ウィンブルドン

テニスの観戦、プレイどちらも好きで借りました。『テニス』として楽しむには物足りないですが、テニスを通して物語が展開されていくのが、楽しかったです。個人的には、恋愛モノだと思います。

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ウィンブルドンに行ったよ！みたいな感じ。お得感満載の映画です。

よくウィンブルドン効果というのが出てきます。これは、最高のテニスコートを持っていながらイギリス人が優勝できない、でも世界中からセンターコートをめざして強豪がやってくる。この映画ではイギリス人ピーター・コルト（ポール・ベタニー）が大活躍。

トーナメントの本当の観客になったみたいで、ピーターが勝ち上ってゆく試合を流れるように楽しめます。ピーターは世界ランク１１位まで取ったんですが現在は１１９位。ピークを過ぎた３０過ぎのトーナメントプロ。自分自身に不安を感じこの大会を最後に引退を決意しています。

ところが、彼の前にふとしたことから現れた米国の若きスター・リジーに一目ぼれ。彼女がインセンティブになって、ピーターの強さが突然復活。ばったばったと憎き敵たちをやっつけていく試合は見ていて爽快。ＣＧ効果も素晴らしく、本物のテニスの試合を見ているようです。ファイナルにホテルから出かける時のイギリス人たちの期待と興奮はすごい。

マッケンローやクリス・エバートが本人として登場。また、英国の風景もいいよ。ウィンブルドン、ロンドン、ポーツマス。特にポーツマスの海岸はとってもきれいでした。絵葉書のように美しかった。

弱点をしいてあげると、ラブ・ロマンスとしてはちょっと説得力に欠けるかな。でもさわやかでとってもいい映画ですよ。

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さすが「ブリジット・ジョーンズの日記」（２００１）や、「ラブ・アクチュアリー」（２００３）などを作ってきたワーキング・タイトル社の作品だ。作品の雰囲気がとても似ている。

それは、ドラマの本筋とは別に、魅力的な傍役がたくさん登場しているからであろう。ピーター（ポール・ベタニー）が負ける方ばかり賭けている弟。優しく励ましてくれる選手仲間。活躍しはじめると近付いてくるエージェント。本作品でも、それぞれユニークで温かな存在感を発揮している。

私はポール・ベタニー（ジェニファー・コネリーのダンナ様）好きっていうのもあるが、
とにかくおもしろかった。
大会シーズンの6月-7月ごろにみたかったわ。

ウィンブルドンでは、男子シングルスで地元英国選手は優勝しない、というジンクスがある。
スポーツ選手は、ゲンをかつぐ。
テニスにうとい私が知らんだけかもしれないが、この二つをふまえた上で観るべきなのかも？
内容は、ロマンス部分にしてもスポーツ部分にしても切り取ると既視感ありまくり。
同じ制作会社の『ノッティングヒルの恋人』に激似のシーンまで！
なのに、全体としてみるとこれが新鮮。
とくに試合シーンなんか、固唾をのんで見守っちゃった。
臨場感があったから映画館でもみてみたかったが。
劇場でみてたら撮影方法がフシギで、それで頭がいっぱいになっていたことだろう。
また、デキる女子が、へたれ男子を好きになるのもおもしろい。
そんな役にキルスティン・ダンスト（W主演？わからん）がハマってる。
励まし系。女の人なら、彼女みたいにナントカの女神になりたいと、
男の人なら、こんな風に励まされてみたいって思うかもね。
で、2004年女子シングルス優勝のロシア選手は、マリア・シャラポワだったし、
このキルスティンの役はやはりシャラポワのイメージなのだろうが、
ひそかにアガシ＆グラフも要素に入っていそうな気もする。
ベタニーは役のために、6ヶ月間、週5日トレーニングを積んだとか。
なかなかプロテニス選手らしくみえるのだから俳優って、映画ってすごい。
友人役の、アーロン・エッカートにちょい似の人も注目だった。
（彼は『エニグマ』『ブラックホーク・ダウン』にも出てました）

一番の感想はテンポが良い映画！中だるみもなく、飽きることなく観ることが出来ました。スポーツの映画は元々好きなほうでないのですが、（自分がやらないので・・）こういう映画ならいいですね。特典を観て、解説者役がマッケンローだという事に気づきました、皆、歳を重ねているのですね〜。家族との絡み、ボールボーイとの絡み、とても好感が持てました。K.ダンスト嫌いなんですけど、他の作品よりは嫌悪感をおぼえませんでした、作品がいいからでしょうね。