春のめざめ

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春のめざめ
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(5点満点)

8

  • DVD
ジャンル:

「春のめざめ」 の解説・あらすじ・ストーリー

 映画配給事業をスタートさせた三鷹の森ジブリ美術館による記念すべき第1回配給作品。印象派を思わせる油彩画をベースとした独特の手法で製作された短編アニメーション。監督はアカデミー短編アニメ賞受賞作「老人と海」のアレクサンドル・ペトロフ。年齢も境遇もまったく違う2人の女性を同時に愛してしまった思春期の少年の揺れ動く内面と、甘酸っぱくも残酷な初恋の顛末がリアルかつイマジネーション豊かに綴られてゆく。マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の傑作短編アニメ「岸辺のふたり」を同時上映。

「春のめざめ」 の作品情報

製作年: 2006年
製作国: ロシア
原題: MY LOVE

「春のめざめ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

[ジブリ美術館ライブラリー] 春のめざめの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
28分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/露
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/露
レイティング: 記番: レンタル開始日:
VWDG8720 2007年07月18日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
10枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:8件

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1〜 5件 / 全8件

時に美しく そして生々しく

投稿日:2008/01/06 レビュアー:ひきむすび

何も知らなかったあの頃
思いもよらぬところで 誰かを悩ませたり
誰かを傷つけたり 残酷なこともあったな と思う
浅はかさゆえの 無邪気な言葉
無知ゆえの天真爛漫なふるまい
未成熟な真っ直ぐさは 時に誰かを傷つけるものだと
今にして思う

この物語は16歳の少年が 貧しい身分のメイドの少女に恋しながら
それでも25歳の女性に夢中になるそんな物語
性的にも目覚めながら それを恥じ入る時期の
自身が引き裂かれてしまうような感覚がうまく表現されています。
一見してルノアール風とわかる画風が
肉欲への純粋な欲求のどぎつい色彩と変わりゆくさまは
とても見ごたえがあります。
少年から青年へと移り行く時期の危うさ 
未成熟ゆえの真っ直ぐさ が
時に美しく そして生々しく訴えてくる作品と思いました。

この作品の画の輪郭の曖昧さ 画面全体が揺れるような感じに
酔いながら(悪い意味で)観ていました。
このストーリーそのものが呼吸をしているようではあるんですが。。

体調のいいときに観ることをお勧めします。

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アートと呼ぶにふさわしい画!

投稿日:2007/08/18 レビュアー:イシロー

二人の女性に惹かれる16歳の少年の初恋を描いた本作。
互いに好き合う同世代の女の子がいながら、25歳の大人の女性にも憧れ、
最後は残酷な結末を迎えるという内容。
少年の青い恋が描かれていて清々しい気持ちになる。

本編は30分にも満たないが、それよりも長いであろう
同時収録されている制作記録が非常に興味深い。というか感動した。
監督のインタビューと制作行程を紹介しているのだが、
画は基本的に油絵の具を使った手書き、
しかも筆を使わず指先で監督自ら描いていく。
キャンパスは下から光を当てた白いガラス板、
一枚一枚修正して描いては撮影していくという方法。
製作期間はわからなかったが、気の遠くなる作業である。

そして出来上がった画の素晴らしさ。
うつりゆく光を描いた印象派の巨匠ルノアールを意識したそうだ。
光ったガラス板と輪郭線のない油絵独特の色調は
淡く透明感のある少年の心を描くには最適である。
その光に溢れた一枚一枚はセル画というより、芸術と呼ぶにふさわしい。

宮崎駿が最新作「崖の上のポニョ」ではCGを使わず、
手書きにこだわっているというのは、この映画の影響もあるのか、
アニメーションの原点を再認識させてくれる秀作。

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ゆらりゆられて少年の恋は

投稿日:2010/08/07 レビュアー:zeta2

二人の女性を愛した思春期の少年とは、なんという破廉恥な設定だ。
ジブリといえども、「春のめざめ」とあらば興味深々、借りずにいられようか。
ただ、「めざめ」にばかり気をとられて、「老人と海」の監督であることを忘れていた。
前のレビューでリナさんが酔いましたと書いた通り、画面が揺らぐ、揺らぐ。いやはや28分でこれなら、もしかすると68分とある「老人と海」も全編この調子?

DVD付録で、このペトロフ監督の先生であるノルシュテインという人が、「アニメに厳密なリアリズムは必要ない」という哲学を披露していた。
よりそれらしくあること。リアリズムというのは、それぞれの違った環境相互間で受け継がれていく表現技法であるともいえる。
したがって、師匠ノルシュテインはいらないと言うが、リアリズムこそが、変容しながらも表現の核を支えていくもっとも肝要なものだ。
映画→アニメ→ガラス板アニメ(?)
ここにおいて、伝えられるものと伝えられないものはなにか。
ペトロフ監督のガラス板アニメと先行アニメに共通するものは、時間軸としてのコマ割りの均一性であり、アニメと先行媒体である映画にあって、ガラス板アニメにないもの、それは画面の静止である。

ペトロフとノルシュテインは、ボタンを掛け違えている。
せっかくここまでの作品を作れるのだから、二人は誤ったリアリズムをこそ排すべきだ。
従来通りの(アニメの)リアリズムを踏襲して、コマとコマを均一に動かすから(現実にあってしかるべき)静止がなくなってしまう。
もし、コマとコマの間ををコンピューター制御しながら、独自の内的時間を操っていけるとしたら。もし、最大で1秒の静止画面がこのアニメに存在したら。
きっと船酔いではなく、心地よい揺れを体感できる。そう考えてしまうのだ。

おっと、私はエッチ心ありありで、この青少年アニメを借りたのだった。内容はどうでありましょうか?
少年が二股かけてるとお怒りの方もいらっしゃるようだが、人の愛情は二股、三股の比ではなく、たとえばうち身の痛みを治せば他の箇所が痛み出すように、愛情、恋情は背後に隠れているだけであって、そうでなければどうして人はあんなにもさっぱり愛がさめたりするものか。
人はそもそも破廉恥なのである。

さて、このアニメは、その破廉恥な恋心を抱いた少年の淡い思い出なのか。それとも、寓話であるのかどうか。
残念ながら、揺れる船上さながらの前述のような具合で、どこまで話を読み込んでよいのか、距離感がつかめないというのが実情である。
ラストで少年と年上の彼女との性行為を暗示させるが、もちろんこれは夢の中の話で、おそらく熱も下がり、体力回復の途中で射精もしてしまったのだろう。
その先の暗喩は、それこそ言いだしたらきりがない。

やはり問題は、とりとめもなくあちらこちらと飛ぶ私の想念が、それを写しだそうにもキャンバスがないという、この絵が持つ不安定感であると思われる。
リアリティは、あらゆる情念(とエッチ心)の基本的な栄養素であることを、私は改めて知るのである。


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想像外の発想ネタバレ

投稿日:2009/06/18 レビュアー:メ・モスケ君

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絵が動いてる!
そんなのアニメだから当たり前だって?
だけど絵たって漫画じゃなくて絵画なんだから。そんなアニメ未だかつて見たことない。
若干見づらいところもあるこのタッチだが、私にとって新鮮な出会いだった。
表現の仕方は∞に広がる。

ただ、お話は好きではない。
美しく表現したって、所詮、二股でしょ?
二股かけて、何が春のめざめだっつーの。
女性を傷つけるなんていただけません。



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絵画

投稿日:2009/05/18 レビュアー:まさばさ

絵画をみているような不思議な感覚。
物語そのものより、表現方法のすばらしさに感動。

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