カッコーの巣の上で / ジャック・ニコルソン
カッコーの巣の上で
/ミロス・フォアマン
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(180)
解説・ストーリー
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを、チェコから亡命してきたM・フォアマンが映画化した人間ドラマ。
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを、チェコから亡命してきたM・フォアマンが映画化した人間ドラマ。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「カッコーの巣の上で」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを、チェコから亡命してきたM・フォアマンが映画化した人間ドラマ。
「カッコーの巣の上で」 の作品情報
「カッコーの巣の上で」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
カッコーの巣の上での詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
133分 |
日本語・英語 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR36222 |
2002年10月31日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
26枚
|
3人
|
2人
|
【Blu-ray】カッコーの巣の上で(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
133分 |
日本語・英語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
WBRY21687*B |
2009年07月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
カッコーの巣の上での詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
133分 |
日本語・英語 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR36222 |
2002年10月31日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
26枚
|
3人
|
2人
|
【Blu-ray】カッコーの巣の上で(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
133分 |
日本語・英語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
WBRY21687*B |
2009年07月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:180件
ジャックニコルソンの存在感に圧倒された
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
人間の尊厳と欲望VS社会の不条理と権力に
ついて考えさせられる作品です。
マクマーフィが、最後に廃人となり仲間に
殺され尊厳ある死をもって自由になる
ラストは、映画の中でも単純なハッピーエンド
に終わらせないチェコから亡命してきたM・フォアマン
監督だからこそ描きたかったエンディングなのかも知れない
と思いました。
題名だけしか知らない人は、是非一度観て考えていただきたい
作品のひとつです。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
やっちゃいけないことは どんな相手でも同じこと
投稿日:2004/08/29
レビュアー:ひきむすび
生きてるってどういうことでしょう?
心を病んでいるってどういうことでしょう?
心を病んでいる人に どう接すればいいのでしょう?
何をやっちゃいけないのでしょう。
やっちゃいけないことは どんな相手でも同じこと。
マクマーフィの安直の行為は何に繋がっていくか。
他人のひと言が どんなに人を変えてしまうのか。
ぜひ 見届けて ちょっと考えてもらいたい作品。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
イヤな話
高校生のときに観た映画ということもあるのだろうが、強烈な映画で忘れられない。
精神を病んだ人たちの施設で入所者たちを管理する看護師の長がサディステックに入所者たちを責め立てるのだが、その卑劣なやり方や陰険な表情などに異様な迫力があった。施設内で一番精神を病んでいたのは、その看護師だった。
人は自分が不幸だと感じると他人にやさしくなれない。で、不幸な気持ちがどんどんひどくなると、周りの人々もみんな不幸でなくては気持ちがおさまらなくなるらしい。
このレビュー広場にもそういう人をひとり見かけた。とくに被害者がいるわけでもないのに他のレビュアー(ワタシ)の行動を名指しで非難している。落ち込んでしまってレビューが書けなくなったレビュアーさんをなんとか元気づけてあげようかと思っただけなのだが、気に入らないようだ。で、もめ事にしようとしている。
わたしにとっては無視しておいてかまわないことなのだが、落ち込んでしまったレビュアーさんがその書き込みを読んだならば、おそらく耐えがたいことだろう。鬱状態の人というのはなんでも自分が悪いと思ってしまう傾向があるからだ。
ランキングをひとつでも上にあげたいとか、ひとつでもお多くのポチが欲しいとか・・このレビュー広場の常連さんなら皆同じ気持ちを持っているだろうが、しかし、そのことでモメ事をつくるのはよろしくない。このレビュー広場は楽しむ場であって、争う場ではないはずだ。
尚、わたしがどのレビュアーさんに何回ポチするかはわたしの勝手であり、他人に文句を言われる筋合いはないだろう。広場の管理者でもない人がそのわたしの行動にとやかく言う権利はない。とやかく言うのは、自分の思ってることと現実に起きてることにズレがあり、そのことを受け容れられないからであろうが、人はみなそういう受け容れがたい現実を受け容れながら暮らしているものである。
もしも、ちょっとでもやさしい気持ちがあるのなら、わたしと一緒に落ち込んでしまったレビュアーさんを勇気づけるための行動をしてもらいたいものだが、これは難しそうである。
ちなみに、その現実を受け容れられないレビュアーさんは、まえにもワタシの書き込みに反応し、名指しではなかったがワタシを批難していた。たしか、アメリカの学校教育のことに関する話で、自分にアメリカ人の血が入っているからどうのこうのと語っておられた。わたしのコメントは他のレビュアーさんへのものだったのだが、たまたまそれを目にして気に入らず、腹を立てたらしい。反論を書くのは自由だが、アメリカ人の血が入っているオレさまの目に触れる場所にアメリカの悪口を書くな・・ってな気持ちが伝わってきた。
そういう人がいるのは受け容れがたい現実だが、しかし、受け容れるしかないのだろうから、これ以上は書かないが、実に不愉快である。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
人間の自由と尊厳
投稿日:2013/06/30
レビュアー:趣味は洋画
本日(2013年6月30日)現在、レビュー件数は172件。 関心の高さがうかがえる名作だ。
精神病院という極限地を舞台に、権力対個人、管理者対非管理者の問題が、様々な場面の描写によって提起される...
製作に名プロデューサーのソウル・ゼインツと共に、マイケル・ダグラスの名があるが、某誌によれば、本作は、M・ダグラスの父であり名優であるカーク・ダグラスが、自分の主演で映画化するつもりで映画化権を取得したものの、反体制的な内容などのため製作企画が難航している間に、カーク自身で主人公を演じるには歳を取りすぎてしまい、息子に権利を譲ったものである...とある。 やはり名プロデューサーであるM・ダグラスとS・ゼインツが仕掛けた、感動の人間ドラマだ。
J・ニコルスン演じるマクマーフィは、刑務所の強制労働を逃れるため、実は精神病患者ではなく、その‘フリ’をしているところがミソであり、彼の‘正常な眼(?)’を通して、精神病院内の暗部を描くことに成功している。それは製作者の2人だけでなく、ミロス・フォアマン監督の狙いだったかもしれない。
マクマーフィは、病院側に管理、抑圧されて無気力な日々を送る患者たちの姿をみて、様々なテを使って変革を試みる。 遂には、一転して人間性を取り戻して精気に満ちた日々を送るようになる患者たち。 だが、皮肉にも、そのことがマクマーフィ自身の悲劇へと転化していく様は、あまりにも悲しすぎる。
病院で絶対権をもって君臨する看護婦長ラチェットを演じたルイーズ・フレッチャーは、憎まれ役を好演し、ニコルスンと互角に渡り合っている。
その2人がアカデミー賞の主演男優賞、主演女優賞を獲得しているが、受賞式での両人のスピーチが何ともユニークである。 J・ニコルスン‘私が選ばれるとは、アカデミー協会にも精神異常者が多いらしい’ 一方のL・フレッチャー、‘受賞できたのは皆さんが私のことを憎んでくださったからです。憎まれるのって大好き’
様々な患者を演じた共演陣も印象深く、‘チーフ’と呼ばれるインディアン患者役のウィル・サンプソンをはじめ、オスカーノミネートされたビリー役のブラッド・ドゥーリフ(本作デビュー)、インテリ患者ハーディン役のウィリアム・レッドフィールド、マルティニ役のダニー・デヴィート、テーバー役のクリストファー・ロイド、チェズウィク役のシドニー・ラシック、フレディリクソン役のヴィンセント・スキャヴェリ、セフェルト役のウィリアム・デュエルなど等、彼らの演技がなければ作品の成功は考えられない。
人間の自由や尊厳とは何かを浮き彫りにした、ヒューマン・ドラマの快作である。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
驚異と脅威
何という映画だろうか。
強制労働が嫌で、病気と偽って入院してきたマクマーフィ。
物語は、てっきり管理されて個人の尊厳を失っている
患者たちを自由に導く話かと思っていたが、そんなに
単純ではなかった。
正直、精神を病むってどういうことなのだろうか?
物語途中に、ワールドシリーズをテレビ鑑賞したいために、
多数決をとるシーンがある。
あれに象徴されるように多数(場合には圧倒的)がすべて
(正しい)とされるような世の中であるからこそ、彼のよう
に抗う者が出てくると、完全に排除しようという反作用が
働く。
電気ショックや、クリスマスの乱痴気騒ぎ後の廃人になる
ような治療、大なり小なり自分にも被ったりもしくは、
他者に気付かぬうちにしているのではないだろうか。
「カッコウの巣」というのは、マザーグースに由来され、
「精神病院」という蔑称の意味だというが粋な邦題を
つけたものだと感心した。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
ジャックニコルソンの存在感に圧倒された
投稿日
2006/06/25
レビュアー
ビックベアー
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
人間の尊厳と欲望VS社会の不条理と権力に
ついて考えさせられる作品です。
マクマーフィが、最後に廃人となり仲間に
殺され尊厳ある死をもって自由になる
ラストは、映画の中でも単純なハッピーエンド
に終わらせないチェコから亡命してきたM・フォアマン
監督だからこそ描きたかったエンディングなのかも知れない
と思いました。
題名だけしか知らない人は、是非一度観て考えていただきたい
作品のひとつです。
やっちゃいけないことは どんな相手でも同じこと
投稿日
2004/08/29
レビュアー
ひきむすび
生きてるってどういうことでしょう?
心を病んでいるってどういうことでしょう?
心を病んでいる人に どう接すればいいのでしょう?
何をやっちゃいけないのでしょう。
やっちゃいけないことは どんな相手でも同じこと。
マクマーフィの安直の行為は何に繋がっていくか。
他人のひと言が どんなに人を変えてしまうのか。
ぜひ 見届けて ちょっと考えてもらいたい作品。
イヤな話
投稿日
2021/07/10
レビュアー
勇光
高校生のときに観た映画ということもあるのだろうが、強烈な映画で忘れられない。
精神を病んだ人たちの施設で入所者たちを管理する看護師の長がサディステックに入所者たちを責め立てるのだが、その卑劣なやり方や陰険な表情などに異様な迫力があった。施設内で一番精神を病んでいたのは、その看護師だった。
人は自分が不幸だと感じると他人にやさしくなれない。で、不幸な気持ちがどんどんひどくなると、周りの人々もみんな不幸でなくては気持ちがおさまらなくなるらしい。
このレビュー広場にもそういう人をひとり見かけた。とくに被害者がいるわけでもないのに他のレビュアー(ワタシ)の行動を名指しで非難している。落ち込んでしまってレビューが書けなくなったレビュアーさんをなんとか元気づけてあげようかと思っただけなのだが、気に入らないようだ。で、もめ事にしようとしている。
わたしにとっては無視しておいてかまわないことなのだが、落ち込んでしまったレビュアーさんがその書き込みを読んだならば、おそらく耐えがたいことだろう。鬱状態の人というのはなんでも自分が悪いと思ってしまう傾向があるからだ。
ランキングをひとつでも上にあげたいとか、ひとつでもお多くのポチが欲しいとか・・このレビュー広場の常連さんなら皆同じ気持ちを持っているだろうが、しかし、そのことでモメ事をつくるのはよろしくない。このレビュー広場は楽しむ場であって、争う場ではないはずだ。
尚、わたしがどのレビュアーさんに何回ポチするかはわたしの勝手であり、他人に文句を言われる筋合いはないだろう。広場の管理者でもない人がそのわたしの行動にとやかく言う権利はない。とやかく言うのは、自分の思ってることと現実に起きてることにズレがあり、そのことを受け容れられないからであろうが、人はみなそういう受け容れがたい現実を受け容れながら暮らしているものである。
もしも、ちょっとでもやさしい気持ちがあるのなら、わたしと一緒に落ち込んでしまったレビュアーさんを勇気づけるための行動をしてもらいたいものだが、これは難しそうである。
ちなみに、その現実を受け容れられないレビュアーさんは、まえにもワタシの書き込みに反応し、名指しではなかったがワタシを批難していた。たしか、アメリカの学校教育のことに関する話で、自分にアメリカ人の血が入っているからどうのこうのと語っておられた。わたしのコメントは他のレビュアーさんへのものだったのだが、たまたまそれを目にして気に入らず、腹を立てたらしい。反論を書くのは自由だが、アメリカ人の血が入っているオレさまの目に触れる場所にアメリカの悪口を書くな・・ってな気持ちが伝わってきた。
そういう人がいるのは受け容れがたい現実だが、しかし、受け容れるしかないのだろうから、これ以上は書かないが、実に不愉快である。
人間の自由と尊厳
投稿日
2013/06/30
レビュアー
趣味は洋画
本日(2013年6月30日)現在、レビュー件数は172件。 関心の高さがうかがえる名作だ。
精神病院という極限地を舞台に、権力対個人、管理者対非管理者の問題が、様々な場面の描写によって提起される...
製作に名プロデューサーのソウル・ゼインツと共に、マイケル・ダグラスの名があるが、某誌によれば、本作は、M・ダグラスの父であり名優であるカーク・ダグラスが、自分の主演で映画化するつもりで映画化権を取得したものの、反体制的な内容などのため製作企画が難航している間に、カーク自身で主人公を演じるには歳を取りすぎてしまい、息子に権利を譲ったものである...とある。 やはり名プロデューサーであるM・ダグラスとS・ゼインツが仕掛けた、感動の人間ドラマだ。
J・ニコルスン演じるマクマーフィは、刑務所の強制労働を逃れるため、実は精神病患者ではなく、その‘フリ’をしているところがミソであり、彼の‘正常な眼(?)’を通して、精神病院内の暗部を描くことに成功している。それは製作者の2人だけでなく、ミロス・フォアマン監督の狙いだったかもしれない。
マクマーフィは、病院側に管理、抑圧されて無気力な日々を送る患者たちの姿をみて、様々なテを使って変革を試みる。 遂には、一転して人間性を取り戻して精気に満ちた日々を送るようになる患者たち。 だが、皮肉にも、そのことがマクマーフィ自身の悲劇へと転化していく様は、あまりにも悲しすぎる。
病院で絶対権をもって君臨する看護婦長ラチェットを演じたルイーズ・フレッチャーは、憎まれ役を好演し、ニコルスンと互角に渡り合っている。
その2人がアカデミー賞の主演男優賞、主演女優賞を獲得しているが、受賞式での両人のスピーチが何ともユニークである。 J・ニコルスン‘私が選ばれるとは、アカデミー協会にも精神異常者が多いらしい’ 一方のL・フレッチャー、‘受賞できたのは皆さんが私のことを憎んでくださったからです。憎まれるのって大好き’
様々な患者を演じた共演陣も印象深く、‘チーフ’と呼ばれるインディアン患者役のウィル・サンプソンをはじめ、オスカーノミネートされたビリー役のブラッド・ドゥーリフ(本作デビュー)、インテリ患者ハーディン役のウィリアム・レッドフィールド、マルティニ役のダニー・デヴィート、テーバー役のクリストファー・ロイド、チェズウィク役のシドニー・ラシック、フレディリクソン役のヴィンセント・スキャヴェリ、セフェルト役のウィリアム・デュエルなど等、彼らの演技がなければ作品の成功は考えられない。
人間の自由や尊厳とは何かを浮き彫りにした、ヒューマン・ドラマの快作である。
驚異と脅威
投稿日
2010/09/04
レビュアー
はち
何という映画だろうか。
強制労働が嫌で、病気と偽って入院してきたマクマーフィ。
物語は、てっきり管理されて個人の尊厳を失っている
患者たちを自由に導く話かと思っていたが、そんなに
単純ではなかった。
正直、精神を病むってどういうことなのだろうか?
物語途中に、ワールドシリーズをテレビ鑑賞したいために、
多数決をとるシーンがある。
あれに象徴されるように多数(場合には圧倒的)がすべて
(正しい)とされるような世の中であるからこそ、彼のよう
に抗う者が出てくると、完全に排除しようという反作用が
働く。
電気ショックや、クリスマスの乱痴気騒ぎ後の廃人になる
ような治療、大なり小なり自分にも被ったりもしくは、
他者に気付かぬうちにしているのではないだろうか。
「カッコウの巣」というのは、マザーグースに由来され、
「精神病院」という蔑称の意味だというが粋な邦題を
つけたものだと感心した。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
カッコーの巣の上で