オリバー・ツイスト / バーニー・クラーク
オリバー・ツイスト
/ロマン・ポランスキー
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(130)
解説・ストーリー
「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が、文豪チャールズ・ディケンズの名作を完全映画化した感動巨編。19世紀イギリス。9歳になり、救貧院へと連れて来られた孤児のオリバー・ツイスト。しかし夕食の席でおかわりを求めたばかりに委員の怒りを買い追放処分に。その後葬儀屋の主人に一旦は引き取られるが、ここでも理不尽ないじめにあったオリバーは、ついに家を飛び出し70マイル彼方にある大都会ロンドンを目指す。そしてようやく辿り着いたロンドンで、オリバーは少年スリ団のリーダー、ドジャーに拾われるのだが…。
「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が、文豪チャールズ・ディケンズの名作を完全映画化した感動巨編。19世紀イギリス。9歳になり、救貧院へと連れて来られた孤児のオリバー・ツイスト。しかし夕食の席でおかわりを求めたばかりに委員の怒りを買い追放処分に。その後葬儀屋の主人に一旦は引き取られるが、ここでも理不尽ないじめにあったオリバーは、ついに家を飛び出し70マイル彼方にある大都会ロンドンを目指す。そしてようやく辿り着いたロンドンで、オリバーは少年スリ団のリーダー、ドジャーに拾われるのだが…。
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「オリバー・ツイスト」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が、文豪チャールズ・ディケンズの名作を完全映画化した感動巨編。19世紀イギリス。9歳になり、救貧院へと連れて来られた孤児のオリバー・ツイスト。しかし夕食の席でおかわりを求めたばかりに委員の怒りを買い追放処分に。その後葬儀屋の主人に一旦は引き取られるが、ここでも理不尽ないじめにあったオリバーは、ついに家を飛び出し70マイル彼方にある大都会ロンドンを目指す。そしてようやく辿り着いたロンドンで、オリバーは少年スリ団のリーダー、ドジャーに拾われるのだが…。
「オリバー・ツイスト」 の作品情報
「オリバー・ツイスト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
オリバー・ツイストの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
130分 |
日本語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBE72167 |
2006年06月30日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
オリバー・ツイストの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
130分 |
日本語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PCBE72167 |
2006年06月30日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
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0人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:130件
ポスト・モダニズムの時代を反映した作品
投稿日:2006/09/17
レビュアー:吟遊旅人
これはポランスキー監督の前作「戦場のピアニスト」によく似ている。なにが似ているかというと、主人公に主体性がなく、運命に立ち向かう度胸も度量もないのに、なぜかうまく生き延びてしまう、というストーリーの構造がだ。ポランスキーは今、この時代をそのように捉えているのではなかろうか。ナチスに立ち向かうのではなくひたすら逃げ隠れしていたユダヤ人が戦争を生き延びてしまうように、ほとんど運命に翻弄されるままのようなオリバーという少年が結局は地獄の中から救い出される。ポランスキーにとっては未来への投企は意味が無いのかもしれない。サルトルが見たら激怒しそうなお話の展開なのだ。
ストーリーは先ごろ見た1947年のデヴィッド・リーン版とほぼ同じだが(当たり前)、大きな変更点は、オリバーの出生の秘密にかかわる部分がすっぽり落とされたところ。
また、物語は全体に丁寧に作られていて、わたしはデヴィッド・リーン作よりこちらのほうが気に入った。美術には相当金をかけて、凝ったセットを作ったので、19世紀ロンドンの雰囲気がよりいっそう近しいものとして感じられる。
ポランスキーの作品に漂うものは貧しい者への同情であり、社会の底辺にうごめく犯罪者の悲哀だ。デヴィッド・リーン版にある、ラストのあっけらかんとした明るさはなく、本作には哀愁が漂う。オリバーも決して貴種ではなく、彼は孤児である運命からは逃れられない。これもまたポランスキーの価値観を表していて興味深い。階級階梯の上昇をもって「ハッピーエンド」とするのではない世界観のほうがわたしには好感が持てる。
人の運命を決定づけるものは血筋ではなく、本人が持つ才能や人格だとポランスキーはいいたげだ。だから、「戦場のピアニスト」では主人公のピアノの才能が彼を救い、本作ではオリバーの気高く愛らしい性格が、温情を持つ人々の心を動かす。
スリ団の親分フェイギンを演じていたのがベン・キングズレーだとはまったく気がつかなかった。げに役者は恐ろしきかな。メーキャップと声の出し方しゃべり方ですっかり別人になってしまっている。さすがは名優ですな。このフェイギンもただ憎たらしいだけの悪人ではなく、老いてみすぼらしさが目立つ哀れな悪党として描かれている。
わたしには、本作がポランスキーの魂の底に眠る悲しみや諦観が現れたもの悲しい作品に見えてしかたがない。
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感動出来なかった・・大人の不純さと子供の純粋さが描かれる
投稿日:2006/08/16
レビュアー:RUSH
おすぎだったかピーコだったかこの作品のCMで感動の嵐のような事を言っていたので感動出来ると思いレンタルしたのだが僕にはそれほどの感動は残念ながら得られなかった。冷静に考えてストーリーが先読み出来たからだと推測している。全てに置いて推測出来それがまたその通りの結果を生んだことで感動はどこへやらといった感じだったのだ。つまりよくあるサクセスストーリーだということだ。この作品を愛している人には悪いが僕にはそう感じられた。別にこの作品を非難しているわけではない。僕自身好きな作品であることに違いはないし、最初から引き込まれ最後まで一気に見せられた作品であることは認める所だ。ただ単純に想像していた以上に感動出来なかったという不満を書いているのだ(^^ゞ。勘違いしないで欲しい。オリバーのいじめられ方もイマイチ弱かったというのも感動出来なかった理由の一つかもしれない。とことんいじめられ不幸のどん底にいるからこそ幸せになった時の感動は大きくなると思うのだが、この作品を見られた方々はどう感じられたのであろうか?
とても優しい頭のいい孤児オリバーが食事のお代わりを仲間の代表として頼んだことがきっかけでロンドンへ行くことになる。そこでドジャーという少年と出会いなんとか生き延びることに成功する。しかし、ドジャーはフェイギン窃盗団の一味だったのだ・・・。という決まり切ったストーリーながらも主役オリバーを演じたバーニー・クラーク少年が如何にも弱々しく優しい為、ついつい感情移入してしまう。つい助けたくなってしまう、つい応援したくなるそんな感情を彼から感じられてしようがないのだ。そんなこんなでオリバーが結局どうなってしまうのか気になり最後まで見てしまうそんな作品だった。オリバーの純粋さが随所に表現され、それをバーニーが見事に演じきっていてように思う。子役がそのままいい役者になることは少ないが彼にはいい役者になって欲しいものだ。
正直、昔の童話を読んでいるような錯覚に捕らわれた。僕はつい「小公女セーラ」を思い出してしまった。辛いこと、いじめや迫害にあっても諦めず、頑張り通して最後には幸せになるというストーリーがこの作品とだぶったからだろう。子供と一緒に見るにはとてもいい作品だと思う。しかし、フェイギンをベン・キングスレーが演じているとは見た目ではわからなかった。すごい役者だ!
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
私は退屈でした、この映画。
私は原作も読んだことがないし、過去の映画化もみていない。だから、このポランスキー版が初めての「オリバー」なのだが、ポランスキーにしては毒のない映画だなあというのが第1印象。
プラハだかどっかに巨額の費用をかけて作ったという、19世紀のロンドンのセットはそりゃ〜すごいですよ。「子供の人権」なんか存在しない時代、孤児というだけでどんなにひどい扱いを受けていたのかもわかったし。
オリバー役のバーニー・クラークは「かわいすぎる」という理由で、リース・ウィザースプーンの息子役を落ちたという経歴があるくらい、きれいな顔立ち。
でもこのオリバーくん、自分からはあまり行動をおこさず、ひたすら流れに身をまかせているだけで、なんだか魅力的じゃないのよね。顔がきれいで性格がよければ、誰かが助けてくれるみたいな感じで。
映画ではオリバーが孤児になる前のことは全く出てこなかったけど、すごくいいお育ちだったのでしょう。言葉使いがドジャーたちとは大違い。
フェイギンの悪役度も中途半端だし、展開もぬるくて、私はあまり心ひかれない作品でした。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
「ポランスキーがオリバー・ツイストを撮る」という感慨
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ポランスキーがオリバー・ツイストを撮ると知ったとき、軽い驚きがありました。
彼は1933年に生まれ、ユダヤ人迫害にあって、1941年8歳の時に収容所へ送られた母を亡くしています。4年後に父と再会するまで、彼はかくまわれながら生きてきました。
その彼が、幼くして母を亡くして孤児になった少年の、古典的物語を撮るというのです。
またベン・キングスレーが演じたフェイギンという人物は、「ベニスの商人」のシャイロックとともにユダヤ人差別を助長する描写だとたしか言われたことがあることも、どんな作品になるか興味を引きました。
ですから作者と作品は違うと承知しつつも、彼とオリバーを重ねて見てしまいました。
「なぜ、泣くのだ」という冒頭から、ふだんおとなしいのに母の悪口を言われて激昂するところ、など。 またフェイギンとの別れにオリバーが声をかけるところ。
この映画、理不尽なことの連続で、かわいそうな少年に優しくするどころか、世間は、特に役人たちが冷たい。 最後他の少年たちはどうなったのだろうとも思います。
しかし一方でオリバーはいろんな人に助けられる。 彼を引き取ってくれる紳士だけでなく、意外な人間たちに助けられる。(「戦場のピアニスト」もそうでした。 意外な人に助けられる)
ポランスキーは、ホロコーストだけでなく、恋人シャロン・テートをカルト集団に惨殺されていますし、自身少女をレイプしたとしてアメリカに入国できないなど、不幸な経験をしてきました。 古くから彼の作品には不安と影が投影されている(近年でも秀作「死と乙女」など)と言われてきましたし、ぼくもそう感じてきました。
しかし本作は、老人が孫に読んで聞かせる美しい絵本のような描写であり、ぼくにはオリバーを包み込むような優しさが感じられるのてす。
過酷な状況を描きながら、「人は生かされている」という人生の肯定観を感じて、ポランスキーの心境に、この静かな映画に、ぼくは感慨を抱きました。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
慈悲の心がない施し
オリバーがおかゆのお代わりを申し出たのは、くじ引きで負けたからではないのですか?
あんな薄いおかゆで、皆ひもじくて、誰もがお代わりをしたかっただろうに!
救貧院の委員たちは慈善事業のつもりで、高い所から「施し」を与えているだけ。
葬儀屋の主人はオリバーの味方かと期待したが、奥さんが怖くてオリバーを折檻した。
唯一オリバーを信頼し、彼を教育してくれようとしたのはあの紳士だけだった。(もう、名前を忘れた)
ドジャー役のハリー・イーデンは以前、舞台の方でオリバー役を演じていたそうですね。バーニー・クラークに劣らず、綺麗な顔立ちでした。
19世紀ロンドンの再現された街並みも素敵でした。
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ユーザーレビュー
ポスト・モダニズムの時代を反映した作品
投稿日
2006/09/17
レビュアー
吟遊旅人
これはポランスキー監督の前作「戦場のピアニスト」によく似ている。なにが似ているかというと、主人公に主体性がなく、運命に立ち向かう度胸も度量もないのに、なぜかうまく生き延びてしまう、というストーリーの構造がだ。ポランスキーは今、この時代をそのように捉えているのではなかろうか。ナチスに立ち向かうのではなくひたすら逃げ隠れしていたユダヤ人が戦争を生き延びてしまうように、ほとんど運命に翻弄されるままのようなオリバーという少年が結局は地獄の中から救い出される。ポランスキーにとっては未来への投企は意味が無いのかもしれない。サルトルが見たら激怒しそうなお話の展開なのだ。
ストーリーは先ごろ見た1947年のデヴィッド・リーン版とほぼ同じだが(当たり前)、大きな変更点は、オリバーの出生の秘密にかかわる部分がすっぽり落とされたところ。
また、物語は全体に丁寧に作られていて、わたしはデヴィッド・リーン作よりこちらのほうが気に入った。美術には相当金をかけて、凝ったセットを作ったので、19世紀ロンドンの雰囲気がよりいっそう近しいものとして感じられる。
ポランスキーの作品に漂うものは貧しい者への同情であり、社会の底辺にうごめく犯罪者の悲哀だ。デヴィッド・リーン版にある、ラストのあっけらかんとした明るさはなく、本作には哀愁が漂う。オリバーも決して貴種ではなく、彼は孤児である運命からは逃れられない。これもまたポランスキーの価値観を表していて興味深い。階級階梯の上昇をもって「ハッピーエンド」とするのではない世界観のほうがわたしには好感が持てる。
人の運命を決定づけるものは血筋ではなく、本人が持つ才能や人格だとポランスキーはいいたげだ。だから、「戦場のピアニスト」では主人公のピアノの才能が彼を救い、本作ではオリバーの気高く愛らしい性格が、温情を持つ人々の心を動かす。
スリ団の親分フェイギンを演じていたのがベン・キングズレーだとはまったく気がつかなかった。げに役者は恐ろしきかな。メーキャップと声の出し方しゃべり方ですっかり別人になってしまっている。さすがは名優ですな。このフェイギンもただ憎たらしいだけの悪人ではなく、老いてみすぼらしさが目立つ哀れな悪党として描かれている。
わたしには、本作がポランスキーの魂の底に眠る悲しみや諦観が現れたもの悲しい作品に見えてしかたがない。
感動出来なかった・・大人の不純さと子供の純粋さが描かれる
投稿日
2006/08/16
レビュアー
RUSH
おすぎだったかピーコだったかこの作品のCMで感動の嵐のような事を言っていたので感動出来ると思いレンタルしたのだが僕にはそれほどの感動は残念ながら得られなかった。冷静に考えてストーリーが先読み出来たからだと推測している。全てに置いて推測出来それがまたその通りの結果を生んだことで感動はどこへやらといった感じだったのだ。つまりよくあるサクセスストーリーだということだ。この作品を愛している人には悪いが僕にはそう感じられた。別にこの作品を非難しているわけではない。僕自身好きな作品であることに違いはないし、最初から引き込まれ最後まで一気に見せられた作品であることは認める所だ。ただ単純に想像していた以上に感動出来なかったという不満を書いているのだ(^^ゞ。勘違いしないで欲しい。オリバーのいじめられ方もイマイチ弱かったというのも感動出来なかった理由の一つかもしれない。とことんいじめられ不幸のどん底にいるからこそ幸せになった時の感動は大きくなると思うのだが、この作品を見られた方々はどう感じられたのであろうか?
とても優しい頭のいい孤児オリバーが食事のお代わりを仲間の代表として頼んだことがきっかけでロンドンへ行くことになる。そこでドジャーという少年と出会いなんとか生き延びることに成功する。しかし、ドジャーはフェイギン窃盗団の一味だったのだ・・・。という決まり切ったストーリーながらも主役オリバーを演じたバーニー・クラーク少年が如何にも弱々しく優しい為、ついつい感情移入してしまう。つい助けたくなってしまう、つい応援したくなるそんな感情を彼から感じられてしようがないのだ。そんなこんなでオリバーが結局どうなってしまうのか気になり最後まで見てしまうそんな作品だった。オリバーの純粋さが随所に表現され、それをバーニーが見事に演じきっていてように思う。子役がそのままいい役者になることは少ないが彼にはいい役者になって欲しいものだ。
正直、昔の童話を読んでいるような錯覚に捕らわれた。僕はつい「小公女セーラ」を思い出してしまった。辛いこと、いじめや迫害にあっても諦めず、頑張り通して最後には幸せになるというストーリーがこの作品とだぶったからだろう。子供と一緒に見るにはとてもいい作品だと思う。しかし、フェイギンをベン・キングスレーが演じているとは見た目ではわからなかった。すごい役者だ!
私は退屈でした、この映画。
投稿日
2006/07/02
レビュアー
パープルローズ
私は原作も読んだことがないし、過去の映画化もみていない。だから、このポランスキー版が初めての「オリバー」なのだが、ポランスキーにしては毒のない映画だなあというのが第1印象。
プラハだかどっかに巨額の費用をかけて作ったという、19世紀のロンドンのセットはそりゃ〜すごいですよ。「子供の人権」なんか存在しない時代、孤児というだけでどんなにひどい扱いを受けていたのかもわかったし。
オリバー役のバーニー・クラークは「かわいすぎる」という理由で、リース・ウィザースプーンの息子役を落ちたという経歴があるくらい、きれいな顔立ち。
でもこのオリバーくん、自分からはあまり行動をおこさず、ひたすら流れに身をまかせているだけで、なんだか魅力的じゃないのよね。顔がきれいで性格がよければ、誰かが助けてくれるみたいな感じで。
映画ではオリバーが孤児になる前のことは全く出てこなかったけど、すごくいいお育ちだったのでしょう。言葉使いがドジャーたちとは大違い。
フェイギンの悪役度も中途半端だし、展開もぬるくて、私はあまり心ひかれない作品でした。
「ポランスキーがオリバー・ツイストを撮る」という感慨
投稿日
2009/02/05
レビュアー
ロキュータス
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ポランスキーがオリバー・ツイストを撮ると知ったとき、軽い驚きがありました。
彼は1933年に生まれ、ユダヤ人迫害にあって、1941年8歳の時に収容所へ送られた母を亡くしています。4年後に父と再会するまで、彼はかくまわれながら生きてきました。
その彼が、幼くして母を亡くして孤児になった少年の、古典的物語を撮るというのです。
またベン・キングスレーが演じたフェイギンという人物は、「ベニスの商人」のシャイロックとともにユダヤ人差別を助長する描写だとたしか言われたことがあることも、どんな作品になるか興味を引きました。
ですから作者と作品は違うと承知しつつも、彼とオリバーを重ねて見てしまいました。
「なぜ、泣くのだ」という冒頭から、ふだんおとなしいのに母の悪口を言われて激昂するところ、など。 またフェイギンとの別れにオリバーが声をかけるところ。
この映画、理不尽なことの連続で、かわいそうな少年に優しくするどころか、世間は、特に役人たちが冷たい。 最後他の少年たちはどうなったのだろうとも思います。
しかし一方でオリバーはいろんな人に助けられる。 彼を引き取ってくれる紳士だけでなく、意外な人間たちに助けられる。(「戦場のピアニスト」もそうでした。 意外な人に助けられる)
ポランスキーは、ホロコーストだけでなく、恋人シャロン・テートをカルト集団に惨殺されていますし、自身少女をレイプしたとしてアメリカに入国できないなど、不幸な経験をしてきました。 古くから彼の作品には不安と影が投影されている(近年でも秀作「死と乙女」など)と言われてきましたし、ぼくもそう感じてきました。
しかし本作は、老人が孫に読んで聞かせる美しい絵本のような描写であり、ぼくにはオリバーを包み込むような優しさが感じられるのてす。
過酷な状況を描きながら、「人は生かされている」という人生の肯定観を感じて、ポランスキーの心境に、この静かな映画に、ぼくは感慨を抱きました。
慈悲の心がない施し
投稿日
2006/07/17
レビュアー
kazupon
オリバーがおかゆのお代わりを申し出たのは、くじ引きで負けたからではないのですか?
あんな薄いおかゆで、皆ひもじくて、誰もがお代わりをしたかっただろうに!
救貧院の委員たちは慈善事業のつもりで、高い所から「施し」を与えているだけ。
葬儀屋の主人はオリバーの味方かと期待したが、奥さんが怖くてオリバーを折檻した。
唯一オリバーを信頼し、彼を教育してくれようとしたのはあの紳士だけだった。(もう、名前を忘れた)
ドジャー役のハリー・イーデンは以前、舞台の方でオリバー役を演じていたそうですね。バーニー・クラークに劣らず、綺麗な顔立ちでした。
19世紀ロンドンの再現された街並みも素敵でした。
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