12人の優しい日本人 / 塩見三省
12人の優しい日本人
/中原俊
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全体の平均評価点: (5点満点)
(215)
解説・ストーリー
「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
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「12人の優しい日本人」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
「12人の優しい日本人」 の作品情報
「12人の優しい日本人」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
最新巻情報
12人の優しい日本人のシリーズ商品
<アルゴ・ピクチャーズ・シリーズ>12人の優しい日本人
「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PIBR1133 |
2002年10月31日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚 |
0人 |
0人 |
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12人の優しい日本人【HDリマスター版】
「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
THD20561 |
2012年04月06日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚 |
0人 |
0人 |
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12人の優しい日本人のシリーズ商品
<アルゴ・ピクチャーズ・シリーズ>12人の優しい日本人
作品詳細を開く
- 収録時間:
116分
- 字幕:
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
PIBR1133
- レンタル開始日:
2002年10月31日
- 在庫枚数
14枚
- 1位登録者:
0人
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「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
12人の優しい日本人【HDリマスター版】
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- 収録時間:
116分
- 字幕:
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
THD20561
- レンタル開始日:
2012年04月06日
- 在庫枚数
16枚
- 1位登録者:
0人
- 2位登録者:
0人
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「櫻の園」の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
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ユーザーレビュー:215件
名作「十二人の怒れる男」の実に見事なパロディ作品
シドニー・ルメット監督の「十二人の怒れる男」(1957)を観て以来ずっと気になっていて、ようやく観ることができた。予想以上にあまりに面白くてびっくりした。元々は三谷幸喜による舞台劇らしいけれど、才気煥発の脚本が秀逸で本当にすばらしいです。もし日本にも陪審員裁判があったらという前提のもと、個性際立つ12人の陪審員によって、被告が有罪か無罪かをめぐって、いかにも日本人らしい討論が2時間近くに渡って密室で繰り広げられる。殺人事件の内容や陪審員の構成を変えながらもオリジナルのエッセンスをかなり忠実に踏襲し、ルメット作品の実に見事なパロディになっている。予め「十二人の怒れる男」を鑑賞しておくと、今作をさらに楽しめるのではないでしょうか。
5歳の息子のいる若いシングルマザーが、無職でどうしようもない元夫に復縁を迫られて言い争いとなり、近づいてくる大型トラックの前に元夫を突き飛ばして殺したという、とても単純な事件なのに、オリジナルに負けず劣らず、次々と争点が浮かび上がってくるのには、驚きを通り越して感服するばかり。目撃証人が女性と男性の2人という点もオリジナルと同じだし、その証言の信憑性が問われるようになってくるのも同じ。2回のトイレ休憩も原作と類似していて、証拠のナイフを持って来させるシーンはピザの配達に、雨が降り出すシーンは無罪派5人が中庭に出るシーンに、置き換えられている。最後まで頑固に有罪を主張する陪審員に個人的背景(息子と疎遠になった親子関係、別居している妻への恨み)があるという設定も同じ。
一番いい加減そうに見えて、終盤になって論点を整理し、新たな視点から12人一致の評決を導き出す、おいしい11番の陪審員役を、若き豊川悦司が颯爽と演じています。パロディ版の今作(1991年)に対し、ルメット版には1997年制作のリメイク版「12人の怒れる男」があるのですが、オリジナルでは陪審員全員が白人の男性ばかりであるのに、リメイク版では人種や宗教の違いによって多様性を取り入れており、今作では年齢もキャリアも異なる3人の女性が加えられていて、時代認識がさすがだなと感じます。音楽にはモーツァルトのピアノ・ソナタ15番が使用され、誰の発案かは知りませんが、クラシック音楽とは思えないさり気ない使い方が見事です。オリジナル同様、最後に12人の陪審員を演じた俳優たちが次々と紹介されて、万感胸に迫ります。
余談ですが、日本で陪審員制度が始まって陪審員を実際に体験したことのある友人によると、抽選で選ばれた後、最終的に裁判官や検事による面接があって適性を見極められるので、今作のようなことにはならないだろうとのことです。むしろ事件内容について皆なぜもっと積極的に発言しないのだろうかと、友人は嘆いていました。
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コメディタッチで描く陪審員制度の真髄
「十二人の怒れる男」をモチーフにしていますが、出演者のワザとらしい演技と突出した役柄が目立ち、こちらはコメディタッチの作品になっています。
日本で始まる「裁判員制度」には賛否両論ありますが、12人の人間で評定を行うことは、〈真実〉を導くうえで有益であることがよくわかります。その点において、コメディ仕立てとはいえ、原作の真髄をきちんと押さえていると思います。
「裁判員」に選ばれた方には、観てもらって大いに参考となる所があるのではないでしょうか。
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このタイトル上手い!!「優しい」が曲者
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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こんな面白い邦画があったんですね。
↓マリコさんアリガトね。
イントロにあるように、あちらの『十二人の怒れる男』から話のベースを拝借しているのはもう分かりますよね。
日本人の曖昧さ、優柔不断、謙虚さ、あっちに転べば美徳、こっちに転べば汚点、そんな分かるようで分からない、つかみきれない日本人の心情を、ちょっと悪戯してみましょう。ちょっと遊んでみましょう。な感じです。やっぱ三谷幸喜の書く本は面白いワ。(映画の方の笑いは、私にはよく分かりませんです。)
製作された1991年はこれでお茶飲み話になりますが、日本でも取り入れが決まった陪審員制度が(システムは裁判人制度という事で違うみたいですが)近づく今、オチオチ笑ってられないなぁーって、なんか足取りが重くなってくるような・・・。私たちこんなで良いの??
冒頭の飲み物の出前のシーン、最初この映画合わない、と思いました。
イライラして。エッ!バナナジュース。エッ!ヤクルト。勘弁してよ。
職場の会議室でもありますよね。
「飲み物何にしますー?」
「あ、俺薄めのブラック」
「ぼく、砂糖少な目、ミルク多目でお願いしまーす」
「私、紅茶お願いしてもいいですかぁー」
あーぁ、ヤダヤダ。
私は誰かが「飲み物何・・・」って言い出す前に全員に日本茶入れて、
「お待たせしましたー、席に着いてくださーい」と言ってしまう。
「各自で用意して入室してよ!」って言うのは流石にね。
でもこのイライラの場面をやり過ごせば、なるほど、なんでこんな面倒なシーンを入れたのかが分かってきます。12人の輪郭もバナナジュースやヤクルトみたいなもん。
川の流れもスイスイ流れてたと思うと、誰かの一言でグルグル蛇行し、倒れた木に流れを阻まれ、逆流さえします。一体どこに行き着くのか・・。
殺意の証明から、目撃者の嘘まで見抜くあんたら探偵か。
とんでもない所に流れ着いて、呆気に取られたラスト。
笑えちゃうのに疲労困ぱい。
自分があそこの誰かに見えるようで、裁判人制度気が重い。
『十二人の怒れる男』とはくれぐれも比べてはいけません。
比べるものではありませんから。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
楽しくて・・考えさせられて。
投稿日:2008/04/17
レビュアー:チェルシー
さすが三谷ワールドですね。 単調な画面なのに時間の経つのが
早いこと(笑)
日本人、こんな感じの話し合いがやはり一番あてはまるんでしょうね。 個々の特長といい、人間性といい、話の流れといい。
私は裁判傍聴によくいきますが、やはり「人が人を裁く」という事は 大変なことだなぁ・・と。
ある時、友達と、ある裁判を傍聴に行った帰り、執行猶予がつくつかないで 意見が分かれた事がありました。
後で考えると、自分の意見が被告人に対する勝手な感情も入ってたなぁ・・と思い返したとき、この映画の中だとどの役者さんに
あてはまるんだろ?
なんて、思ってしまいました(笑)
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喜劇
投稿日:2008/01/14
レビュアー:カゼキリ
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元となった「12人の恐れる男」も舞台も観た事は無いのですが、これはこれで楽しく観れました。
日本に陪審委員制度があったら?という設定ではあるが、こんなこじつけや感情論むき出しは絶対無いよなと思える。思えるからこそ喜劇として面白かった。
冒頭、12人が飲物を注文するシーン。人の意見を聞いて注文を変える人、自分の注文を何度も繰り返す人、希望の物がなければ頼まない人、一人だけパフェを頼む人…等々。役名は出て来ないのに先ずそこでキャラ設定が出来ていて、話し合いのシーンでも大袈裟なくらい性格が見えてくるし、小さく散りばめられたネタも後で、大袈裟なくらいに後で拾って行く展開は、やはりどちらかと言うと映画というよりも、演劇を観ているような感じだった。(最後の一人一人が部屋から出てくる所とかも。)
「笑う」というより「ニヤリ」という感じか。
「12人の恐れる男」と比べると……というご意見も多いので、次はそちらも観てみようと思う。
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ユーザーレビュー
名作「十二人の怒れる男」の実に見事なパロディ作品
投稿日
2023/04/30
レビュアー
hinakksk
シドニー・ルメット監督の「十二人の怒れる男」(1957)を観て以来ずっと気になっていて、ようやく観ることができた。予想以上にあまりに面白くてびっくりした。元々は三谷幸喜による舞台劇らしいけれど、才気煥発の脚本が秀逸で本当にすばらしいです。もし日本にも陪審員裁判があったらという前提のもと、個性際立つ12人の陪審員によって、被告が有罪か無罪かをめぐって、いかにも日本人らしい討論が2時間近くに渡って密室で繰り広げられる。殺人事件の内容や陪審員の構成を変えながらもオリジナルのエッセンスをかなり忠実に踏襲し、ルメット作品の実に見事なパロディになっている。予め「十二人の怒れる男」を鑑賞しておくと、今作をさらに楽しめるのではないでしょうか。
5歳の息子のいる若いシングルマザーが、無職でどうしようもない元夫に復縁を迫られて言い争いとなり、近づいてくる大型トラックの前に元夫を突き飛ばして殺したという、とても単純な事件なのに、オリジナルに負けず劣らず、次々と争点が浮かび上がってくるのには、驚きを通り越して感服するばかり。目撃証人が女性と男性の2人という点もオリジナルと同じだし、その証言の信憑性が問われるようになってくるのも同じ。2回のトイレ休憩も原作と類似していて、証拠のナイフを持って来させるシーンはピザの配達に、雨が降り出すシーンは無罪派5人が中庭に出るシーンに、置き換えられている。最後まで頑固に有罪を主張する陪審員に個人的背景(息子と疎遠になった親子関係、別居している妻への恨み)があるという設定も同じ。
一番いい加減そうに見えて、終盤になって論点を整理し、新たな視点から12人一致の評決を導き出す、おいしい11番の陪審員役を、若き豊川悦司が颯爽と演じています。パロディ版の今作(1991年)に対し、ルメット版には1997年制作のリメイク版「12人の怒れる男」があるのですが、オリジナルでは陪審員全員が白人の男性ばかりであるのに、リメイク版では人種や宗教の違いによって多様性を取り入れており、今作では年齢もキャリアも異なる3人の女性が加えられていて、時代認識がさすがだなと感じます。音楽にはモーツァルトのピアノ・ソナタ15番が使用され、誰の発案かは知りませんが、クラシック音楽とは思えないさり気ない使い方が見事です。オリジナル同様、最後に12人の陪審員を演じた俳優たちが次々と紹介されて、万感胸に迫ります。
余談ですが、日本で陪審員制度が始まって陪審員を実際に体験したことのある友人によると、抽選で選ばれた後、最終的に裁判官や検事による面接があって適性を見極められるので、今作のようなことにはならないだろうとのことです。むしろ事件内容について皆なぜもっと積極的に発言しないのだろうかと、友人は嘆いていました。
コメディタッチで描く陪審員制度の真髄
投稿日
2009/04/23
レビュアー
哲郎
「十二人の怒れる男」をモチーフにしていますが、出演者のワザとらしい演技と突出した役柄が目立ち、こちらはコメディタッチの作品になっています。
日本で始まる「裁判員制度」には賛否両論ありますが、12人の人間で評定を行うことは、〈真実〉を導くうえで有益であることがよくわかります。その点において、コメディ仕立てとはいえ、原作の真髄をきちんと押さえていると思います。
「裁判員」に選ばれた方には、観てもらって大いに参考となる所があるのではないでしょうか。
このタイトル上手い!!「優しい」が曲者
投稿日
2008/09/07
レビュアー
BIN
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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こんな面白い邦画があったんですね。
↓マリコさんアリガトね。
イントロにあるように、あちらの『十二人の怒れる男』から話のベースを拝借しているのはもう分かりますよね。
日本人の曖昧さ、優柔不断、謙虚さ、あっちに転べば美徳、こっちに転べば汚点、そんな分かるようで分からない、つかみきれない日本人の心情を、ちょっと悪戯してみましょう。ちょっと遊んでみましょう。な感じです。やっぱ三谷幸喜の書く本は面白いワ。(映画の方の笑いは、私にはよく分かりませんです。)
製作された1991年はこれでお茶飲み話になりますが、日本でも取り入れが決まった陪審員制度が(システムは裁判人制度という事で違うみたいですが)近づく今、オチオチ笑ってられないなぁーって、なんか足取りが重くなってくるような・・・。私たちこんなで良いの??
冒頭の飲み物の出前のシーン、最初この映画合わない、と思いました。
イライラして。エッ!バナナジュース。エッ!ヤクルト。勘弁してよ。
職場の会議室でもありますよね。
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あーぁ、ヤダヤダ。
私は誰かが「飲み物何・・・」って言い出す前に全員に日本茶入れて、
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でもこのイライラの場面をやり過ごせば、なるほど、なんでこんな面倒なシーンを入れたのかが分かってきます。12人の輪郭もバナナジュースやヤクルトみたいなもん。
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とんでもない所に流れ着いて、呆気に取られたラスト。
笑えちゃうのに疲労困ぱい。
自分があそこの誰かに見えるようで、裁判人制度気が重い。
『十二人の怒れる男』とはくれぐれも比べてはいけません。
比べるものではありませんから。
楽しくて・・考えさせられて。
投稿日
2008/04/17
レビュアー
チェルシー
さすが三谷ワールドですね。 単調な画面なのに時間の経つのが
早いこと(笑)
日本人、こんな感じの話し合いがやはり一番あてはまるんでしょうね。 個々の特長といい、人間性といい、話の流れといい。
私は裁判傍聴によくいきますが、やはり「人が人を裁く」という事は 大変なことだなぁ・・と。
ある時、友達と、ある裁判を傍聴に行った帰り、執行猶予がつくつかないで 意見が分かれた事がありました。
後で考えると、自分の意見が被告人に対する勝手な感情も入ってたなぁ・・と思い返したとき、この映画の中だとどの役者さんに
あてはまるんだろ?
なんて、思ってしまいました(笑)
喜劇
投稿日
2008/01/14
レビュアー
カゼキリ
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元となった「12人の恐れる男」も舞台も観た事は無いのですが、これはこれで楽しく観れました。
日本に陪審委員制度があったら?という設定ではあるが、こんなこじつけや感情論むき出しは絶対無いよなと思える。思えるからこそ喜劇として面白かった。
冒頭、12人が飲物を注文するシーン。人の意見を聞いて注文を変える人、自分の注文を何度も繰り返す人、希望の物がなければ頼まない人、一人だけパフェを頼む人…等々。役名は出て来ないのに先ずそこでキャラ設定が出来ていて、話し合いのシーンでも大袈裟なくらい性格が見えてくるし、小さく散りばめられたネタも後で、大袈裟なくらいに後で拾って行く展開は、やはりどちらかと言うと映画というよりも、演劇を観ているような感じだった。(最後の一人一人が部屋から出てくる所とかも。)
「笑う」というより「ニヤリ」という感じか。
「12人の恐れる男」と比べると……というご意見も多いので、次はそちらも観てみようと思う。
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