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愛のメモリー / クリフ・ロバートソン

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「愛のメモリー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ブライアン・デ・パルマがヒッチコック・タッチのミステリーに挑戦したサスペンス映画。妻と幼い娘を誘拐された上に事故で失ってしまった男。16年後、彼は想い出の地フィレンツェで妻と瓜二つの女性と出会い恋に落ちるが、またしても彼女が誘拐されてしまう……。

「愛のメモリー」 の作品情報

作品情報

製作年:

1976年

製作国:

アメリカ

原題:

OBSESSION

「愛のメモリー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

クリフハンガー

レスティング・プレイス/安息の地

フェアリーテール・シアター キャロル・キングの3匹の熊 C/W ジェフ・ゴールドブラムの3匹の子豚

ミッション:インポッシブル

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1〜 5件 / 全30件

そして僕はへたれになった ネタバレ

投稿日:2006/02/20 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 久しぶりの観賞でしたが、デ・パルマらしさを堪能しました。フィレンツェの街並みも美しい、悲痛なサスペンスです。
 収録のドキュメントによると、デ・パルマとポール・シュレーダーがヒチコック『めまい』を観にいって興奮したことがきっかけだそうで、撮影のヴィルモス・ジグモンドも、同作を意識して光を拡散させた映像にしたとか言っていました。
 ただ、記憶の中の『めまい』は、ジェームズ・スチュワートがキム・ノヴァックを舐めまわすように(僕はそう感じたのですが)見つめるシーンなど、ヒチコックの妖艶な演出が素晴らしいのですが、こちらは華奢で可憐なジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、凡庸な印象のクリフ・ロバートソン・・・もっともオマージュなのですから、比較すること自体に無理があるのでしょうけれども。

 感受性の強い時代に出会った作品は、出来不出来にかかわらず強烈なインパクトを残すことがあります。本作も僕にとってはそういう、印象の強い作品でした。
 25年ぶりに見直してびっくりしたのは、本作のような物語を拒絶しようとする自分がいることです。映画表現にタブーはほとんどない(例外はある)、現実と映画を混同することは滑稽にすぎる、と考えてきたはずなのに。
「理不尽な悪意が、恨みをかった主人公自身ではなく、その周囲の弱い者に犠牲を強いる」
 こういう物語はつらい。本作を観ていて、少し前に話題になった流血と復讐の韓国映画を思い出したのですが、どちらも理不尽な悪意の犠牲になった弱い者の人生を想像してしまい、胸が痛くなります。
 ただのお話なのに。
 ただの作り話なのに。
 25年たって、子供の寝顔を愛でることを知った僕は、へたれになったのです。70点。

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古臭さは否めないし名作とも思えない

投稿日:2012/06/13 レビュアー:みなみ

ブライアン・デ・パルマ作品ということで、見てみました。

予備知識は全く無しで見たんですが、いきなり誘拐事件発生!
「これはサスペンスだ!」と思ったら、誘拐はあっという間に終了。
それから「どうやらこれは恋愛もの?」という展開になるも
「やっぱりサスペンス?」という感じになってくる。

でもサスペンスというには、何となく予想ついてしまうんですよね。
(アノ役を別の俳優がやればよかったのに)
 1976年作品ということで、演出も映像も古臭さは否めないし、
「後世に残る名作」というほどでもなく、「今見ても面白い」なんて
人に勧めることはとてもできません…
しかしフィレンツェの街は美しかったし、キャストの演技は重厚でしたね。

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家族で見ても安心、素敵な愛の物語です

投稿日:2003/10/11 レビュアー:かんぬき

ムダなセリフが全くない。驚きました。幻想的な映像に、デ・パルマ色が濃く出ています(ぐるぐる回るカメラとか)。ぼや〜んとした色調もいい感じです。ストーリーは時々泣かせます。サスペンス要素もありですが、序盤からわりとオチが見えてしまいます。わざとそうしているのかな? パッケージの写真は映画の要点からズレていて、これではサスペンスがメインみたいですが、タイトルの通り「愛」の映画ですよ。出会ったばかりの男女がやたら寝る恋愛映画とは違い、家族で見ても安心、上品で純粋な愛の物語です。DVD特典でミュージックモードが付いていました。音声・効果音が消えて音楽オンリーになります。ナイスです。

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妄執を蹴散らす、カメラの遠心力。 

投稿日:2015/06/15 レビュアー:ぴよさん


 もちろん、デ・パルマ演出の萌芽と言うなら『悪魔のシスター』や『ファントム・オブ〜』
で既にそれはあるのだけど。ファーストカットからの露骨なまでの不穏感(半分はバーナード
・ハーマンのスコアのせい)不吉のシンボルはこれだ、と迫ってくる。それはまさにObsession
=強迫観念のように。

 幸せな主人公一家を柔らかなフィルターで映し出すのは、鬼才ヴィルモス・ジグモンド。
前期後期でガラリと印象を変えた彼のカメラだが『ディア・ハンター』や『スケアクロウ』
の前期傑作に劣らず、ここでも画面の感触が演出の半分を担っている。過剰なまでのディフュー
ジョンには時間や記憶をぼやかせるという意図もあったのかと、気づく。

 悲惨な運命に巻き込まれる主人公マイケルは、感情をあらわにしない。幸福感も、悲嘆も
それこそフィルターにかけたように曖昧にする。そのことによって観客は、彼を取り巻く
人々に同化される。どう気を遣ってあげればいいのだろうと、余計に心配にさせられるのだ。
 妻に瓜二つの女が現れた時、ああそうか、『めまい』なのかと、ある意味のミスリードが
始まる。同年に『タクシードライバー』を書いているポール・シュレイダーが、最も尖って
いる時の仕事だ。

 この物語の仕掛けに関しては、さまざま矛盾も感じられる。だが、デ・パルマの劇画的演出
が、細かい部分を力づくで乗り越える。物語を画面の力で引っ張るのだ。その泥臭さが、彼の
最大の長所であり、つっこまれどころでもある。だがこの泥臭さが薄められた後期作品は洗練
はされたが、いまいち楽しくなくなってしまった。

 ラストシークエンス。全てのエピソードが空港に向かって雪崩れ込む、強引さ、性急さ。
だが、怒涛の画面に、我々はねじ伏せられてしまう。強迫観念に最もとらわれていたのは
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド演じるサンドラだったのかもしれない。彼女が空港で過去と
現在を行き来し、マイケルと再会することで瞬時に氷解してしまう。過去に、あの時に、
戻るのだ。だが、人生を台無しにされた狂乱のマイケルは…。

 このラストは予想外で、驚いた。そしてその驚愕と数々の疑問は、カメラの遠心力によって
文字通り枠外に飛ばされていく。カメラが一周する度に、サンドラの表情は変わり、マイケル
の Obsession は解けていく。
 いや一体、こんなワザを、他のどの監督が使えるというのだろう。参った。 


 (ykk1976さんの映画会・第57回)





 

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1度あることは2度ある?

投稿日:2007/10/16 レビュアー:kuato

主人公の側近は動機もないのにどうも悪党過ぎる。そこに気づかない主人公も鈍感すぎやしないか? などなど、突っ込みどころ満載と言える十分に楽しめる作品だが、なぜか感動が薄いのは主人公のオブセッションが一人歩きしているせいだろう。360度パンの長さに目がまわるかと思った。主人公が正気に戻るまでの長さなのだろうが、リアルタイムでこちら側も付き合わされてビックリ。のちに作られた『ミッドナイト・クロス』の360度パンは効果的で感動があったのだが。
しかし、さすがに謎は推測できなかった。これを推測できた人はすごいと思う。デ・パルマって結構、謎解きされないように工夫するよね。大体が不自然な工夫にはなるが。

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愛のメモリー

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そして僕はへたれになった

投稿日

2006/02/20

レビュアー

よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 久しぶりの観賞でしたが、デ・パルマらしさを堪能しました。フィレンツェの街並みも美しい、悲痛なサスペンスです。
 収録のドキュメントによると、デ・パルマとポール・シュレーダーがヒチコック『めまい』を観にいって興奮したことがきっかけだそうで、撮影のヴィルモス・ジグモンドも、同作を意識して光を拡散させた映像にしたとか言っていました。
 ただ、記憶の中の『めまい』は、ジェームズ・スチュワートがキム・ノヴァックを舐めまわすように(僕はそう感じたのですが)見つめるシーンなど、ヒチコックの妖艶な演出が素晴らしいのですが、こちらは華奢で可憐なジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、凡庸な印象のクリフ・ロバートソン・・・もっともオマージュなのですから、比較すること自体に無理があるのでしょうけれども。

 感受性の強い時代に出会った作品は、出来不出来にかかわらず強烈なインパクトを残すことがあります。本作も僕にとってはそういう、印象の強い作品でした。
 25年ぶりに見直してびっくりしたのは、本作のような物語を拒絶しようとする自分がいることです。映画表現にタブーはほとんどない(例外はある)、現実と映画を混同することは滑稽にすぎる、と考えてきたはずなのに。
「理不尽な悪意が、恨みをかった主人公自身ではなく、その周囲の弱い者に犠牲を強いる」
 こういう物語はつらい。本作を観ていて、少し前に話題になった流血と復讐の韓国映画を思い出したのですが、どちらも理不尽な悪意の犠牲になった弱い者の人生を想像してしまい、胸が痛くなります。
 ただのお話なのに。
 ただの作り話なのに。
 25年たって、子供の寝顔を愛でることを知った僕は、へたれになったのです。70点。

古臭さは否めないし名作とも思えない

投稿日

2012/06/13

レビュアー

みなみ

ブライアン・デ・パルマ作品ということで、見てみました。

予備知識は全く無しで見たんですが、いきなり誘拐事件発生!
「これはサスペンスだ!」と思ったら、誘拐はあっという間に終了。
それから「どうやらこれは恋愛もの?」という展開になるも
「やっぱりサスペンス?」という感じになってくる。

でもサスペンスというには、何となく予想ついてしまうんですよね。
(アノ役を別の俳優がやればよかったのに)
 1976年作品ということで、演出も映像も古臭さは否めないし、
「後世に残る名作」というほどでもなく、「今見ても面白い」なんて
人に勧めることはとてもできません…
しかしフィレンツェの街は美しかったし、キャストの演技は重厚でしたね。

家族で見ても安心、素敵な愛の物語です

投稿日

2003/10/11

レビュアー

かんぬき

ムダなセリフが全くない。驚きました。幻想的な映像に、デ・パルマ色が濃く出ています(ぐるぐる回るカメラとか)。ぼや〜んとした色調もいい感じです。ストーリーは時々泣かせます。サスペンス要素もありですが、序盤からわりとオチが見えてしまいます。わざとそうしているのかな? パッケージの写真は映画の要点からズレていて、これではサスペンスがメインみたいですが、タイトルの通り「愛」の映画ですよ。出会ったばかりの男女がやたら寝る恋愛映画とは違い、家族で見ても安心、上品で純粋な愛の物語です。DVD特典でミュージックモードが付いていました。音声・効果音が消えて音楽オンリーになります。ナイスです。

妄執を蹴散らす、カメラの遠心力。 

投稿日

2015/06/15

レビュアー

ぴよさん


 もちろん、デ・パルマ演出の萌芽と言うなら『悪魔のシスター』や『ファントム・オブ〜』
で既にそれはあるのだけど。ファーストカットからの露骨なまでの不穏感(半分はバーナード
・ハーマンのスコアのせい)不吉のシンボルはこれだ、と迫ってくる。それはまさにObsession
=強迫観念のように。

 幸せな主人公一家を柔らかなフィルターで映し出すのは、鬼才ヴィルモス・ジグモンド。
前期後期でガラリと印象を変えた彼のカメラだが『ディア・ハンター』や『スケアクロウ』
の前期傑作に劣らず、ここでも画面の感触が演出の半分を担っている。過剰なまでのディフュー
ジョンには時間や記憶をぼやかせるという意図もあったのかと、気づく。

 悲惨な運命に巻き込まれる主人公マイケルは、感情をあらわにしない。幸福感も、悲嘆も
それこそフィルターにかけたように曖昧にする。そのことによって観客は、彼を取り巻く
人々に同化される。どう気を遣ってあげればいいのだろうと、余計に心配にさせられるのだ。
 妻に瓜二つの女が現れた時、ああそうか、『めまい』なのかと、ある意味のミスリードが
始まる。同年に『タクシードライバー』を書いているポール・シュレイダーが、最も尖って
いる時の仕事だ。

 この物語の仕掛けに関しては、さまざま矛盾も感じられる。だが、デ・パルマの劇画的演出
が、細かい部分を力づくで乗り越える。物語を画面の力で引っ張るのだ。その泥臭さが、彼の
最大の長所であり、つっこまれどころでもある。だがこの泥臭さが薄められた後期作品は洗練
はされたが、いまいち楽しくなくなってしまった。

 ラストシークエンス。全てのエピソードが空港に向かって雪崩れ込む、強引さ、性急さ。
だが、怒涛の画面に、我々はねじ伏せられてしまう。強迫観念に最もとらわれていたのは
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド演じるサンドラだったのかもしれない。彼女が空港で過去と
現在を行き来し、マイケルと再会することで瞬時に氷解してしまう。過去に、あの時に、
戻るのだ。だが、人生を台無しにされた狂乱のマイケルは…。

 このラストは予想外で、驚いた。そしてその驚愕と数々の疑問は、カメラの遠心力によって
文字通り枠外に飛ばされていく。カメラが一周する度に、サンドラの表情は変わり、マイケル
の Obsession は解けていく。
 いや一体、こんなワザを、他のどの監督が使えるというのだろう。参った。 


 (ykk1976さんの映画会・第57回)





 

1度あることは2度ある?

投稿日

2007/10/16

レビュアー

kuato

主人公の側近は動機もないのにどうも悪党過ぎる。そこに気づかない主人公も鈍感すぎやしないか? などなど、突っ込みどころ満載と言える十分に楽しめる作品だが、なぜか感動が薄いのは主人公のオブセッションが一人歩きしているせいだろう。360度パンの長さに目がまわるかと思った。主人公が正気に戻るまでの長さなのだろうが、リアルタイムでこちら側も付き合わされてビックリ。のちに作られた『ミッドナイト・クロス』の360度パンは効果的で感動があったのだが。
しかし、さすがに謎は推測できなかった。これを推測できた人はすごいと思う。デ・パルマって結構、謎解きされないように工夫するよね。大体が不自然な工夫にはなるが。

1〜 5件 / 全30件