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死の谷 / ジョエル・マクリー

死の谷 /ラオール・ウォルシュ

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6

DVD

旧作

お届け率:欠品中

解説・ストーリー

お尋ね者と人生に疲れた女の悲恋を描く西部劇。不幸な絆に結ばれたふたりは、ひとりも祝う者がいない中、荒野で結婚式を挙げ、束の間の喜びを感じ合い希望にすがり生きていこうとするが…。駅馬車と悪漢の追跡劇やコロラドの壮大な景観も見どころ。

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「死の谷」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

お尋ね者と人生に疲れた女の悲恋を描く西部劇。不幸な絆に結ばれたふたりは、ひとりも祝う者がいない中、荒野で結婚式を挙げ、束の間の喜びを感じ合い希望にすがり生きていこうとするが…。駅馬車と悪漢の追跡劇やコロラドの壮大な景観も見どころ。

「死の谷」 の作品情報

作品情報

製作年:

1949年

製作国:

アメリカ

原題:

COLORADO TERRITORY

「死の谷」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全6件

ヴァージニア・メイヨが魅せる ネタバレ

投稿日:2006/12/12 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ラオール・ウォルシュ監督がかつての自作『ハイ・シエラ』の物語をほぼそのまま西部劇に置き換えた、セルフリメイク作品。オリジナルには届きませんが、なかなか面白いウェスタンになりました。
 悪事に疲れを感じ始めたアウトローが、恩義のある人物のために最後の大仕事に臨む。偶然知り合った素人娘に恋するがかなわない。強盗一味の気の強い女に惚れられ、次第に心を開く。そして襲撃の日に裏切りが……という物語は陰鬱で悲しく、西部劇としては異色で印象的。しかし、にらみ合いからいきなり殴りつけるような唐突でぶっきらぼうな暴力描写、激しい追跡アクションは、ギャング映画の枠組みのほうが生きていたように思います。
 たとえばオリジナルの襲撃計画は夜高級ホテルに車で乗り付けてフロントマンを殴り倒し、金庫をこじ開けるという至極あっさりとした、素晴らしく乱暴なものでした。
 しかし西部劇の枠組みで計画は汽車で輸送される現金奪取へと変更され、そのため馬で汽車に追いつく、屋根に上って機関車を襲う、それから仲間を呼び寄せたり客車を切り離したりといったちまちました手順が必要となってしまいました。
 また前作では登場人物の誰の心も通い合わない空しさが魅力であったのですが、本作はアウトローの男女の恋をロマンティックに描き出そうとしています。それは少し残念なのですが、そのため主人公ジョエル・マクリーの相手役、ヴァージニア・メイヨのアウトロー女の魅力が横溢する作品ともなりました。
 愛する男のため取っ組み合いも撃ち合いも辞さない激しさを実に見事に、なまめかしく演じています。55点。
 

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月の都

投稿日:2014/06/08 レビュアー:趣味は洋画

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

死の谷 ネタバレ

投稿日:2010/06/12 レビュアー:ママデューク

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「死の谷」(監督:ラウォール・ウオルシュ 94分)
話の内容は強盗から足を洗おうとする男と人生に疲れきった女の西部劇を背景にしたメロドラマ。
最初、人の良いおしゃべりおばさんが、脱獄用の道具の入った差し入れを持ってくるという演出が面白かった(おばさんがホントに人の良さそうなおばさんだったのでその意外性が良かった)。
駅馬車が強盗に襲われるシーンが迫力があった(全力疾走で走る駅馬車。それを追う強盗団。全力疾走の中でのスピード感のある銃撃戦など)
死の谷を一人馬で走るシーンは西部の広大さを感じられて良かった。
死にかけたよぼよぼの年寄りだけれど、主人公が所属する強盗団のボスがいい役者だった。
列車が走るシーンも良かった。(煙を上げて走る所や低いショットで車輪が回っている所を撮ったりしているのが基本的だった)。
酒瓶を持ちながら拳銃を撃って仲間達がケンカしているのを、主人公が酒瓶を撃って止める演出が良かった。
列車強盗のシーンはテンポは良くなかったけど段取りがよく面白かった(馬で全力疾走して列車に飛び乗り、列車の屋根伝いに前の車両に進み、屋根の上から車掌(仲間だけど裏切って保安官達に列車強盗計画をばらす)を銃で脅して、護衛二人を呼ばせておびき出し、護衛二人の銃を車掌に抜かせて護衛二人に列車から飛び降りるように命令し、車掌に連結部分を切り離させ、機関部分と金庫の入った車両で走って逃げ去る。その後仲間二人と合流し、仲間の裏切りを見破って、逆に仲間を手錠で二人の手と足を繋げて身動き取れなくして、保安官達が追いかけてくる中、馬で走り去って逃げるという感じ)。
ボスの隠れ家に行くとインディアンの女達が「不吉な歌」を歌っているというのが良かった。
駅馬車強盗の時に助けた牧場の親娘の家に匿ってもらう所が良かった(牧場の娘が昔の婚約者に似ているので主人公は好意を寄せているが、娘は懸賞金欲しさに保安官達に主人公達を売ろうとする。その一方主人公の事が好きな列車強盗の仲間の女は、ナイフで主人公の肩の銃弾を抉り取ったり、通報しようとする娘ととっくみあいをしたりして主人公を必死で守ろうとする(ラストの死の谷の所でも「懸賞金半分やるから出てくるように言え」と言った保安官にツバを吐く。)その対比が良かった)。
娘が金欲しさに主人公を売ろうとしたのをみて、娘の事はあきらめ、ついに目の前に献身的に尽くしてくれる列車強盗の仲間の女の事を好きになり、隠れ家にしていた場所にある教会で結婚式を挙げようとする演出が良かった(何度もキスをしたり、胸ポケットから指輪を出す「しかしこの演出は「ハイ・シエラ」の盗んだ宝石を指にはめる演出の方がお洒落だった」)
保安官達に追われるシーンも並んでいる拳銃をどんどんとっていくショットや懸賞金の貼り紙が貼られていくショットなどがあったが、「ハイ・シエラ」の方が主人公が追い詰められていく所をテンポ良く上手く撮っていたと思った(ただし列車強盗仲間二人が縛り首になり、そのぶら下がっている死体の靴でマッチに火をつけタバコを吸う保安官の演出は良かった)。
最後の馬で死の谷に追い詰められるシーン・崖の上から狙撃されるシーン(女が保安官達に騙されて男をおびき出す役割を演じてしまうという演出が良かった)・最後保安官達に撃たれて男と女が手を握りながら倒れて死ぬシーン(女が二丁拳銃を乱射しながら保安官達に抵抗する演出シーンが良かった)・教会の鐘がなるラストシーン(二人の幸せな結婚の夢が儚く消えた事を象徴する)はとても良く、観た後味がとても良かった。
全般的に
俳優は主人公もいいし、女二人もいい(ボクの好みでは無かったけれど)、ボス役の俳優も、最初のおしゃべりなおばさんも良かった。
シーン的にも西部の広大さもあるし、駅馬車強盗シーンのスピードと迫力も良かった。又列車が走るのも良かった。
「ハイ・シエラ」と比べると仲間との会話のやり取りの所と最後の追い詰められていく所のテンポと盗んだ指輪をはめてプロポーズする所は「ハイ・シエラ」の方が良かったとボク的には思った。しかし好きになった牧場の娘(善良な市民)は実は嫌な女、一方強盗仲間の女(やさぐれ)は優しい女という対比がとても良く、そりゃ「気がつくと目の前に君がいた。ボクは何をみていたんだろう」と主人公がこんなようなセリフを言って強盗仲間の女を口説くのもうなずける。ボクはアイダ・ルピノが好みだった事もあり「ハイ・シエラ」の方が面白いと思ったが、この「死の谷」もかなり面白かった。とてもよく出来た「西部劇風メロドラマ」。

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フィルム・ノワールとして一級品 ネタバレ

投稿日:2014/04/14 レビュアー:scarface

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ラオール・ウォルシュが描く西部劇の傑作の一つ。
ウォルシュ監督の「ハイ・シェラ」を西部劇としてより洗練させてリメイクした。
現代的な様相、何処か虚無的な雰囲気、ファムファタール(悪女)の誕生・・・フィルム・ノワールとしても面白い西部劇だ。

冒頭から脱獄、駅馬車の襲撃など要所要所でアクションが程よく入り、人間ドラマもかなり面白いのでダレが無い。
ラストの警備隊の追撃や二人の最期はガンファイトとしても素晴らしい&壮絶なシーンを見せてくれた。

本編は白人とインディの哀しき運命を描くストーリーだが、この映画は「生」と「死」がテーマでもあり白黒の画面だからこそそれを色濃く感じられる。
主人公は犯罪を犯した“罪人”であったが、一度牢獄から出て「カタギの人間」としてやり直そうとした。
旅を続ける傍ら様々な事件に巻き込まれ、インディアンの混血の娘に惹かれる。
二人は次第に強い絆で結ばれていく。
祝福する者は誰もいない教会での結婚式・・・。
社会からはみ出した者同士にしか解らない痛みと温もり・・・。

しかし運命は主人公を元の犯罪者という逃れられない「死」へと追い込んでいく。
一度犯罪を犯せばその烙印を一生背負う。
一度人を殺せばもっと重い烙印を背負い続ける。
そんな事を言われているような胸に響く映画だった。

この映画は90分だが、「たった90分」と思うほど時間が早く感じられる。
もう30分この二人のやり取りが見たいくらい切なくなってしまう幕切れだった。
握った手・・・二人は一緒にあの場所へ行けたのだろうか・・・。

後の「俺たちに明日はない(ボニー&クライド)」に繋がる要素に溢れたアメリカン・ニューシネマの魁でもあり、「チャイナタウン」に先駆けるフィルム・ノワールとニューシネマの“冷たい握手”を初めて試みた映画でもあった。

主演を務めたジョエル・マクリーは後にサム・ペキンパーの「昼下りの決斗」にも出演。
消えゆく西部劇への望郷の念を色濃く感じられる作品で、マクリーは老シェリフを演じきった。

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西部劇史上の残る名作

投稿日:2009/08/26 レビュアー:ネリマノローレンス

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ヴァージニア・メイヨが魅せる

投稿日

2006/12/12

レビュアー

よふかし

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 ラオール・ウォルシュ監督がかつての自作『ハイ・シエラ』の物語をほぼそのまま西部劇に置き換えた、セルフリメイク作品。オリジナルには届きませんが、なかなか面白いウェスタンになりました。
 悪事に疲れを感じ始めたアウトローが、恩義のある人物のために最後の大仕事に臨む。偶然知り合った素人娘に恋するがかなわない。強盗一味の気の強い女に惚れられ、次第に心を開く。そして襲撃の日に裏切りが……という物語は陰鬱で悲しく、西部劇としては異色で印象的。しかし、にらみ合いからいきなり殴りつけるような唐突でぶっきらぼうな暴力描写、激しい追跡アクションは、ギャング映画の枠組みのほうが生きていたように思います。
 たとえばオリジナルの襲撃計画は夜高級ホテルに車で乗り付けてフロントマンを殴り倒し、金庫をこじ開けるという至極あっさりとした、素晴らしく乱暴なものでした。
 しかし西部劇の枠組みで計画は汽車で輸送される現金奪取へと変更され、そのため馬で汽車に追いつく、屋根に上って機関車を襲う、それから仲間を呼び寄せたり客車を切り離したりといったちまちました手順が必要となってしまいました。
 また前作では登場人物の誰の心も通い合わない空しさが魅力であったのですが、本作はアウトローの男女の恋をロマンティックに描き出そうとしています。それは少し残念なのですが、そのため主人公ジョエル・マクリーの相手役、ヴァージニア・メイヨのアウトロー女の魅力が横溢する作品ともなりました。
 愛する男のため取っ組み合いも撃ち合いも辞さない激しさを実に見事に、なまめかしく演じています。55点。
 

月の都

投稿日

2014/06/08

レビュアー

趣味は洋画

死の谷

投稿日

2010/06/12

レビュアー

ママデューク

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「死の谷」(監督:ラウォール・ウオルシュ 94分)
話の内容は強盗から足を洗おうとする男と人生に疲れきった女の西部劇を背景にしたメロドラマ。
最初、人の良いおしゃべりおばさんが、脱獄用の道具の入った差し入れを持ってくるという演出が面白かった(おばさんがホントに人の良さそうなおばさんだったのでその意外性が良かった)。
駅馬車が強盗に襲われるシーンが迫力があった(全力疾走で走る駅馬車。それを追う強盗団。全力疾走の中でのスピード感のある銃撃戦など)
死の谷を一人馬で走るシーンは西部の広大さを感じられて良かった。
死にかけたよぼよぼの年寄りだけれど、主人公が所属する強盗団のボスがいい役者だった。
列車が走るシーンも良かった。(煙を上げて走る所や低いショットで車輪が回っている所を撮ったりしているのが基本的だった)。
酒瓶を持ちながら拳銃を撃って仲間達がケンカしているのを、主人公が酒瓶を撃って止める演出が良かった。
列車強盗のシーンはテンポは良くなかったけど段取りがよく面白かった(馬で全力疾走して列車に飛び乗り、列車の屋根伝いに前の車両に進み、屋根の上から車掌(仲間だけど裏切って保安官達に列車強盗計画をばらす)を銃で脅して、護衛二人を呼ばせておびき出し、護衛二人の銃を車掌に抜かせて護衛二人に列車から飛び降りるように命令し、車掌に連結部分を切り離させ、機関部分と金庫の入った車両で走って逃げ去る。その後仲間二人と合流し、仲間の裏切りを見破って、逆に仲間を手錠で二人の手と足を繋げて身動き取れなくして、保安官達が追いかけてくる中、馬で走り去って逃げるという感じ)。
ボスの隠れ家に行くとインディアンの女達が「不吉な歌」を歌っているというのが良かった。
駅馬車強盗の時に助けた牧場の親娘の家に匿ってもらう所が良かった(牧場の娘が昔の婚約者に似ているので主人公は好意を寄せているが、娘は懸賞金欲しさに保安官達に主人公達を売ろうとする。その一方主人公の事が好きな列車強盗の仲間の女は、ナイフで主人公の肩の銃弾を抉り取ったり、通報しようとする娘ととっくみあいをしたりして主人公を必死で守ろうとする(ラストの死の谷の所でも「懸賞金半分やるから出てくるように言え」と言った保安官にツバを吐く。)その対比が良かった)。
娘が金欲しさに主人公を売ろうとしたのをみて、娘の事はあきらめ、ついに目の前に献身的に尽くしてくれる列車強盗の仲間の女の事を好きになり、隠れ家にしていた場所にある教会で結婚式を挙げようとする演出が良かった(何度もキスをしたり、胸ポケットから指輪を出す「しかしこの演出は「ハイ・シエラ」の盗んだ宝石を指にはめる演出の方がお洒落だった」)
保安官達に追われるシーンも並んでいる拳銃をどんどんとっていくショットや懸賞金の貼り紙が貼られていくショットなどがあったが、「ハイ・シエラ」の方が主人公が追い詰められていく所をテンポ良く上手く撮っていたと思った(ただし列車強盗仲間二人が縛り首になり、そのぶら下がっている死体の靴でマッチに火をつけタバコを吸う保安官の演出は良かった)。
最後の馬で死の谷に追い詰められるシーン・崖の上から狙撃されるシーン(女が保安官達に騙されて男をおびき出す役割を演じてしまうという演出が良かった)・最後保安官達に撃たれて男と女が手を握りながら倒れて死ぬシーン(女が二丁拳銃を乱射しながら保安官達に抵抗する演出シーンが良かった)・教会の鐘がなるラストシーン(二人の幸せな結婚の夢が儚く消えた事を象徴する)はとても良く、観た後味がとても良かった。
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俳優は主人公もいいし、女二人もいい(ボクの好みでは無かったけれど)、ボス役の俳優も、最初のおしゃべりなおばさんも良かった。
シーン的にも西部の広大さもあるし、駅馬車強盗シーンのスピードと迫力も良かった。又列車が走るのも良かった。
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2014/04/14

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ウォルシュ監督の「ハイ・シェラ」を西部劇としてより洗練させてリメイクした。
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冒頭から脱獄、駅馬車の襲撃など要所要所でアクションが程よく入り、人間ドラマもかなり面白いのでダレが無い。
ラストの警備隊の追撃や二人の最期はガンファイトとしても素晴らしい&壮絶なシーンを見せてくれた。

本編は白人とインディの哀しき運命を描くストーリーだが、この映画は「生」と「死」がテーマでもあり白黒の画面だからこそそれを色濃く感じられる。
主人公は犯罪を犯した“罪人”であったが、一度牢獄から出て「カタギの人間」としてやり直そうとした。
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しかし運命は主人公を元の犯罪者という逃れられない「死」へと追い込んでいく。
一度犯罪を犯せばその烙印を一生背負う。
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そんな事を言われているような胸に響く映画だった。

この映画は90分だが、「たった90分」と思うほど時間が早く感じられる。
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主演を務めたジョエル・マクリーは後にサム・ペキンパーの「昼下りの決斗」にも出演。
消えゆく西部劇への望郷の念を色濃く感じられる作品で、マクリーは老シェリフを演じきった。

西部劇史上の残る名作

投稿日

2009/08/26

レビュアー

ネリマノローレンス

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