冷たい熱帯魚

あー又だ、
又やってしまった （泣）
高評価に釣られてレンタルしましたが・・・

大してエロくも無く
言うほどグロくも無く
それほどナンセンスでも無い。

どこをとっても突き抜けて無いんですな。

程々にエロく
程々にグロく
程々にナンセンス

これじゃあ面白くありません。

ドキドキ・ハラハラもありません。

でんでん滑舌悪くてイラッとするし・・・

★（1点）アクアリウム好きなので加点しました （笑）

高評価にハードル上げ過ぎたのかもしれませんが、期待外れでした （涙）
おススメする程では無いと思います。

ひと言で言えば「下品で醜悪」、しかし気付けばそれに惹き込まれているのです。
これは自己嫌悪すべきか否か。
物欲・性欲を前面に歯に衣着せず人の醜さを露骨に嗤った、ある意味「痛快作」であるでしょう。

暴力とエロ・グロのオンパレード、滅茶苦茶な理屈で傲岸不遜に振る舞う悪人達と、防戦一方の主人公への憤懣で、精神的「不快」の極まり。
視覚的には殺人も死体解体も別段恐くも何とも無い、生々しいエロも含めて笑えぬコメディにも見えます。
彼等の犯罪は計画的ながら余りに粗雑で、証拠隠滅も笑える程に単純で（でも常人には出来ない…汗）、これで法から逃れられると考える神経に失笑しますが、文字通り「不快」極まるごり押し、ちから技の連続。
殊に村田の喚く理屈（この屁理屈？がいちいち頷けるんです）には社本なんてテも無くねじ伏せられ、「弱い人間」の情けなさが目立つばかり。
終盤の反転攻勢はかなりの迫力ですが、それも「窮鼠」のレベルで予想の範囲内。
でも「不快」だ何だと言いながら、気付けばいつの間にやらのクライマックス、全く退屈しなかったんですね。
このラストは秀逸で、只これだけの為の２時間余りでは無かったかとも思われます。
犯罪映画ではありますが、物語の主題は「家族の再生」。
しかしそう都合良くいかないのが現実で、綺麗ごとにしてなるものかという作り手の悪意（熱意？）さえ感じてしまう。
でもその悪意（熱意？）が、私の様なひねくれ観客には新鮮ではありました。
終わってみれば「不快」と「失笑」と僅かな「痛快」、イヤになるのに何故か最後まで目が離せなかった、実に「面白い」一編でした。

モデルとなった事件はよく知りません。
映画化にあたって多分に創作もされているでしょうが、それにしてもこれは酷い。
ノンフィクションがフィクションを凌駕する、大変な世の中になったものです。

吹越満、でんでん、渡辺哲の三氏は熱演、特にでんでん氏の怪演は必見です。

これぞ俺が追い求めていた真のエロス！欲望のままに生き！究極の快楽を満喫！？と言いたいとこだが実際、本編を見て・・・・ぎょえぇ〜て感じ・・・・・

村田に抱かれる社本の嫁！犯されていても最初泣きながら抵抗しているのかと思ったら「ぶって〜もっとぶって「と叫びながら田村に抱かれる！亭主の前では清楚な妻を演じて、旦那にかくれてタバコを吸う（旦那にはバレテいるが旦那はバレテいないふりをする）旦那が求めてきても拒否！？しかも強烈なドＭ人妻！
最初は旦那は心優しいお父さんだが最後には人格崩壊！殺人鬼に・・・・・・
とにかく最高によかった

エロくてグロくて最高です！
でんでんがはまり役でしたね。
私はまず、冒頭の冷凍食品とインスタントの夕食にびっくりで、あれよあれよと引き込まれてしまいました。
観てるうちに若い後妻や娘に何にも言えない男の吹越さんより
とんでもないことやってのるに自信満々でやりたいことやってるでんでんの方が
なんだかかっこよく見えてくるんですよね〜〜〜

実際の事件の人もマインドコントロールにはまってしまったんでしょうかね・・・
こわい。こわい。

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　これは凄いものを見てしまったという印象。こんな映画を一般公開してもいいものだろうか。でも、残酷描写は以外にも直接的にはないような気もする。

　主人公が警察にも連絡できず、村田の支配下におかれていくのも、実際には、だれでもこうなるだろうなと思ってしまう。自分だけならどうにでもなるが、妻と娘を人質にされているようなものだから。

　それにしてもデンデンの演技は、うまくはないのだろうけれど、こういう人って確かにいるだろうと思わせて、すごくリアル。演技しているって感じがしない。黒い家の女みたいに、罪の意識をもつことがない、サイコなんでしょう。普通の人の顔をしていて、実際は悪意に満ちた人物はどうしようもなく怖い。

　さらには、その愛人が、輪をかけて、怖いような気がする。村田から弁護士に乗り換えようとし、最後には社本にも乗り換えようとする。だれでも、自分の考えにあう人物なら言うなりになるみたい。この女、村田と同じ人間性をもっているらしい。

　女優人の二人は、ものすごくいやらしくて、役柄ぴったり。話の筋は、全く読めなくてすごい。殺した後は、熱帯魚のえさにするのかと思ったらそうでもなかった。社本が村田と愛人に逆襲した時点でこの物語は終わるのかとおもったら、さらに先があった。社本は村田の後釜に座るのかとも思ったら、そうでもなかった。娘は泣くのかと思ったらそうでもなかった。

　ホラーではないが、まっとうなドラマでもなく、テレビでは絶対に、絶対に放送できない、まあ、世界に通用する犯罪映画の傑作ということでしょう。