。3人の生き残りのうちの一人、ドクの息子であるジェイムス・ブラッドリーの「硫黄島の星条旗」を原案とした作品で、「硫黄島の砂」にもインスパイアされていると思いますが、両作品は全く違う印象に仕上がっています。
 いみじくもparoleさんがおっしゃっているように、語らないことが重要なファクターとなっています。語れないと語らないが複雑にからみあって、ドクの苦悩は深まっていきます。戦争という特殊な状況下では、あたりまえのように行われていくことが、実は人間の精神を、どんどん蝕んでいく。そんな怖さを感じます。

 本作のすばらしさは、クリント・イーストウッドの視点とともにポール・ハギスの脚本によるところが大きいのではないでしょうか。原作者のジェームス・ブラッドリーは、最初にイーストウッドから映画にしたいと連絡をもらったとき、どう感じたかについて
「そりゃあ、トヨタがある日突然電話してきて、あなたのためのカスタムカーを作りたいんだ。許可してくれるかと言われたようなモノで、断る理由が見つからなかったよ。なにしろ映画の神様みたいな人と話しているんだから、お手伝いしましょうか?なんて言えるわけもない。彼ならば、素晴らしい作品にしてくれることはわかりきっていたからね。ポール・ハギスの脚本が出来上がって、読ませてもらったときに、ああ、私は脚本家にならなくて良かったと思ったよ」
と語ったそうです。

 戦闘シーンのリアルさは特筆モノではあるのですが、その他の部分では、叫んだり、声高に戦争へのアンチテーゼをうたうことなく、静かに、そして力強く物語は進んでいきます。そこが、Masamuneさんがおっしゃるところのクリント・イーストウッドのCoolさなんでしょうね。

 かみさんが先に観てきて、
「なかなかいいよ」
と言うので、観たかったのですが、なかなか時間がとれず、公開期間の終了間際に観られました。もっと早く観られたら、何度か劇場に足を運んだに違いありません。DVDになったのでもう一度観ようと思ってます。(二部作で買おうかな)

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英雄とよばれることに 苦悩した兵士たち ネタバレ

投稿日:2007/05/19 レビュアー:ミルクチョコ

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すり鉢山に星条旗を掲げる米兵たちの写真の逸話と共に、激戦に身をおいた兵士たちの心情が綴られています。
しかし、この美談には、裏があり・・・
実は、この写真に写った星条旗は、1本目ではなかった。
すり鉢山で、実際に攻略して、最初の旗を立てたメンバーと、
帰国して、英雄扱いされた3名とは、微妙に違っていた。
しかし、兵士たちにとって、旗を立てたのは英雄でもなんでもない。
共に戦い、共に生き延び、共に散った仲間こそが英雄。
「英雄」という言葉が、戦争を正当化する力を持ち、命を犠牲にする名目で使われているのは、勘違いもはなはだしいと思います。
生き残ったことは、素晴らしいことなのに、それが、あんなに切なく悲しい事だなんて・・・
普通の人間が、ヒーローに祭り上げられ、人生を翻弄されていく様を良く描かれていると思います。
アイラの愚直な人生は、涙をさそいます。
唯一、平凡な生活に戻ることができたドクも、臨終の間際まで、イギーを一人残し、見殺しにしてしまったトラウマに悩まされ続け・・・
この3人の主人公を軸に、別な角度から戦争批判を扱った映画。
「米軍は兵士を見捨てない」という一種の幻想を、いとも簡単に否定して、見るものにショックを与えます。

最近、改憲が騒がれていますが、
米兵と一緒に、日本も派兵をする・・・
ちょっと、そのような事を想像してしまいました。
憲法9条だけは、改憲してほしくないなぁ〜と思います。

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"人が人を傷つける"ということ ネタバレ

投稿日:2007/05/04 レビュアー:ケチケチ

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"人が人を傷つける"ということがどういったことなのか、「許されざる者」以来、イーストウッドが目を向ける共通のテーマではないでしょうか。本作も戦場という場において、"人を傷つける"ということに直面する兵士の内面に迫ることで、そのテーマを追うものだと思います。

殺すことが殺されないための唯一の手段である戦場、仲間が傷つき倒れていく中で、主人公ドクは仲間の命を救う衛生兵という立場にあります。全編に覆い被さる「衛生兵!」と叫ぶ声は、ドクに対しても、そして映画を観る私たちに対しても、傷つくこと、傷つけることが日常の行いとなってしまう戦争の本質を問いかける呪縛の声のように感じます。

国のため星条旗のためなどと思って人を傷つける兵など一人もいません。死と隣り合わせの戦場の兵士にとっては、星条旗を掲げることなど何の意味も持ちませんし、自分を守り、隣にいる仲間を守るための戦いがそこにはあるだけではないでしょうか。
そういった兵士たちとは対照的に、戦場に直面しない人たち(私たちも含めて)は、戦争を包括的な概念として捕らえがちです。本作が描くものはそんな隙間を突くプロパガンダへの非難でもないですし、戦争の遂行に必ず存在するプロパガンダ的な政治を是非は別としても認めた上で、深く戦争という行いを考えさせ、あるいはさらに広い視野で日常に中にも潜む"人を傷つける行為"を考えさせる映画ではないでしょうか。

ドクやアイラの苦しみはプロパガンダに利用されることではなかったと思います。プロパガンダに利用されることによって、自分たちが感じている"悔いる意識"が浮き彫りにされる、そのことが彼らを苦しめる大きな要因だったのではないでしょうか。
ドクにとっては、衛生兵という立場もあって、仲間の命を守りたいという意識が最も強かったのだと思います。そしてその中でも最も守りたかったのは自分のパートナーであったイギーではないでしょうか。その命を守ることさえ出来なかった、そして茶番であるセレモニーでは亡き戦友がそこにいるように振る舞えとさえ命令されます。
アイラにとっては、生まれてこの方人種差別を受け続け、傷つく痛みを誰よりも知っている人であったでしょうし、それ故に自分が反射的に行った殺傷や、狂気のごとく死人を刺し続ける軍曹の姿は鮮烈に彼の心に響いたのかもしれません。また亡き戦友の両親を傷つけまいとする葛藤も、傷つく痛みを誰よりも知っているだけに強かったのではないでしょうか。

"傷つけること"という行為を私たちは平時には意識しないことが多いです。敵を刺し殺す銃剣を研ぐことが楽しみであったイギーは、銃剣が自らを刺し殺すものであることを全く意識などしていなかったと思います。彼もまた戦場で殺すこと殺されることがどういったことなのかを体感するまでは、戦争を包括的な概念としてしか捕らえない側の一員だったのではないでしょうか。

それにしてもこういった映画を見せられると、日本映画(韓国映画も)の戦争を描く姿勢のなんたる稚拙なことでしょう。「男たちの大和」の描き方の馬鹿馬鹿しさに怒りを感じ、「出口のない海」のヒューマニズムに辟易とし、本当に反戦のメッセージを心に響かせてくれる日本映画を観てみたいものです。

戦争が何故起こるのか何故無くならないのか、人間の本質に切り込むことによってその本質を深く考えさせる本当の反戦映画だと思います。その語り口も政治的に当然行われるであろうプロパガンダへの非難などには留まっていません。この映画は近年の戦争を描いた映画の中でも傑出すべき傑作だと私は思います。

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

兵士に寄り添う

投稿日:2007/03/28 レビュアー:よふかし

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ユーザーレビュー

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「反戦」を語る大人の戦争映画

投稿日

2007/03/26

レビュアー

masamune

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Clint Eastwoodと言えば保守派で共和党支持者として有名だが、その作風は真逆を往ってる?と思うほど、イデオロギーに阿る事の無いジャスティスな視線が素晴らしい、日本で言うなら人間国宝級の人。そんなハリウッドの至宝が描く極上の戦争映画が本作だ。日本人なら「硫黄島からの手紙」に涙して当然、な世論ですが私は本作こそ評価されて良いと思う。それはハリウッドが制作したと、とても思えない作風が厳然と息づいてるからだ。
本作のポイントは戦争映画で欠かす事の出来ない「爽快感の欠如」に有ると思う。初めから2部構成で本作はアメリカ側の視点で描かれてる。ならば戦勝国のアメリカは万々歳で本作を描くのが常道だが、そこはClint Eastwood監督全然違うのだから恐れ入る・・・。第2次世界大戦下で、アメリカ兵の勲章の大半が「硫黄島の戦い」で得たものと、新聞で読んだがソレほどまでに硫黄島は、アメリカ側から見れば日本本土への空爆の足掛かりとして重要だった。しかし、日本は予想以上に強かった!(まるで今のイラクの様に)そこで有名なAP通信のジョー・ローゼンタール(本作を見る事無く昨年の8月に死去)が撮影した写真を利用して軍資金を集め結果的にアメリカは勝利した。その様な美談をClint Eastwood監督は欺瞞だと静かに糾弾する、このスタンスこそ敗戦国側の日本人には驚きだ。
今やハリウッドで最も影響力が有ると思われる彼が、この様な描き方を、アメリカ・サイドの筈の本作で毅然と観客に問うポリシーは賞賛してもし切れない、と思う。堂々と写真のトリックを炙り出し、ヒーローに祭り上げられた米兵の「別なる戦争」を本作は真摯に語ってる。更にベトナム戦争で有名な「アメリカは決して兵士を見捨てない」と言った固定観念をアッサリとかなぐり捨て、むしろ監督の母国のアメリカ自身を批判するかの描き方は、日本人の私にはとても新鮮だった。
本作は恰も「反戦映画」の体を成してるが、それはプロパガンダ的な語り口では無く、あくまで監督らしい本物の大人の視点に立脚した、素晴らしい作品だ。そして、これまでの戦争映画の常識を覆した傑作と呼んでも、私は決して褒め過ぎに為らないと思う。もちろん、戦闘シーンは現代のハイ・テクを駆使した素晴らしいシーンの連続で臨場感もハンパ無く凄い!。このリアルさが有ってこそのメッセージ性が本作の最大の魅力で有り、日本軍のシークエンスが殆ど無いにも関わらず見事な対比を描き出す事に成功してるし、それが後に米国本土に帰った「ヒーロー」のその後を際立たせる重要なポイントに成ってる。
本作はどのシーンでも遠くで監督のCoolな眼差しを感じずには居られない・・・私には奇跡の様な映画だった。

もう一方の「硫黄島からの手紙」の素晴らしさは万人が認める事だろう。劇場でKen Watanabeの名演に涙された方は、是非アメリカ・サイドの本作もご覧になって頂きたい。そして原作のJ・ブラッドリー著「硫黄島の星条旗」(文春文庫)も是非読んでほしい、大人の見識に応える傑作です。

戦争に英雄は存在しない

投稿日

2007/05/02

レビュアー

こんちゃん

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 高らかに反戦をうたってはいないのに、戦争の醜さ、不条理を訴えかけるクリント・イーストウッドの侠気を感じるような秀作です。
 ピューリッツァ賞を取ったあの写真の、隠された意味をあばくという、一種国に対する背信行為とも取れる作品を作り上げ、なおかつ同じ出来事を、アウェイサイドからも作り上げる。そして、その内容はマクロとミクロというように見事な対比を見せつけます。日本人の私は、どちらかといえば「硫黄島からの手紙」の方が感情移入しやすかったのですが、映像作品としては、間違いなく本作の方が上であると思います。

 ドクを初めとする6人は、決して勇敢でも優秀な兵士でもなく、戦意高揚映画に登場するスーパースターではありません。ごく普通の、どこにでもいる青年が戦費捻出の為のプロパガンダに利用されます。3人の生き残りのうちの一人、ドクの息子であるジェイムス・ブラッドリーの「硫黄島の星条旗」を原案とした作品で、「硫黄島の砂」にもインスパイアされていると思いますが、両作品は全く違う印象に仕上がっています。
 いみじくもparoleさんがおっしゃっているように、語らないことが重要なファクターとなっています。語れないと語らないが複雑にからみあって、ドクの苦悩は深まっていきます。戦争という特殊な状況下では、あたりまえのように行われていくことが、実は人間の精神を、どんどん蝕んでいく。そんな怖さを感じます。

 本作のすばらしさは、クリント・イーストウッドの視点とともにポール・ハギスの脚本によるところが大きいのではないでしょうか。原作者のジェームス・ブラッドリーは、最初にイーストウッドから映画にしたいと連絡をもらったとき、どう感じたかについて
「そりゃあ、トヨタがある日突然電話してきて、あなたのためのカスタムカーを作りたいんだ。許可してくれるかと言われたようなモノで、断る理由が見つからなかったよ。なにしろ映画の神様みたいな人と話しているんだから、お手伝いしましょうか?なんて言えるわけもない。彼ならば、素晴らしい作品にしてくれることはわかりきっていたからね。ポール・ハギスの脚本が出来上がって、読ませてもらったときに、ああ、私は脚本家にならなくて良かったと思ったよ」
と語ったそうです。

 戦闘シーンのリアルさは特筆モノではあるのですが、その他の部分では、叫んだり、声高に戦争へのアンチテーゼをうたうことなく、静かに、そして力強く物語は進んでいきます。そこが、Masamuneさんがおっしゃるところのクリント・イーストウッドのCoolさなんでしょうね。

 かみさんが先に観てきて、
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英雄とよばれることに 苦悩した兵士たち

投稿日

2007/05/19

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ミルクチョコ

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すり鉢山に星条旗を掲げる米兵たちの写真の逸話と共に、激戦に身をおいた兵士たちの心情が綴られています。
しかし、この美談には、裏があり・・・
実は、この写真に写った星条旗は、1本目ではなかった。
すり鉢山で、実際に攻略して、最初の旗を立てたメンバーと、
帰国して、英雄扱いされた3名とは、微妙に違っていた。
しかし、兵士たちにとって、旗を立てたのは英雄でもなんでもない。
共に戦い、共に生き延び、共に散った仲間こそが英雄。
「英雄」という言葉が、戦争を正当化する力を持ち、命を犠牲にする名目で使われているのは、勘違いもはなはだしいと思います。
生き残ったことは、素晴らしいことなのに、それが、あんなに切なく悲しい事だなんて・・・
普通の人間が、ヒーローに祭り上げられ、人生を翻弄されていく様を良く描かれていると思います。
アイラの愚直な人生は、涙をさそいます。
唯一、平凡な生活に戻ることができたドクも、臨終の間際まで、イギーを一人残し、見殺しにしてしまったトラウマに悩まされ続け・・・
この3人の主人公を軸に、別な角度から戦争批判を扱った映画。
「米軍は兵士を見捨てない」という一種の幻想を、いとも簡単に否定して、見るものにショックを与えます。

最近、改憲が騒がれていますが、
米兵と一緒に、日本も派兵をする・・・
ちょっと、そのような事を想像してしまいました。
憲法9条だけは、改憲してほしくないなぁ〜と思います。

"人が人を傷つける"ということ

投稿日

2007/05/04

レビュアー

ケチケチ

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"人が人を傷つける"ということがどういったことなのか、「許されざる者」以来、イーストウッドが目を向ける共通のテーマではないでしょうか。本作も戦場という場において、"人を傷つける"ということに直面する兵士の内面に迫ることで、そのテーマを追うものだと思います。

殺すことが殺されないための唯一の手段である戦場、仲間が傷つき倒れていく中で、主人公ドクは仲間の命を救う衛生兵という立場にあります。全編に覆い被さる「衛生兵!」と叫ぶ声は、ドクに対しても、そして映画を観る私たちに対しても、傷つくこと、傷つけることが日常の行いとなってしまう戦争の本質を問いかける呪縛の声のように感じます。

国のため星条旗のためなどと思って人を傷つける兵など一人もいません。死と隣り合わせの戦場の兵士にとっては、星条旗を掲げることなど何の意味も持ちませんし、自分を守り、隣にいる仲間を守るための戦いがそこにはあるだけではないでしょうか。
そういった兵士たちとは対照的に、戦場に直面しない人たち(私たちも含めて)は、戦争を包括的な概念として捕らえがちです。本作が描くものはそんな隙間を突くプロパガンダへの非難でもないですし、戦争の遂行に必ず存在するプロパガンダ的な政治を是非は別としても認めた上で、深く戦争という行いを考えさせ、あるいはさらに広い視野で日常に中にも潜む"人を傷つける行為"を考えさせる映画ではないでしょうか。

ドクやアイラの苦しみはプロパガンダに利用されることではなかったと思います。プロパガンダに利用されることによって、自分たちが感じている"悔いる意識"が浮き彫りにされる、そのことが彼らを苦しめる大きな要因だったのではないでしょうか。
ドクにとっては、衛生兵という立場もあって、仲間の命を守りたいという意識が最も強かったのだと思います。そしてその中でも最も守りたかったのは自分のパートナーであったイギーではないでしょうか。その命を守ることさえ出来なかった、そして茶番であるセレモニーでは亡き戦友がそこにいるように振る舞えとさえ命令されます。
アイラにとっては、生まれてこの方人種差別を受け続け、傷つく痛みを誰よりも知っている人であったでしょうし、それ故に自分が反射的に行った殺傷や、狂気のごとく死人を刺し続ける軍曹の姿は鮮烈に彼の心に響いたのかもしれません。また亡き戦友の両親を傷つけまいとする葛藤も、傷つく痛みを誰よりも知っているだけに強かったのではないでしょうか。

"傷つけること"という行為を私たちは平時には意識しないことが多いです。敵を刺し殺す銃剣を研ぐことが楽しみであったイギーは、銃剣が自らを刺し殺すものであることを全く意識などしていなかったと思います。彼もまた戦場で殺すこと殺されることがどういったことなのかを体感するまでは、戦争を包括的な概念としてしか捕らえない側の一員だったのではないでしょうか。

それにしてもこういった映画を見せられると、日本映画(韓国映画も)の戦争を描く姿勢のなんたる稚拙なことでしょう。「男たちの大和」の描き方の馬鹿馬鹿しさに怒りを感じ、「出口のない海」のヒューマニズムに辟易とし、本当に反戦のメッセージを心に響かせてくれる日本映画を観てみたいものです。

戦争が何故起こるのか何故無くならないのか、人間の本質に切り込むことによってその本質を深く考えさせる本当の反戦映画だと思います。その語り口も政治的に当然行われるであろうプロパガンダへの非難などには留まっていません。この映画は近年の戦争を描いた映画の中でも傑出すべき傑作だと私は思います。

兵士に寄り添う

投稿日

2007/03/28

レビュアー

よふかし

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父親たちの星条旗