キス＆キル

ストーリーも、殺人シーンも、とにかく軽い！　ノリノリ気分で楽しく観られる。もうちょっと若い女の子のオッパイとかお尻をじゃんじゃん見せてくれたら満点だったかも。

アシュトン・カッチャーがめでたくラジー賞を受賞した迷作。『バウンティ・ハンター』のジェラルド・バトラーや『エクリプス／トワイライト・サーガ』のロバート・パティンソンを抑えて堂々の受賞である。お見事！(笑)

昔からラジー賞受賞作には好きな作品が多い。だからと言うわけではないが、今回も躊躇わずに観た。この手の作品は、細かいことを気にせずにリズムよく観せてくれることが肝要である。観ている最中は楽しくて、見終わったら「あー、楽しかった」とスッキリするのが良い。後には何も残らないのが理想的。映像や演出に凝っていてヘンにフラストレーションが溜まるのは良くない。トム・クルーズとキャメロン・ディアスの『ナイト＆デイ』は、どちらかと言えば、フラストレーションが溜まった作品だった。その点、本作品は合格点。幼稚な作品だけど、結構面白かった。（ここで『ナイト＆デイ』が出て来るのは、『デート＆ナイト』『キス＆キル』と３作品を立て続けに観たから。“＆”続きということで……）

“お金持ちで自立できないお嬢様”と“ハンサムで逞しくて優しい秘密諜報部員”というベタな人物設定には笑ってしまった。いまどき少女コミックの方が現実的だ。脚本は、２人が結婚して３年目から物語を動かし始める。それは、単なるお姫様と王子様の御伽噺ではなく、結婚生活のマンネリや性生活に不満を持つフツーの夫婦の物語として描こうとした脚本家の意図だと思う。
しかし、Ａ．カッチャーの大根役者ぶりが総てを台無しにしてしまった。そういう意味ではラジー賞受賞は当然のように思われる。(笑)　まるでトム・クルーズの代役のようだったし、全く生活感がなかった。ＣＩＡの腕利き工作員のわりにはマヌケぶりが“幼稚だ”と評される由縁だろう。（キャラクタがマヌケなのではなく、演技がマヌケってことね。念のため）　製作にも名を連ねていたから、芝居まで気が回らなかったのかも知れない。

一方、キャサリン・ハイグルは、魅力的だった。一般的に『グレイズ・アナトミー』の印象が強いが、個人的には『暴走特急』でスティーブン・セガールの娘役がインパクトがあった。妙に色っぽくてチャーミングだった。(笑)　本作品でもイジーのように早口でセリフを喋るが、世間知らずの娘役がよく似合っていた。ただ、メリハリがイマイチで、演出としては“難あり”だった。
その父親役としてトム・セレックが出ている。００７やインディ・ジョーンズ役の候補に名前が挙げられながらＴＶドラマに忠誠を尽くした方だ。だからかも知れないが、何となくキャリアの頂点で作品に恵まれなかったような気がする。私としては『ハイロード』がイチ押しだが、未だにＤＶＤ化されていない。残念なことである。
母親役はキャサリン・オハラは『ホームアローン』で母親役を演じた女優さんだそうだ。覚えていないけど、本作品ではいい味をだしていた。(笑)　こういうとぼけたカワイイお母さんはいいねぇ。米国映画ではたまに見掛けるけど、好きだなぁ。

『BONES』シーズン６でブース捜査官の恋人役で出演していたキャサリン・ウィニックもチョイ役で登場しているのも興味深い。今後もいろんな作品でお目にかかれそうた。
いま気がついたけど、３人とも“キャサリン”だな。(笑)

庭を横切りフェンスをなぎ倒し執拗に追って来る車を見てジェンが一言。「さすがボルボだわ」――判断基準の違いが見えて面白いセリフだった。オススメ！

キャサリンハイグルとアシュトンカッチャー主演のアクションラブコメディ。
このメンツ私的には触手が動かない（両方好きではない）。が二人とも思ってたより良かった。
前半は南仏リゾートの美しすぎる風景に目を奪われます。
アシュトンカッチャーって若々しくて全然老けないなあ。魅力再発見でした。
主人公が一目ぼれするイケメン役、違和感なし・文句なし。
海辺のリゾートホテルでこんな人とエレベーターで一緒になったら絶対ドキっとする。
主人公が「彼の神々しいボディに慣れないの」っていうせりふがあって、分かるわー。
ああいう厚みのある体って日本の男性ではあまりお目にかかれない感じ。

それに比べキャサリンハイグルは相変わらず、年齢不詳な感じでおばさんぽい。
なんか口元が気になるこの人。笑ったとき歯ぐきが見えるし歯も作りもの？ぽいのが残念な感じ。
元が大人っぽい老け顔なのに、すっかりラブコメ常連なんですね。
個人的にラブコメにはキュートな女優さんが良いんだけどなあ。
演技はすごく達者。コメディの才能あるなあとは思いますけど。
でも主人公のキャラがいまいち　彼女にハマってないとゆうか、つかみづらかった。
不器用なドジっ子キャラみたいなんだけど、身なりはマダム風だし仕事も出来そうでキャリアウーマンみたいだし。

予定調和ではあるけれども脇を固める役者さんも良いしアクションもほどよく楽しめましたしまあまあかなあ。

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　自分が殺し屋だと隠して結婚したら懸賞金がかかっていろんな殺し屋から狙われる話。

　主人公のスパイって設定が雑すぎて、全くの凄腕に見えず。むしろ使えないスパイにしか見えなったです。
　アクションシーンがたくさんありますが、そのどれもが軽いコメディになってしまっていて。もはや何でもありじゃん。という見方しかできなかったです。

　主人公の奥さんは、アクションシーンになるとひたすらスクリームするだけでうるさかったですし。コメディパート担当でしょうが、見事にアクションパートとのバランスがあっていなかったと思いました。
　
　普通に住宅街でドンパチや爆破があれば、問題になりそうですが。この映画の世界では警察はいないという。

　どこから狙われるかわからないという緊張感みたいなものは皆無で、隣人や同僚の描かれないまま物語がスタートするので。突然、味方だと思ってた人物が襲ってきても誰なのかよくわからないので何の盛り上がりも感じられないです。

　とはいえ、100分普通に楽しめるような内容だったと思いました。

殺し屋と親離れも子離れも出来てないお嬢様とのハチャメチャコメディ。
見始めた時はキャサリン・ハイグルは合ってない気がしたけど、なかなかこのペアはあってた。
アシュトンはこういう役が似合います！
殺し屋役は意外ですが、いつものアシュトンです(笑)

先読みが出来てしまうので、予想外の出来事がなく、面白みには欠けますが、王道のストーリー構成なので安心して鑑賞できます。