スイミング・プール

スイミング・プールの画像・ジャケット写真
スイミング・プール / シャーロット・ランプリング
全体の平均評価点:
(5点満点)

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  • DVD
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「スイミング・プール」 の解説・あらすじ・ストーリー

創作活動に行き詰まっていたイギリスの女流ミステリー作家サラはある夏の日、出版社社長ジョンの勧めで南仏の彼の別荘を訪れる。そこは明るく静かで、誰にも邪魔されずに執筆できる最適な場所だった。しかし、サラがいよいよ仕事に取り掛かろうとした矢先、社長の娘ジュリーが別荘にやって来る。裸でプールを泳ぎ、毎夜男を連れ込んでは嬌声をあげるジュリーに苛立ち筆が進まないサラ。だがやがてサラは、ジュリーの若さと妖艶な振る舞いに強い刺激を受け、いつしか彼女をモデルに物語を紡ぎ始めるのだった…。

「スイミング・プール」 の作品情報

製作年: 2003年
製作国: フランス/イギリス
原題: SWIMMING POOL

「スイミング・プール」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

スイミング・プールの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
102分 日本語・日本語吹替え用字幕 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 AFD10756 2005年01月14日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
51枚 0人 1人

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ユーザーレビュー:188件

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鏡の中の鏡に映る私はだーれ?(JUCEによる解釈異説)ネタバレ

投稿日:2007/05/25 レビュアー:JUCE

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「難解なミステリー」と言うキーワードだけを頼りに鑑賞を始める。しかーし物語は淡々と進み、ほとんどわかりにくい部分もない。どういうことかなと思っていると、来ましたラストで。・・・確かに難解だ。
でもこの足元をすくわれるような感覚は快感かもしれない。

カット編集オンリーで時間経過やシチュエーションの変化を表現する映像が色彩の美しさとあいまってとてもスタイリッシュ。エロティックなシーンが多いのですが、何故か「ゲイジュツ」と感じてしまう作品です。



以下ネタバレ
*******************
(出来れば作品をご覧頂いたあとにこんな意見もあるんだという感じでお読み頂けると幸いです。)


まず主人公の女性は編集者の愛情を痛切に求めていることは冒頭から明白です。おそらくかつては愛人関係にもあったのでしょう。しかし彼女はこの男の私生活は良く知らず、冒頭のシーンで始めて娘の存在を聞かされます。(注:主人公が劇中、謎の多い男は魅力的と発言)この時点から彼女の復習譚が始まります。
フランスに付いた時点ではベッドサイドの十字架を外し、インモラルな復習を模索していた彼女は一方で、編集者が自分を追ってフランスに来ることを期待していましたが脆くもその淡い期待も打ち砕かれたのです。そこで彼女は編集者との離別とともに復習を決意します。その方法は小説で彼の期待を裏切り、かつ自分自身は成功すること。その題材に選んだのはかつては奔放な女性であった自分を蘇らせる半自伝的な小説。そう私の解釈ではジュリーは自分自身なのです。彼女がその着想を思いついたのは洋服棚の中に赤いドレスを発見した時からではないでしょうか。この映画では彼女の心の中に大きな揺れが生じる時には赤いオブジェクトが登場します。最初の若造のマフラー、赤いドレス、赤いマットレス、一輪の赤い花。またこの作品では鏡や水面に映った姿が象徴的に使われています。つまりそうした鏡像は彼女が自分を見つめているという比喩ではと感じたのです。赤いドレスは最後に出版された「スイミング・プール」裏表紙の著者近影にも着ていますね。

ジュリー=主人公の半自伝的人物だとすると中のいくつかの謎も説明が行えるのです。
ジュリーのお腹の傷はかつて彼女も編集者との子供を身ごもったことがあったが、不慮の事故あるいは編集者によって堕胎を余儀なくされた。ジュリーの母親の死、庭師の娘が叫ぶ「あれは、事故だったんです」。この母親も話も主人公の母親の事。彼女は現在は父親との二人暮らしというのが流れから分かるが、母親は?。おそらく母親は何らかの事故死だったのだろう。そして主人公はその死に対して少なからず自分自身に責任があると感じているのでしょう。そうした報われぬ愛と過去のトラウマから彼女はアルコール依存症へと陥ったのです(そう彼女はアルコール依存症です)。このアルコールへの依存も頻繁に描かれています。

わたしは実際に殺人は行われたのではと思っています。アバンチュールを楽しんだのはジュリーではなく、おそらく彼女自身でしょう。ジュリーの相手としては年齢不相応です。その中で何故フランクは死ななければいけなかったか。それは互いに相手に惹かれあったから。このフランスの地での彼女の恋はアバンチュールでなくてはいけないのです。彼女の分身であるジュリーが言います。「あなたのため、作品のために殺したの」。彼の愛を受け入れると編集長への復習物語が頓挫してしまうのです。
フランクは常にジュリーに対しては距離を保っていますが、1箇所だけプールに横たわるジュリーに対して欲望を露にします。しかしここにもポイントが隠されています。この場面以外のジュリーの水着はセパレートの水着を着用しているのですが、ここだけは白のワンピースタイプです。つまりここは自伝小説の中のジュリーではなく、実際のプールに寝そべる主人公(イメージとしてジュリーの姿を借りている)にフランクが欲情していると言うことを表しているのだと思います。
そして皮肉なことにフランクの死によって、彼女はアルコールの依存からも脱却できたのです。これ以降は酒に頼る描かれ方をしていないのです。そう彼女は強くなったのです。そして見事編集者との対決へとおもむくのでした。

以上のように私の解釈としては多くの方が指摘する冒頭の編集者と対話とエンドの対話のシーンのみが現実で、あとは彼女の小説の内容というものとすこし違って、フランクの死や、男達との情事、母親の死などは事実としてはあったが自分の自伝とアルコールによるインスピレーションなどが組み合わせって彼女の目線で見たデフォルメされた体験談なのではないでしょうか。

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痛快復讐劇ネタバレ

投稿日:2008/08/26 レビュアー:ミルクチョコ

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結構沢山の方のレビューをざっと読んだのですが、色々な解釈があり、それなりに「うん、うん」と頷ける辺りも面白いし、この監督は、なかなかのアイディアマンだと思います。
さらに、女性をエロチシズムに美しく描ける人も、少ないのではないかと思います。
私の解釈は、花ちゃんさんの解釈と近いでしょうか?
シャーロット・ランプリングは、1946年生まれだそうなので、現在62歳。この作品の時でも、57歳ぐらいなのに、目つきが魅力的で、魔性の女を演じたら右に出る人はいないでしょうという位魅力を未だに放っています。
彼女のデビュー当時の「愛の嵐」は、上半身裸でサスペンダーでナチ帽をかぶって踊るシーンを思い出しますが、若いうちから、退廃的な魅力で、何故か印象に残る人でした。ちなみにこの作品、学生の頃、映画館で観ました。


――――――――――――――――――――――――――――――
以下ネタばれです。
ジュリーとの出来事は全て自分の作品だったのだと思います。
ジュリーは、小説の中の人物で、存在しないのではと・・・。
そう確信したのは、ラストの出版社の社長の娘が全く別人で、サラとは全く面識がなかったことでしょうか?

出版社の社長とは、多分男と女の関係であったと想像されます。
社長が南仏の別荘に来てくれることを期待しているのに、週末には来れそうな事を言っていたのに、電話では「仕事次第で行けるかもしれない」と言われてしまう。

そんな中、リゾート地に放り出された彼女は、新作の意欲が高まり、自分自身を投影させた人物設定で、小説を書いたのではないでしょうか?しかもそのモチベーションが、社長への復讐という形の。
そこで書いた小説は、読者から求められるものでもなく、さらには社長からも求められるような利害関係のある作品でもなく、自分が一番書きたかった小説を・・・
しかもそれが、口に出してハッキリと言うことのできない彼女の決別の意思を表したものではないかと・・・
しかも、別の出版社から出すという手回しの良さには、驚きです。
ラストの手を振り合うサリーとジェリー
晴れ晴れとしたサラの表情が残ります。








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ミステリアス・ドリームネタバレ

投稿日:2007/03/11 レビュアー:masamune

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私の好きなレビュワーのお一人にパープルローズさんがいらっしゃるのですが、本作では意見が合いそうで嬉しい限り。監督のFrancois Ozonの巷の評価は買い被り過ぎでは?と思っていた私は本作でその考えを修正せねばと・・・そんな作品でした。また本作はスリラーをご覧になる上でのリトマス試験紙的な要素を兼ね備えた作品とも言えます。つまり表層と深層は違う、その事を劇中で咀嚼できるかがミステリーを嗜む上での醍醐味ですが、これは経験値しかないかと思います。例えば本作の場合、「妄想か」「現実か」で意見が分かれてる様ですが、未見の方の為にヒントとして「電話」と「ベッドの上の十字架」について注意して見て頂くと監督の真意がハッキリ分かると思います。つまり作り手としては十分にヒントを出してる訳で、そのプロットを看破するのがスリラーの楽しみでもあります。まあトリックとしては主人公が高名なミステリー作家(しかも英国)って辺りも曲者で(笑)、特にフランスへ旅立つまでのCharlotte RamplingとCharles Danceとの短い会話の中にもヒントが在る。チョッと褒め過ぎかもしれないが「隠された記憶」並みの集中力が必要かも・・・と思ってると、それを削ぐかのようなLudivine Sagnierの脱ぎっぷり(拍手)。もうタイトル通り(なぜ川や海じゃダメなのかも考えてみて)の日の光に水面が煌めくような美しさ、しかし水の中は女性の魔性の怖さが潜む「心の闇」を表してるのだ。まあ本作の男性の描き方のだらしなさは特筆ものだが(笑)、主演女優2人の会話に翻弄されてると結末は理解不能になる恐れが有るので要注意。単純にLudivine Sagnierの裸身に見惚れてるとトリックの「穴」に落ちる様に出来てるな・・・と用心してたら更なる爆弾!Charlotte Rampling様の御年58歳(撮影時)とは思えぬ見事さに、再び「穴」に落ちる様に出来てる、いけないなぁ〜監督も(笑)。本作は流麗なロケーションを楽しむもよし、女優のヴィジュアルを楽しむもよし、しかし狡猾なスリラーとしても楽しめる私風に言えば「お得な」作品で、これは遅まきながらDVDを買わねば・・・と思いました。本作を単なる「妄想」で片付けてる方、もう一度見直してみては?。

本作が意地悪(笑)なのはラストでしょうね。皆さんが此処で引っ掛かってるのは良く解ります。その意味では正に映画通の為の映画です。残念ながらカンヌのパルム・ドールは逃しましたが、ノミニーされる価値の有る中身の濃い作品でした。

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新旧ミューズの対決

投稿日:2005/01/14 レビュアー:パープルローズ

オゾン監督の前作「8人の女たち」は私の好みにあわなくて、discasのレビューでも酷評してしまいました(笑)。そのことを後悔するほどこの作品はよくできていて、いっぺんにオゾン監督のファンになってしまいました。
まず「8人の女たち」で末娘を演じていたリデュヴィーヌ・サニエの変貌ぶりにびっくり。その美しい肢体に女の私も目がくぎづけでした。それに対するベテラン、シャーロット・ランプリング。スランプに陥ったミステリー作家の役ですが、始めは神経質でぎすぎすしていた彼女が、同居することになってしまった若い娘に触発されてどんどん変わっていく様はみものです。事件を隠すために使用人を誘惑する彼女は、ほんとうに妖艶でした。
現実と虚構とが交錯し、特にラストは一体何が本当だったのか全くわからなくなってしまうほどでした。もう1度みよう!!

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観た人がそれぞれの解釈で・・・ネタバレ

投稿日:2007/09/02 レビュアー:ムーミンママ

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見終わった後、???としばしフリーズ状態に。

あぁ、この映画は見終わってから、解釈を考える楽しみのある映画なんだなぁ・・・と気付きました。

レビューを読むと、皆さんいろいろな解釈を展開しています。
これこそが監督の狙い??
そして、きっと正解はないんだろうなぁ。

最後のオチというか結末を見るまでは、そんなに??ってこともないので、普通に映画も楽しむこともできるんです。
なので、2倍楽しめるということですね。

そして、楽しむと言えば、リュディヴィーヌ・サニエの脱ぎっぷりは見事で、彼女のたわわな胸には女の私も思わず見とれてしまいます。シャーロット・ランプリングも控えめながら美しい胸を晒しています。どなたかのレビューに58歳と書いてありましたけど、ビックリです。

**************************

これは、私なりの解釈です。未見の方は読まないでください。

シャーロット・ランプリング演じる作家のサラ。彼女がフランスに行ったところから物語がスタート。彼女がフランスに行ったところまでは実際に起こった出来事でしょう。そして、編集者と電話で次回作についてのやりとりが。道中、いろいろなアイディアが浮かんできたと・・・。
そう、ここからは、そのアイディアをまとめたもので、彼女の小説そのものの映像化なんです。
編集者に娘がいたのも事実なんですが、彼女は娘には会った事がなかった。なので、リュディヴィーヌ・サニエ演じるジュリーはサラのイメージの中の娘。
書きあがった小説を編集者に渡したところから、また元の世界、つまり実際に起きた出来事に戻っている。そこで、本物の娘に出会う。最後のシーンは、サラがジュリーをジュリアにイメージ修正していることの象徴。

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