サスペリア・テルザ　最後の魔女

他の方も書いてるように、魔女弱いよね。
それにおっぱいだらけだし…
でもアルジェントなのでＯＫです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

「サスペリア」「インフェルノ」から薫った「ダリオ臭」が薄まってませんか？

「あまり激しくない音楽」
「あまりヴィヴィッドでない色彩」
まずこのあたりからして違和感があります。
何より！
（つっこみどころ満載ではありますが）一応理解できる筋があるのがビックリです。
「インフェルノ」の、あのポカ〜ンとするしかない「訳判らなさ」はどこいっちゃったんだ！
確かに、比較的最近の「スリープレス」「デスサイト」は筋があったけど・・・
「魔女３部作」には、もっと破天荒なものを期待していました。

「無駄に、おっぱいてんこ盛り」のエロもねぇ・・・。
「水に濡れて透ける服」みたいにマニアな方が好きでした。
グロも、ダリオのグロは、もちょっと「ネチョ」っとしたものだった印象です。
「魔女」があまりに多いのも、「オーメン３」の信者さんみたいでしたしね。

まぁでも、
「あれ？マイケルを見つめてる魔女、珍獣ハンターイモト？」
「日本語話すゴスった魔女って、僕ら向けサービス？」
「マイケル、そんなんで生きてるんだ！」
「素っ裸だったのに、服燃やされるとパニるの？魔女本体より服が大事なん？」
とか、つっこみどころ満載だし、
「ダリア・・・影薄っ！スケてるよ〜」
「ため息の母が殺られたのは、そんな理由があったんだ！」
「おっ、フェノミナ風のグロ水たまり！」
と、ダリオ好き用の小ネタもあったので、楽しくは見られました。
何より「３部作」完結編ですから、観ないわけにはいきませんし。

最後のアーシアの安堵の笑いは、
ダリオの「３部作が終了した安堵の笑い」も兼ねているんでしょうかね。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　なぜにそんなに評判が悪いのかわからない。面白いじゃないですか。サスペリア自体、それほど怖い映画ではなかったし、あれは雰囲気だけのもの。ホラー映画がブームだったころ、なんとなくスマートで、きれいなホラーというイメージでヒットしたような気がします。まあ、蛆虫でてくるからそれほどきれいな映画じゃないですが。
　こちらは、ごくわかりやすいお話で、スプラッタの部分もあり、まったく怖い映画ではないけれど、魔女を滅ぼすために戦うか弱い女の子というシンプルお話でした。敵が弱いのはまさしくサスペリア。あの映画でも魔女って最後にちょこっとでてきてあっという間にころされてしまったんじゃなかった？むしろバレエ学校の先生が怖かった。今回の魔女は裸でサービスシーン満載だし、ほかの人が酷評するようなものではないと思います。
　個人的にはホラーではなかったけれど、十分に面白かったと思います。

「まさか敬愛するダリオ・アルジェント監督の映画をリアルタイムで見られる日が来るとは！」

そんな期待に胸を膨らませ大学時代の友人２人と共に渋谷のシアターNへと向かった。
当然『サスペリア』や『インフェルノ』のようなテンションを期待して。
しかし巨匠アルジェント氏はそうした凡人の愚考からは及びもつかない遥かな高みへと登っていらっしゃったのであった。


宗教音楽風のテーマ曲が流れるオカルトじみたイントロダクションから「あれれ感」は漂っていたが(なにしろアルジェント映画は開始直後から観客の視覚イメージに訴えかける純然たる「アルジェント映画」でなくてはならないのだ)、
問題のレンズ越しに悪魔バーン！のシーンで疑念は不安へと変わった。
そして東洋の魔女役のイチカワ・ジュンやファンタジックな光に身を包み空中を浮遊するダリア・ニコロディ(往年の彼女のファンである僕には相当にショックな出来事であった)が登場するに至ってひとつの推測をする。
「そうかこれは一種のコメディなのだ！いまこの場に相応しい鑑賞態度とは笑いなのだ」
同じような安堵感を覚えたのは僕だけではなかったようで、この頃から館内にもちらほらと笑いが起きはじめる。


しかしその後も巨匠は『サスペリア』冒頭10分の感動的なまでの美しさなど微塵も感じさせない徹底的に残酷なだけの殺害シーンや、ダリア・ニコロディの笑えない道案内などを繰り返し、エログロハイテンションのクライマックスを経て、
荒廃した楽園で男女二人が笑いあう宗教絵画的なモティーフで終幕したのだった。
多くの観客の頭に「？」を残したまま。


たしかにアルジェントは「敢えて」「狙って」このような路線をとったのだと言うこともできるだろう。
とはいえ明らかにエンターテインメント作品としても失敗しているのであり、一ファンとしては複雑な気持ちになる映画なのでした。

3人の魔女の中で一番若くて残酷な魔女相手にヒロインは大変でした。
ヒロインの名前がアーシア・アルジェント。。
監督の娘さんなんですね！！
音楽は一番この作品がホラーっぽくて好きです。

しょっぱなから、イヤな予感しかしない始まり方。。
スプラッタ全開でした。

先日、三部作の２番めの「インフェルノ」を観たばかりなんですけど、
あの作品で「何で？」って思ってた町の人の狂気が、この作品を観て
解りました。
やはり魔女の力だったのですね。。
そしてその力は、悪夢そのものだから理由なんてなくていいのかもしれない。

でも。。。
ちょっとだけ不満は、これだけ焚き付けられておいた割に
なんかラストあっさりしてたなぁ。。。ってとこかな。