ボヘミアン・ラプソディ

​しっかりした作りだった。
脇も堅かった。
主役もハマッていた。
ブライアン・メイなんか、一瞬、本人かと思った。
フレディ・マーキュリーが人種的にも性的志向においても少数派であったことから来るフラストレーションが音楽に昇華されていた過程が丁寧に描かれていた。
孤独に苛まれるフレディがパーティでバカ騒ぎして、メンバーから「お前は、時々、クズになるな」と言われてたのもリアルで良かった。
ライヴエイドに出る前、あんなにゴタゴタしてたことにも驚いた。
大勢の人がライヴエイドのシーンに感動してた訳が分った。​

オープニングからラストまでこんなに心を掴まれる映画はそうはありません。エンドロールが終わるまで涙が止まりませんでした。素晴らしい映画に出会えたことに感謝します。

クイーン世代にはたまりません。でも映画化は遅かったなと思ってました。
ライヴ・エイドのシーンは彼らの音楽のエネルギーに圧倒されずっと涙が止まりませんでした。
クイーン・フレディはまさに伝説。

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クイーンの歌が好きで良く聞いていました。

本作はマスコミが騒いでいるので、また宣伝で煽っているだけかなと思っていました。

フレディー・マーキュリーの生き急いだ生涯とクイーンの音楽がマッチして見ごたえがありました。
もちろん映画化にあたり描けることのできないエピソードも多数あったと思いますが、上手くまとまっていたと思います。

エンディングでエフェクターをいじったりとかしていましたが効果があるのかな？
ライブも１０分て言われていたのにそれ以上歌っていたように感じて違和感を覚えたのは私だけでしょうか？
作品を盛り上げようとしたのなら、いらなかったかな？

良作でした。
面白かったです。

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フレディ・マーキュリーがHIVで亡くなった頃、私は20代半ば。
バイセキュシャル、ゲイの事が全く理解できず、偏見もあり否定的な見方をしていました。

その後、東京暮らしやSNSを介しての交流から、バイセクシャル、ゲイの知り合いが出来て接する機会も増え、その苦悩や苦労を知るうちに、今では存在を普通に思えるほどに。

クイーンのレコードやCDを聴いていながら、フレディの苦悩や苦労を全く知らず、頭では否定さえもしていた青臭い自分がいた訳で…
だからこそ、ようやく大人になった今、この『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞できて良かったと、つくづく思うのでした。

冒頭「20世紀FOX」ロゴの場面からロック全開!!
ギターケースに入ったブライアン・メイの愛機「レッド・スペシャル」がスクリーンに映し出されてテンション全開!!
以降、楽曲の場面では自然に身体が動いてしまいノリノリ全開!!
ライヴシーンでは、思わず頭の上で手拍子したくなっちゃいました!!

フレディ・マーキュリーの人生を中心に、バンドメンバーとの出会い、確執、愛、別れ、再会、マネジメントとの関係、裏切り、フレディの苦悩、秘密、あの曲の誕生秘話等々、それはもう興味津々の内容が満載!!
クイーンとは世代的に重ならない向きでも楽しめますが、ハマる向きは必然に堪らない内容です♪

フレディのセクシャリティな悩みや自身の容姿に対するコンプレックス、繊細なメンタル、あくなき上昇志向、チャレンジ、挫折、そこから来る孤独感、当然そういった事情は知る由もなかったし、それがクイーンのフレディの楽曲に色濃く反映されている事も初めて知りました。
自分は他の誰でもない、誤魔化さず、自分に素直に自身を受け入れる。
そこから起きる失敗や挫折もあれど、それがあってこその人生なのですね。

挫折苦境を乗り越えた先の「ライヴ・エイド」での圧倒的な光景…ウェンブリーのスケール、観客の熱狂、その人生を反映させた歌詞とクイーンの圧倒的なパフォーマンス。
そのシーンの本物とのシンクロが凄いとか、そんな事はどうでもよくなる程の魂揺さぶる胸アツの高揚感…
劇場での涙腺決壊を誤魔化す事は出来ませんでした。

ラミ・マレックの容姿や動きもさることながら、グウィリム・リーがブライアン・メイにしか見えなくて!?似すぎじゃね!?
そして「レッド・スペシャル」が欲しいです。
実家に戻ったら、クイーンのCD掘り出してヘビロテだよっ!!