戦場のアリア

戦場のアリアの画像・ジャケット写真
戦場のアリア / ダイアン・クルーガー
全体の平均評価点:
(5点満点)

37

  • DVD
ジャンル:

「戦場のアリア」 の解説・あらすじ・ストーリー

 第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした感動の戦争ドラマ。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。フランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔ててドイツ軍とフランス・スコットランド連合軍が激しい戦闘を繰り広げていた。クリスマスの日、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。ドイツの花形テノール歌手ニコラウスは、ツリーを手に聖歌を歌いながらノーマンズ・ランドへ歩み出るのだった…。

「戦場のアリア」 の作品情報

製作年: 2005年
製作国: フランス/ドイツ/イギリス
原題: JOYEUX NOEL/MERRY CHRISTMAS

「戦場のアリア」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

戦場のアリアの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
117分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
DABR0324 2006年11月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
20枚 1人 1人

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ユーザーレビュー:37件

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1〜 5件 / 全37件

意外にあっさりした感動作

投稿日:2006/11/14 レビュアー:吟遊旅人

 これもパープルローズさんと同じ劇場で見たようですね。ほんとによくニアミスしてます。今度こそ、一緒に見られるかな? 狙いはケン・ローチの新作「麦の穂をゆらす風」、ぜひご一緒したいものです。

 ***

 各国の塹壕はほんの100メートルほどの距離をおいているだけ。兵士たちは互いの顔が見える距離で塹壕に篭っていて、いざ戦闘が始まれば塹壕から飛び出して白兵戦になるのだ。悲惨極まりないその戦いは名作「西部戦線異状なし」にも描かれた。

 3カ国の将校たちが歩み寄って「クリスマスだし、今夜は停戦しよう」と話し合い、フランス軍中尉のシャンペンで乾杯する。彼らはいずれもまだ若く、故国に残してきた妻のことが気にかかる。「世間話」をするうちに、彼らの間に意外な共通点が見つかったり、心温まる逸話があったりして、一挙に心が打ち解けあうのだ。なんという美しい場面だろう。

 3カ国の兵士たちは心を通わせ、サッカーやトランプに興じ、大いに飲み愉快に過ごす。ここは戦場なのに、そんなことは誰もが忘れている。そんな光景を見ながわたしは、「ああ、いいなぁ。このままずっといつまでも休戦してなさい」とスクリーンに向かってつぶやいていた。しかし、実際にはその後戦争は3年も続いたのだ。なんということだろう。

 これがハリウッド映画だと登場人物全員が英語をしゃべるというとんでもない事態になるのだろうけれど、ヨーロッパ映画は良い、人物はちゃんとそれぞれの言語をしゃべるし、ドイツ人が英語やフランス語をしゃべったりフランス人が英語をしゃべったりして、その訛り方がまた微笑ましい。そして神父のミサは宗派を超えてラテン語で行われる。ヨーロッパにはキリスト教という共通の文化があり、ラテン語という共通語がある(といっても教会内でしか使わない簡単なもの)ということが救いになるのだ、と思う。それでも実際はずっと戦争をしてきたのだから、結局のところ宗教は救いにならないという証左か。

 それに、キリスト教徒同士だからこういう話も成り立つが、異教徒間ではこうはいかないだろう。ドイツ軍の将校は「わたしはユダヤ人なのでクリスマスは意味ないが、感動した」と述べていたのが印象深い。ユダヤ教とキリスト教には共通点も多いし、歩み寄ることが容易なのだろうと思える。そもそもユダヤ人は長い間ヨーロッパで生きてきたわけだし。もしこういう事態がイスラム教徒との間で起これば本当に素晴らしいと思えるのだが……。

 ドイツ軍将校がユダヤ人か、では彼は20年後にはナチスに迫害される身になるのか、と思うとたとえこの戦争を生き残っても彼の将来は暗い、と暗澹たる気持ちになる。そういえば、『アンネの日記』のアンネ・フランクの父は確かドイツ軍の軍人だったことがあり、そのおかげで収容所で生き延びることができたらしい。

 戦場のミサではスコットランドの神父がラテン語で兵士に神の愛を語りかけたというのに、スコットランドの司教は英語のミサで英国兵に「ドイツ人を殲滅せよ」と説教する。なんということだろう、隣人を愛せよと神はのたまわったのではないのか? この場面に見られるように、この映画には宗教や国家への批判が満ちている。

 惜しむらくは、歌手達の声が吹き替え丸わかりだったこと。同じ口パクでも、「永遠のマリア・カラス」のファニー・アルダンはちゃんと喉の奥を開けて声帯を震わせていたというのに、ダイアン・クルーガーの歌はまったく声を出していないことがモロバレなので、興をそがれた。ダイアンは実に美しかった。その点はまったく非のうちようがないが、歌で手を抜いたのは減点だ。それに、戦場に響くソプラノの歌声がたった一曲「アヴェ・マリア」だけだったのも残念。

 劇場の予告篇を観たときには涙がぼろぼろこぼれたというのに、本編は意外にあっさりとしていて、むしろ肩透かしなくらい淡々としていた。やたら号泣を誘うような大仰な映画を期待しないように。静かなエンディングには、「ああ、いい話だった」としみじみとした感動に包まれる。反戦映画の佳作です。

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静かな感動ネタバレ

投稿日:2006/11/04 レビュアー:パープルローズ

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この映画の監督の作品は、日本ではまだこれ1本しか公開されていないようですが、非常に正統的な撮り方の映画と言う印象を受けました。奇をてらうことなく、どちらかといえば淡々と物語は進みますが、静かな感動を与えてくれる映画でした。

第1次世界大戦中の激戦地で、硬着状態に陥ったフランス、スコットランド連合軍とドイツ軍。クリスマスイブの夜、スコットランド兵のバグパイプに合わせて、ドイツ軍の歌手が歌ったことから休戦協定が結ばれ、敵兵と一時の親交を結ぶ。
話す言葉は違い、たとえ敵味方に別れていても、同じ信仰を持つというのはこういうことなのか。
しかし、この奇跡のような出来事は軍の上層部には理解されない。
ミサを行ったスコットランド兵の神父(「リトルダンサー」のお父さん!)、罰として別の激戦地に送られてしまったドイツ兵たちの行く末はどうなったのだろう?
音楽と宗教の力、そして人間の理性を無視して人を殺すことを強いる戦争の恐ろしさをしみじみ感じる映画だった。

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人間同士の交わりがあれば、殺し合いは出来ない・・・・?ネタバレ

投稿日:2006/11/02 レビュアー:オタエドン

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よく似た題材の作品はこれまでにも結構ありましたが、すばらしいナタリー・デセイの歌声を戦士と共に堪能しました。
戦火の極限状態の中に、どこかゆったりとした時間が流れていく感じ。時代の違いかもしれませんが、クラシック感が良かった。
合間、合間に交わされる語らいに、胸打たれつつ、床屋さんだった兵士が散髪の後、手鏡をあてるシーンは、ほほえましくもあり。聖夜の歌声、バグパイプの音色は、凍りつく戦場の兵士たちの心に、温かなぬくもりと、優しい思いをもたらしたくれた事でしょう。ミサでの、アベマリアの歌声に目がうるんでしまった。そんな一夜が明けた翌日は、決して敵を殺すことなど出来ない。互いの攻撃の際、お互いに相手側に移動するシーンが笑いと、一抹の切なさを感じました。後半の兵士たちに降りかかる冷たい仕打ち。そして、神の名のもとに人殺しをしよう!と、鼓舞する声に背筋が凍る思いでした。一緒に歌い、酒を酌み交わせば、争いが解決する世界になってほしい、と願わずはいられませんでした。ダイアン・クルーガーのクラシックな美しさにうっとりでした。

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奇跡でもなんでもない・・・ただ、人間だっただけなんだ・・・ネタバレ

投稿日:2011/02/16 レビュアー:KASPAR

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『フェアウェル さらば、悲しみのスパイ』を観る前に、予習(?)としてクリスチャン・カリオン監督作品の『戦場のアリア』を観てみました♪
うん、間違いの無い良品っすね♪そんなに上手い映画でも無い気もするけど、意図的と思われる淡々とした演出は好感が持てるっすね(°∀°)b

◇◆◇

決して奇跡が起きたのでは無く、ごくごく当たり前の人間的な行為が起きただけなんだという演出は、戦争の愚かさを浮き彫りにし、戦争の意味を問いかける・・・

共にクリスマスを祝い、語り合うという人間的な行為よりも、優先される大義などあるのだろうか?
人間的な行為を拒否し、人間性を失っても続ける戦争に、大義などあるのだろうか?

本作品は、共にクリスマスを祝う瞬間をクライマックスには持ってきていない。
早い段階で淡々とその行為は行われ、共に語り合う時間や、その後どうなったかも描いている。

その現実を見て、何を思うか?

◇◆◇

俳優達が非常に実力派が揃っててビックリ!

「イングロリアスバスターズ」等のダイアン・クルーガー
「アイガー北壁」等のベンノ・フュルマン
「ミックマック」等のダニー・ブーン
「グッバイレーニン」等のダニエル・ブリュール

他にもゲイリー・ルイス、ギョーム・カネなど、地味に実力のある通好みの名前がズラリ!
口パク丸分かりなのは置いといて、なかなか見応えがあります♪
※ちなみに歌声は、ナタリー・デセイとロランド・ヴィラソンという歌手だそうです♪

◇◆◇

2005年フランス観客動員ナンバー1ということなので、もちろんオススメです♪

個人的満足度 72点! オススメ度 75点!

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メリークリスマス!そして世界の子供たちに平和を

投稿日:2006/12/21 レビュアー:ビーバ

先の大戦終戦後60年を経たということで第二次世界大戦ものの映画が
上映される機会がここ二年で大分増えたと思う。
個人的にドキュメンタリー映像や文章には、興味をもって
接してきたけど世間の話題でも取り上げられる機会が増えたみたい。
2月にテレビで偶然「許されざる者」を観て以来、
わたしのなかでクリント・イーストウッドブームがやって来てしまい、
「硫黄島」二部作も封切と同時に鑑賞。
そういえばYAMATOを観たのも今年だったっけ。去年は、ローレライも観たなあ。
そしてこの「戦場のアリア」の舞台は、まだ悠長だった第一次大戦初期のおはなし。
とはいえ、この大戦は、大型火器など近代戦への大きなターニングポイントとなった。

故郷に思いをはせるただのパン屋や床屋だったひとたちが銃を持つ前線。
そもそも、なんでアルザスの地を争う独仏の前線にいるのはイングランドじゃなくてスコットランド軍なの?ヨーロッパ史って奥深い。
だからこそ興味津々なんだよね。
主要都市、ストラスブールにはヨーロッパの主要な国際機関もおかれていて、欧州統合の象徴的な地域となっているアルザス地方。
欧米各国の暮らしを考えるだけで手一杯のひとびとには格好の舞台。
もちろんわたしたち日本人もまず自国の国益を考えることからスタートする。これ、フツーです。

あのー、高等学校で世界史を必修にする必要は、あまり無いと
思いますがもし、今のアフリカや中東の各地域での紛争に疑問を抱き
平和を願う若者がいるのならば、ホワイトバンドを身に付けるのもいいけれど、ルワンダなどのアフリカ各地の悲惨な状況は、いきなりふって沸いたわけでは無く、第一次世界大戦後の欧州各国の思惑やその後も
続いた搾取の歴史が根深く係わっていることを知る機会があってもいいと思う。
そういう点で近代史を学ぶことは、決して無駄ではない。
もちろん大学入学後や社会人になってからやリタイヤ後でも十分だと思います。
それから、私たちはそもそもアジアの中の日本人なのでまず自国の歴史について学ぶのが優先なんですけど。
わたしの周囲にも「入試にカンケーない世界史や日本史なんて勉強して何の意味があんの」と発言するいわゆる高学歴、高所得の方々がいますが、木村尚三郎が亡くなった直後に世界史未履修問題がとりざたされたのって何か因果関係あるのかしら。これって考えすぎ?

見応えのあるいい映画でした。

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