ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ

いきなり冒頭から大空回り大会。

観客を完全に置いてきぼりにしたまんま進んでいく。

わけがわかんねえ。

ブルース・ウィリスとニック・ノルティが出ているのに、なんにも面白くない。

見終わった後の疲労感が凄い。

カート・ヴォネガット Jr.の「チャンピオンたちの朝食」の映画化です。

うーん、ヴォネガットの映画化はそれだけ難しいということなのかなぁ…。彼の作品世界が好きな人であれば、軽妙なユーモアの中に人間のアイデンティティに関する深刻な問題を潜ませるという手法が「わかる」し、主人公ドゥエイン・フーバーを演じたブルース・ウィリスはなかなか巧いなぁ、と思ったんだけど…。全体としてはつらいなぁ。

ヴォネガットの修辞とかいろいろなフリンジ(余禄)がわかってる人でないと、全然意味がわからない(笑)と思われ。

ブルースウィリスの壊れっぷりはいいが、
映画としては意味不明でした。
コメディちっくなんですが、ツボではなかったです。

精神を病んだまま自殺しようとしてもする勇気もなく、
周りにも女装趣味の同僚、ゲイの息子、精神を病んだ妻など
クセのあるひとばかりで、ある日ギルゴアトラウトという小説家の言葉を聴き
彼に助けを求めようと彷徨う、という話らしい。

ブッ飛びすぎてて私にはよくわからなかった（汗

でも、どうやら原作は有名みたいです。

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　近年の邦画は中身が壊れていても大宣伝をして無理やり観客に見せている。

　ブルース・ウィリス主演のこの映画は、誰にも気づかれないようにひっそりと限定公開され、ＤＶＤもこっそりと出された。

　そしてこの映画は見事に壊れている。

　ここまでメタメタな壊れ方をすること自体珍しい。編集やカッティングが…という騒ぎではない。後半のバーでの格闘シーン、普通に目がチカチカした。なんだこれ。


　一応、ストーリーらしきものは分かる。自殺志願者のカーディーラーが、色々な経験をして、ひょんなことから、ある作家のお告げを聞き、家族を取り戻す、が、逮捕されてしまう（笑）。


　この、ラストの家族の迎合シーン。すでに俳優たちに演出指導もできていない。


　ブルース・ウィリスが逮捕され、パトカーの後部座席から振り返る。
　↓
　家族が手を振っている。


　というシーンで、見送る家族が無表情（？）なのでうれしいんだか、悲しいんだかわからない。

　俳優たちも「クソつまらねー映画だなぁ、早く撮影終わんねぇーかなぁ」なんて思ってたんではないのか。


　というわけで、今回は「すっげーつまらない」と話題の作品を借りてみました。すでに映画当たり屋です。ぶつかっておいて文句をつける。
　次回はクソ駄作と話題の「少林少女」でも見てみようか。

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時間の浪費かと思いきや。なかなかおもしろかったです。映画なので現実とのギャップというかがんばらないコメディという感じで楽しめました。