１３　ｔｈｉｒｔｅｅｎ　男が女を殺すとき／黒猫／ドリーム・クルーズ（劇場公開版）

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

オムニバス短編３部収録
つまんない程でもないがオモロくもない
ただただ少し怖いくらいの普通のドラマみたい・・

今時の幽霊ってみんな貞子のギコチない動きのマネばっかり・・
そのマネがしたくて無理矢理ストーリーを作った？みたいな・・

残りのシリーズなんか観る気失せた。まとめ借りしなくて本当に良かった。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

「ドリ・クル」　去年の邦画ホラーの地盤沈下は　清水崇の「パンデミック」と　この鶴田法男の作品が大きく影響しているのら　それほどひどい　雑な演出　下手な演技　ウォルバーグの偽者みたいなしょっぱい男優　日米合作でしょぼくなる典型的なシネマ　ホラー原理論を映画では人間ドラマなものにシフトしてるような　鶴田がやけっぱちな破調を狙ったのだろうか
「１３金」とポランスキ「水の中のナイフ」を「四谷怪談」風にアレンジ　サスペンスとホラーの融合が最後はホラーに飲み込まれる　緑の幽霊はまあまあ

「男が女をあのねのね」　映画秘宝で　去年のとほほナンバ１は「トランスフォーマ」なんだけど　あれはあれですごい映画　アメリカ映画の恐ろしさを知るべきだと思う作品だよ　マケル・ベもよくやったと言っていいけど　ここはスピルバーグ　なんでジョー・ダンテを使わないんだよ　てかプロデゥサども　ジョー・ダンテをこんなに映画からほっといていいのかよ　このたった６０分のほどの作品も　プレデターのクリーナーみたいのが　人間を害虫扱いする　妙な男尊女卑のブラックな味わいでいいんだけど　なんせこれはＴＶなんだよね　ジョー・ダンテは一流のシネマを撮れる人なんだから　これが映画だったらなあとの思いを禁じえなかった　惜しい作品

「黒猫」　なんだかお品のいい　スチュ・ゴードン　ここんとこ文学趣味てか　高級感ちらつかせてないかなあ　アル中のポーが黒猫を創作にいたる　芸術家小説のような体裁　夢落ちでまあなんの工夫もないですなあ　斧で脳天から竹割りは良かったので　その線で頑張ってもらいたいところ　ふむ　

何度も映画化、ドラマ化されている「黒猫」ですが、この作品は作者であるポー自身が主役という設定になっています。結構お金をかけていそうな、アンティークな映像ですが、ホラーシーンの時は思いっきり安っぽくなるギャップが気に入りました。ラストも個性的。奥さん役の女優は優しくて上品で美しく、男の人にとっては理想の女性なのでしょうね。
「ドリームクルーズ」…映像的には結構怖いです。でも突っ込み所満載で、怖いというより笑っちゃいました。鈴木光司さんの短編が原作ですが、全く違う話になってしまっています。
「男が女を殺すとき」…前半はいい感じなんですけどね。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

『ドリーム・クルーズ』〜ＤＲＥＡＭ　ＣＲＵＩＳＥ〜
監督：鶴田法男

子供時代に水難事故で弟を失った男が、弟の霊に取り憑かれる・・・と思いきや、実は別の怨念に巻き込まれると云った、オカルトのような怪談。。
おぞましい女性の霊が迫ってくる描写はＪホラーならではです。。
又、石橋　凌がハマリ役で出演されてるのが良いですね。冷酷で無表情な顔が最後に『パカッ』と裂けるシーンはなかなか。。
しかし、それ以外の内容はもどかしさを感じます。
特に思いますのが、日本の作品なのに字幕を読まないといけない点。。どうせならオール日本人キャストにすればいいのにねぇ〜。。和洋折衷コレ如何に・・・。。。

『男が女を殺すとき』〜ＴＨＥ　ＳＣＲＥＷＦＬＹ　ＳＯＬＵＴＩＯＮ〜
監督：ジョー・ダンテ

不条理なテーマを取り上げてます。
人間にとっての害虫は駆除をして対処しますが、人間が害虫の対象ならどのような駆除をされるのか・・・？
それは子孫を残さない為、男が突然狂気と化し女性を殺していく。
愛する妻や子供でも、なんの躊躇いもなく殺していく。。
男達が狂気に走る原因は？一体誰が？何の為に？
ラスト・・・あなたは目撃する。。ホラーとＳ・Ｆの融合コレ如何に・・・。。。

『黒猫』〜ＴＨＥ　ＢＬＡＣＫ　ＣＡＴ〜
監督：スチュアート・ゴードン

黒猫の呪いをイメージしますが、作品全体は違います。
売れない作家“エドガー・Ａ・ポー”の「世にも奇妙な物語」といった所でしょうか。
ホラー要素は、間違って妻の脳天に斧が刺さった瞬間が強烈でしたぁ〜。。このシーンだけは作品が別物になった感じがします。。
先にも書きましたが、フジテレビの「世にも奇妙な物語」風なので、あの音楽とストーリーテラーにタモリを起用しては・・・コレ如何に・・・。。。　

　「マスターズ・オブ・ホラー」の新シリーズが見られるのはとても幸せ。ああ楽しい。でもテレビなんですよね、これ。ここでドーンといって欲しい、というところがテレビなのでチョン、ぐらいの感じ。みんな映画で撮って欲しかったです。でも贅沢は言っていられません。ホラーがたくさん見られるんですから。ラヴァースさんは結構厳しいですね。私はホラーには甘いです。

　「ドリームクルーズ」
　これは劇場公開されたバージョンらしいです。せっかく鶴田法夫が撮ったんですが、これはけなされてもしょうがないでしょう。演出が気に入りません。鈴木光司の原作とはまるで話が違っていて、それはいいんですけど、石橋凌の演技がまるでダメ。いっちゃ悪いですが映画じゃなくてＶシネみたいな安っぽい芝居をしています。木村佳乃がなぜか綺麗に見えない。綺麗に見える演出をしていないからでしょう。舞台はほとんどクルーザーの中だけで、この２人と外国人が出ずっぱりで、しかもしょっちゅう気絶したりするので見ていてつらいです。でも緑色に光るこのお化けはなかなか良かった。結構怖い。迫力はありました。チャチイという意見もあるでしょうが、新しい表現のような気がしました。真っ暗な中、緑色に光りながら海面をすーっと移動するところなんかがとても良かった。ホラーはこのように一つでもいいところがあると、全体がダメでも何だか許してしまいます。ここだけでも見る価値ありじゃないでしょうか。
　「黒猫」
　ポーとかラブクラフトとか、ホラーの古典がやたら好きなスチュアート・ゴードンの作品。主演が奇人俳優ジェフリー・コムズですから、シリアスなホラーではなく、ややコミカルな作り。ポーの「黒猫」ではなく、「黒猫」を書くまでのポーの話。ジェフリー・コムズのポーはちょっと太りすぎで、イラストなどによく描かれるいかにも神経質そうなポーのイメージとは違って、もう少し痩せて欲しかったです。話はたぶん途中でオチが分かってしまうくらいの、あんまりヒネリのないものなのですが、描写がいいですね。テレビなんですけど、ちゃんと残酷描写を見せていて、そこがリアルというより、グラン・ギニョールみたいでとってもいいんです。酒場から出て町を歩くポーを巨大な黒猫の影が追ってくるところなど、とてもいい場面もあって、シンプルにきちっとまとまっていたと思います。私は気に入りました。十分及第点です。
　「男が女を殺すとき」
　これはホラーじゃないですね。ＳＦ映画です。ホラーにするなら、もっと違う展開にしないといけません。しかし、監督がジョー・ダンテですから、語り口は上手いです。意外な展開をちゃんと説得力があるように撮ってます。しかし、いくらでもパニック場面やゴアシーンを撮れる題材なのに、そこが弱い。テレビだから余裕がなかったんでしょうね。その辺が不満ではあります。オチももう一つ欲しかった。でもこれも面白いです。十分及第点。
　ぜひお勧めします。